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プロフィール
コメント数 826
性別
メールアドレス sankei_o@olive.freemail.ne.jp
自己紹介 あたしは見ている映画は数あれど、
思い出せずにREVIEWが出来ません(笑)
我が心の師である、淀川長治氏の”愛ある批評”を目指していますが
ストレスが溜まってるのか、最近は毒舌が多くなりました(笑)
そんな愉快な奴ですが、お見知り置きを

好きな映画ジャンル
 戦争映画、コメディ映画、ドキュメンタリー映画
 スポーツ映画、実話系映画、

苦手な映画
 スプラッタ系ホラー映画
 (子供の頃に失神して以来、トラウマなんです)
 最近のハリウッド系映画

”特に”好きな映画監督
 チャールズ・チャップリン、黒澤明
 80年代前半までのスピルバーグ、ジョン・ランディス
 マイケル・ムーア、井筒和幸、大林宣彦

好きな役者
 懐かしい名前しか出てこないので書きません(笑) 

好きな映画評論家
 淀川長治(本当に評論家の究極な方でした)
 荻 昌弘(視点と分析力、好きな映画への熱弁が素敵な方でした)


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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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121.  ロード・オブ・ザ・リング やっぱりこの映画は評価が大きく分かれますね。ちょっと、反感買うかも知れないけど、この映画を評価する人と評価しない人の差は評価を見るだけだと、読書量の多い人と少ない人、長編小説を読みなれている人とそうでない人、想像力の豊かな人とそうでない人、ハリウッド・スタンダードな映画に慣れてしまった人とどんな映画でも見る人、海外の神話やおとぎ話を素直に受け入れられる人と受け入れられない人、物語と映画を区別している人、この辺に集約されるのかな、って思います。つまらない、って言っている人の多くはやはり普通の映画の盛り上げ方等に期待しているように思えますね。でもあの物語は映画を前提に作られたわけじゃないですから、いかに物語を受け入れるかにかかって来るのでしょうね。美術的には文句無しでした。トールキンが描いたホビット庄やエルロンドの館が映像として見事なまでに表現されていたし、登場人物についてもほぼ文句なしです。(個人的にはオオカミさん同様トム・ボンバディルとその奥方が出てこないのが悲しかったですが・・・)時間的に3時間というのはあたしは苦にならないけど、今の2時間弱の映画に慣れている人には辛いだろうね。でもあれ以上短くするのも困難なのは事実です。いっそのこと、昔の長編映画みたいに間に休憩を挟んで4時間とかにした方がよかったんじゃないかなぁ。物語がベタと言っていた人もいますけど、仕方ないですよね。この物語が多くのファンタジー小説に影響を与えているのだから。それをベタと言ってしまうのは酷と言うものです。(でもベタというと今のハリウッド映画の方が余程ベタだと思いますけどね)同じように主人公のフロドがかなり軟弱であることに不満を感じている人もいますけど、これはしょうがないよね。そういうお話だし、フロドは主人公だけど実は影の主人公がいる事実がある訳だしね。戦闘シーンに迫力が無いと言っていた人が多かったですが、これは明らかに過去の映画の派手さに引きずられてると思います。あたしはこれでも十分だと思うし、ガンダルフとサウロンの戦いには感動を覚えましたよ。ゲームの世界ではド派手な魔法が沢山出て来る訳ですが魔法使い同士の戦い方というのは一般の戦い方と同じで相手に少しづつダメージを与えていったり、相手の出方に応じた駆け引きみたいな物が見えて、嬉しかったですね。物語にしっくり行かないところに違和感を感じた人も居ましたけれど、それを言ったら映画の大半はしっくりいかないと思いますね。役者としてはやはりイアン・マッケラン、クリストファー・リーは別格ですが、ショーン・アスティンは、はまり役だなと感じます。元々ホビットの体躯を原作どおりに表現すると、ショーン・アスティンの丸っこさが一番的確なんですよ。ガンダルフがミスキャストと言う人もいましたけど、あたしはバッチリでしたね。あと誰か書いてましたが、レゴラスが格好良いのは良いのですが、陽気さはないですよね。まぁ、次回作の「2つの塔」以降、ボロミアを除く「旅の仲間」達が成長していく過程は非常に楽しみな訳ですけどね。ただ、あたしも全面的にオッケーという訳では無いです。やっぱり指輪物語(旅の仲間)は3時間で全てを表現するのは難しいです。時間や費用、興行的な回転率等の関係もあるでしょうが、4時間は欲しかったです。そういう意味で12月に出るDVDは期待してます。それと字幕版については戸田女史の訳が本当に上手くなかったです。小説読んでいる大半の人はそう思うんじゃないでしょうか?この辺は、もうちょっと指輪物語に関与している方をアドバイザーとして置いた方が良かったのではないでしょうか?これもDVDでは改善されているという事なので、期待はしてます。それと、オークやゴブリン等のクリーチャーですが、ミドルアースの1種族というより、”怪物”と化してしまった感じが否めないです。ちょっとホラーの要素を入れてますよね。それとイアン・マッケランの声で、擦化音の発音で、呼吸器系の弱い人や老人に特有な高音の呼気音が入り、耳が痛くなりました。こういうのは音響効果でフィルタかけるなど出来るんじゃないかなと思います。いずれにしてもあたしにとっては念願の物語の映画化で、しかも出来が非常に良いので、満点をつけさせて頂きます。世界(欧米)的には有名なこの物語も日本ではまだまだだと実感しました。判りやすさならハリーポッターの方がわかりやすいもんね。10点(2002-11-30 05:11:36)(良:1票)

