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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1341.  バイオハザードIII Tウィルスにより死滅した文明。荒涼とした砂漠をひた走るタンクローリー。まるで『マッドマックス2』の世界観です。かの名作と比べてみると、本作に足りないものが見えてきました。それは“食と水”。飢えと乾きを伝えてこそサバイバルの緊迫感が伝わってくる。その処理が本作は甘いと感じます。困窮した様子が窺えません。例えば缶詰の配給場面。「君はキャットフード」と冗談をいう件は、ドッグフードを犬とジャイロが奪い合う『マッドマックス2』の有名シーンを思い起こさせます。どうせなら作品世界の空気感を見習って欲しかったところ。主役の能力を飛躍的に向上させたことも危機感を感じ難くしている要因のひとつです。ただ、本シリーズが目指す路線を考慮するなら、これくらいライトな仕上りで問題ないのかもしれません。ミラ・ジョヴォヴィッチも精悍な顔つきが出来るようになりました。これでアクションシーンが多ければ尚良かった。結末は随分風呂敷を広げた感じがしますが、続編は大丈夫なんでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-12 19:11:37)

1342.  不撓不屈 《ネタバレ》 滝田栄演じる飯塚会計士。一昔も二昔も前の社会通念では、“あるべき”成人男性像はこういう感じだったと思います。「弱きを助け強きを挫く」品行方正な立派な人物。自分も不惑を迎える頃には、当然こんな大人になるもんだとばかり思っていました。「なりたい」とかいう希望ではなくて、大人は漏れなくあのレベルに達するものだと考えていました。でも現実は違う。自分でも驚くくらい子供のままです。無駄に年を食ったらダメですね。それでも多少は人生経験を積んだので、飯塚会計士のような生き方が必ずしも正しいとは思わなくなりました。自分を、家族を、生活を守る為の「知恵」や「妥協」も必要かなと。本作で本当に強い大人は飯塚夫人だったと思います。正しい事と成すべき事が一致するとは限らない。もっとも、飯塚氏が尊敬に値する方であることには違いありませんが。それにしても本作は、滝田栄に尽きます。彼ほど「生真面目」が似合う俳優は居ない。本作のようなシリアス路線は勿論、キャラを逆手に取ってコメディとかでも活躍できそう。眉間の皺の深さだけで人間性が伝わってくるイイ顔です。料理バンザイの司会じゃ、もったいない。もっと映画やドラマで滝田が観たいと思いました。実話ベースのためドラマチックさに欠けるのはやや不満。でも江森徹のナレーションも流石の貫禄でしたし、自分はこういう古臭い感じのドラマは嫌いじゃありません。[DVD(邦画)] 6点(2009-04-03 21:21:47)

1343.  レイヤー・ケーキ 《ネタバレ》 今一番カッコイイ俳優。男が憧れる男は誰か。ワイルド系で言えばジェイソン・スティサム。インテリジェンス部門で言えば、本作のダニエル・グレイグあたりか。どちらもフェロモン出まくり。イッツセクシー。いい男が演じると、物語に色が出ます。文字通り色男。本作はダニエル色に染まった映画でした。主人公の設定は、頭の切れるスマートな男。でも結構ヌけている。ヤル気まんまんで女を抱こうとしたところを拉致されたり、相棒にボコられたり。そもそも本当に抜け目無い男なら、ボスに疎まれたりしない。能ある鷹は爪を隠す事を知っています。見た目よりずっと情けない。でもそこが彼の魅力。ダメ具合にそそれらる。結末もお見事です。色男の末路はこう在るべし。ただサスペンスにしては、ドキドキ感は薄めでした。あまりにもダニエルがカッコ良すぎて、切羽詰った感が伝わってこなかったから。ところで主人公の名前の謎ついて。ラストのアナウンスまで自分は気づきませんでしたが、注意深く観ていた人は彼の名を知ることが出来たのでしょうか。もしそうなら、1点加算したい。[DVD(字幕)] 6点(2009-03-31 20:58:11)

