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プロフィール
コメント数 1200
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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121.  エリザベス∞エクスペリメント 《ネタバレ》 原題はハーベストというブラックな単語を使ってなかなかのおどろおどろしさがあるわけですが、邦題はそれをエクスペリメントに変更。 ピュアなハートの人にはハーベストはなまなましすぎたんでしょうか…しかしこの変更でタイトルの味わいは数段落ちになってます。 さて本映画、ストーリー自体は古典的SFのそれで極めてオーソドックスなものです。映像は雰囲気重視でちょっとたるい。 クローンを沢山つくるのが殺すためだったり初夜の興奮を何度も味わうためだったり食用だったり、まぁこのジャンルではいろいろあるわけですが、その理由付けのバリエーションを除けばお話自体に特に目新しい要素はありません。 雰囲気等含めて3年前に作られた「エクスマキナ」と似ていて、あちらが人造人間でこちらがクローンという味付け部分を除けば根本的な内容はほとんど同じです。 この映画で問題なのは、ヒロインのエリザベス役の女優さんに魅力を感じない事。映画の雰囲気を考えて神経質で線の細い感じの女優さんが起用されているわけですが、いかんせん彼女に魅力がありません。劇中おっぱいとかちょいちょい見せてがんばってるわけですが、しかしそこに何の魅力も感じないのでは彼女はおっぱい見せ損じゃないですか?…っていやなんかそれ論点すり替わってますが、とにかく肝心のヒロインに魅力が薄いのはこの映画では致命的かな、と思います。 「エクスマキナ」とはそこが致命的に違っていると個人的に思います。 あっちも映画自体の話はよくある感じなんですが、しかしヒロインに独特の魅力がありました。 まぁ「独特の」魅力という意味ではこっちのヒロインもありそうな気がしますが、それが独特すぎて個人的には魅力を感じなかった…という勝手な主張であり、この映画のヒロインに罪はないんですが。 まさによくあるあの定番セリフ。 「個人の感想です」[インターネット(字幕)] 6点(2020-08-06 10:00:02)《改行有》

122.  女神の見えざる手 《ネタバレ》 あのメガネが実は内通してるだろうことは多くの人が予想していたと思うので(逆に内通してない方がびっくりするレベル)、多分クライマックスのときには「そらきたぞ」くらいにしか思わなかった事でしょう。自分もそうでした。で、そう読めちゃってるとクライマックスはちょっと弱いですよね。 もっともあれであのメガネが内通してなくてスローンが普通に罪に問われてたら悪い意味で逆びっくりでめちゃくちゃつまらないわけで、たとえミエミエであってもお約束って大事なんだと思います。 このテーマを扱う場合、もうちょっと銃社会の在り方について語る内容になるかと思いきや、完全にロビー活動の戦いに主眼が置かれていたのは娯楽映画としてはよかったと思います…が、残念ながら典型的日本人の私はこういうロビー活動について知識が乏しく、ロビー活動をする人というのは裏でこっそり動くものだと思ってたので、マスコミつかテレビ番組にまで出て普通に討論することに驚きました。めちゃくちゃ表だってるじゃん! なかなか緊迫感があっていい映画だとは思うのですが、ロビー活動に対する自分の認識の薄さが足をひっぱる点と、何よりこれ主演のジェシカに完全におんぶにだっこの映画の成り立ちがちょっと残念なので6.5点くらいの映画かな、という印象です。[インターネット(字幕)] 7点(2020-08-04 15:52:38)《改行有》