122.  モンスターズ・インク いや、素直に笑えたし、楽しめた。これってアニメーションにはなってるけど、立派にハリウッドの役者達でコメディにしても楽しいんじゃないかと思う。皆さんが言ってますけど、そういう意味でアメリカの脚本家は本当によく勉強してるし脚本が上手いと思います。役者も流石で、ジョン・グッドマンもビリー・クリスタルも自分の持ち味をちゃんと声で生かしてるよね。日本の最近の俳優だと、こう言う芸当はなかなか出来ないと思います。吹き替えも見たのですが、驚くほど良かったです。ホンジャマカの石塚は決して上手いとは言えないんだけど、終始、声のトーンを一定に保っているし、感情の表現なんかも丁寧で分かりやすいですね。爆笑問題の田中は太田にかなりダメ出しされてたけど、あれでOKじゃ無いかな。ビリー・クリスタルの様な声や口調を真似たところでマイク(でしたっけ?あの”ギョロ目ちゃん”)の声が日本語だと嫌味に聞こえる気がします。それと比べたら、田中の口調はかなり雑で大げさなんだけど、あの役を印象つける上で間違いなく成功していると思います。あと、音楽のセンスが良いですよね。オープニングの音楽良いし、グッドマンも相変らず歌が上手いです。9点(2002-10-13 10:19:28)

123.  グラディエーター まぁ、そこそこ楽しめる映画にはなっていますね。皆さんおっしゃっているようにどうしても「ベンハー」と比較したくなるんですが、やっぱり「スパルタカス」との比較が正しいような気がします。と言っても、あたしもこれを見た記憶はあるけど憶えていないので比較できないですがね。戦闘シーンについてはかなり歴史考証のされた集団戦闘になっているんじゃないでしょうか。但し、蛮族についての扱いはちょっといい加減なところもある様に思います。コロッセウムについてはかなりこじんまりとしていたのがオドロキでした。見せ方にも問題があるんじゃないでしょうかね?グラディエーターの戦い方として個人戦闘だけでなくて集団戦闘を加えてあるのは面白ったです。ただ、実際のグラディエーター達が、にわかじこみであれだけ見事な集団戦闘が出来るかと言うとやっぱり難しいとは思いますが・・・個人的にはあたしはあの皇帝というのはわかりやすい敵役として評価してます。ただ、演技については賛否両論ありますがあたしは?です。感情の出し方に変な違和感があって馴染めなかったんです。これが監督の要求した演技なのか、役者本人の下手さのあらわれなのかが判らないですね。感情の出し方なんかは5、60年代の名優バリに表現が上手い所もあるので、まだ、発展途上なのかな?ラッセル・クロウは演技が上手かもしれないけど、この映画に関しては変な風格がありすぎて(と言っても最初から将軍ですから仕方ないけど)それがグラディエーターになった直後も変わらず出ているってのはちょっと変な気もします。7点(2002-09-03 10:06:05)