1344.  チーム・バチスタの栄光 《ネタバレ》 (原作未読、地上波テレビ放送視聴の感想です)田口医師(竹内)のキャラは親しみ易い。彼女の視点は一般人のそれと同じ。専門的で理解し難い医療現場を分かり易く解説してくれています。軽いとも言えますが、取っ付き易いアプローチは良いと思います。バチスタ手術のシーンもなかなかの出来。臓器を直接見せていますがエグさは無く、心臓が再び動き出すまでの時間には緊張感がありました。序盤の軽さが後半のシリアス路線を引き立てています。二段オチの真相もまずまず。娯楽作品としての品質は悪くないと思います。原作が面白いのでしょう。ただ、映画ならではのスペシャル感は薄く、テレビドラマクオリティと感じてしまうのが難点か。[地上波(邦画)] 6点(2009-03-16 22:09:57)

1345.  イン・ザ・プール 《ネタバレ》 三木聡監督の長編劇場作品は本作を除き全て観てきました。ですから三木テイストに対する免疫は十分にあったつもり。シュールでも、ブラックでも、ドンと来いという感じ。ちょいヤバ精神科医とその患者さんたちという設定は、三木流小ネタにハマればかなり面白いかなと。でも、意外と大人しかった。そう感じた理由は、主演の松尾スズキに在る気がする。毎回小ネタのオンパレードとなる三木作品は、散漫な印象を与え易い。ですから芯に存在感のある俳優を据えると具合が良いと感じます。主軸が安定すると周りのドタバタを素直に楽しめる。『亀は~』の上野&蒼井コンビや『転々』の三浦友和なんかがそう。松尾の場合は『図鑑~』のようなサブキャラでこそ持ち味を発揮するタイプだと思います。他作に比べると笑いは薄めながら、脚本はいつも通り上手い。一番病んでいそうな松尾のエセ?カウンセリングがちゃんと効果を発揮していました。傘を奪われてずぶ濡れの市川の楽しそうなこと。オダギリが感情を爆発させられたのも、松尾に感化されて心が解れていたから。三木監督は面白ネタだけの監督ではありません。作品に込めた想いがちゃんと伝わってくる。自分は三木監督に全幅の信頼を寄せています。[DVD(邦画)] 6点(2009-03-07 23:05:28)(良:1票)

1346.  ユーロトリップ 《ネタバレ》 渋谷を闊歩するスモウレスラーと忍者。女は全員ゲイシャガール。そんな日本が舞台の映画を観たらどうでしょう。きっと腹を立てるより、笑ってしまう気がする。あまりにもバカバカしくて。本作で描かれるヨーロッパ諸国のトラベルエピソードも似たようなレベルです。ハッキリとギャグに寄っているので素直に笑える。1%のリアルに基づいたファンタジー。ですから初対面のメル友とヤるために旅行に行って、本当にヤッちゃうウソみたいな展開もアリなんだと思います。締めも甘々の夢物語。個人的にはDVD特典の「もう一つのエンディング」の方がベタでしっくり来ますが。[DVD(字幕)] 6点(2009-02-01 18:47:39)(良:1票)

1347.  地球最後の男 オメガマン 《ネタバレ》 (『アイ・アム・レジェンド』のネタバレを含みます。一応ご注意ください。)リメイクの『アイ・アム・レジェンド』と同じ世界観かと思いきや、全然違いました。『アイ・アム~』の“奴ら”はもはや人間とは思えません。凶暴な野生動物。アスファルトジャングルでのサバイバルといった趣です。一方本作の敵は人間。会話が成り立つ。生活様式や倫理観が違うだけです。それなのに相容れない事の不思議。少年はそれが理解できません。治療で光を取り戻す道は見つかった訳だし、それを拒むなら共生の道を探せばいい話。それが正論です。でも残念ながら現実は違う。それぞれの利益・主義主張を通すために、殺し合いも辞さないのが人という生き物。重火器を忌み嫌う彼らも、先の戦争から肝心なことを学んでいません。間違いなく人間。そして愚かなままです。主人公のラストの死に様は、まるでキリストのよう。旧世代の贖罪は叶ったのでしょうか。どうせなら、アルファの出現までを匂わせてくれたら、味わい深いものになったと思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-10 22:52:39)

