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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1201.  Cut カット!(2000) 《ネタバレ》  よくあるスラッシャー映画。ただし、殺人鬼が生身の人間ではなく、フィルムにこめられた思念体みたいなものっていうのが、普通と違いますね。つまり、銃で撃たれても切られても死ぬことはないのですが、フィルムを焼かれるだけで消滅してしまいます。コンセプトがはっきりしていてわかりやすくて大変良いと思います。  関係者のみなさんが、『ホラー映画の殺人鬼役』の人と間違えて、油断しまくっているところを、ばっさばっさと殺戮していく、その状況の作り方はなかなかうまいです。見ている側は良い意味でやきもきします。  スラッシャー映画の基本を押さえているので、誰が見ても十分楽しめる内容でしょう。  ただし、大味な作りのB級グルメであることに変わりはないので、過度な期待は要注意です。  また、画像が粗いこともマイナスポイントとして挙げられます。  首に凶器が刺さったまま動く人や、心臓発作で死んじゃうおばさんなど、マジなのかギャグなのかわからない演出もちらほら。  マスクをしている間は一言も発さず、得体の知れない存在感を放つ殺人鬼。結構怖いです。ですが、マスクをはずした途端、饒舌になります。なんか格が下がるのが惜しい。  そういった意味では、『チープなんだけど面白い、でももっともっと面白く出来そうな感じもする。』というのが私の感想です。  個人的には、結構好きな作品です。[DVD(字幕)] 7点(2016-04-28 12:46:45)《改行有》

1202.  フー・アー・ユー? 《ネタバレ》  仮想空間の恋愛と、現実世界の恋愛が同時に進行するストーリー。なかなか面白い設定です。そしてその設定を活かしたストーリーも面白い。  少々変わっているのが、バーチャルの『メルロ』=ヒョンテが、バーチャルの『ピヨリ』=インジュだと知っていること。インジュのほうは、メルロがヒョンテだということは知りません。  普通こーゆーカテゴリーの作品は、『お互いに相手が誰かわからない。』っていうのがミソだと思うんですよね。それを初めからこんなアンフェアな関係にするなんて、ある意味斬新かもしれません。  だから基本的には『ヒョンテ目線』になりがちです。つまりは、男性目線の作品だと言えそうです。  ディテールが雑な印象のある韓国映画ですが、この作品はかなり丁寧に作りこまれていると思います。  また、フィールドをヒョンテ、インンジュ、その周辺の人々に留めて、無駄に話しを広げすぎなかったのも良かったと思います。  途中でダレる部分も無いことは無いんですけど、最後がとにかく感動しますね。  ラストシーンで、出来上がったゲームのCMが街中で流れます。このCMが大変に素晴らしい。  こーゆーネット系のゲームってやったことないのですが、やってみたくなります。  最後に、内容とは関係ないのですが、ヒョンテの吹き替えはあまり良くなかったです。インジュのほうは良かったと思います。  [DVD(吹替)] 7点(2016-04-28 00:55:53)《改行有》

1203.  バタフライ・マン 《ネタバレ》  盛り上がらないサスペンス。はきちがえたミステリー。浅いラブストーリー。  そのくせラストだけはバッドエンディングにして、感動を誘おうとする魂胆がいけ好かないです。  うーん。面白くないですね。  映画を見ていてこんなにつまらないと思ったのは久しぶりです。  とてもじゃありませんが、誰にもオススメできません。[DVD(字幕)] 3点(2016-04-24 05:10:38)《改行有》