124.  TAXi2 なんか香港映画見ているみたいであたしはそう思っただけで楽しかったですよ。内容はほっときましょう(笑)6点(2002-07-11 18:24:55)

125.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 ネタバレはしょうがないところだなぁ。【クゥイック】さんはヤマが無いと言われてるけど、全編がテンション高いからねぇ。唯一はパドメとアニーのナブーでのホノボノシーンでしょうか。あれ友人に聴いて判ったんだけど、黒澤映画のオマージュなんだね。それがわかって大喜びでした。今回の見どころはやっぱりジェダイの騎士達の戦い振りでしょうか。剣の振り方の基本はみんな同じなんだけど、扱い方に個人の流儀みたいなのがあるんだよね。しかもヒューマノイドタイプ以外のエイリアンのジェダイのセイバーの構えとか振るい方が実に綺麗でカッコイイんです。それ見ただけであたしのボルテージは上がってました(笑)。クリストファー・リーも凄い剣捌きがうまいのね。途中スタントが入ったにしても、名優の演技の素晴らしさに感嘆してます。そしてやっぱりヨーダですか。あの小柄の老体の剣さばきというのは実にカッコヨカッタです(笑)。剣を腰から引き抜く所から構えるまでというのが、黒澤映画の侍の凛々しさに似ているんですよ。でもってあの剣使い、なるほどルークの特訓というのは自分の剣術を教え込もうとしたんだろうな、なんか納得してました。あと、映画の構成自体がエピソード5と似てる感がありますね。多分、その辺は計算してるんだろうなぁ。エピソード1が消化不良だっただけにあたしが満足してます。9点(2002-06-30 17:07:22)

126.  ALI アリ 「良かった」の一言に尽きる。正直、ウィル・スミスがあんなに良い役者になっているとは思っていなかった。なるほど井筒監督が言う様にあの演技でオスカーの主演男優賞ノミネートのみというのはアカデミー賞の選考委員ってのは余程目が無いか、金握らされてるか、はたまた世間の風潮に弱いのだろう。残念なのはあれだけいい演技してるのに10年強の年齢を表現しきれなかった事かな。2時間半の映画だけど、短く感じたなぁ。それだけ集中してたという事かもしれない。残念なのはREVIEWで何人もの人が書いている通り、モハメド・アリそのものを知る人が若い世代に居ないってことだ。フォアマンや、ドン・キングは知ってる人は居ても、アリと言って分かる人は、アトランタ五輪の最終聖火ランナーとして、ブルブル手を震えさせてた初老の黒人の姿だろう。アリを理解するにはオリンピック金メダルを河に投げ捨てるエピソードやこの映画のクライマックスにあたる”キンシャサの奇跡”の後の姿が無いから確かに今の若い人には分かり難いだろう。でも、ヘビー級の王者になってから徴兵拒否でタイトルとライセンスを剥奪され、2度目のタイトルを奪うまでがアリにとっての真の闘いの時期で、それを理解出来ればこの映画は成功なのかなと思う。しかしマイケル・マンって本当に井筒監督の言う、”ぶっとい映画”を撮るねぇ。出てくるのは殆ど黒人(しかもアップが極端なまでに多い)、かかる音楽はソウルミュージック、あれだけ黒人がたくさん出てくる映画なんだけど、アリが心底信頼していたのは、家族とボクシングの対戦相手と白人のジャーナリストという実に上手い表現、挙句の果てはほぼ完璧と言って良いまでの”キンシャサの奇跡”の再現。今まで黒人中心に作られる映画は結構あるんだけど、ここまで黒人の勢いと迫力を見せられたのは「マルコムX」以来かな。この映画を見て逆にやはり徴兵されたプレスリーが「(兵役なんて)大した事じゃない」とか言ったのを思い出しましたよ。この辺がやはり差別の強い時代なんだと言う事を思い出させてるね。9点(2002-06-15 17:35:16)