1348.  椿三十郎(2007) 確か『美味しんぼ』で、「フグの白子」の代用食材探し対決がありました。山岡が用意したのはタラの白子。対して、海原雄山が持ってきたのは本物のフグの白子。タラはフグの偽者に過ぎないと指摘します。この勝負自体はアンフェアもいいところですが、本作を観ると雄山の言い分も頷けます。このリメイクもフグの代わり。最初からオリジナルに近づける事しか考えていない。これでは永遠に本物には届きません。でもフグがタラよりも劣っているなんて誰が決めたのでしょう。タラにはタラの持ち味がある。工夫次第では、フグの白子以上の満足を得られる料理が出来るかもしれないのに。新しい別の“本物”を目指さなかったらリメイクの価値は薄いと考えます。椿を「抜き身」と称するオリジナルの名台詞。でも織田三十郎は、そうは見えません。なら無理してその台詞を使わなくていいのでは?ラストの椿VS室戸のように、オリジナルと勝負しなくちゃ面白くありません。たとえ惨敗だとしても。体裁を保つ判定“負け”狙いでは、観客の心は掴めません。[地上波(邦画)] 6点(2008-12-29 19:46:15)

1349.  クローズド・ノート 《ネタバレ》 彼氏の名前のカラクリから、ノートの持ち主の秘密まで、予想を裏切らないオチが待っています。タネ明かしの爽快感は希薄。ミステリーの要素は高くはありません。でもだからと言って、ツマラナイ訳じゃない。顔の無い日記の中の「隆」。ビジュアルをイメージさせる為に、香恵お気に入り俳優を用意します。日記に感化された彼女の行動が物語に与える揺らぎ。細工が“確り”しているので、観ていて心地が良いです。ただ終盤30分がいけません。せっかく丁寧に物語を紡いできたのに、突如乱れます。日記の最後のページが破られていたという事実。香恵が先に気づいていてこそ、展開がスリリングになる。そもそも日記を破いて子供が大勢いる校庭に飛ばすって、そんなに竹内はバカじゃないはず。ラストの紙飛行機乱舞もドラマ的演出感が過ぎます。それまでが良かっただけに、最終コーナーを回ってからの大ブレーキは残念でした。さて、沢尻の演技について。彼女の出演作はあまり観ていませんが、自分が観たのは全て同じ演技プラン。女優オーラ出しまくりの「女王様」キャラです。名物演技はそれだけで客を呼べる場合がありますし、G馬場に叱られ続けたのに「オー」を止めなかったJ鶴田の例もある(コレは関係ないか)。一概に否定はしませんが、本作の演技には引っかかりました。例えばマンドリンの演奏シーン。失敗を咎められてどういう顔をするか。人間性を表現する大事な場面です。でも彼女は何もしなかった。あえて何もしないことで“強いキャラを印象付ける”というよりも、“どうするか決めていない”ように見えてしまった。彼女の中に“香恵がいない”のです。いつもの演技をやり易いようにやったように感じられてしまう。真偽はどうあれ、そう見えてしまうのは損です。一度、女王様ではない沢尻エリカを観てみたいと思いました(『パッチギ』はそうなのかな?)。7点に近い6点。[DVD(邦画)] 6点(2008-12-24 18:54:57)