123.  劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜 そもそも自分はテレビドラマを見ないため、この手の「テレビドラマの劇場版」も当然観ないのですが、先日たまたま観たコンフィデンスマンJP劇場版が一見さんの自分でも普通に鑑賞できたので、喰わず嫌いはいかんな、と思って今回観たわけですが… しかしこっちは全然ダメでした。 あくまでもテレビドラマが好きだった人のためのファン映画であり、キャラも設定も知らない一見さんはまともに観る事ができません。 脚本自体はあってないようなもので、基本的にはキャラのどたばたを楽しむタイプの作品だったので、そうなるとキャラがわからない一見さんが楽しむのは不可能です。 これはこの映画が悪いのではなくこういうテレビドラマの映画化はそれでいいんだと個人的には思いますし、それをたまたま観てしまった自分が悪いんですが。 「吉田鋼太郎が田中圭に恋する」しか知識がなかったため、実際の内容が「ゲイ乱舞」だったことには正直驚きました。 主要登場人物のほとんどがゲイ(あるいはバイ)だったとは… ところで私がこの映画を観て思った事は、この元ドラマが放映される前後にとんねるずの保毛尾田保毛男が社会的に叩かれフジが謝罪する事件があった件です。 LGTB問題を面白がってネタにする、という意味では保毛尾田保毛男もおっさんずラブも基本的には同じのはず。 なのにあちらは叩かれこちらは面白がられる…というのでは社会的な底の浅さを感じざるを得ません。 違うのは表面的な見せかただけで根底は同じのはずなのに。 「いや、見せかたが違うのが大事なんだよ」と言われれば「…そうですか」としか言えないわけですが、それはあまりにも底が浅くはないですか?[地上波(邦画)] 3点(2020-08-03 10:29:49)(良:2票) 《改行有》

124.  映画 聲の形 《ネタバレ》 重たい話は好きじゃないので、原作は(手近にあったにも関わらず)未読です。 さて、話のテーマとかかわる話を自分の経験から先に少し。 仲のいい同僚に聾唖の方がいたんですが、彼が言うには聾唖の家庭にもいろんなスタンスがあって「手話でコミュニケ―ションを取る派」の人もいれば、現実問題としてそれでは実生活で困るので「手話に頼らずなんとか会話でコミュニケーションするよう努力して一般の方と同じように暮らすのを目指す派」の人達もいて、同じ聾唖の家庭でもそのスタンスは結構違うんだとか。 で、その話をしてくれた彼の親は後者のスタンスだったらしいのですが、この映画の中のヒロインの母は多分そのスタンスの人なんだと思います。 だから娘や社会に厳しく接して普通の学校に通わせていた、と。 そのあたりの背景の描写は映画の中ではあまり語られてないと思うのですが(見落としていたらごめんなさい)、そういう事もあるんだと思って観た方が捉え方に幅も出るのかな、と思ったりしました。 で、映画本編の話です。 アニメに詳しい人が観れば「いかにも京アニらしい」で済んでしまうアニメ映画になっていると思います。 想像していたより重い話ではなく、なんか若い子がああだこうだと想いや苦悩をぶつけ合う青い映画。 途中途中の丁寧な描写はさすが京アニです。 問題なのはストーリーです。 最終的にはなんとなく大団円ぽくなるんですが、そこに至る過程が著しく不自然です。 ポイントになるのはヒロインが夜中に突然家を飛び出し橋に向かい、病院で目覚めた主人公がやはりなぜか橋に向かって二人が出会うシーン。 ここで2人が(なぜか夜中に)同じタイミングで橋に向かうのは(映画中の描写を見る限り)テレパシー、第六感、あるいはニュータイプの邂逅レベルの導きによるものであまりにも不自然、超ファンタジーです。 そこまでわりと地に足のついたストーリーを紡いでいただけにここの不自然さは目に余るばかり。 ファンタジーでなんとなく和解してさらに他の人ともなんとなくわかりあえて終わる… …いや途中までのうざい展開はなんなん? そういう思いが抜けません。 そこまではアニメ的なデフォルメはあるにせよ、シリアスな話でつないでいただけに急にありえないファンタジー話にされてもなぁ… とちょっと残念な映画でありました。 もっと軽いテイストの映画やコメディやラブストーリーなら全く問題ないんですけど、この映画のテーマであればファンタジー要素突っ込んじゃだめでしょ。 このあたりの展開が原作と同じなのかどうかが気になるところです。[地上波(邦画)] 6点(2020-08-02 21:50:20)(良:2票) 《改行有》

