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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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121.  黄色いロールスロイス 黄色いロールスロイスの持ち主を巡るオムニバス映画。3つのストーリーで構成され、それぞれヒロインが大物そろいです。第1話がジャンヌ・モロー。相変わらずのへの字口だけれど、かなりキレイです。第2話がシャーリー・マクレーン。イタリアンマフィアの情婦という役がかなりお似合いでした。そして最後の第3話がイングリッド・バーグマン。かなりデカイ女性です。すごく逞しくて、運転とかむちゃくちゃで(笑)。三者三様のストーリーが楽しめます。その中で一番お気に入りなのが、第2話のシャーリー・マクレーンの話。思ったまんまを口に出す子どものようなシャーリー・マクレーンがホントにかわいい。そんな彼女がイタリアで出逢う軽薄な男性をアラン・ドロンがやっています。そして、ちょっと切ない結末。短いお話の中に、女性の変化が現れていて、とても味のあるお話になっています。この映画は、できれば3人の女優のキャラを知ったうえでみると、より楽しめますね。私自身、1回目に観たときは、バーグマンくらいしか認識できていない状態でした。それが、2回目、3回目とみる度に女優さんの認識度がアップして、あまりにも「らしい」人物設定にとっても楽しめるようになりました。8点(2004-11-29 23:59:08)(良:1票)

122.  踊る結婚式 ただ、楽しい。軽薄なアステアが歌って踊るだけで楽しい……うん。はじめは女性から逃げるために、軍に入ったのに、その女性に恋をして、見栄はるために上官の軍服を盗んで……牢(倉庫みたいなかんじ)に入れられても楽しそうに踊ってる。何も考えずに、楽しく笑っていられる映画です。(きっと深いことを考えてしまう人は腑に落ちなかったり、矛盾点をみつけてしまったりするんだろうけれど)7点(2004-11-20 10:22:47)

123.  アメリカ交響楽 ♪ぷわぁぁぁぁぁぁぁん、ぷわぁん、ぷわぁん(中略)ぷぁん、ぷぁん、ぷわわぁぁん、ぷわわわぁぁぁん♪(『ラプソディ・イン・ブルー』より)ガーシュウィンの伝記です。恩師から“アメリカの声”になれ!ってさんざん言われ続けたガーシュウィン。ショー音楽で成功する彼をもったいなく思っていた恩師が、とても印象的でした。ショーにかまけてクラシックをやらないガーシュウィンを“アメリカの声”としてやるべきことはあるはずだ、と声をかける。かといって、今のガーシュウィンをまったく認めていないわけではなく、ただ残念に思っているだけで、成功は成功で喜んでいるところがいい。ちなみに、オスカー・レヴァント本人役ででています。7点(2004-11-13 22:46:04)

124.  逢う時はいつも他人 この『逢う時はいつも他人』! カーク・ダグラス!! キム・ノヴァク!!!というタイトルとクレジットだけで、観る前からいろんな想像をしていたためか、実際にみはじめたときにはすでに(私の中で)物語が終わっていた(トホホ)。どうってことないダブル不倫の話なんですが、両者ともどもお互いに何処に惹かれたのかわからないのですよ。まぁ、カーク・ダグラスとキム・ノヴァクが出てきただけで恋に落ちる理由になるといえばなります。二人が逢瀬を重ねるのは決まって海辺。そして建築家であるカーク・ダグラスの依頼主は山の中に家を作ります。依頼主の小説家は本が売れて成功しているんだけれど、生涯の伴侶には巡り会えていない。山に家を建てたということで、きっと、落ちつける“家”というものを見つけたいということになっているんでしょう……というのは深読みのしすぎかな。とにもかくにも、見つかるか、見つからないかとかあんまりドキドキすることもなく(一応、本人たちは焦ったり、ばれたりでそこそこいろんなことはあるのですが)、淡々と流れるBGMのような映画でした。ただ、カーク・ダグラスのアゴの窪みネタがとりあげられているので、そこんところがポイントにはなっています。5点(2004-11-13 20:56:03)