127.  少林サッカー うーん、これを某放送局では最高のB級映画と呼んでいたが、これはB級じゃないぞ。最近のハリウッドのおかしなワイヤ・アクションからすると、こっちの方が絶対に正統だし(何がだ・・・笑)、CGも非常に効果的な使い方をしてるね。チャウ・シンチーは元々テレビでドラマ制作とか手掛けていただけあって、香港映画の監督の中でもやっぱり観客の要求するものをキチンと提供するという良さを持っている。しかしあれだけのシナリオを良くも途中でパクられなかった物だ。しかし【sayzin】さん、これって原作漫画があるの?しらなかったなぁ。後で探してみようかな。10点(2002-06-10 23:13:38)

128.  RED SHADOW 赤影 なんか評判悪い無いなぁ。(笑)個人的には非常にうけたんだけどなぁ。まぁ、みんなが言ってる様に前半と後半で明らかに出来が違うのが気になったけど、時代劇してるのが悪いんじゃなくて、脚本そのものがおかしいと思うよ。シリアスなアクションものにしたいのか、コメディにしたいのかハッキリして無いでしょ。凄い中途半端なんだよね。役者自体は頑張っているけどね。6点(2002-06-09 18:36:55)

129.  ザ・ワン 同時に見た映画が「少林サッカー」という事もありまして、なんだか非常にワイヤーアクションの使い方を間違えてる感じがありました。リー・リンチェイじゃねぇ、ジェット・リーは何作か悪役をこなした影響か演技がかなり自然な感じになってよかったですね。それと久々にカンフーアクションって感じの彼の技術もふんだんに見せていただいたのはよかったかな。5点(2002-06-09 13:49:49)

130.  ハリー・ポッターと賢者の石 なんだかなぁ・・・原作も読んだけど、あまりにも原作の評判が良くて期待はずれだったあたしとしては、「映画、悪くないじゃん」ってな感じでした。ただ現代のイギリスと魔法世界を繋ぐ部分にやはり無理がちょっと見えまして、もうちょっとなんとかならんのかなぁという印象が強いです。もうちょっとなんとかならんのかというとのがもうひとつあって、それがCG。とにかくあちこちで多用されてるんだけど、どうしてもCGの使い方が拙くて楽しみきれない所が多いですね。ファンタジーって言うのは架空世界に観客をどう引き込むかというのが命題にナルと思うのだけど、どうしても途中で現実に引き戻される。原作だとそれがバランスが良いのだけど、映像化したらどうしても見えなくても良いところまで見えてくるんだよね。役者としてはルパート・グリントの方がダニエル・ラドクリフよりも上手いと思う、ダニエルの方が経験は多いらしいけど、ルパートってのはかなり計算された役だと思うのだけど、なんか見事だったなぁ。あと、個人的にはアラン・リックマンが良かったね。最後の最後まで悪役としての演技を通したのは実に好演でした。6点(2002-05-27 19:55:22)