1204.  ウォーターボーイズ 《ネタバレ》  質の高い映画ではなさそうですが、笑って気楽に見れる娯楽映画ですね。  出演者の演技は結構ひどいものだと思いましたが、30分もすると見慣れてくるから不思議。  見慣れてくるのと同じくらいのタイミングでストーリーも面白くなり始めます。水族館での合宿からラストまでは加速気味に突っ走ってくれて気持ち良いです。  ラストのシンクロの演技は最高。自分が文化祭に参加しているかのような臨場感を楽しめます。  ただ、命を粗末にする演出は最悪。コメディだからこそ、笑いにしてはダメなものがあると思いますよ。  竹中直人演じる水族館の館長の、5人に対する対応もいささか気に入らないです。真剣に学ぼうとする若者の気持ちを利用して、ただ働きさせようなんて、教育上問題があります。都合の良すぎる脚本の力により、結果うまくいったのは不幸中の幸い。ですがうまくいっていなければ、こんなに悪質で可哀想なことはありません。  また、5人がTVに出た途端、手のひらを返すクラスメートも好きになれません。何の努力もせず、馬鹿にして笑いものにさえしていたくせに、うまくいき始めた途端、甘い汁だけ吸おうとする人たち。こーゆー人種が一番嫌いであります。  もちろん、そんなことは気にせずに、おおらかな気持ちで楽しむのが正しいとは思います。コメディですし。エンタメですし。ですが気になってしまったものは仕方がありません。  ただ単純に面白い雰囲気、懐かしい雰囲気を肌で感じるという点においては、良く出来た良作だと思うんですけどね。  それにしても、なんとなく映画全体に『ゆとり世代』の雰囲気を感じますね。  そんで、個人的には『平山あや』演じるヒロインより、桜木女子の文化祭実行委員長のほうが魅力的でした。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-04-23 12:51:54)(良:2票) 《改行有》

1205.  ファイナル・デッドブリッジ 《ネタバレ》  個人的には、シリーズ中一番盛り上がらなかった作品かもしれません。  今作はグロ描写に力を入れすぎてしまい、もはや悪趣味の域です。  いきすぎた表現は、現実感を薄め、虚構感を生み出す傾向があります。今作は特にその傾向が強く、作りものであることを観る側に強く意識させてしまう可能性があります。  また、死んだ姿を見せている時間が長いのも問題あります。倫理的な面でもそうですが、それ以前に『どーだ、こーゆーのが見たいんだろう。』と一方的に言われているようで、大変不愉快です。  シリーズ通して必ずあった『サイン』のようなものも無くなっています。あの『サイン』こそが、このシリーズの緊張感を生み出している最大のポイント。つまりはこのシリーズは、『結果』ではなくその『過程』における工夫の度合いが重要なのです。この監督さんはシリーズの良さが全くわかっていません。  そして最悪なのが、『人』対『人』の構図を作ってしまったことです。このシリーズで一番やってほしくなかったことです。それをやっちゃうと、ただのサスペンスに成り下がってしまうということがわからないのでしょーか。  最初の橋落としのシークエンスとラストの飛行機。この作品でよかったのはこの2点です。  特にラストのつながりは、このシリーズのファンにとっては感慨深いものがあるのではないでしょーか。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-04-22 11:12:31)(良:2票) 《改行有》

1206.  大変な結婚 《ネタバレ》  主人公のテソは優しいというより優柔不断。  ヤクザのファミリーは自己中心的で独善的。  主人公の彼女は6年も付き合っているのに、思いやりが感じられず簡単に浮気。  コメディとはいえ、節操のない振る舞いには眉をひそめてしまいます。ラブコメであれドラマであれ、中心人物を100パーセントの気持ちで応援できるという土台は必要かもしれません。  唯一良かったのはヤクザの娘。少々乱暴ではあるが、思いやりがあって家族想い。顔も可愛い。彼女に好感が持てるので、最後までそれなりに楽しく見ることはできます。  肝心のストーリーはかなり大雑把です。特にラストにすすむにつれ適当な展開に拍車がかかります。タクシーで車を追っかけているかと思ったら、次のシーンでは結婚式に。いくらなんでも端折りすぎです。  その一方で、ヤクザの長男と学校の先生の恋愛という、どう考えても必要のないエピソードが放り込まれています。このエピソードも、先生に対する暴力がひどすぎて、全然笑えません。  冒頭のつかみは大変良いです。中盤くらいまでは、いったいどーなることかと見ていられるので、凄く面白いです。  問題はやはり後半でしょう。あまりに大雑把で適当なストーリー展開が残念です。バイオレンスとコメディのバランスも凄く悪かったように思います。  ドタバタにすれば良いってもんじゃありません。ドタバタ劇のなかにも、緻密な計算を入れて欲しいものです。[DVD(吹替)] 6点(2016-04-22 03:26:43)《改行有》