125.  暗黒街の顔役(1932) 《ネタバレ》 X[エックス]が×[バツ]に見えて、×=[消すぞ]という予告殺人的なところにドキドキ感が煽られます。秘書とうまく発音できないおじさんが、ずっと最後まで彼につきそっているあたり、(いかにもトニーがチンピラから成り上がったって雰囲気があって)ちょっと和むのですが、結局は破滅の道に突き進んでいくわけで……。作り手側が「デタラメな社会に提言する」って思想が入っている割には、重苦しくなく面白く見せてくれた映画ではあります。でもトニーがすんごくマヌケで執着心が強く、短気な性格という描かれ方をしているのが、なんとも哀れで。秘書のおじさんも哀れ。妹もやっぱりおバカで哀れ。できれば主役は死ぬにしても格好良く。自らが作らせたバカげた要塞にこもって……だなんて、あまりにも哀れすぎて、映画を楽しむどころではないのがマイナスでした。6点(2004-11-13 20:39:20)(良:1票)

126.  波も涙も暖かい 《ネタバレ》 シナトラが本当にダメダメなろくでなしを演じています。何度となく「お前はろくでなしだ」という台詞が出てくるのですが、そのたびに大きくうなずき「んだんだ、ほんまもんのろくでなしだべ」と何やら画面に向かって語りかけてしまいます。マイアミに小さなホテルを持っているシナトラは、事業が火の車というのにキャデラックを乗り回し、女の人とウピウピして、ウソと見栄とはったりで固められた人生を歩くダメダメちゃん。いつも借金を作っては地道に商売をしている兄ちゃんに泣きついている。そんな彼には意外なことに最愛の一人息子がいるんだけれど、こいつがまたお父ちゃん大好きのしっかり者。こう書くと、ダメダメ父ちゃんがちゃんと立ち直っていく人情物語なのかと思うでしょ?キャプラだし。それがね、、、シナトラ父ちゃんは自分の行動を反省はしても、どうも立ち直っているとは思えないのですよ。せっかく面白かったのに、ラストのラストで「えっ? 具体的には何も解決されてないじゃん! これで良かったの? うーむ、おさまるところにおさまったとはいえなくないかなぁ」という、中途半端さ。富や名誉、忙しい時間を捨ててゆとりと心の豊かさを取り戻そうというメッセージはキャプラっぽいんだけれど、どうも私には合わない。たぶん一般にきちんとした生活を送って、きちんと計画的な人生を送っている人が見ると心打たれるのでしょうが、私は「そんなもんじゃないでしょう」と、ついつい反発してしまいたくなってしまいます。というわけで、『我が家の楽園』とか『素晴らしき哉、人生』とかで受けたのと同系統の心のもやもやを感じてしまったのでした。また個人的に、セルマ・リッター節があんまり聞けなかったのがちょっと残念でした。7点(2004-10-11 02:45:46)

127.  ブロードウェイ・メロディー 十人並みの容姿で気の強い姉と、絶世の美女の妹。この姉妹がマホーニー姉妹としてダンス&歌のコンビを組んでいるのですが、まず踊りと歌が酷い……。揃っていないダンスに美しくもない声を聞かされても、うーーーむと思ってしまいます(役どころが芸のない姉妹なのでしょうがないけれど)。それでもストーリーが面白ければ、それはそれでオッケーなのですが、話もイマイチとなったらどこを見ればいいのか……。マホーニー姉の婚約者がブロードウェイの作曲家で、彼が二人をブロードウェイに呼び寄せるわけです。ところがこのとき姉の婚約者は妹の美貌に心奪われます。で、姉との関係はそのままに、妹のほうに言い寄る男性。コソコソしてどうにもこうにもイヤーーーな雰囲気が流れてしまうんですよ。後味もかなり悪く、詳しくは書きませんが、おいおいそれでいいのかよ!!と言いたくなるような展開。目が点になったという意味では、ビックリしたともいえなくはないけれど、心情的に見るとかなり厳しい!という雑な展開なのがどうにもこうにも許せません。3点(2004-10-11 02:19:57)

