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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1241.  青い春 《ネタバレ》  不良高校生の群像劇。一人一人のエピソードは、シュールに、過激に、そしてばかばかしく描かれます。  ハッピーなストーリーなんてほとんどなくて、リアルだけど非日常な世界が淡々と描かれます。  メインはやはり九條と青木のエピソードでしょう。不良世界のヒエラルキーにまったく興味のない九條。不良世界の価値観にどっぷり浸っている青木。九條は青木と全く違う世界を見ているのに、九條に見下されていると勘違いしてまう青木の悲劇。本当は青木が九條と同じ目線に立ちたいと思っている以上に、最初から九條は青木を誰よりも必要としていたのに。  そしてもう一つ衝撃的なエピソードが雪男と大田。トイレの個室に、今にもはちきれんばかりに充満していく雪男のストレス。鬱屈した負の感情は、ついに雪男という器では収まらず暴力となって諸悪の根源を断とうとする。このシーンの描写は言葉を失うほど凄まじいものがあります。  『学校』という閉鎖的な社会で生きる未熟な若者達。彼らの生きる世界はあまりに狭い。そこでのルール、人間関係がすべてだと思ってしまう危うさがあります。つまりは、『不良』にカテゴライズされても、あくまで『普通』であった青木や雪男がああなってしまったように、閉ざされた世界では誰しもがああなってしまう危険性をはらんでいることを示唆しているように感じます。  対照的なのが野球部の木村。同じ閉鎖された『学校』という空間の『不良社会』に生きていながら、いつも対外に目が向いている人物。非常に健全な視野を持っています。そして九條は、花田先生との交流を通して、少しずつ高校卒業後の世界へ目を向け始めているのが、なんとなく雰囲気で伝わってきます。  つまりは、あまりにも経験値が足りない学生達にとって、世界を広げるには教育、そして教育者の責任や存在というのは極めて重要なファクターなのかもしれません。それに比してこの映画に出てくる教育者、授業っていうのは、とても弱弱しくて儚げで頼りないのが何とも皮肉です。  最後に、個人的な感想を述べますと、好きな作品ではありません。  面白いとは思いますが。[DVD(邦画)] 6点(2016-02-14 21:34:58)(良:1票) 《改行有》

1242.  緑茶 《ネタバレ》  非常にミステリー性の強いストーリー。  相反する性格と、全く同じ顔を持つ二人の女性。それだけでこの作品に引き込まれます。  二人に共通する理念。『女を殴る男は許せない。』謎の解明のキーワードとなるのが『母親』と『手袋』。ランランの口から『母親は手袋工場の工場長だった』という話が出たとき、ついに真相に近付くのかと思った矢先、唐突に終わりを迎えるラスト。  ますます謎は深まるばかり。う~ん、わからん。  何でも答え合わせをすれば良いというものではありません。謎は謎のままにしておいてはじめて生まれる余韻というものは確かにあります。この作品の終わり方はこれが映画としてはベストなのでしょう。  ですが、それでもあえて私は言いたい。  答えが知りたい。真相が知りたい。  そこをはっきりさせない映画は総じて嫌いです。[DVD(字幕)] 4点(2016-02-14 16:28:37)《改行有》