131.  ブラックホーク・ダウン えーと、少し考えて思ったのは、意外にみんな”他人事”なんだね。「パール・ハーバー」に対して大きく評価が割れたけどこれについてはそうでもないよね。でもこれもよくよく見てみると、なんか腹立たしい。まず1点、アメリカ側の視点でしか捉えられてない事。アメリカ「兵」の視点でということで、国家的な視点じゃ無くて個人的な視点が出来てると言う人がいますが、それ以前になんでアメリカが軍事介入してるの?って言う事については一切触れてないよね、(正確には冒頭でちょこっと出てくるけど、それだけ)ただあそこでアメリカ兵が交戦した訳じゃなくて、やはり理由があるんですよ。でもそれには殆ど触れずアメリカ兵の視点でと言われても説得力は無いです。それから2点目、1点目の裏返しになるけど、ソマリアの民兵がまるでエイリアンかゾンビの様にしか映像的に見えない事、あたしが見ているとどうしてもソマリア民兵がおぞましくしか見えない。出鼻でいきなり民兵がブラックホークを撃つ仕草するでしょ。隊長みたいな人がサングラスかけていかにも凶悪そうにしか見えないでしょ。死んだデルタフォース隊員を禿げ鷲が群がるように取り囲むでしょ。どう見たってソマリア民兵が悪者だよね。それをアメリカ兵がバンバン撃ち殺していく。この論理って良くあるアクション物の凶悪殺人犯グループとか巨大麻薬組織相手に戦ってるようにしか見えないんですよ。それを現実描写にわかりやすく戦争映画にしてるように思えて仕方が無かったです。そして3点目、この映画に主張がない事。1、2点目で挙げたように映像は基本的に一方的、それが普通のスペクタクルとしての戦争映画なら別にどうって事はないです。でもこれは普通のスペクタクルとしての戦争映画で無くなっている事は明白なんです。普通に戦争映画つくるならわざわざこんなに意味がたっぷり含まれた事件である必要性は絶対に無いです。それをぬけぬけとリドリー・スコットは「見た人に考えて欲しい云々~」・・・あれだけ誘導性の高い映像表現で自己主張をせずに見た人に考えて欲しいと言ったって、出て来る答えは良くて兵士の心情が読み取れるとか、この作戦は失敗だったとか、最悪なのだと「ジョッシュがカッコイイ」とかでしょ。あの軍事介入が正しかったか、間違っていたのかをリドリー・スコットはハッキリさせるべきだったと思う。CNNで裸にされたアメリカ兵がソマリアの民間人に引きずりまわされた映像は本当に見るに耐えない映像だったが、個人的にはソマリアの人を非難する気は無いし、アメリカのソマリア軍事介入は絶対に間違っていたと思っている。あの戦闘で19名の兵士の命が失われたと最後にでるが、どうせならあの戦闘で死傷したソマリア人の推定数も出さなきゃ公平じゃないよな。リドリー・スコットって監督は大きく評価される前だったらこういう映画でもスパッと応えを見せたと思うけど、どうも最近、評価されすぎて駄目になったかな?映像はそういった主張を抜きにすれば悪くない。むしろ出来は良い映画だ。しかしそれだけにこの映画の主張部分が無い事が大きな欠点になっている。映像の出来の良さだけで1点献上。1点(2002-05-15 15:25:23)(良:3票)

132.  助太刀屋助六 いや、いいよ、岡八!!近年のリアル路線よりも軽快な娯楽時代劇として上手くまとめてる。話はこじんまりしてるけど、話をそれ以上に展開させないやりくちなんか巧妙だとあたしは思いました。【ちっちゃいこ】さん、この面子でこのメンツで「おぼこ」やらの話なんだけど、昔の時代劇の役者に比べりゃ若いっスよ。あの演技を今の「おぼこ」にやらせようたって、そうは出来ない。(笑)あと、問題は方言だね。上州弁がどうしても鈴木京香はずうずう弁っぽくなってるし、岸田今日子もそれに引っ張られてる感が強かった。真田も信州訛らしきものがちらほら、いちばん上手かったのは小林桂ニでこれは群馬出身だから当然、で次が村田雄浩なんだけどこれがハッキリしていて映画的にも方言的にもよかったかな。あたしの見ている周りは殆どお年寄だったけど、実に楽しそうでした。こういう映画をもっと作って欲しいものです。8点(2002-03-04 12:55:16)(良:1票)

133.  コレリ大尉のマンドリン すいません、久々のフォローモード。(笑)ニコラス・ケイジって役者はあたしははまってたと思う。こういう叙情的な映画で始めはいかにも陽気なイタリア人って感じの指揮官が、情にほだされたり、怒りをあらわにしたりと、なかなか良かったと思いますけどね。ペネロペがいかんせんギリシャ系住民って感じでなくてスペイン人って感じが強かったのが気になるけどね。【チューン】さんが国と戦争を侮辱してるようなと言ってるけど確かに侮辱してるね。それが伝わればあの映画は成功だったでしょう。所詮戦争とか国家なんて侮辱されるべきものだから。主題がイタリア兵の虐殺なのか、恋愛を語ったものなのかという点は、実は前者だと思うのだけど、原作にしても似たような叙情的な話なんで、しょうがない部分が多いと思います。【ちっちゃいこ】さんがこんな軍隊がいるかとか、いきなりドイツがイタリア攻撃するのか説得力に欠けるとか言ってるけど、あれ実話でっせ。(笑)無視せんといて下さい。7点(2002-02-27 12:48:53)

