みんなのシネマレビュー |
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101. ゼロ・グラビティ 変に複雑にせずシンプルな構成だったので、よかったでしょう。 これで地球の家族やら政治家やらたくさん出てきたら大変ですからね。[映画館(字幕)] 6点(2022-03-28 00:47:06)《改行有》 102. 天国と地獄 《ネタバレ》 完璧と言えば完璧な作品。隅々まで隙のないシナリオと絵作りのせいで不自然に感じる。 例を1つ挙げれば、お金の問題や株式の問題。確かにしっかり辻褄は合っており文句のつけようがないのだが、果たしてそこまで堅牢な状況作りは必要だったろうか。 煙が着色されるシーンについては、白黒映画と思わせておいて満を持して発現したシーンだろうに煙突をたどってみればさほど大きなトリガーになっておらず何だかもったいない。 最後においてはサイコパスがはしゃぎ過ぎ動き過ぎ。淡々とダークサイドの心情を吐露しそのまま終劇でよかったのに。[DVD(邦画)] 6点(2022-03-24 15:44:37)(良:1票) 《改行有》 103. ドライブ・マイ・カー 《ネタバレ》 共働きの夫婦は互いに尊敬し合い愛し合い、思いやりを持って接し、共に困難を乗り越えてきた。 愛車はオールディな外車。まさに絵に描いたような、高次元の理想的な夫婦。を無意識に演じてきた。 高次元で愛し合う夫婦、その幻想を崩してはいけない。 暗い影は見てはいけない。ほころびは見なかったことにしなければ。 生き辛さからの解放とは。幸せとは。人間の表裏とは。 回答のヒントがあるようでないようで。 人生訓をうまいことまとめ上げた感はあるが、いろいろ芯を突き過ぎていてかえって嘘くささを感じる。 とにかく長くてしんどい。その辛さをまずなんとかしてほしい。[インターネット(邦画)] 6点(2022-03-22 15:01:04)《改行有》 104. 流れる 《ネタバレ》 さぞかし原作は面白いのだろうと思わせる映画でした。 江戸と東京の両方を味わえます。 人権という言葉が急に出現し、伝統の世界と言えどここは現代なんだなと思い知らされる。 出演者はほぼ女性ばかり、そしてその女性たちがなんとか仕事をつないでいく姿が映し出されるのだが、男を間に立てておかないと進みにくい様子も出てくる。現代においてもなお男性優位で社会が回っていることをあぶり出している。[DVD(邦画)] 6点(2022-03-20 14:50:24)《改行有》 105. 秘密と嘘 《ネタバレ》 くずな女の振る舞いに、ただただ閉口するしかない、それでも家族は家族だし困ったもんだ、そういう感じを観客と共有する手際が鋭い。 しかし全体像は、取り様によっては話のための話に過ぎない。 果たしてこれを見る必要があっただろうか、時間も長いし見るのに疲れてだんだんそういう辛さがわいてきます。[DVD(字幕)] 6点(2022-03-18 17:44:39)《改行有》 106. 浮雲(1955) 《ネタバレ》 ぶ男でもないがさほどハンサムにも見えない男が、女たちの幸福を吸い尽くす恐ろしい映画。 犠牲になっていく女性たちが本当にかわいそうです。 女優の演技力と美しさを堪能しました。 題名は「花の命は短くて」がよかった。浮雲はしっくりこない。時代順は後だがどうも浮雲というサムライの漫画を思い出してしまう。[DVD(邦画)] 6点(2022-03-16 20:20:39)《改行有》 107. トト・ザ・ヒーロー 《ネタバレ》 隣の芝生は青い。最後は自己満ながらヒーローになれて(?)よかった。 お風呂の中でぶくぶくするシーンは確かにあった。『パーフェクトブルー』に先駆けること数年前ですな。[DVD(字幕)] 6点(2022-03-16 20:16:38)《改行有》 108. 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 《ネタバレ》 ガンダムのファンではないのでガンダムの基本のキを入力するにはちょうど良かったと思う。絵にやや粗さがあるかな。ストーリーの早送り感は否めない。TVシリーズの感動をそのままという訳ではないのは致し方ないか。あーそれと有名らしき台詞を入力するのにも役立った。[DVD(邦画)] 5点(2024-04-06 14:21:57) 109. スイート・チャリティ 《ネタバレ》 Loveに翻弄され Loveに救われる。良い話だが、ただそれだけのためにこれは長すぎる。歌も踊りもさほど素敵に感じなかった。特に煙草を持ったままのダンスシーンはそういう時代だったとはいえ嫌いだ。[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2024-04-04 11:13:26) 110. シークレット・サンシャイン 《ネタバレ》 母子家庭の母が主人公だが、母の心が揺れ動く様子が激しくて、見ているこちら側が転げ落ちそうになる。心痛が大きいのは分かるがそれをあたかも接近レンズで映し取っているような展開ゆえに、どうにも揺れ幅が大きくて、つかみ所がなくなる。映画の視点というか核が一個しかないもんだからそれを叩いて伸ばして叩いて伸ばして一本の映画にしましたって感じ。見ていて疲れが大きくて感動には至りませんでした。[DVD(字幕)] 5点(2024-04-02 11:09:18) 111. ポエトリー アグネスの詩 《ネタバレ》 悲哀のある話だが、映画として面白みが高いとは思えなかった。少年を含め皆芸達者。静かな流れが良い。