1207.  リロ&スティッチ 《ネタバレ》  研究で生み出された破壊衝動しか持たない生物が、子供と触れ合うことで少しずつ心に変化が生じる、ありそうな無さそうなありそうなお話。その乱暴者のスティッチが、少しずつ『破壊すること』以外のものに興味を示していく様子は、あまりに微笑ましい。  リロはリロで決して『良い子』ではありません。まさにただの子供です。かんしゃくを起こしたり、わがままだったりする、その辺にいるふつ~の子供なのです。  完璧ではないからこそ、予定調和ではないリロとスティッチの行く末から目が離せなくなります。  ラスト直前までどうなるかわからないストーリーはなかなか面白いですね。ラスト5分で無理矢理ハッピーエンドにまとめちゃいましたが、ユーモアを感じる決着で良いと思います。『お前もエイリアンだったのか。』って、エイリアンであることをすんなり受け入れてサラっと流しちゃう展開なんかディズニーらしさが出ています。好きですね。こーいう雰囲気。  ハッピーエンドを迎えてからエンドロールが流れるまでの間、ダイジェストのようなシークエンス、ここが一番感動します。面白いです。スティッチの可愛さが際立っています。  最後に、水彩画のような背景に、線のはっきりしたキャラクターが動くアニメーションは、個人的にかなり好みです。  子供向けであることは否めませんが、大人の鑑賞にも堪えうる良作だと思います。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-04-21 01:57:54)《改行有》

1208.  エバーラスティング-時をさまようタック- 《ネタバレ》  かなり童話、童話していて、思っていたより退屈なストーリー。  なにしろ、『不老不死の水を飲んで死ねない体』、この秘密一本で90分のストーリーを作るわけですから、間延びしても仕方ありません。  ラスト15分、そしてウィニーの選択は大変興味深いものでしたが、逆に言えばそれ以外は無くても差し支えの無いエピソードばかりです。  ジョナサン・ジャクソンとアレクシス・ブレデルは大変美しい青年とお嬢さんですが、二人の美しさだけでこのストーリーをひっぱるのはさすがに辛いです。  それに、黄色い服の男の存在価値も想像以上にしょぼくてがっかり。何か重大な秘密を握るキーマンかと思いきや、ただの不老不死狙いで、その辺のこそ泥と変わりません。拍子抜けも良いとこです。  まさにこの作品は、絵本に書かれていそうな内容を、本当にただ映像化しただけのような作品です。  全編通してやや説教臭い感じも、この作品に限っていうと小うるさく感じます。  ただ、説教臭さの一因になっている名言が、ちょっと良かったりもします。  特に、ボートを漕ぎながら父親が言う名言は、ストレートだけど心にぐっとくるものがいくつかあります。  名言好きの私としては、なかなか好きなシーンなんですけど、やっぱちょっと説教臭いですね。[DVD(字幕)] 5点(2016-04-17 02:50:27)《改行有》

1209.  サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS 《ネタバレ》  『サトラレ』という設定以前に、一人の若き医師のドラマとして見応えがあり、わかりやすく面白いです。  『サトラレ』という特異性に焦点を当てているため、その設定が活きるようなストーリー構成。つまりは、恋愛、家族、そして医療と政治、青春など複数の要素が絡み合っています。  この作品は、『サトラレのコース料理』みたいな映画。一度にいろんな味を楽しめる反面、一つ一つのエピソードはどうしても薄味になってしまうというデメリットがあります。それぞれのエピソードの関連性がもう少し強ければ、一つのストーリーとしての完成度はより高くなり、共感度も強くなったかもしれません。  また、ただでさえ多いエピソードに、『無人島でもう一人のサトラレと出会う』というエピソードの追加。個人的には、このエピソードはまるまる無くても良かったです。映画が冗長に感じてしまう一因を作ってしまっているだけではありません。そのまま放置してしまったことで、鑑賞後にしこりを残す原因にもなっています。  テレビドラマは未見ですので、映画のみの評価になりますが、最後は泣きました。  何回も同じフレーズばかり言うので、少々クドく感じましたが、それでも感動したことには変わりありません。  一本の映画を見て、笑って、泣くことができた。  つまりは、人の感情の琴線にふれる良い映画だったということです。[DVD(邦画)] 8点(2016-04-16 15:24:21)《改行有》