1243.  スノー・ドッグ 《ネタバレ》  主人公が自分の出生のルーツを辿るのがメインで、犬ぞりレースは付加価値的な意味を超えるものではありませんでした。てっきり犬ぞりレースメインの物語かと思っていましたので、ここでまず勘違いがありますね。  この作品は、安易なハッピーエンドストーリーに終始しすぎているために、リアリティはほとんどありません。まさにおとぎ話の世界。実際犬が夢の中でしゃべっちゃうシーンや、ウインクをはじめとしたアイコンタクトなどの擬人化の演出も見られます。だから最初から絵本のような質感で作成するつもりだったのでしょう。ですのできっとターゲットは子供。決して40近いおっさんが見て楽しめるレベルの代物ではありません。こーゆーところは良くも悪くもディズニー。  また、主人公が犬ぞりレースの練習をするためにアラスカに留まり続けることの理由・動機付けが弱いのも、映画に入り込めない要因かと思われます。  まあそれでもディズニー映画ですから。映像は綺麗で、テンポは良い。演出も面白く、当然見ていて飽きることはありません。  特にラスト。父親と和解し、デーモンの信頼を得、ハッピーエンドへと突き進むストーリーは見ていて気持ちが良いです。  映画としては少々物足りないかもしれませんが、ハートフルなヒューマンドラマとして綺麗にまとまっている作品でしょう。  それにしても主演のキューバ・グッティングJrはもっと面白い演技ができる人なのに、この作品では真面目すぎて、彼の良さが活かしきれていない気がします。キューバ・グッティングJrは脇役でこそ光る人材なのかもしれませんね。[DVD(字幕)] 6点(2016-02-12 11:12:35)《改行有》

1244.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 X-MEN『新』シリーズ第一弾ですね。  最大の見所は、何といってもプロフェッサーXとマグニートが共に同じ道を歩んでいたその勇姿でしょう。  別々の道を歩んでいた二人がいつ出会うのか、ドキドキしながら待っていたのです。そして二人の運命が交差する瞬間が訪れます。『そこか~』と感動。エリックを助けたチャールズが、『君だけじゃないんだ!』というシーンが、個人的に、もの凄く感動です。  ただこの二人、確かに親友であり仲間なのですが、初めから方向性が違いすぎて、いずれ決裂してしまうのが目に見えてわかります。この水と油のような二人が、深い友情や信頼関係で結ばれていく、その過程がアツいのです。  ぎりぎりまでエリックはチャールズを、チャールズはエリックを、それぞれ自分の生きる道を共に行こうと手を差し伸べます。ですが悲しいかな、二人はあまりに優秀で、あまりに理想が高すぎるため、最後はやはり別れる運命。それでも二人の友情は永遠に不滅だということを決定的なものにするエピソードが、ラストのクライマックスシーン。『お前を傷つけたくない。』というエリックの叫びから、チャールズの被弾シーンまで。ファンでなくとも涙を誘います。そこにミスティークとの別れまであるからたまらないですね。あーあ。  皮肉にも、エリックとチャールズ、二人を結びつけたのはショウです。つまりは『ショウ』という共通の敵がいなければ、二人が手を取り合うことがなかったのは明らかです。それに、『マグニート』と『ショウ』の方向性はほとんど同じ。『ショウ』が『マグニート』の母親を殺してなければ、きっとショウとマグニートが手を取り合い、第三次世界大戦が勃発していたことでしょう。  そういえば、『キューバ危機』の真相がミュータントだったとは、これまた驚き・・・歴史は深いですね(笑)  本作は、前三部作の『答え合わせ』のような側面もあります。  何故プロフェッサーXは車椅子なのか。あのヘルメットはどこから来たのか。一番のサプライズはミスティークがプロフェッサーXと行動を共にしていたことです。  この作品だけでももちろん面白いと思いますが、前三部作を見ているとより盛り上がることは間違いありません。  気になる点としては、『フェニックス』こと『ジーン』を迎えに行ったとき、たしかチャールズとエリックが二人揃っていた気がしたのですが、今作を見ると二人はそれ以前に袂をわかっているようです。そしてナイトクロウラーのテレポート、ストームやサイクロップスの類似能力が出てきたのは何か関連があるのか。気になるところです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-10 10:45:08)《改行有》