128.  キルトに綴る愛 《ネタバレ》 どの女性の話も、つまるところは「結婚したはいいけれど、あんな辛いこと、こんな辛いことがあったのよ。それでも我慢してきたら、そんな中にもいいことがあったわ。年月が経ってわかったの、私は彼に愛されていたのよ!」と自分を慰めているストーリー。こんな男は勝手なの、男って浮気性なの……それでも私……耐えたわって話を聞いていたら、結婚なんてしたくなくなっちゃうよ。幸せだったころの思い出をキルトに表現するって、、、誰も今を描いている女性がいないのが、かなり重たくどうにもこうにも。そんな中でも、ウィノナのお母さんがお父さんと復縁するときの会話(母親のいい加減さ)が面白くって、そこだけでも観た甲斐があったなぁって思えました。4点(2004-10-11 02:02:43)

129.  桑港(サンフランシスコ) サンフランシスコから連想するもの。金門橋、坂道、西海岸、スケートボード……。たかだかそんなことくらいしか知らなかったけれど、この映画を見て、サンフランシスコってとても逞しい街なんだなぁって感じました。サンフランシスコの山手と海岸地区、それは上流階級と一般市民の違い(どこの街もそんなふうな住み分けがなされているんですね)で、利害関係の違いによって対立する。対立といっても、『ギャング・オブ・ニューヨーク』のように秩序のない抗争じゃなく、海岸地区の名士(クラーク・ゲイブルね)と上流階級の代表者による選挙戦であり、一人の女性の奪い合いでもあります。一面ではありますが、サンフランシスコという街のいかがわしさ、奥深さ、面白さが描かれていて、とても興味深い映画でした。しかもクラーク・ゲイブルは十八番とばかりの役。危ない男で、金を持っていて、それで人情味もある。そして女性にむっちゃもてる男性の役。嫌味なくらいはまっているのが、これまた素晴らしいです。ところで、サンフランシスコを漢字で書くと“桑港”になるんですね。桑ってことは、蚕。蚕ってことは絹。もしかして、東洋の産物である絹がアメリカに一番最初に着く街だから桑港なのかな?7点(2004-10-02 23:13:28)(良:1票)

130.  六月の夜 《ネタバレ》 バーグマンがとっても綺麗でかわゆいです。ふっくらした頬に意志の強そうな目。このアンバランスさがこの女性の美しくてかわいいというふたつの印象を醸し出しています。ただ、ここに出てくるバーグマン、かなりダメな女性です。痴情のもつれで男に撃たれ、裁判後にスキャンダルを避けて偽名を使い都会に出るも、そこで親切にしてもらったルームメイトの男をとってしまうというとんでもない役。そりゃあないでしょうという構成なのです。バーグマンを心配した看護婦のルームメイトは、恋人の医者に「一人でやっていける強い女」と言われ、そしてバーグマンも「そうよね」と手に手をとって愛の逃避行(何から逃げるのかはよくわからないけれど)。もう一人のルームメイトのおかげでどこにも逃げなくていいようになったのに、それでも彼女たちは逃げるのです。はっきりいってまともな男はほとんど登場しません。そしてバーグマンと同居していた3人のまともな女が取り残され(一人は男に去られ、一人は男に愛想をつかし、そして一人は男に関心を示さない哲学者(女は独身が長いと哲学者になるらしいby『ミンクの手ざわり』))ジ・エンド。えーーー、バーグマン、男に撃たれて生き方を改めるといっていたけれど、それでも友達の男をとって嬉しいか? そこで友達に対して「一人でやっていけるから」と捨てる男がいいのか? そんな男はきっと新しいか弱い女性をみつけると「今の奥さんは一人で大丈夫」とフラフラするはず。うわ、うわ、うわと思いながら、画面にかじりついておりました。ダメダメな展開なんだけれど、この昼メロちっくな雰囲気に完全にやられてしまったワタクシは、かんなり楽しんで観ることができました。友情をとるか、愛情をとるか……人類の永遠の課題なのかなぁと、ぼーーーっと考えさせられた映画です。っていうか、普通、女友達をとるか男をとるかなんて展開にはならないと思う。少なくともワタシはそんな究極の選択は一度もありませんでした。友達に恵まれたというべきか、男をとるほどの力量がなかったというべきか……。こちらも永遠の課題かもしれませぬ。6点(2004-09-26 05:14:44)