1210.  11'09''01/セプテンバー11 《ネタバレ》 【イラン】・・・子供達にとって見たことがない出来事は無いものと同じ。彼らにとっての『世界』は周りの日常のみ。そしてその日常の中にも等しく『死』が存在することを表現できている。映画としてのパワーは足りない。5点。  【フランス】・・・聴覚障害の女性とそのラブストーリー、その世界とテレビで起きている出来事の対比が凄まじい。7点。  【エジプト】・・・最も多角的な視点で物事を捉えている。『民主主義の国は国民にも責任がある』というのは正論だが、その正論をもってテロを肯定することはできない。6点。  【ボスニア】・・・ちょっとよく状況がつかめない。予備知識が必要。3点  【ブルキナファソ】・・・貧しい国では、遠い国で起こるテロより、喫緊で切実な課題が山ほどある。そんな国では、テロの首謀者ですら、子供達の夢や希望をかなえるための対象となってしまう。6点  【イギリス】・・・予備知識が必要。2001年9月11日のテロでは被害者であるアメリカも、1973年9月11日では加害者で、他国民の命を大勢奪っているという痛烈なアメリカ批判。ただ、それをこのタイミングでするのはどうかと思う。表現方法も、映画というより説明不足なニュースのよう。4点  【メキシコ】・・・断片的に切り取った映像、ニュース、被害者達の声を媒介に、圧倒的な臨場感と存在感を生み出すことに成功している。改めて同時多発テロの凄まじさを感じる。8点。  【イスラエル】・・・マスコミ批判?ちょっと何が言いたいのか最後までつかめなかったが、タイプ的にはイランに似ているのかも。説明不足。5点  【インド】・・・アメリカ在住のイスラム教徒が半年にわたって受けた迫害の物語。実話であり、わかりやすく、テロのまた別の側面を知ることが出来る。8点  【アメリカ】・・・言葉が出ない完成度。涙が出てくる。20点。  【日本】・・・異色作。ラインナップに入っているのが日本として恥ずかしい。ラスト、『聖戦ナンテアリハシナイ』って言っちゃった。言っちゃったらダメじゃない?2点。[DVD(字幕)] 7点(2016-04-15 00:06:34)《改行有》

1211.  スチュアート・リトル2 《ネタバレ》  前作の良さを継承しつつ、今回は『空』という新しい舞台を飛び回ります。  それは飛行機だったり、風船気球だったり、本当に夢があります。  ストーリーは相変わらず子供向けであるものの、ちょっとした仕掛けがしてあったりして、大人でも楽しめる内容かもしれません。  むしろ、『子供向けだから』という先入観をもって見てしまうからこそ、まんまと騙されちゃったりするわけです。  前作で友情が芽生えたスノーベルもしっかり登場。今作ではスノーベルは完全にお笑い担当です。それはそれで結構楽しい。  そしてNEWキャラのマーガロとファルコン。  ファルコンは悪いやつですが、良い感じの悪者キャラで、大変好感がもてます。個人的には今作で一番好きなキャラかもしれません。  マーガロは言わずもがな、今作のヒロインとして大変魅力的なキャラに仕上がっています。  しかもマーガロは、擬人化に成功しつつ、『小鳥の仕草』も完璧に描写されていて、まれに見る完成度の高さです。そのディテールのこだわりに感心しきりです。  新旧のキャラが入り乱れての、冒険ありバトルありロマンスありの大変楽しい作品です。  話は変わりますが、私はアニメとアジア系以外は基本字幕派です。で、そーなると、本作のような『半分CGアニメ』みたいな作品は、どちらで観たものか判断に迷うわけです。とりあえずいつも通り字幕で鑑賞。いつもどおり、満足のいく鑑賞です。  でもちょっと気になったので、見終わった後に少しだけ吹き替えバージョンも観てみます。  しまった、凄く良いです。個人的には、吹き替えのほうがこの作品の良さが120%引き出せている気がします。  字幕が悪いということではなく、吹き替えが良すぎます。  この作品に限って言うと、断然吹き替えがオススメです。[DVD(字幕)] 7点(2016-04-13 08:19:48)《改行有》