1245.  フラッシュバック(2000) 《ネタバレ》  子供のときに両親を殺された子供が、トラウマを抱えたまま10年経った後の物語。  ほどほどに怖く、ほどほどにスリリングで、グロ表現はなかなかのものがあります。  ドイツ映画ですが、ハリウッド定番のスラッシャーものと内容はさほど変わりません。もの凄く性格の悪い若者たちが、次々と殺されていくという、しっかり定石を踏んだ手堅い作りになっています。  ただ、『犯人は誰?』というミステリ要素を含んでいるため、犯人が誰かわかってしまうとやはりトーンダウンしてしまうのは否めません。  この作品は、出だしと終わり方にセンスを感じます。個人的にはかなり好きな演出です。  こうして歴史は繰り返してゆくのだなーと、しみじみ感じてしまいますね。[DVD(字幕)] 8点(2016-02-07 16:12:27)《改行有》

1246.  WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース 《ネタバレ》  テンポが良くてコメディタッチ。ミステリーな要素もあって最後まで楽しめます。  軽快なテンポと、コメディな演出で惑わされがちですが、ストーリーはかなり切ないです。  救いようが無いレベルと言っても良いかもしれません。主人公やその友人、善良な人ほど悲惨な目にあっています。  この作品の救いは、そんな逆境の中、主人公が自分を見失わずに善良さを失わないことにあります。  主人公のこの人柄の良さが、一服の清涼剤となって、このせちがらいストーリーを爽やかなテイストに仕上げてくれています。  ですから、ラストで主人公が『がんばりましょーよ』って声をかけるシーンは、まるで見ている人たちへのメッセージのようにも感じられるのです。  ラストのどんでん返しは映画としては非常に面白いんですけど、なんか最後の望みを断たれちゃって、なかなか辛いものがありますね。[DVD(邦画)] 6点(2016-02-04 11:21:55)(良:2票) 《改行有》

1247.  ガン&トークス 《ネタバレ》  まったりとした雰囲気の殺し屋4人が織り成すサスペンス+コメディドラマ。  これがサスペンスとしても見ごたえがあるし、ストーリータイプのコメディとしても面白い。スタイリッシュなヒットマンストーリーに仕上がっています。  飄々としたリーダー、射撃の天才ミスターパーフェクト、爆弾のスペシャリスト、パソコン担当の弟、チームとしてのキャラ分けも完璧でしょう。4人が4人とも凄腕の殺し屋なのに、やたら人情味溢れる人柄で、そのギャップがたまりません。シリアスなシーンでは完璧に仕事をこなし、めちゃめちゃカッコよく決めてくれます。  特に終盤はかなり盛り上がりますね。オペラ劇場での大仕事でクライマックスでも良かったくらいなのに、そこから更に激動のラストへ。  4人を追う刑事、ついにリーダーを追い詰める!そこでリーダーを逮捕せずに撃ってしまうとんでも刑事。ところがこのアクションがラストへの大事な伏線になっているわけですね。  結局刑事の思惑通り、リーダーのために初めて依頼以外の殺しを遂行する3人。警察署に単身乗り込むリーダー。このラストの一連のシークエンスがもうたまらなくかっこよくてしびれます。  そしてオチは痛快なコメディタッチで締めくくってくれるノリの良さ。  水と油のように相反するコメディとサスペンスという別ジャンルを、完璧なバランスで仕上げた作品。  唯一残念な点を挙げるとすれば、女子高生のエピソードがつまらないうえに、くどい、長い。ここだけが本当に惜しいですが、かなりオススメ度の高い作品です。[DVD(吹替)] 8点(2016-02-03 02:33:04)《改行有》