131.  スウェーデンイェルム家 スウェーデンで古くから続いている貴族(なのかな?)スウェーデンイェルム家は、家長がノーベル賞を狙う科学者(変な薬品を買っては財産を食いつぶしている)。長男はお父さんの発明を手伝う助手、次男は空軍の英雄だが借金まみれ、そして娘は自称女優の卵。気はいいがお金にルーズでマイペースなスウェーデンイェルム家をとりまとめているのはここで何十年と働いている老メイドなのです。彼女は、大掃除が大好きで、月に一度掃除をするけれど、家長の妙ちきりんな実験のあおりをうけてすぐに部屋をすすだらけにされてしまうのにプンプン怒っているのです。だけれど、火の車の家計のやりくりをし、家の人がいくらほしいといえば、なんとか工面をする心優しきしっかりもの。そう、この映画は肝っ玉のすわったメイドが主人公といっていいくらいかっこよく描かれているのです。ただのメイドのはずなのに、最後には家長から貴婦人と言われるのが凄い! 一方のスウェーデンイェルム家の面々は、だらしないやら情けないやら……。そう、男どもが、なんともダメダメちゃん。ふくらんだ借金はお父さんがノーベル賞をとらなければ返すことができないという危ない橋を渡っているのです。すべてはお父さんの研究成果にかかっている。こんなバカでダメなほーーんとダメダメ家族なんだけれども、これが何故か愛らしい存在に思えてくるから不思議。映画の力って魔法だなって思いますよ。いまや“スウェーデンイェルム家”ときいただけで、クックックッと笑いがこみあげてくるくらいの影響を受けてしまいました。メイドがいないとなーーんにもできない家族、育ちのよさからか先々のことなどなーーーーんも考えていない家族、そしてお金がないくせに正義感とプライドが高いもんだから、観ているこっちがハラハラしてしまう、そんな愛すべきダメな家族。ここの次男のフィアンセであるバーグマンには、こんな妙ちきりんな家に入って精神がおかしくならないか、他人事ながら心配になってしまいます。6点(2004-09-26 04:50:23)

132.  フィニアンの虹 これ、ミュージカルじゃありません。創作ダンスです。私の好みからすると、最低の部類に入ります。クレジットカードの発行でお金がなくても、洗濯機やら食器やら、いろんなものが手に入ることに喜んで、今まで使っていたものをポイポイポイポイ捨てるのは、かなりイヤな感じがしました。クレジットカードが夢のカードなんてとんでもない。時代、、、、なんでしょうか。アメリカのイヤな部分を見たような気がします。それから妖精が耳が悪くてしゃべることもできない女の子に求愛するときの歌が……♪好きなのは○○だけれど、彼女は振り向いていないから、近くにいる君が好きだよ~♪ふざけんじゃないっつーの。街の人々の動きも立ち位置も、すべてが舞台のダンスちっく……やっぱりこれは創作ダンスだ……。2点(2004-08-29 18:39:31)