1212.  X-MEN:フューチャー&パスト 《ネタバレ》  タイムトラベルものってのが好きではありません。つじつまが合わなかったり、タイムパラドックスってのが苦手だったりするからです。  この作品では、『意識だけが過去に戻る』ってのがポイント。そんで過去の自分の体を借りちゃう。過去を変えると未来も変わる。  クソのような未来は無かったことになる。この辺りごちゃごちゃせずに、180°新しくなった未来を用意したのは思い切っていて良いです。エンタメ作品ですし、これくらいのほうがわかり易いです。  ただしこの結末だと、今まで頑張ってきた1~3はすべて無かったことになってしまいます。ジーンもプロフェッサーXもサイクロップスもみんな生き返って、ハッピーなはずなのに、何故か悲しい。それはきっと、1~3の歴史、そこにあったストーリーがこの作品によって消されてしまったからです。  ですから、3のラストさえ無かったことにする超ド級の反則技によって訪れるハッピーエンドに、喜びよりも変な虚しさを覚えてしまいます。  話は変わりますが、この作品ではストーリーを重視しています。よって、既存のキャラの中で、特に今までメインだった人たちのみが活躍します。新キャラも出ますが、完全に脇に徹しています。  したがいまして、超能力バトルがいつもに比べると少ない気がします。  最も超能力が駆使されるバトルは未来パートにおけるセンチネル戦になりますが、なにしろ一方的に負けてしまうので、面白くありません。しかも同じようなやられっぷりを、冒頭と終盤で2回も見せられてしまいます。  超個人的な感想で、『ミュータントならではの特殊能力により生まれるバトル、ドラマ、それがX-MENの最大の魅力』と定義している私にとって、この作品は前作までと比べ今イチな印象です。  とは言え、特殊能力の映像の数々は、今までのシリーズの中でも最高。特にブリンクとクイックシルバーの能力のヴィジュアルは芸術の域。ヴィジュアル面だけでいけば文句のない出来です。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-04-11 13:04:35)(良:1票) 《改行有》

1213.  インシデント 《ネタバレ》  『面白い。』『笑える』というご意見が多いなか、私にとってはしっかり『怖い』作品です。  スラッシャーものの宿命で、殺人鬼が出てきちゃうと怖さが半減します。ですが、殺人鬼が出てくるまで、『いつ、どこに、何が潜んでいるのか』、見る者の恐怖心を煽る演出はなかなか巧みです。  つまりは、定番のスラッシャーものとして、完成度が高く、大変面白いです。  また、ミステリー要素もあり、物語終盤まで謎をひっぱっているのが、更に物語を面白くしています。  シチュエーションの作り方も上手いです。  例えば、階下では大勢の人間が集会に集まっているのに、その裏側では主人公のジョディと友人ティミーが殺人鬼に襲われるというシチュエーション。死角で行われる殺人鬼の凶行にこの作品のオリジナリティを感じます。  『バージン・キラー』という情報により、学生達が乱交パーティに走ってしまうというアイデアも斬新。  そしてブリタニー・マーフィ。  なかなか魅力的な女優さんです。  他にどんな映画に出演してるのだろうと検索してみたら、既にお亡くなりに・・・。ちょっとびっくりです。そして惜しい。  終盤、『若者達が集っているところに殺人鬼がつっこんでくれたら面白くなるのに』と思っていたら本当にその通りに。  変な爽快感まで味わってしまいました。  怖いし、ハラハラできるし、逃げ回る緊張感も体験できて、謎もある。個人的に、超オススメの傑作です。[DVD(字幕)] 8点(2016-04-10 16:29:04)《改行有》