1248.  ディナーラッシュ 《ネタバレ》  たった一晩の出来事を一本の映画にしているのに、凄いスピードで物語が展開していきます。  ただの群像劇と見せかけて、一見無関係だった人物達が、ラストに結びつく見事な脚本。これは唸らされました。  ごった煮の人間関係がラスト直前まで何一つ収拾がつかないまま進んでいくので、どーなることかと思いながら見ていたのですが、まさかこんなに綺麗にまとまるとは。  もちろん大筋のストーリーとは関係ないまま放置されっぱなしの、サブエピソード担当の人たちもいますが、だからこそ何が起こるかわからない騒々しくも不安定な空間を満喫することができるのでしょう。  てっきりグルメドラマかと思っていたのですが、どちらかと言えばサスペンス色が強くなっている作品。  面白いとは思いますが、人によっては合わない人もいるかもしれませんね。  次々にお客さんが入ってくるのに、副料理長や料理長が仕事ほったらかしてプライベートなことばかり重視するのが、個人的には大きく減点。ここは自分の価値観、倫理観とあまりにもかけ離れすぎています。  みんながレストランの仕事を真剣に頑張っていることを前提としたプロットだからこそ、あのオチに衝撃を受けるとともにある種の爽快感を感じるのだと思います。  しかし見終わってみれば、実はすべてがルイスの手のひらの上。刑事夫妻まで、本人達が気付かないままコマとして使っている、計算しつくされた復讐劇。ルイスファミリー恐るべし。[DVD(字幕)] 7点(2016-02-02 01:46:44)(良:1票) 《改行有》

1249.  ディープ・コア2000 《ネタバレ》  新型掘削機で深く掘りすぎたせいで地殻変動が起こっちゃうお話。地震、火山の噴火、マグマの流出と盛りだくさん。  それを止めるためには、核爆弾を地中深く4ヶ所で起爆させないといけないみたい。  なんかどっかで聞いた話。いや、気のせいか・・?  この作品がちょっと面白いのは、新型掘削機を兵器として利用しようとしている裏サスペンスが存在すること。マグマ+陰謀とサスペンスが複数存在するため、なかなかの緊張感で中盤以降は見応えがあります。  なのになぜか盛り上がりに欠ける・・・パニックものとして何かが足りない。!。そうか!逃げ回るその他大勢の人々がまるでいないじゃないですか。ニュースが流れるシーンすらありません。これではパニックものとしてあまりにも物足りない。  ダイヤの原石が画面いっぱいに広がるシーンや、マグマサーフや、掘削機レーザーなど、画的に好きなシーンは結構あるのに、残念です。  合成かCGかよくわかりませんが、あまりにも作りもの感満載の一昔前の映像みたいなのも、もの凄くチープ感を醸し出しちゃってイマイチです。  個性的なキャラが多いので、それでもまあまあ楽しめるんですけどね。時間も短めですし。  [DVD(字幕)] 6点(2016-01-30 04:09:04)《改行有》

1250.  ギフト(2000) 《ネタバレ》  ホラーとミステリーが融合した、『シックス・センス』や『アザーズ』に近いテイストのサスペンスドラマ。  精神不安定な修理工、DV夫婦、弁護士、曲者揃いのキャストのなかで、最も無害で協力的な人物が実は犯人ってのは、この頃ではお約束になりつつあるのでばればれ。ただ、犯人の予想はついても、確信は持てないわけで、最後まで引き込まれるストーリー展開になっていて目が離せません。  殺人鬼ミステリーものとしても十分面白いこの作品。そこに、オカルト要素を加える徹底ぶり。  しかしオカルトをゴリ押しするわけではありません。  あくまでストーリーの中で、必要最低限に、ここぞというところで効果的に挿入されています。この辺りのバランス感覚はさすがサム・ライミ監督というところでしょうか。  犯人が捕まったあと、更にもう一段オチを用意しているところなんか、さすがとしか言いようがありません。  そしてこの切なくも、何故か心温かくなるオチが、この作品の締めくくりとしてはベストな気がします。  『幽霊はあくまで幽霊で、実体化しちゃだめでしょ。』なんて、ちょっと残念なつっこみポイントもなくはないのですが、そんな粗をつつく気にもなれないほどの迫力がある作品。主人公のもっている『ギフト』が、自由自在に使えるようなそんな便利な代物ではないってところも、重要なポイントですね。  プロットだけを見れば、決して後味が良い作品とは言えないかもしれませんが、個人的には文句のつけようのない面白さでした。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-28 13:20:56)(良:1票) 《改行有》