133.  無分別 《ネタバレ》 重っ苦しく、ねちっこい愛の音楽に、けっこう年がいった男女二人が織りなす、ゴージャスな恋愛ドラマ。ケイリー・グラント&イングリット・バーグマンなんで、それはそれ、この二人がどういう結末を迎えても、両者ともにプライドが高く、とりまきも多いだろうから大して心配はしておりません。では、この映画、何が面白いかというと、イギリスの男性像に女性像、それから使用人の動きなんかが面白いのですね。C・グラントとバーグマンがはじめてデートしたとき、オペラ座からの帰り道、二人が名残惜しそうにずっと街を歩く。歩いて家まで帰ってきちゃうんだけれど、運転手のカールは二人の歩くスピードにあわせて、車でついていく。そう、ご主人たちがいつ気まぐれで「車に乗る」といっても大丈夫なように、ずっと付いているのです。また、二人+バーグマンの姉夫妻でパーティにでかけるとき、女性陣が支度をしている間、男性陣はクラブに行きます。いわゆる紳士クラブ。そこは女性が入れない場所ですが、男同士の話(いわゆる妻の悪口だとか、女性のこととかがメインでタマに仕事の話らしい)をする……そう、ケイリー・グラントが独身だったということも、義兄はその紳士クラブでするわけですが……そんなのも妻は入ってはいけない夫の書斎にある資料をみて、知っちゃっているという面白さ。義兄のアフルレッドも、「女性は準備に時間がかかるから」と女性を知ったような口をきくんなら、なんでまた見られて困るものを家に持って帰るかね(笑)。「書斎に入るなと言ってあっただろ」と言われても、世の奥様方はそんなこと気にしちゃいないのです(笑)。だからイギリス男性は紳士クラブを作ったのに、それじゃあ、紳士クラブの意味がないじゃないですか(笑)。あああ、おもしろかった。7点(2004-08-29 18:23:05)

134.  俺たちは天使じゃない(1955) 《ネタバレ》 バカがつくほど善良な(フリをしている)人は嫌いです。帳簿の計算もできやしないお父さんは、イトコがオーナーをつとめる店の雇われ店主。お客になめられて、ツケでお酒をもっていかれる気弱なおじさんです。そこらへんまではちょっとカワイイかなって思っていたのですが……そのイトコが店にやってきて(このイトコっつーのが本当にいやなヤツなんですが)帳簿と合わないところをチェックすると言い出すといきなり狼狽。家にいた脱獄囚のひとり、ボギーが帳簿の改ざんをすると言い出したとき、ダメだダメだといいながら、あわよくばごまかしてもらおうとする小狡さをもっていたりもします。ボギーがハゲの郵便局長さんに、散髪セットを売りつけたときだって、普通は、必要ないものを売りつけたんだから、代金を後から返しにいくもんでしょう。それを売れてよかったって思っているあたり、この人は相当ダメな人です。あーーー、、、ヤダヤダ。一方、店主の奥さんの善良さは、いい感じ。ボギーたち3人を怪しいと思って警戒し、その後の彼らの行動をみて、警戒していた自分を恥じる。で、義理のイトコが死んだときも、驚きながらもけっこう嬉しそうだったし。人間味があるっていうんでしょうか、私はとても好きでした。この映画を見て感じたこと。それは、バカでマヌケで善良だけが取り柄の人(でも本当はそんなに善良でなかったりする人)って、ほんと付き合いたくないなぁってこと。クリスマス映画として許せません……が、それでもそこそこは面白かったのでこの点数、5点!5点(2004-08-29 16:00:31)(良:1票)

135.  ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー ブロードウェイのヒットメーカー、ジョージ・M・コーハンを、J・ギャグニーが演じきります。ちょうど太平洋戦争中ということもあって、星条旗のもと人心を集結させるのに、かなり役だったのではないでしょうか。だって、アメリカ人ではない私が見ても、アメリカって素晴らしい、自由な言論(大統領を槍玉にあげても大丈夫)が認められる本当に素晴らしい国だ!!と、一瞬思えてくるような仕上がり。体全体に星条旗をまとったようなJ・ギャグニーのパワーあふれる直線的な踊りに圧倒されます。が、挿入されている曲の出来にムラがあるのが難。軍人たちに向けて歌う音楽はとても素晴らしいのですが、なんとか使ってもらおうとプロデューサーのオーディションを受けるときに歌う曲は、ちょっと……あのプロデューサーじゃなくても、使いたくないよなぁって思うような仕上がりなんです。ジョージ・M・コーハンが生まれた7月4日。独立記念日に誕生したからジョージと名付けられた彼は、名前について人一倍敏感に反応していたようで、名前をあしらった歌がけっこう多かったように感じます。(そう、恋人には♪メアリー♪という歌を贈っている、この歌がけっこう頭の中でぐるんぐるんとリピートされる危険度の高いもの)。J・ギャグニーの踊りはなかなかのものですが、彼がもつ雰囲気っていうんでしょうか、これがこけたら後がない(実際にはある)ような、思い詰めたような容貌がショービジネスにあっていなかったような気がします。言いがかりでゴメン。[映画館(字幕)] 6点(2004-08-29 15:39:11)