1214.  最高の人生 《ネタバレ》  何気に豪華キャスト陣で、大変に雰囲気のある映画。  原題は『LEVITY』。意味は『軽率』『気まぐれ』『不謹慎』。  若いときの軽率な行動で、人生を台無しにしてしまったマヌエル。若い頃の自分と同じように軽率な行動を繰り返すソフィアやアブナーをほっておけません。といったストーリーから考えると、原題のほうがしっくりきます。『最高の人生』ではちょっとイメージが変わります。  更に、自分が殺してしまった若者の姉の助けになることで、過去の自分の過ちを償おうとします。  つまりは贖罪の物語。これがこの作品の骨子です。  ところがこれに少し恋愛要素が加わります。あろうことか、マヌエルは自分が殺した弟の姉アデルに、自分の正体を明かさないまま恋に落ちてしまうのです。アデルの助けになろうとするうちに、アデルに惹かれちゃうんですね。そして一線まで越えてしまう。挙句の果てには、お別れの手紙を出しておきながら、ラストに『また会えるかな。』なんて、未練がましいことまで言います。これはがっかりです。結局は自分のことしか考えていません。贖罪の物語に徹してくれれば良かったのに、余計なラブストーリーのせいでマヌエルに共感しきれません。  そしてジョン。お前はいったい何者なんだ。  確かにちょっとびっくりしたので、サプライズとしては成功です。ですが、そのサプライズが果たしてこの作品に必要だったのか・・・。  淡々としていますが味わい深い作品であることは間違いありません。  もう少し余計なエピソードをなくして、キャラやプロットに一貫性を持たせてくれるとより良かったですね。  [DVD(字幕)] 6点(2016-04-09 14:12:25)《改行有》

1215.  オトコのキモチ♂ 《ネタバレ》  コメディとしての完成度は高いのに、主人公ポールとストーリーがいまいち好きになれません。  浮気も隠し事も好きではありません。嘘を隠すために嘘をついていくパターンも苦手です。素直に笑えないんですよね。  ポールはカレンとの結婚を土壇場で放棄。結果カレンはポールの兄とくっつく。ですがこれは結果論。  たまたまポールの兄がいたから良いようなもの。もしポールの兄がいなかったらどうなっていたのだろうと考えると、自分勝手すぎるストーリー展開に腹が立ちます。  この映画だけを見れば、確かにポールとカレンより、ポールとベッキーのほうが合うかもしれません。ですがポールとカレンのほうが長い付き合いなんでしょう?そして婚約までしたのであれば、やはり通じる部分があったのでしょう。それに合わない部分があったとしても、そこを少しずつ歩みよってお互いを大切にしていくのが結婚生活の醍醐味でしょう。  少なくともカレンのポールに対する愛情や思いやりが感じられる一方で、ポールは自分のことしか考えていません。ポールに魅力を感じません。  この映画でよかったのは脇役の人たちの『機転』ですね。スーパーのレジ店員や、友人ジムにいきなりかかってくるカレンからの電話。すぐに事情を察し、ポールのために話を合わせてあげる自然な演出。これはちょっと面白かったです。  花嫁の父親でさえ、婿の浮気を知ったときに『聞かなかったことにしてやる。男は皆ハンターだ。』と理解を示す寛容ぶり。  ですが一番良かったのは牧師かな。異議があるものを執拗に促すシーンはさすがに笑っちゃいます。  コメディとしては悪くないんですが、いやむしろなかなかの完成度だと思うのですが、好みに合わないので-3点して、この点数です。[DVD(字幕)] 5点(2016-04-07 13:32:01)《改行有》

1216.  ロスト・キッズ 《ネタバレ》  バスケが大好きな孤児院の少年が、魔法の靴を手に入れてプロバスケプレイヤーとして活躍するファンタジー。  形式はサクセス・ストーリー。テイストはコメディ。ギミックはバスケ。ですがここに映し出されるのは人と人との信頼関係。コミュニケーションの在り方です。  エンタメ作品として楽しい気分になれる一方で、ライトなヒューマンドラマとしても趣きのある仕上がりになっています。  トレイシー(黒人プロバスケプレイヤー)と少年カルビンがメインの二人。  ただ忘れてはならないのが、カルビンの親友マーフ。  カルビンがプロバスケプレイヤーとして活躍するのを応援する一方で、羨望や嫉妬の気持ちも少しはある。カルビンの養子縁組を祝福する一方で、カルビンと別れることを寂しく思う。その繊細な感情の機微を、ジョナサン・リップニッキーが完璧に演じきってくれます。お母さんの写真が焼かれようとするシーンは本当に切ないです。  メインはバスケなんですが、ヒューマンストーリーとして大変温かみのある作品になっていて、見終わった後は幸せな気持ちに浸されます。[DVD(字幕)] 8点(2016-04-06 11:06:42)《改行有》