134.  WASABI みんな酷評だけど、あたしはそれほどでも無かったですよ。ハリウッドのふざけた日本観に比べれば、良かったんじゃないかなぁ。ただ、あの変な色使いやどんなセットにも日本情緒を感じさせる変なモノがあるのは感心しなかった。あの弁護士の事務所は何度見ても変だよ。(笑)個人的に感心したのは、日本ロケについて殆ど日本人スタッフを利用してたことで、ある意味、日本のクリエイターにもいい刺激になったと思う。それを今後に生かして欲しい。それからベッソンのシナリオ自体にかなりアクがあるんだけども、どうもそれを監督が上手く汲み取っていないようにも思える。クラウジックじゃ仕方が無いのかな。全体的に見ると、広末涼子の海外進出のためのプロモーションとしてはいい出来だったと思う。なんやかんや言われてるけど、ヒロスエは演技が上手くなってるし、表情の出し方も良かった。モモ役のあの人が可哀想だったなぁ。あの人のコメディのセンスが非常に良いのがわかるんだけど、この映画ではコメディ・リリーフどころじゃなくなってるんだよ。多分ヨーロッパならあれでOKかもしれないけど、日本だと環境が違うから引くよね。シナリオのプロットはベッソンらしいと言い切ってしまえばそれでおしまいになってしまう。センスは悪くないけど、変な方向に話が吹っ飛ぶあの感覚はちょっとなじみ難いです。7点(2002-02-25 19:46:08)

135.  みんなのいえ 三谷らしさがよく出てる映画です。ただ、笑いがわかりにくい部分で沢山入っているのだけど、目立たないんで、気付かないよね。そこが減点要素かなぁ。【びでおや】さんと【ドラえもん】さんが”伊丹作品”を連想するという事だったが、裏を返すと伊丹と三谷以外の監督が日常を上手く捉えきれてないんじゃなかろうか。この辺は逆に外国の映画のようで、あたしは最初に見たとき、「マネー・ピット」を思い出しました。「マネー・ピット」はトム・ハンクスが一人で笑いを取りにいってる映画なんだけど、この映画はみんなどこかしらに持ってる日常の面白さというのがあって、妙に惹かれるものがあります。また相変わらず舞台のような長回し1カメの撮り方が多い様だけど、こういうのはさすがに舞台演出の妙だと思います。日本では結構名の知れてる有名人が、クレジット無しで出演してるのもある種のネタですね。エンドクレジットの”中井貴一 彼自身”というのは良かったなぁ。9点(2002-02-09 17:52:14)