1251.  スチュアート・リトル 《ネタバレ》  あまりの不思議設定にはじめの方こそ戸惑いますが、見ているうちに違和感がなくなるものですね。いつの間にか『ペット』ではなくあくまで『養子』のスチュアートという設定を受け入れています。それでもジーナ・デイビス演じるお母さんが、スチュアートの洗濯物を見て涙するシーンはちょっと無理を感じましたが。  また、ペットではなく養子としてスチュアートを受け入れた場合、じゃあなぜスノーベルはペット扱いなのか、その辺りの線引きが気になって仕方ありませんでした。スノーベルの怒りはごもっともです。  ストーリーそのものは、はっきり言って子供向けだと思います。ところがこれが面白いのです。大人の鑑賞に堪えうる面白さ。これはもう演出が上手なのでしょう。特に、ヨットレースあたりからはかなり面白くなります。  スチュアートが模型に紛れたり、小さい体ならではのアイデア満載なプロットもさすがです。小さい頃に、『模型の世界で遊べたら』という誰もが一度は思いそうな想像を、こういう形で実現しちゃうってのは夢がありますよね。  セントラルパークでスチュアートがロードスター?を運転しているときに、カーステレオがかかっているなんて小ざかしいけど素晴らしい。車から降りるときは、カーステレオから流れる曲も途切れます。そしてこのときの演出がホラーぽくてドキドキします。  更には主演のスチュアートの性格の良さ。彼の人柄が、本作の魅力をさらに引き上げている気がします。  ニセ夫婦に、セントラルパークでの攻防など、プチサスペンスにハラハラドキドキ。スノーベルが味方になってくれてからの逆転劇は爽快感抜群。  誰もが楽しめる良作です。  [DVD(字幕)] 7点(2016-01-25 23:55:19)《改行有》

1252.  ノット・ア・ガール 《ネタバレ》  ブリトニー・スピアーズ主演の青春ロードムービー。  テーマがあり、かなり真面目なプロットなので、アイドル映画とは思えない見ごたえがあります。あまりにも手堅い作りなので、面白みには欠けるかもしれませんが、メインの4人が魅力的なので、そのやりとりを見ているだけでも楽しいです。  また、小学生から高校生になるにつれ、疎遠になってしまった3人が、旅を通して再び仲良くなるというストーリーは、シンプルながらも心温まります。友情っていいなーと素直に感動します。  ブリトニーは役者顔負けの素晴らしい演技だったのではないでしょうか。今までブリトニーを良いと思ったことなんてありませんでしたが、この作品のブリトニーには惹かれます。母親と再会した後、ベンから『What's happen?』と尋ねられ、泣きながら事の顛末を話すシーンには涙腺が緩みます。  ミミが簡単にボーカルをブリトニーに代わってもらったのは興醒めでしたね。そんな強引な展開じゃブリトニーのプロモと言われても仕方ありません。それに、子供を流産してしまう展開はぐっと引き込まれるものがあったのですが、その後すぐステージに立ったりと、ミミやその周囲の人たちの気持ちの切り替えの早さに違和感を感じちゃうのが残念です。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-24 21:27:27)《改行有》