1217.  真実ゲーム 《ネタバレ》  ミステリー要素がかなり強い作品です。ホラーではありませんね。  この作品の真相は同性愛。この頃の韓国映画って、こーゆーの多い気がします。  ここからは壮絶なネタバレします。  女子高生のハン・タヘとヨンジュは相思相愛。しかしヨンジュは自殺。タヘはヨンジュが好きだった歌手、チョ・ハロクのファンクラブの会員になり、利用できるものは何でも利用して、会長にまでのぼり詰めます。  ところがチョ・ハロクは盗作疑惑と麻薬によって破滅寸前。タヘは今は亡き愛するヨンジュのため、チョ・ハロクを人気絶頂のうちに殺害したのがすべての真相。  まずこの『真実ゲーム』が面白いのは、ミスリードが非常に多くあることです。冒頭のレイプシーンですらミスリードという徹底ぶり。タヘにとっては、ヨンジュのためというのがすべてであって、それ以外のことはどれも取るに足りないことだったのでしょう。  ですからストーリーは二転三転します。興味が尽きることはありません。とにかく、『真実』がどうしても知りたくなってしまうのがこの『真実ゲーム』という映画の醍醐味なのです。  逆に弱かったのは動機の描写でしょう。特に、タヘのヨンジュへの想いというのが、全く描ききれていません。タヘのヨンジュへの歪んだ恋愛感情が、より深く、鮮明に描かれていれば、タヘの異常性や猟奇性というものをより強く感じ取れたかもしれません。それはイコール、ラストのオチへの説得力にもつながると思うのです。丁寧に描かれるべきはその『動機』でしょう。  ついでに言えば、ヨンジュの死もかなり唐突です。更に、彼女の死因、自殺なのか他殺なのか、それすらもはっきりとは示されません。つまりは、ストーリーの鍵を握るタヘとヨンジュの行動原理に不可解な点を残したまま、ラストのネタ晴らしへといってしまうのが、この作品の一番の減点ポイントです。  『問題』は大変面白かったのに、その『解答』を教えてもらってもなんかピンとこない、といった感じでしょうか。  それでもこの作品のもつパワー、えげつなさは凄まじいものがあります。  私個人としては、傑作の部類に入ります。[DVD(字幕)] 8点(2016-04-05 13:53:57)《改行有》

1218.  ウォーターワールド 《ネタバレ》  何回も見ているかなり好きな映画です。  地上がすべて海の底っていう世界が、まずわかりやすくて良いです。  少ない資源をめぐって争う人々。これは『北斗の拳』や『マッドマックス』と同じ世界観。  これぐらいシンプルでわかり易いストーリーでも、十分面白い映画は出来るということですね。  いや、むしろシンプルだからこそ、映画の世界をじっくり堪能できる、とも考えられます。  また、こーゆー作品では、悪役が非常に重要。その点、デニス・ホッパー扮するディーコンは、この映画のボスキャラとしては最適です。そして、『スモーカーズ』=『ザコキャラ』の働きっぷり、やられっぷりが非常に良いです。  マシンガンをガンガン撃つやつがいるかと思えば、水上バイクでかけまわる奴もいる。空をぶんぶん飛び回ってマシンガンを撃ってくるやつだっています。  どのシーンも、スピード感があってテンポが良くて大変面白い。そしてみんな気持ちいいくらいにサクサクやられていきます。かなり気分爽快です。  そしてヒロイン役はともかく、子役がかわいい。そして、演技がうまい!ケビン・コスナーと次第に心を通わせていく様子が微笑ましいです。  ドラマ性があり、コメディタッチで楽しいシーンがあり、ドッカーンなアクションもある、これぞ総合エンターテイメントの王道をいく傑作です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-04-05 03:11:38)(良:1票) 《改行有》