136.  パール・ハーバー 批評というのは、個人の思った所が書かれるものなので、もっと冷静になれって言う人は確かにわかるんだな。でもあたしは敢えて言いたい、もっとこういう映画に対して民族的な批判があっても良いのではないかなぁ。同じような映画でその対象が日本でなくて他の国ならもっと反発してると思うんです。例えば、これが日米逆の立場で、しかも日本の作った映画だったら、アメリカのどれだけの映画館が上映してたでしょうね?多分、国民性からしてもアメリカ人は反発してたと思う。(多分、韓国や中国、東南アジア諸国で日本がこの手の映画を作ったら9割方反発を食らうのは目に見えていると思う)それ以上に日本人が洋画に対して自分達の主義主張をしてないあらわれなんじゃないかと思う。そりゃ役者が良かったという理由で見る人もいるだろうし、ラブ・ストーリーが良かったという人も居るだろう。戦闘シーンが凄いと思う人も居るし、時代考証、戦史考証、服装装飾、小道具等、細かく見る人も居る筈です。もちろん、こういう映画を作る際に時代が変わった為に忠実に再現できない部分は往々にしてあるものだし、それを細かく言うのは筋違いだと言う人もわかるけど、そういう細かい所に目の行く人も居れば、目が届いていても容認する人もいるでしょう。あたしはこういう映画にこそ、いろんな意見があってしかるべきだと思うが、それにしても日本人がここまで受容してしまうというのはまさに日本人がアメリカの思想に取り込まれた結果なんでしょうね。個人的にはもっと日本人はこういう時にこそ、主張するべきじゃないかなぁ。あたしは当初この映画は絶対に見ないつもりだったけど、この映画に高採点している人のあまりの多さに何も言えないのはつまらない(笑)と思い、ようやくビデオで見ました。賛否両論あるが、あたしから見ると「否」です。まずはっきり言って、あの映画に3時間も必要な内容だったのかが分からない。監督が言っている様にラブ・ロマンスの映画だったとしたら、途中に入る訳の分からない日本軍の御前会議や日本海軍の作戦演習、米海軍情報局の情報走査の過程は全く不要だ。挙句の果てに真珠湾攻撃とドゥリトル爆撃隊まで、随分と余計な内容まで話を詰め込んだという感じがする。上映時間については監督はあれ以上映画を短く出来ないとか言ってたけど、本当にラブ・ロマンスの映画だったら、戦闘シーンなんぞサラリと流しておしまいにしても十分だ。結局は金かけたから切るに切れなかっただけじゃないか。お陰で話が全然進まない感じがあって疲れる映画だ。戦闘シーンについてアクション性は高いが、あたしが見た感じだとアクション性が高いだけで非常に違和感も感じた。別に米軍機が日本軍機を7機も撃墜したのはフィクションだから良いけど、例えば日本の戦闘機の色の違いなんてCGで簡単に解消できたと思う。同様に結構現役の米海軍の艦船も出てたのだけど、あれだってちょっと修正すれば、誰にもそう気付かせないくらいの事は出来た筈だ。今の映画でのCGの使い方は、アクションを派手にする為の技術として多用されるが、もっと細かい部分の穴埋めとしてCGを利用する術を考えて欲しい。いくらなんでも日本の50番(500Kg爆弾)で戦艦の甲板を突き破って、艦底部が見えるほど持ち上がって見える破壊力というのはいくらなんでも米戦艦がちゃちな作りではないか。(笑)その逆に魚雷の被害についてはあまり派手でなく(本当ならこっちの方がはるかに派手な筈)おまけに魚雷での攻撃で攻撃機が魚雷投下後に旋回回避なんて馬鹿な事をしている。真珠湾攻撃を忠実に再現したとか言ってた気がするけど、そのわりにはCGの使いすぎで派手さばかりが見えて忠実だったとは思えない。挙句の果てが真珠湾攻撃を飛行機を見てすぐに日本軍機襲来と判断するには笑えた。現実にはまだ日米間での宣戦布告がされてないし、米兵たちは日本の飛行機に真珠湾を攻撃できるほどの性能の高い航空機があるとは思っていない時代だから、日本の国籍マークを見てもドイツ軍の攻撃だと思って居た者が殆どだった筈で、明らかに話を最後に導く為の導入だって事が見え見えだったりする。細かい所の間違いなんぞ、数えてたらきりが無い。(笑)特に東京初空襲後の中国不時着後の戦闘シーンなんか見てると日本の手榴弾をピンを抜いて投げただけで爆発したのを見たときは大笑いした。戦争映画の質としては、CG使ったのにも係わらず、60~70年前半並の質だと思う。日本軍の側の役者を良く見ると、南雲機動艦隊司令官の顔が東野英治郎に似た顔でどうも「トラトラトラ」の影響が残っている様に見える。相変わらず日本の表現がハリウッドはヘタで、その点では「トラトラトラ」の様に複数の監督で撮影し、編集した方が良かったんじゃないかなぁと思う。あと、【OH】さんが激高していた“読字障害”について、あたしもあれは最低だったと思う。監督や脚本家はもっとこういう所も細かく配慮するべきだったし、製作している過程で誰か気付いて欲しかった。映画のフレームワークを見ても、変な効果を使いすぎ。監督の意図があっての事だろうが、話がだらだらと長いので、意図がわかっても効果がまるで見えてこない。全体をまとめると、あの映画の質は非常に悪いとしかいえない。ジョジュやベンに入れ込むのも良いけど、それだけで評価出来る映画には到底思えない。あと最後に日本が悪かったのだから仕方が無いと言う様な人にもう一度言いたい。歴史的事実や愛国心云々はどうでも良いけど、それ以上に今のこうして安心してこういう映画を見られる日本を作る努力をしてきたのが、この映画に出てくる様な日本人、身近で言えばお爺さんやお婆さん達なんじゃないの?そういう下地を何も考えずにこの映画を見ないという考え自体は悪くもないし間違ってもないかもしれないけど、でも今の生活を築き上げた人を否定するような言葉は使って欲しくなかった。そういう部分を踏まえなくても、この映画はあたしには”ひどい映画”にしか見えなかったです。アクション性だけ考えれば2点ほどやっても良0点(2002-01-27 10:01:11)(良:1票)