136.  民衆の敵(1931) 《ネタバレ》 ↓の【鱗歌】さんの感想、そのまんまです。この映画を見ると、やっぱJ・ギャグニーって悪人顔だよなぁ~って確認できます。ここでは、ギャグニー演じるギャングが民衆の敵として描かれていますが、結局は、ギャグニー以上の力を持ったギャングが街を牛耳っているラストで、何の解決にもなっていません。因果応報といいますか、自業自得といいますか……。ボスから金を取り立てろという指示を受けたギャグニーは「金を払わなければ好きなようにしろ」と言われたにも関わらず、「金を奪ったうえで、ボコボコにしてやりますぜ」というとんでもないヤツ。そんなギャグニーなんで、ああいうラストもいたしかたないのでしょうが、うーーむ……イマイチすっきりしないし、エンターテイメント性に欠ける作品ではあります。4点(2004-08-29 15:09:12)

137.  ミスタア・ロバーツ 《ネタバレ》 艦長はどうして、パームツリーを大切にするのと同じように、部下たちを大切にしなかったのか。最後の最後までそれが理解できない艦長に(学歴がなくてコンプレックスを持っているからこそ、下積みからのしあがった自分を大きくみせようとする)哀れを感じました。(悪人顔だけれどお笑い系でもあるJ・ギャグニーは、こんな役がよく似合う)軍事物資の配給面をとりしきるヘンリー・フォンダが、艦長用の果物を別の鑑に分配するシーンが好きです。舞台は戦争の裏方なので、そこまで人の生死に関わる話でもなく、けっこう呑気に(多少の毒はあり)進んでいくストーリーに、とても笑えますが(そう、上陸許可が出た後の乗組員たちの暴れっぷりには、あの嫌味な艦長じゃなくっても上陸許可は出したくないぞぉーーーとか 笑)、やっぱりラストがちょっと……。人が死んだ後に届く、その人からの手紙というのは、いやはや辛いものです。7点(2004-08-29 12:00:58)

138.  心の旅路 《ネタバレ》 戦争で記憶をなくしたスミシィが、その記憶がないまま頼りない状態を支えてくれたポーラと結婚、人の親となり、作家としての第一歩を踏み出そうとする矢先に交通事故にあう。その事故がきっかけで、記憶の逆転現象がおこり、ずっと記憶のなかった戦争までの記憶が甦り、逆にそれ以降の人生が空白になってしまうという、メロドラマにありがちな展開。そしてスミシィは元の人生を歩み、実業家として成功するのです。ポーラを忘れたまま。しかも二人の子どもは病気で死んでしまっている。証明するものは何もなく、スミシィがポーラを思い出すことのみ。それだけで、もう哀しいではないですか。メロドラマは時代を超えて、人種を超えて、共感できる何かがきっとある、そこにある……。彼は空白の3年間のため、自分を不完全な人間と思い込み、本当は近くにいるポーラを好きなくせに、議員の妻として働いて欲しいと、なんともそっけないプロポーズをする。ポーラが現れても思い出さない、スミシィが最後にもっていた、袖のすり切れたシャツを見てもダメ、そして自分がプレゼントしたポーラの瞳と同じ色のネックレスを見てもダメ……何をみても思い出せなかった彼が……やっと……戦争で記憶をなくしたときに収容されていた精神病院から軌跡をたどったとき、ポーラと新しい家庭をつくった、あの小川の横の桜の樹がある小さな家の前で、本当の彼女と再会する。作りものじみたおとぎ話だけれど……これが素晴らしい。ポーラの我慢強さも素晴らしい。そして、義理の姪っこの彼女のいじらしさ、潔さも素晴らしい。これから先、過ぎ去った十何年の月日を二人で取り戻していって欲しいです。いやぁ、本当にいい映画です。8点(2004-08-29 10:46:16)(良:1票)