1219.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 《ネタバレ》  いよいよ最終章後編。長い長い壮大な物語もこれで終わり。そしてこの作品、さすがに面白いのは面白いのですが、やはり暗い物語でしたね。スネイプも、リーマス・ルーピン夫妻も死んじゃって・・。え?ウィーズリーの双子の一人も死ぬんでしたっけ?  いやー、本当に後半は犠牲が多いです。ずっと昔に小説を読んで、もうすっかり細かい内容は忘れていたのですが、その記憶が呼び起こされて、小説を読んだときのように暗い気持ちになっちゃってます。  それにしてもスネイプ。泣けます。  ダンブルドアとスネイプの秘密が明らかになる記憶の旅。本当に切ない。そうでした。スネイプはハリーのお母さんのことがずっと好きだったんですよね。リリー・ポッターになってからも、ずっとその想いは失われず。かといって安易な略奪に走るわけではなく、健気に見守るスネイプ。確かにこの物語はスネイプの物語と言ってもいいのかもしれません。たった一人の人を想い続ける。その人のためなら、自分の命も名声も、すべてを犠牲にする。汚名すらかぶる。汚れ仕事を一手に引き受ける。それでいて泣き言ひとつ言わず、ドラコ、ハリー、みんなを守ろうとする。スネイプはこの作品で最も孤独で最も崇高な人物ですね。  それに対しドラコ、お前は本当に情けないやつだ。ラストくらい良いところ見せてくれるのかと期待したのですが、最後までドラコはドラコです。  最後にこのシリーズ、はっきり言ってすごく好きです。なのに、どの作品も、低評価レビューのご意見に深く共感している自分がいる不思議な作品です。  そもそも、分霊箱の破壊だったり、ハリーの中に宿ったヴォルデモートの魂だったり、ストーリーをごっちゃごちゃにしすぎたのがテンポを悪くしているよーな気がします。ですがこれはもう原作がそうなっているのだから仕方ありません。  ドラゴンボールじゃないんだから、分霊箱7つっていうのがどう考えても多すぎるんですよ。(探すのは6つですが、それでも多い)  3つくらいにしておけば、もっとメリハリのあるストーリーに出来たんじゃないですかね。  何にせよ、これで終了。  大人のハリーとジニーはなんかブサイクでしたけど、DNAの突然変異か、これこそ魔法の奇跡か、二人の子供は何故かイケメンでめでたしめでたしですね。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-04-05 00:29:07)(良:2票) 《改行有》

1220.  バックドラフト 《ネタバレ》  約20年ぶりの鑑賞。当時は『タワーリング・インフェルノ』のようなパニック系という固定観念があったのかもしれません。予想と違う展開に戸惑った記憶があります。  今回は、犯人が存在するサスペンスものとして鑑賞。昔見たときよりもかなり面白く感じました。  『バックドラフト』は、火災のパニックあり、殺人事件のサスペンスあり、兄弟、夫婦の人間ドラマあり、ついでにラブストーリーの要素もある盛りだくさんの内容です。  ですが、それぞれのジャンルが破綻せずに、上手く融合、一本のストーリーとして成り立っています。ある意味複合ジャンルの完成形、それが『バックドラフト』の魅力の一つなのでしょう。  更には、カート・ラッセルにウィリアム・ボールドウィン。ロバート・デ・ニーロにスコット・グレン。そしてドナルド・サザーランド。大物俳優が一同に会す豪華キャスト陣。映画好きにはたまらない作品です。  ただし、ディザスタームービーとしては一流のものには負けます。一流のサスペンス・ミステリーと比較すると、ドキドキ感は物足りません。見方によっては、そのどれもが中途半端に感じてしまう人もきっといるでしょう。  私自身が1回目、2回目と評価にズレが生じたように、鑑賞前の心のスタンスで評価が変わってしまう作品と言えそうです。  最後に、この作品の一番の魅力は、やはり火災シーン、バックドラフトシーンのその迫力、映像につきます。炎、そして煙がまるで意思を持っているかのような動きを見せます。その描写は、不気味さと恐ろしさを兼ね備えていて、私にとっては一流のホラーと比べても見劣りしない迫力を感じました。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-04-04 13:34:31)《改行有》

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