みんなのシネマレビュー |
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1281. Mr.ディーズ 《ネタバレ》 「オペラハット」のリメイクとしては全然駄目ですが、「オペラハット」の設定を使ったアダム・サンドラーのコメディ映画として見ればまあまあ楽しめる作品でした。 [地上波(吹替)] 6点(2009-06-16 19:31:59)《改行有》 1282. まなざしの長さをはかって 《ネタバレ》 何というか、恋愛・移民問題・サスペンス等いろいろな要素が詰まっている割には、非常にあっさりした作りになっていて観易いんですけど後に残る物は少なかったですね。ちょっと散漫な印象を受けました。 ただ、のどかなイタリアの田舎町の生活風景なんかは見ていて面白かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-06-11 18:40:11)《改行有》 1283. たみおのしあわせ 《ネタバレ》 岩松了が監督、オダギリジョーと麻生久美子が主演ということで「時効警察」のファンにはたまらない映画だと思います。内容的には岩松監督の人間観察の鋭さが光っており、ブラックユーモアに満ち溢れて途中までは非常に面白かったです。 しかし、終盤のオチの付け方がちょっと残念でしたね。せっかく監督の個性で観客を引っ張ってきたのに、「そこであの映画のパロディというかパクリを持ってくるか?」という感じですね。そしてラストのシュールさも中途半端な感じでしたし・・・・・。 期待していただけにガッカリでした。 [DVD(邦画)] 6点(2009-03-27 19:35:32)《改行有》 1284. 泥棒野郎 いろんな小ネタが満載で面白いコメディ映画です。特に石鹸の銃のアイデアは笑えました。でも、ウディ・アレン作品としてはどうも物足りなさを感じてしまいましたね・・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2009-03-20 23:47:40)《改行有》 1285. セキ☆ララ 《ネタバレ》 プロパガンダ臭の無い在日ドキュメンタリー。等身大の存在としての在日が映し出されていて興味深かったですね。あまりに普通な人たちなんでドラマ性は少ないですけど。 しかしまあ、この作品を映画館で流しても大丈夫になったんですね。時代は変わった・・・・ [DVD(邦画)] 6点(2009-03-18 19:23:43)《改行有》 1286. 汚れた血 《ネタバレ》 原色を効果的に使ったデザインを見ているような映像や実験的な作風はゴダールを思い出させましたね。 内容も若さから来る衝動のようなものが上手く表現されていると思います。もう少し若い頃に出会いたかったですね。リアルタイムで見ていたらきっと夢中になっていたと思います。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-03-18 15:19:52)《改行有》 1287. 戒厳令下チリ潜入記 《ネタバレ》 軍事独裁政権下のチリの様子が描かれていて興味深い作品でした。特に、ピノチェトの軍事クーデターのドキュメントでは、当時の無線記録や関係者の証言により生々しく当時の光景が伝わってきました。 [ビデオ(吹替)] 6点(2009-03-04 14:38:18)《改行有》 1288. 夜明けの国 《ネタバレ》 中国に於ける文化大革命の勃興を捉えた貴重な映像記録です。ただ、政治的な流れを描いたシーンはそれ程無くて、殆どの時間を旧満州を舞台に当時の農業・工業政策の紹介が延々と続き、まるで企業のPR映画を観ているような印象でした。 わずかな文革の映像からは、毛沢東への個人崇拝の凄さ、群集が作り出すエネルギーの熱さを感じ取る事が出来ました。ただ、そのエネルギーが暴走してしまうんですよね・・・・・。 もし、中国で文化大革命が起こらず、徐々に市場主義を取り入れていったとしたら今の世界はどうなってたんでしょうかね? [DVD(邦画)] 6点(2009-03-02 19:28:55)《改行有》 1289. ブラックバード・フォース 《ネタバレ》 ユリアナという女性の訳のわからなさこそが、第三者では中々理解しがたいコソボの民族対立の状況を象徴しているように思えましたね。セルビア人とアルバニア人が普通に共存していたのに、突如憎しみ合うようになってしまう混乱した訳のわからない状況を・・・・。 [DVD(吹替)] 6点(2009-02-16 16:59:24)《改行有》 1290. セイント・クララ 《ネタバレ》 イスラエルの「中学生日記」SF版というか、NHK少年ドラマシリーズ風イスラエル映画という印象を受けましたね。まあ、悪くはないと思いますが、ちょっと対象年齢から外れてしまったかなと・・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-25 19:52:01)《改行有》 1291. 肉体の門(1988) 女性による任侠映画という感じで、女優陣の迫力の凄さに圧倒されました。この豪華なキャスティングとお色気満載なところは80年代日本娯楽映画の王道ですね・・・・。 しかし、ラストの爆風に歪む顔は・・・・[地上波(邦画)] 6点(2009-01-25 19:38:31) 1292. 靖国 YASUKUNI 《ネタバレ》 いろいろ話題になった作品ではありますが、途中までは結構中立的に靖国問題を描いているように感じました。