1350.  ライラの冒険/黄金の羅針盤 《ネタバレ》 基本設定はかなり好きです。人の傍に寄り添う魂の入れ物ダイモン。ダストの謎と真理を導く黄金の羅針盤。よろい熊もグッとくる。微妙に汚いところとか、ふかふかな感じとか。ニコール・キッドマンの美貌と威圧感も悪女にぴったり。説明過多でない語り調も好みでした。徐々にこの世界観を理解していくのが楽しい。取り立てて不満はありません。でも逆にコレといった見所も無かったような。娯楽作品にしてはサービス精神に欠けるかと。例えば、ライラが氷の橋を渡るシーン。崩れていく橋。「走れ!ライラ」と叫ぶクマ。ドミノ倒しから逃れるように走る走る走る!そんなシーンを期待したのに次のカットでは無事渡りきっている。う~ん、もったいないです。クライマックスの戦い。多勢に無勢の大ピンチ。そこへ頼もしい魔女の援軍が!でも何時援軍を呼んだのか分からない。それに魔女らしい戦い方を見せて欲しいのに魔法をぜんぜん使わないし。盛り上がりに欠けます。でもシリーズ1作目としては上々の滑り出しだと思いました。次回の目玉として、ニコールの怪我した顔を最後まで見せなかったのは大正解。(勿論予告編も隠さなきゃダメです)次作は映画館で観てみたい。[DVD(字幕)] 6点(2008-11-20 21:02:30)

1351.  ヘルボーイ 自分がアメコミ原作映画に求めるのは、お手軽に楽しめること。これが最重要点。面白いに越したことはないけれど、それ以上に“気軽に観られること”が重要だったりします。そういう意味で『X―メン』は少々シリアス寄りですし、『スパイダーマン』はアクション過多で疲れてしまう。(どちらも好きですけどね。)大雑把な設定と程良いアクション。本作は自分が理想とするアメコミ映画に近かった。結構ヘビーな状況下でも変に主人公が気に病んだりしないのもイイ。恋の悩みなんて微笑ましいもの。ヘルボーイのビジュアルは好みじゃないけれど、“ブルー”こと半漁人君はスタイリッシュで良い感じ。敵だけどクロエネンもカッコイイし。もうすぐ続編が公開とのこと。劇場の大スクリーンでポカーンと観るのもアリかなと。満足の6点です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-11-17 19:50:18)

1352.  最終絶叫計画 本家の知名度。それがパロディ作品の成否(興行上の成功)に大きく関わってくると思います。主たる元ネタは『ラストサマー』と『スクリーム』。ホラー映画好きなら必須ですが、『13日の金曜日』や『ゾンビ』ほど、一般層に浸透している作品ではありません。つまり一般ではなく映画ファン、それも一部のホラーマニアを対象とした守備範囲の狭いパロディだと思いました。一般ウケはそもそも無理な話。でも『ラストサマー』を“楽しめた”人なら、本作も楽しめる可能性は大です。自分もそう。かの作品はこれっぽっちも面白いと思わないけど、“楽しめた”クチではあります。バカ映画が嫌いじゃなくて、下ネタを嫌悪しなければ本作も多分イケるでしょう。そもそも、エログロと笑いの関係は密接ですし。ただマニアックな作品ながらハマリ度はイマイチでした。元ネタにパワーが無いからかな。こればかりは如何ともし難い。最後に本編で出てきた名台詞を紹介しておきます。「小さなトンカチだって上手く使えば釘は打てるんだよ!」この言葉に感銘を受けた野郎にだけお薦めします(泣)。[DVD(吹替)] 6点(2008-11-05 18:54:19)(笑:1票)

1353.  三十九夜 《ネタバレ》 スピルバーグより、黒澤明より、先に覚えた映画監督の名前は、アルフレッド・ヒッチコックでした。極上のサスペンスの中にユーモアのエッセンス。そしてロマンス。エンターテイメントはかくあるべきと思いました。小学生の頃の話。本作は名作『北北西に進路を取れ』の原型と聞き、CSにて鑑賞しました。確かにヒッチコック作品に間違いない。でも粗さが目立ちます。洗練されているとは思えない。一番の難点は主人公に感情移入し辛いことでしょうか。無実の罪を晴らすために何をしたらいい?それが物語のキモ。でも自分なら途方に暮れると思う。事件解決のためのヒントや道標が圧倒的に不足しています。女スパイの地図は手に入れた。其処まではいい。目的地は決まりました。でもその後が続かないのはツライ。成り行きに身を任せるだけでは、ワクワクよりも不安が募ります。サスペンス一辺倒ならそれもいいですが、本作が目指すであろうエンターテイメントでは物足りないと感じてしまう。脚本に肉付けが欲しいと感じました。例えるなら、ピースが幾つか欠けているジグソーパズルの肖像画。その絵が“何か”は分かるけど、完成品としては今一歩。贅沢な意見を述べました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-24 19:19:55)