125.  見えない目撃者(2019) 《ネタバレ》 リメイク版ですが、オリジナルと中国版は観てないので比較できません。 吉岡里穂の行動は優秀なんだか間抜けなんだか、危機に陥ると急に弱気になるくせに、それ以外の行動は勇敢を通り越して馬鹿レベルでまさに蛮勇。 目が見えないのにお前どうすんの?と突っ込みたくなるシーンが多々ありしかも反省せずにまた蛮勇のくりかえし。 推理だけできてもそれ以外の行動が無茶苦茶です。 クライマックスだって、あれ車で二人で待ってればいずれ警察きて無事解決なわけで無駄に問題起こしてるとしか… 死んじゃう刑事二人も、あまりにも不用心というか無能…というか、とにかく警察全般がこの映画では無能すぎて、なんか警察に恨みあるの?ってレベルだし。 そして犯人。ハリウッドあたりのこの手の映画でもそうなんでまぁパターンではあるんですが無敵すぎるでしょ。 …とまぁ気になるところは多々ありますが(というか気になるところしかないですが)、なかなか緊張感のある局面もあったのでまぁまぁ楽しめました。 あと気になったのがタイトル。なぜか単語を隠してますよね。 普通の日本語感覚ではこのタイトルだと「いるはずの目撃者が見つからない」的な意味の解釈になってしまいます。 しかしそう思ってしまうのは「目が」という言葉を隠しているから。 客に誤解させないためには「目が見えない目撃者」と「目が」の2文字が必須なわけで、それを隠してるのはおそらく意図的だと思うんですが、しかし隠す意味がわかりません。もし日本語力不足で省いちゃってるなら猛省を促します。 だってオリジナルのタイトルって意味明瞭な「ブラインド」でしょ。それなら問題ないのになぜこんなタイトルに??[インターネット(邦画)] 6点(2020-07-30 12:58:42)(良:1票) 《改行有》

126.  68キル 面白いか面白くないかで言えば間違いなく面白い映画、しかしかなり人を選びそうです。 観ようによってはカタルシス大爆発の癒し系映画だと言えなくもありません。特に女難の方には。 「やばい女総進撃」みたいな本映画の中で誰がいいかと聞かれれば、顔も体も(性格も)ヴァイオレットがナンバーワン。 そりゃそういう立ち位置ですから当然かもしれませんが。 ちなみに一番笑ったシーンは、雑貨店のモニカに店で舐めさせられたあと運転中に口に残った毛を出すシーン あるある笑[インターネット(字幕)] 7点(2020-07-28 16:58:17)《改行有》

127.  劇場版 幼女戦記 幼女だの魔導だの…というギミックを外してみれば、驚くほど王道の第二次大戦近辺の欧州を扱った架空戦争映画。 ただ出てくる兵器から考えて時代設定は数年前倒しされてるように感じます。 劇中、コミーコミーと差別用語が連呼されるあたり(100回以上言ってのでは…)いっそすがすがしいほどで、ぱっと見の印象やタイトルからは想像つかないほど硬派な映画。意外といろいろ歴史的な知識が要求されます(が、なくても多分大丈夫)。 ただ戦争映画自体に興味ない人は本当につまらないと思います。戦争映画ですから。 それにしても悠木碧は、こういうちょっと狂ったような役をやらせたら本当にオンリーワンですね。芸達者すぎます。 多分テレビアニメから繋がってる話なんだと思いますが、テレビアニメ版をちゃんと観てない自分が観ても問題なかったので一見さんが観ても大丈夫ではないかと思います。 まぁ一見さんがこれを観るとは思えませんが。[インターネット(邦画)] 7点(2020-07-20 17:49:25)(良:1票) 《改行有》