1253.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 《ネタバレ》  とうとう見終わってしまいました。スターウォーズ全6作。  この作品ではイウォーク族が個人的に大好きです。  ただ、あのチビでアナログな原住民に、元クローン兵のストームトルーパーが次々倒されてしまうと、Ⅰ~Ⅲを見た後ではかなり複雑な気分になっちゃいます。こーゆーマスコット的キャラは、マスコットとしての枠を超えないのが大事です。それに、エンドアに到着してから、このイウォーク族と戯れたり丸焼きにされそうになったりする過程が長すぎて、若干だれます。  この作品では、エンドアでの攻防もアイデア満載で面白いのですが、宇宙でのバトルがかなり良かったです。Ⅰ~Ⅲと比べても遜色のないグラフィックと空間の広がりにアツくなります。そのスピード感、臨場感は6作品中最高かもしれません。これが1983年製作とは恐れ入ります。  一番残念だったのはルーク。登場時はかなりかっこいいんです。フードをかぶって、フォースを操り、いかにもジェダイマスターって感じです。貫禄もあります。余裕があります。ジャバ・ザ・ハット戦でのルークは最高です。  ところがそれ以降はヒーロー性がどんどん削減されちゃって、ルークに関しては完全な尻すぼみな演出。もしかすると、親子のドラマを重視し過ぎたためかもしれませんね。  『父さん、助けて父さん。』じゃないよ、主人公。あなたジェダイでしょ。あなたが父親を助けなさいよ。  『ジェダイの帰還』なんていうタイトルだから、ジェダイの活躍をすごい期待していました。  ルークがばりばりに活躍する姿が見たかったです。  [DVD(字幕)] 7点(2016-01-24 14:23:46)《改行有》

1254.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 《ネタバレ》  Ⅳより好きです。Ⅳより好きな理由として、  ①ストーリー展開が速く、緊張感がある。  ②AT-ATという歩行型兵器といい、ヨーダの住む惑星ダゴバといい、空中都市といい、ヴィジュアルがかなりアツイ。  ③ファルコンが隠れていたのは、実はモンスターの腹の中だった。とか、ランドについていったら、そこにいたのはダースベイダーだった。とか、サプライズが多い。  ④なんかスターウォーズっぽい。  といったことが挙げられます。  ドラマ性が強く、プロットがしっかりしていて、大変見ごたえがあります。  また、前作ではチャンバラのシーンで中だるみを感じてしまったのですが、本作ではチャンバラのキレとスピードが格段に良くなっています。  ただちょっとびっくりする部分も。皆を助けに来たはずのルークを置いてけぼりにして、レイア姫たちが脱出しちゃったのはいささかひきました。  それと、これは完全に自分が悪いのですが、  『オビ・ワンから父親のことを聞いていないのか。』  『お前が殺した。』  『違う。私がお前の父親だ。』  のシーンを見たとき、Ⅰ~Ⅲを先に見てしまったことを死ぬほど後悔しました。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-23 06:30:41)(良:1票) 《改行有》

1255.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》  約40年近く前の作品でこのクオリティはたまらないですね。後からCGで加工、追加補正された箇所もあるようですが、それにしてもこの映像技術、特撮技術は当時の年代を考えれば目を見張るものがあります。  Ⅰ~Ⅲを先に見てしまったので、撮影年数の古いⅣ~Ⅵを見るのは多少なりとも不安があったのですが、その点は全然問題ありませんでした。むしろ、ドロイドやストームトルーパー、戦闘機の汚れ具合が臨場感を出していて、Ⅰ~Ⅲよりもリアリティを感じます。  そして、Ⅰ~Ⅲを先に見ていると、Ⅳとつながる部分も多く、『おお!』と何度も感動してしまいます。  ラストでダースベイダーが自分の息子を撃ち落とそうと戦闘機を駆っているシーンを見た時は、Ⅰのポッドレースを思い出して切なくなります。あの少年がこんなことに・・・残念です。  さて、この作品が素晴らしいことはみなさんのレビューを読んでよくわかったのですが、面白いかと聞かれると、個人的には後半が微妙です。前半は傑作です。前半部分は異世界ワールドに浸れるので良いのです。問題は後半部分。  何か盛り上がらない。自分の故郷の星を爆破されたり、育ての親が殺されたり、仲間が撃ち落とされたりしても、なぜか淡泊に進んでいくストーリー。そこに悲哀や憤りを感じさせる人の心の動きが感じられないのです。  ストーリー、世界観、キャラクター、アイデア、映像、どれをとっても文句なしの作品なのに、どうも後半気分が乗り切れない理由はそこにある気がします。ただ、Ⅴ、Ⅵ、そして劇場公開の新作を見れば、また感想が変わるかもしれません。  [DVD(字幕)] 7点(2016-01-20 15:51:33)《改行有》