1354.  プラネット・テラー in グラインドハウス 《ネタバレ》 先行して『デス・プルーフ』を鑑賞。たしかに2本立てで上映したら、マッチするような作品でした。内容に言及したい部分はありませんが、個人的には『デス~』より本作の方が楽しめました。片足マシンガンのビジュアルがイかしてる。サイコガン世代にはたまらないです。ただ、ウリの片足マシンガンが終盤にならないと出て来ないのはもったいないです。物語の構成としては品がありますが、本作には要らないかも。これでもかってくらい下品なドンパチが沢山観たい。[DVD(字幕)] 6点(2008-10-06 21:41:48)

1355.  Loop ループ 《ネタバレ》 「世にも奇妙な物語」の1篇のような作品。アイデア勝負で1時間20分“持たせた”のは大したものだと思います。アンフェアな印象も無いし、謎解きのヒントも出ている。単純に事象を繰り返すのではなく、バリエーションを付けたのもいい。悪くない出来です。ただイマイチ惹き付けるものがないのも事実。主人公のキャスティングに難ありか。彼女は超絶美少女じゃないと説得力とインパクトに欠けると思います。森三中の黒沢似では…。ちなみに本作の主人公は、スタンド攻撃を受けていると考えると解り易い。スタンド名は“ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム”。となると刑事がジョルノ・ジョバァーナか。…ジョルノ、太ったな。なお、ネタバレしている原題よりも、邦題の方がいいと思います。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-30 22:24:43)

1356.  スターダスト(2007) 《ネタバレ》 世界観を掴むまでに少々手間取りましたが、慣れてくると心地良くなります。“星”の美女をめぐるファンタジックな冒険譚を堪能しました。観て良かったです。ただ不満な点もありました。気になったのはスリル不足。危機回避があっけないです。こういうお話ですから、ご都合主義はむしろ歓迎したいのですが、そこへ至るまでの展開がもっと欲しい。ハラハラドキドキ焦らされたい。主軸となる恋物語にも同じ事が言えます。何故“星”は彼を好きになったの?出会い方はなんとも微妙だし、その後の彼の行動にも胸を打つ要素が無かったような。おまけに彼女の方から告白なんて羨まし過ぎます(笑)。すんなり恋愛が成就しちゃうのはツマラナイ。それにしても、デ・ニーロ。相変わらずどんな役でもこなしますね。彼のおかげで本作は、かなり得をしていると思います。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-16 22:18:01)(良:1票)

1357.  愛の流刑地 《ネタバレ》 「先生が私を作り変えてしまった」と冬香が言った時点で、普通の男なら地雷を踏んだ事に気付く。トヨエツもいい大人なんだし、「ヤバイ」と思ったでしょう。でも正常な判断力は働きませんでした。よほど体の相性が良かったのか、それを愛とよぶのか、自分は知りません。ただハッキリしているのは、冬香は恐ろしい女だということ。彼女の望みが垣間見えた時は身震いしました。トヨエツの新作は、言わば2人の子供です。トヨエツは完成した時点でかなり満足している。でも冬香は違いました。種を植えて満足の男と、育てることに意義を見出す女の違いか。わが子を世に出すために自らの命と父親の将来を捧げます。まるで自爆テロ。どんな大義名分もいい訳でしかありません。大人が自己責任で不幸になるのは構いませんが、罪の無い子供が巻き込まれるのはいたたまれない。本作では意図的に冬香の実の子供に言及していないように感じますが、それはズルいと感じました。それでも野次馬根性で飽きることなく観られたので点数は甘めです。ちなみにハセキョウは相変わらずハセキョウでしたが、いつもよりは少し良かった気がします。それは自分が無類のノースリーブフェチであることと無関係です。[DVD(邦画)] 6点(2008-09-09 22:06:23)(良:1票)