137.  グリーン・デスティニー アメリカみたいにデジタルなアクション(特撮)でなくあくまでもアナログ的なアクションであそこまで見せたのは正解だったと思う。ワイヤーアクションが嫌いと言う人には仕方ないけど、じゃぁCG無しであそこまでの映像を撮れって言っても絶対に無理でしょ。アメリカの特撮=リアルと感じるのは単にアメリカの映像に慣らされただけの話ですよ。ワイヤーを使った跳躍の表現とか浮遊感は今のハリウッド映画では出しにくいと思う。ファンタジーとしても出来が良いし、出てくる役者も実に表情が良くてあたしは好きです。ストーリーの重きの置き方が判りにくいのは確かにマイナスの要因になりますが、あれはいかにも中国のお話にありがちなシナリオなので仕方ないかなぁ。これを契機に「封神演技」をこの監督には映画化して欲しいなぁ。8点(2001-11-15 20:06:59)

138.  キャスト・アウェイ ゼメキスらしい映画としか言えないよなぁ。トム・ハンクスの演技は最高なんだけど、シナリオは一瞬「フォレスト・ガンプ」がフラッシュ・バックするし、奇跡の生還後は薄っぺらくなっちゃってるし、4年も無人島に居りゃ魚だってもうちょっとマシにおろせるだろ。(笑)4年も生活している割にはそのリアリティも無かったしね。”ウィルソン”との「別れ」は良かった。6点(2001-11-15 18:46:43)

139.  タイタンズを忘れない この映画は3つの見方が出来る。ひとつはアメフト映画として、ひとつは人種差別問題の映画として、もうひとつは時代の世相を捉えた映画としてだ。アメフト映画としては実は描写が以外に少なくて残念だが、ちょっと玄人好みのプレイ(戦術)が出てきたり、なかなかの見所のある映画になっている。人種差別問題の映画としては、実に冷静に当時の状況を捉えていると思う。当時の背景が酷い時代だった事を考えると、敢えて差別を控えめに表現したのはチームの対立で表現させたかったのだと思う。映画全篇にわたる映画の音楽は当時の学生達が聞いていた音楽で纏め、合間には8ミリか16ミリで撮ったフィルムを重ねた表現というのは最近ではあまり見かけない表現だが、それがかえって当時を再現する良いものになっていたと思う。8点(2001-11-07 16:07:50)(良:1票)

140.  千と千尋の神隠し まあまあかな。ファンタジーの出来としては完全なる宮崎ワールドですが、ファンタジーとしては「となりのトトロ」を越えられてないって感じがどうしてもしてしまいます。CGの使い方がディズニーアニメと違うのは表現方法の差だなぁとつくづく思いますね。リミテッドアニメ先進国の技はこんな所にも生きているか、と感じてます。役者も意外に良かったねぇ。特に菅原文太、夏木マリ、あとあまり出番が無いけど、内藤剛志と沢口靖子は良かった。たぶん(夏木マリ以外は)ドラマの演技をそのまま演出でさせてるんだろうなぁ。今回THXも使った様だけど、効果のあったのは本当に何箇所かだったよね。あれだけ中途半端にやるのならやらなかったほうが良かったのと違うかなぁ。しかし、相変わらずお説教っぽいところがあるよね。まぁ、どのジブリ宮崎作品にも言えるんだけど、やっぱりこの辺は相変わらずとしか言い様が無い。確かに大事な事かもしれないし、誰かが言わなくちゃいけない事なんだけども、ジブリはもう十分貢献したでしょ。もっと自由度の高い映画を作るべきだと思う。確かに宮崎駿が提供するアニメは質も高いし、演出も上手い。それが人気に繋がっているのだけれど、別にこの映画が最高かというとそうでは無いように思います。自由度ということでは「魔女の宅急便」以前とそれ以降のアニメでは前者のほうが自由度が高いと思う。折角自分のアトリエを持ってもジブリの経営者としての顔のが強いからこういう映画しか出来なくなっているんじゃないかなぁ。散々宮崎自信が言っている「壮大なスケールのスケールの小さい映画」を早く作って欲しいなぁ。たのむぜ、宮さん「毛虫の冒険」期待してるんだから、早く作って!!6点(2001-10-29 18:44:24)

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