128.  シンプル・フェイバー 《ネタバレ》 私がこのサイトでレビューを書いてて、どこがいいのかわからない…と書く女優が2人います。 一人がブレイクライブリー(地味で華がない)でもう一人がアナケンドリック(馬鹿にしか見えない)なわけですが、なんとその2人が主演をつとめるのがこの映画です。 もうこれは観るしかありません(なぜ?) いや割と評判いいみたいだし…と観始めたわけですが…とにかく前半がひたすら退屈です。 どうでもいいような話をだらだらと…ここ半分にカットできますよね?と思わず問い詰めたくなるくらい退屈です。 で、エミリーが行方不明になって話が動くわけですが、あれ?そこからもなかなか話が動かず…で、そのあとありがち展開で…え、それで終わり?みたいな。 これ1時間ですみますよね? ぶっちゃけシナリオは(どなたかも書いてますが)テレビの量産2時間サスペンスレベルで褒める要素はどこにもありません。 その上、主人公2人が個人的に好きじゃない女優2トップとくれば、これはもう低い評価にならざるを得ないわけです。 確かにアナケンドリックは自分にぴったりの役をやってると思います。 頭の足りないシングルマザー。ほんとに彼女にぴったりだと思います。 が、私、頭の足りない人ってのが基本的に苦手なので、もうこれはどうしようもない事なのです。 3点かな…と思ったんですが、最後のライブからの車ではねるの流れが結構好よかったので、プラス1点。[インターネット(字幕)] 4点(2020-07-19 18:14:49)《改行有》

129.  十二人の死にたい子どもたち 冲方丁の小説はどうも肌にあわず、これも原作読んだときに「うーん、なんだかなー」と思った一本。 とはいえ、どう映画化されてるのか気になったのでちょっと見てみました。 映画化のために枝葉のエピソードや推理を切り落としてよく整理されているとは思うんですが、本質的な「面白くない感」はあんまり変わらないかな、という印象。 とにかく展開が地味なんですよね。 また原作は章単位で主人公が変わってそれぞれの人物視点でエピソードを語るために個々のキャラが理解できる構成なんですが、この映画はずっと客観視点で心の中が描かれないためのため人物造形がほんとに浅くなっています。 杉崎花の役は、わりと原作通りのキャラではあるんですが、映像化する事であそこまで厨二風アニメ風のキャラになるとは…小説呼んでるときは思いもしませんでした。 まぁわりと原作ママだと思いますが、この映画が面白くないとすればそれは原作があまり面白くないからではないかと…[インターネット(邦画)] 6点(2020-07-16 00:13:41)《改行有》

130.  ラン・スルー・ザ・ナイト 《ネタバレ》 映画の本当に最後の最後、見えそうで見えなかったヒロインの尻がついに出ます。 ヒロインの尻を出すのをここまで引っ張った映画はかつてなかったと言えるでしょう。[地上波(吹替)] 5点(2020-07-08 15:41:48)《改行有》

131.  華氏119 マイケルムーアは、わかりやすすぎるくらい左寄りな人で(映画の中でもそう言ってますし)、しかしちゃんとそのスタンスで作品を撮るので逆に安心して観ていられるし面白いんですよね。 ニュースであれば「公平で客観的に!」という努力をすべきですが、これはニュースじゃなく映画なんだからスタンスが明確でないと面白くありません。 で、この映画、例の華氏911のタイトルをいじったファッキンなトランプ批判映画かと思いきやそうじゃなくて、なぜファッキントランプが大統領になれてしまうのかというアメリカの政治選挙制度や現在のアメリカの政治的状況を問題にしている作品です。 日本人にはなじみがない話題も多いんですが、人のふり見てわがふりなおせ…じゃないですが、自分の国に置き換えていろいろ考えさせられる映画なんじゃないでしょうか。 あ、ブッシュは相変わらずちょいちょいいじられます笑[インターネット(字幕)] 7点(2020-07-07 22:41:07)《改行有》