1256.  セイブ・ザ・ラストダンス 《ネタバレ》  ジュリア・スタイルズってキルスティン・ダンストに似ています。この手の容姿って、日本人からすると決して美人には見えないのですが、向こうのほうでは美人のカテゴリーにちゃんと入るみたいですね。  ただジュリア・スタイルズは『声』が大変魅力的なので、役柄と合うとかなりはまります。そういった意味ではこの作品の『サラ』は完全にはまり役。弱さと強さを併せ持つ繊細なキャラクターを見事に演じきっていたように思います。  ストーリーは、不幸な事故から母と夢を一度に失ってしまった少女の再生の物語。特筆すべきものはありませんが、だからこそ心に染み入るストーリーになっていて、落ち着いた味わいのある映画に仕上がっています。  また主人公を支える父親、恋人のデレク、デレクの姉シェニール、脇を固める人物が大変暖かく、好演、好印象です。  トラブルメーカーのマラカイや、いかにもな恋敵のニッキーなんかはちょっとつくりものっぽいキャラ設定ではありますが、この二人がいなければ平坦で味気ない作品になっていたかもしれません。  最終的にはマラカイを救うことはできません。『あなたたちは周囲の人間を傷つけていることに無頓着すぎる。』という姉の発言から始まる問題提起も、根本的な解決を見るわけではありません。  ただそれでもデレクは医学部に、サラはジュリアードにそれぞれ進学を決め、サクセスストーリーに大切な充足感で満たされることができます。傑作とまでは言い難いですが、爽やかな余韻を残す良作です。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-19 13:51:39)《改行有》

1257.  ファイナル・デッドコースター  このシリーズだけはいつまでたっても飽きないですねー。  数々の伏線。伏線がつながった瞬間に起きる惨劇。はしる戦慄。心無い人から『殺人ピタゴラスイッチ』なんてゆわれちゃいますが、正にその通りなので、何も言えません。  ゾンビも殺人鬼もモンスターも出ないのに、これだけハラハラできるシリーズが他にあるでしょうか。  死に方も偶発的なものに人為的なミスを絶妙な匙加減でからめ、大変自然に、でも大惨事に仕上げているこの手腕が素晴らしい。  必死に写真からヒントを探し、それを次の犠牲者になんとか伝えようとする、わかりやすくも引き込まれてしまうストーリー。  このシリーズでしか感じることのできないドキドキが、確かにあります![DVD(字幕)] 8点(2016-01-18 02:08:24)(良:1票) 《改行有》

1258.  ビューティフル・デイズ 《ネタバレ》  非常にオーソドックスな青春ドラマ。一昔前の日本の学園ドラマを見ているようです。  はじめの1時間くらいは高校生の学園生活をひたすらダラダラ見せられます。ただそれが日本とあまり変わらない雰囲気でして、しかも自分達が高校生の頃ってこんな感じだったかも、という既視感も覚えて、妙な心地よさを感じます。  そして1時間を過ぎたあたりで、ドラマが加速し始めます。  友人達に内緒のお付き合い。そこへかかってくる親友からのSOS・・・。葛藤の末、主人公は親友ではなく彼とのデートを選び、その結果・・・。日本のドラマなんかでよくありそうな展開ではありますが、私のようなベタな展開大好き人間には、こーゆーエピソードが入るだけでぐっとストーリーにひきこまれます。  それにしてもインドネシア映画とゆーものを初めて見たのですが、この国は自分達の国の言葉に誇りを持っていまして、『詩』がひとつのキーアイテムになっています。言葉大好きな自分にとっては、大変羨ましいお国柄です。  また、インドネシアの人って初めて見たのですが、さすがアジア圏、日本っぽい、けど南国っぽい雰囲気の人が多いのですね。  主演の女の子チンタは、決して飛び抜けた美人というわけではありません。ですが、喜怒哀楽、とりわけ『哀』の演技が抜群に上手く、泣きの演技が物凄く魅力的です。  で、ヒロインが好きになる相手役のランガはイケメンっぷりが尋常じゃないですね。  ドラマとしてはとりたてて絶賛するほどのものはありませんが、インドネシアの人、学校、街、家、初めてみるものばかりで、インドネシアという国を少しでも知ることができたのは凄い良かったです。  [DVD(字幕)] 6点(2016-01-17 14:56:17)(良:1票) 《改行有》