まあ8月15日に靖国神社に集まる人々は右寄りであれ左寄りであれ強い思い入れを持って来ている方が多いですから、その日の光景を撮ることによって「日本人の本音」の一部を引き出すことには成功していると思います。(右寄りであれ左寄りであれ)考え方が完全にファシズム志向に陥っているように見える人たちや、「靖国問題」を利用して現体制批判や自分たちの主義主張の推進を図っていこうとしてるようにしか思えない人たちの言動や行動も生々しく映し出されていて非常に考えさせられました。 しかしながら、後半に突如流れる戦時中の写真やニュース映像の羅列がこの作品を完全にぶち壊してしまっていて非常に残念でなりません。 [DVD(邦画)] 6点(2008-11-16 22:45:45)《改行有》 1293. ヴァージン・ハンド 《ネタバレ》 ストーリーを引っ張って、引っ張って、引っ張った挙句、最後に大したオチも無く「この作品を面白がれない奴はくだばれ」と捨てゼリフ。中々素敵な映画でした(皮肉です)。まあ、夜中にボケーッと観るにはいいかもしれません。 ウディ・アレンが好きな人は一俳優としての彼の演技を楽しめるのではないでしょうか。 [地上波(字幕)] 6点(2008-10-01 18:55:42)(良:1票) 《改行有》 1294. つぐみ 《ネタバレ》 牧瀬里穂の魅力を上手く引き出していると思います。ただ、それ以外の印象があまり残らない作品ではあります。 ラストは、アラン・パーカーの「バーディ」みたいでしたね。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-09-29 19:22:37)《改行有》 1295. 狂わせたいの 《ネタバレ》 何というか、鴨川つばめのマンガ(「マカロニほうれん荘」とか)のようなシュールでナンセンスなユーモアとリズムを持っている映像作品ですね。最初はちょっと面喰ってしまいましたが、慣れてくると中々面白く感じられるようになってきましたね。 しかしまあ、映画音楽の重要性を痛感させられましたね(この作品で流れる昭和歌謡はパンチが効いた名曲揃いで素晴らしかったです)。内容がしょうもなくても音楽が良ければ結構好感が持ててしまうんですよね・・・・。 [映画館(邦画)] 6点(2008-08-26 17:30:25)《改行有》 1296. ベティ・ペイジ 《ネタバレ》 第二次世界大戦後のアメリカ文化の1ページを密やかに飾っていた女性の人生のダイジェストを描いた映画という感じですね。まあ、謎めいた人物ですから表面的な描写になるのも仕方ないと思いますが・・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-24 14:17:38)《改行有》 1297. カオス(2000) 《ネタバレ》 時系列を崩した構成で、次々と仕組まれた狂言誘拐の種明かしをしていく中盤までは中谷美紀の魅力もあって結構面白かったです。ただ、終盤の展開がややグダグダで、最後も「えっ、これで終わり?」という感じで何となく不完全燃焼な気分でした・・・・。 もう少し、中谷美紀が演じる女性の人物像を深く描いて欲しかったですね。 [地上波(邦画)] 6点(2008-07-16 13:55:45)《改行有》 1298. フリー・ゾーン 明日が見える場所 《ネタバレ》 中近東の現実の一部を見ることができ非常に興味深かったです。戦争というのはあくまで国家間のものであり個人間のものではないことが描かれています。あまり見る機会の無いイスラエルやヨルダンの風景も新鮮でした。 しかし、イスラエル人とパレスチナ人の口喧嘩から逃げるように走り去るナタリー・ポートマンの姿は、パレスチナ問題に対して成すすべを失ってしまった欧米各国の姿を象徴しているようでしたね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-14 13:08:24)(良:1票) 《改行有》 1299. ラスベガスをやっつけろ 《ネタバレ》 簡単に言えば、ドラッグでブッ飛んだおっさん二人が騒動を巻き起こしていく映画です。とにかく、終始イカれているので合わないなと感じた人は途中で観るのを止めた方が良いと思います(私自身は嫌いではないですが・・・)。 何というか、60年代後半から70年代にかけてアメリカという国に発生した病のようなものを映し出した映画という印象を受けました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-06-23 16:59:04)《改行有》 1300. 天国の本屋~恋火 《ネタバレ》 非常に勿体無い作品ですね。ベストセラー小説が原作で、キャスティングも良く、映像・音楽も美しい(クライマックスの花火とピアノ演奏のコラボは見事でした)・・・・なのに何でこんなにイマイチ感が漂ってしまうんでしょうか。 2つの異なる作品(シリーズは同じではありますが)をドッキングさせてストーリーを展開させているのでアンバランスな感じを受けましたし、多くのエピソードを短い時間で表現しようとしているためどうしてもダイジェスト的になってしまい、せっかくのキャスティングの良さが生かされていないんですよね・・・・。原田芳雄と新井浩文のコンビなんかもっと旨味を引き出せると思いますし、香川照之なんてあれじゃただの変人ですよ。まあ、竹内結子の魅力は存分に味わえますけど。 改めて言います「本当に勿体無い」 [地上波(邦画)] 6点(2008-06-12 18:51:23)《改行有》
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