1358.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 最愛の家族の死を目の当たりにし、人類滅亡の過程をつぶさに見てきた主人公。彼が心底絶望していたであろうことは想像に難くありません。世界を救うための研究も、生存者への呼びかけも、日課のひとつ。大した意味など無かった気がします。彼をかろうじて支えていたのが、愛犬サムの存在でした。唯一残された家族。そして命の温もり。パートーナーを失い、彼は壊れた。遂に自殺行為に及びます。感染者を一人や二人殺したって何の意味もありません。そもそも感染者に罪がないのは彼もよく知っている。でもどうにもならない。彼の心は擦り切れてしまった。だから生存者の登場にも戸惑うばかり。「とっておきのベーコンだったのに」なんて、全く観点がずれています。一度切ったスイッチはそう簡単には戻らない。真の絶望は奇跡をも拒絶する。主人公の最期の決断について。彼は何故死を選んだのでしょう。彼は淡い希望を目前にして、怖気づいたのではないか。このまま希望を託しつつ楽になりたい。再度の絶望に耐えられないと感じたのだと思います。その気持ちは理解できます。でも決して希望を捨てなかった女性の強さに、より共感します。伝説という冠は彼女にこそ相応しい。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-06 22:16:37)(良:1票)

1359.  私は二歳 『ベイビートーク』(1982)のような作品を予想していましたが、少し違いました。確かに2歳の坊やは心情を語るものの、それは物語のスパイス程度。子育てにまつわるエピソードの数々と、坊やを取り巻く大人たちの人物描写がメインでした。親と子、夫と妻、嫁と姑。どの人間関係も一筋縄で行かないのは、今も昔も変わらないみたい。面白かったのは、いがみ合っていた嫁と姑がふとしたキッカケでガッチリタッグを組んだところ。こうなると男はタジタジ。でもこれが一番平和な状態なんですね。家庭は女でもっている。幼子の成長と共に親の成長が描かれていたのも良かったです。まるっきりお子ちゃまだったお父さんが、終盤はそれらしく見えてきました。子が親を育ててくれる。[DVD(邦画)] 6点(2008-08-24 18:21:45)

1360.  包帯クラブ 《ネタバレ》 ここ数十年で日本社会は、“持ちつ持たれつの村社会”から“個の権利が優先される集団”に姿を変えたと思います。それだけ皆が食うに困らなくなったという事。多種多様な価値観が認められるようになったのも喜ばしい。社会が成熟した証だと思います。私自身も、今の社会が住み易いと実感しています。ただし、得たモノがあれば失ったモノもある。それが「思いやり」。一般的に良いイメージのある言葉ですが、必ずしもそうではありません。要らぬ思い遣りは「お節介」。心遣いが過ぎても人は疲れ傷ついてしまう。個の集団に移行するために、捨てなければならない概念だったと思います。で、私達は個の安らぎを手に入れた代わりに、深い孤独に陥った。そこで包帯クラブ。痛い思い出のある場所に包帯を巻いてもらって癒されるのは何故か。それは、痛みの共有に他なりません。この辛さをほんの少しでも他人に分ってもらえたら、それだけで救われる。それほどまでに、現代人は孤独に耐えている。いや耐えかねている。人は一人で生まれ、一人で死んでいく。でも一人じゃ生きていられない厄介な生き物です。包帯クラブが再発見した「思いやり」の効用は、この世界をもうワンランク住みよい社会に変える手がかりだと思います。でも、今のままでは不十分。包帯を巻いて欲しい人の心は思い遣れても、包帯を巻いて迷惑する人の事までは思慮が及ばない。「法に触れるかどうか」なんてトンチンカンもいいところです。「思いやり」スキルはまだ低い。点と点が結ばれて線になった。今はココ。線と線が繋がりあって網にできるかどうか。革命と言うよりは「ルネッサンス」。まだ道程は遠い。[DVD(邦画)] 6点(2008-08-18 18:26:11)(良:1票)

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