139.  三人の名付親 《ネタバレ》 欧米人の名前にまつわるエピソードって、すごく面白いです。日本人よりも、名前のバリエーションは明らかに少ないのに、それでも自分の名前に対する誇りは大きい。ここのところがとても不思議なんですよね。映画の中でも、名前を間違えるっていう小エピソードなんかがいっぱい描かれているし。神様の名前をもらっている、欧米人の名前に対する意識は、日本人の名前に対する意識とはきっと別次元にあるんだろうなぁと、なんとなく考えてしまう今日この頃です。この映画でも、スゥイートというラストネームで笑われる保安官。そして、当のジョン・ウェインもフルネームは笑われる(笑)。ミドルネームを隠していたんだろうに、法廷で名前を読み上げるときにいやおうなしに響きわたる。先に相手を笑ったもん勝ちみたいなノリがけっこう好きです。そして、赤ん坊につけられた名前をいちいち訂正する(笑)。私の名前は、読み間違えられやすい(というより一発で読める人がほとんどいない)ので、子どもの頃から名前を間違えられても気にしない性格になってしまいましたが、仕事でやりとりをするファックスのあて名が、漢字ではなくカタカナで書かれているとイヤな気持ちになってしまいます。……あれ?また本筋からそれた。話題を元に戻そう……。で、この3人組は、銀行強盗をする無法者なんだけれど、リーダー格のジョン・ウェインは、銀行だったら盗難保険に入っているから、多少盗んでも大丈夫という、彼なりの哲学があったのでしょう(想像です)。「絶対に銃を撃つな」とキッド(ハリー・ケリー・Jr)に命令しているところで、なんとなく想像できます。残り少なくなった水を、一番体力のないキッドのために譲る。そのキッドも赤ん坊と一緒に行動するようになってからは、自分ではなく赤ん坊のために水を使いたいと思う。そんな行動に、とてもぐっとくるのですが……いかんせん、途中で二人が死んでしまうのがいただけない。どうせだったら誰も死なずに最後、笑顔の再会+相変わらず赤ん坊の名前でワーワー言うっていうのがよかったのになぁと思うのです。せっかくロバが出てくる展開なんだから、それくらいあってもいいんじゃないかなぁ。7点(2004-08-29 10:05:21)(良:2票)

140.  貴方なしでは 出張先のボストンで、ビビビ婚。公園で出会って、目に入ったゴミをとったのが縁で結婚したジェームズ・スチュワートとキャロル・ロンバードは、すぐそばにいるのにわざわざ手紙を書いて、でっかいハートマークと一緒にやりとりをするバカップルなんです。はじめは、このバカっぽさにやられまして、二人が見つめあうのを見るにつけ、どんなバカっぽい色恋ドタバタ話が展開するんだろう……と楽しみにしていたのですが……。どうも話が妙な方向に流れる……。あれれ? どーーーしてこんなに不幸になってんの???キミたち、とっても幸せなんじゃなかったの??? と、?が飛び交う展開でした。期待が大きかっただけに、残念な一本。一粒種の坊やが生死をさまよっているとき、J・スチュワートが、なんとかして息子を助けようとなりふりかまわず行動しているところ、それに周りの人がなんとか応えて協力してくれるところなんて、いいなぁと思います。でも、そもそも「妻(坊やの母親)に子どもの命が危ないことを言わないで欲しい」と医者にお願いをするなんて、独りよがりもいい加減にしてほしいなぁ~と感じてしまうのでした。1930年代当時は、男性というのは独りでいろんなことをやり通したのかもしれませんが、今となっては女性にも真実を伝えておくれ、守ってあげたいというのは嬉しいけれど、それでも心の準備とともに、母親だって自分ができることを夫と共にやっていきたいもの。そういったところで、けっこうイライラしてしまったのが残念でした。4点(2004-08-27 22:29:07)

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