1259.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 《ネタバレ》  まず最初の感想は、『バラゴンもタイトルに入れてあげて!』ですかね。  さて、この作品はきっと『ゴジラ』を愛する人が見たいものをつつがなく見せてくれる映画ではないでしょうか。  この作品を観て、怪獣が出現したときの驚きと興奮、あのわくわく感は時代を経ても不変のものだと再認識。  更に今作の最大の長所は、怪獣をたくさん出さないといけないので、テンポが早く、次から次へと見せ場がやってくることでしょう。  このお祭り騒ぎな感じ、大好きです。  個人的には役者さんたちのわざとらしい演技もゴジラ映画っぽくて好きです。  テンポが良い。飽きない。見ていて楽しい。『次はどうなる?』とわくわくする。娯楽映画はそれだけそろっていれば十分です。  私は、まさにそれが観たかったのです。    [DVD(字幕)] 7点(2016-01-17 03:10:06)《改行有》

1260.  ル・ブレ 《ネタバレ》  『マフィアのモルテスが捕まる。看守と友達になる。友達の看守に購入を頼んでいた宝くじが当たってしまう。それを看守が盗んだと勘違い。もうすぐ刑期が終わるのに、脱獄。友人看守と共に宝くじを求めてアフリカへ。』  ⇒プロットは凄く面白いのに、何故こんな中途半端な作品になってしまうのでしょう。  もともと度を越えた悪ふざけ映画にはついていけないタチなので、個人的な好みの問題もあるのかもしれません。  モルテス以外は出てくる人物が変人ばかりで、変人ノリにもついていけません。  ブラックユーモアのつもりなのか知りませんが、簡単に人を殺してしまうのも良くありません。  気楽に見られるタイプのコメディ仕様なのに、結構エグイ演出もあったりして、バランスが良くない。  ラストのオチも好きになれません。『悪銭身につかず。』というくらいですから、モルテスが犯罪によって得たお金ならこのオチもありですが、宝くじで当たった正当なお金を、こんな形で失うなんて見てていたたまれません。笑えないです。  何にせよ、この作品はフランシス・レジオを『面白い』と感じるか、『ウザイ』と感じるかで好みが真っ二つに分かれそうな気がします。  レジオを終始『ウザイ』としか思えなかった自分にとって、レジオはまさに『ル・ブレ(厄介者)』であり、かなりイライラさせられました。  それでも序盤から中盤くらいまでは楽しかったんですけどね。  終盤も、『モルテスVSトルコVS宝くじを狙う商人VS黒人兄弟』の四つ巴戦に、レジオの妻ポーリーヌが意外な活躍を見せたりと、バトルが盛り上がる展開は好きなんですが、その後もダラダラ続けちゃったのがイタイ。  続けるとしても、レジオがキャンピングカーで迎えに来て終わりくらいにしてくれれば、『厄介者が最後に活躍』という締めで終われたのに、最後の最後まで、最悪の厄介者で終わっても不快感が残るだけです。  純粋にドタバタ劇を楽しむだけであれば、それなりに楽しめる作品だと思います。[DVD(字幕)] 5点(2016-01-13 12:12:04)《改行有》

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