[DVD(字幕)] 5点(2024-04-01 19:00:46) 112. 悪魔のような女(1996) 《ネタバレ》 不思議と言えば不思議、分かってしまえばあーなるほどねと推理物の王道展開ではあるが、どうも引き付ける力が弱い。コロンボ張りの女刑事がなかなか渋い。彼女の大活躍が始まるかと思った矢先に終劇となってしまい残念。いわゆる最後のどんでん返しに入ったら皆が勝手にべらべら白状し出してしまい、なんじゃこりゃ。女刑事いらねー。[DVD(吹替)] 5点(2024-03-21 11:02:03) 113. ロストケア 《ネタバレ》 割と早い段階で話がサクサクと進行したところは良かった。心震えるラスト15分という予告に違和感。流れ通りというかその15分にさほど意外なものはなかった。[DVD(邦画)] 5点(2024-03-09 14:11:30) 114. バービー(2023) 《ネタバレ》 ジェンダー問題提起作として意義深いだろうが、ステレオタイプ的展開で、映画としてはどうかな。駄作ではないけど。映画界は続編だらけだから、次回作では一般論から抜け出す何かがあるんだろうとか思ったり。 KENに好かれるかどうかという価値観の執着からなかなか離脱できない様子が、意外にもだいぶ後部でも出てきて、そういうものなのかなーと思った。バービーの顔がずっとしわくちゃだなー。KENの歌う歌が何気にいいじゃん。[DVD(吹替)] 5点(2024-03-07 11:22:52)(良:1票) 《改行有》 115. PERFECT DAYS 《ネタバレ》 無口な男主演環境映画。あれもないこれもないのないないづくし。昨今の伏線やら解釈やらやたらめったら詰め込んだ難解映画の逆を行く映画。うっすいストーリーはあるもののないに等しい。金もないし家具もTVも風呂もない。血も出ないし濡れ場もない。最後まで見てやっと気づく。あー木漏れ日が主役だったんだ。環境映画なので点数の付けようがない。 今週の気づいた事:東京ってうるさい。[映画館(邦画)] 5点(2024-02-28 16:53:09)《改行有》 116. 息子(1991) 《ネタバレ》 相当前に一回見てその時は良い映画のように思っていたのですが、どうやらそれは和久井映見の可憐さに目くらましにあっていただけのような気がします。あらためて観ると、凡作でした。ステレオタイプのエピソードのオンパレード。社会問題を切り取った断層を見せつけるつもりもあったのかどうかわかりませんが若干説教臭さも感じられます。まあそれはちょっと大げさですが、ともかくそれはステレオタイプなシナリオが招いた弊害でしょう。ただ、ラストだけは秀逸。 まあなんにせよ人生の幕引きは自分で考えなければならないと思わせてくれる映画でした。その点は役立つ映画でした。[DVD(邦画)] 5点(2024-01-02 15:22:47)《改行有》 117. 名もなく貧しく美しく 《ネタバレ》 そりゃあねえよって終わり方だけ特別だが、それ以外はろうあ者の苦労はこうなんだろうなという想定内のエピソードのオンパレード。出だしもかなりスローモーで耐えられない長丁場。見てるこっちが苦行。どんな難役もこなす高峰秀子はすごい役者だということをあらためて認識した。小学校低学年時代の子役の憎たらしさも秀逸。[DVD(邦画)] 5点(2023-12-31 19:11:01) 118. アベンジャーズ/エンドゲーム 《ネタバレ》 スローなスタートで、ストーリー作り(=言い訳作り)を丹念に織りなしていく形でちょっと見ている方がダレました。そこまで辻褄合わせなくていいんでないの。終盤は怒涛のインフラ合戦で、前半の丹念な織物細工はなんだったのかって程のジェダイやら何やらの集結具合。「俺はガンダムで行く」とか言って紛れているんじゃないかと思った位。さほどのアベンジャーズファンではないので登場人物でわからん人が多かったです。[DVD(吹替)] 5点(2023-12-24 15:31:53) 119. 活きる 《ネタバレ》 資産家のお坊ちゃんは博打漬けで貧民層に叩き落される。特技の歌で人形劇団を組みどさ周り。劇は時には活路を開くのに役立つこともあるが庶民を襲った時代の波に翻弄される。 共産党を過剰に持ち上げるシーンを多用しそれが逆に批判を示す構成となっているところが興味深い。一家を襲う悲劇の数々はいたたまれないものがあるが大きな時代のうねりなので抗いようがないわけで、もうかき分けかき分けどうにかこうにか生き延びるしか手がない。大変だったろうなーとは思うが映画として見せられても一家の変遷を借りる形でただ時代をなぞっているだけでちょっと面白味は感じづらい。見ようによっては思った通りのストーリー。大きな振幅がない。醸し出す雰囲気が良かっただけにもったいない作品である。 今週の気づいた事:オープニングの博打のシーンだけが光っている。[DVD(吹替)] 5点(2023-11-03 13:23:31)《改行有》 120. ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜 《ネタバレ》 うーん、ほろっとはする。 それにしても中国共産党のスパイはさすがにおかしい。中国国民党でないと歴史に合わない。 最後に出てくる料理の数々、全然おいしそうにない。高そうなのはわかる。 企画:秋元康ってのがなんかひっかかる。本筋はそこではないとわかっちゃいるが。[DVD(邦画)] 5点(2023-10-31 17:14:18)《改行有》
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