132.  カルト 《ネタバレ》 三浦涼介と言えばもちろんアンクで知られているわけですが、もう一つネットで名前があがる有名な役があり、それがNEO様。 そしてそのNEO様が活躍する映画がこのカルトなわけです。 さてこの映画の、テレビのカメラマンとタレントが現場に行き…というフェイクドキュメンタリーな構成は、たとえばあの「REC」などと全く同じなわけで、本来立派な映画のはずです。 しかしそのタレントがあびる優や岩佐真悠子(もちろん本人役)というリアルすぎる配役なため、海外のそれと比べるとめちゃくちゃ安っぽく感じる「ザテレビ番組」という仕上がりになっています。 もちろん特殊効果がちゃちだから安っぽく見える…という点はあるのですが、多分これ日本人が日本のテレビを見慣れている(海外のは見慣れてない)からそう感じるだけで、しかも「テレビっぽい」と感じさせる事はフェイクドキュメンタリーとして成功なんですから、安っぽいテレビ番組っぽく見えるのはアリなんでしょうね。 脚本も意外とがんばってましたし割り切ってみればなかなか面白い映画でした。 例えば自分で飼い犬を食い殺しておいて直後に「楽しく暮らしてまーす」とかビデオで言ってるのがおかしいと思っていたわけですが、あれも洗脳(憑依?)されてたから…だったり、実はいろいろ疑問点とかを回収してくれています。 あまりにもはっきりしたオレタタエンドなのは笑いましたが、3部作だからしょうがないんでしょうし。 (そもそも他の2本を観た事ありませんが)[インターネット(邦画)] 7点(2020-07-06 19:08:45)《改行有》

133.  キック・オーバー 《ネタバレ》 こじゃれ系クライムアクション映画。なんとなくテイストは西部劇風。 気軽に観られる映画のふりして構成や伏線は結構複雑で、たとえば妻の浮気相手の名前を偽名として主人公がずっと使ってたから、最後に造船会社の社長が誤ってそいつを射殺するシーン(現実か妄想か不明だけど)とか流して映画観てたら、意味がわからないんじゃないだろうか? あと、私が見落としてるのかもしれないんですが、結局のところ主人公は何者なの?ただの犯罪者? 一番驚いたのはあの映画用に創作された風刑務所、あれ2002年まで実際にメキシコにあったんですね。 ビバメヒカ![インターネット(吹替)] 7点(2020-07-02 13:36:27)《改行有》

134.  クロール -凶暴領域- 《ネタバレ》 昨秋に劇場公開されていたバリバリの新作映画ですが、もうアマゾンプライムで無料配信されててびっくり。 そうですよね、アメリカでは普通に散歩中の人がワニに襲われて死んだりしてますもんね…という事を改めて思い出させてくれる映画です。 というかそういう事をニュースで知ってる日本人からすれば、なぜ途中で出てくる人があんなに無警戒で食われるのか不思議です。 (実際、映画中にも「ワニ危険」の看板が出てるっていうのに) さてこの映画、系で言えばロストバケーションと同ジャンル。孤立した女子がモンスター戦う系映画です。 サメ→ワニ、孤島→売れ残りの家、ブレイクライブリー→カヤスコデラリオ、カモメ→お父さんでだいたい同じになります。 (いやカモメは犬じゃないか?) わりと序盤に戦って足を怪我するとかそういうとこも同じ。 腕を怪我しちゃうと後の展開が困るし無傷なのも不自然だし…とりあえず脚でもやっとく?…という作劇上の都合感バリバリです。 救助の期待をもたせてくれる人が餌食になっちゃう流れとか、もはやテンプレか?と。 あちらと違うのは父子の絆的な奴で、中にはそこを評価する向きもあるようですが、僕としては父の存在はロストバケーションのカモメと同程度にしか思えません。 ちょっと気持ちを通じ合わせて怪我を治してあげる…という意味ではバリエーションの域を出ないと思うんですが… タイトルからしてどっかでクロールでワニと競争するんだろうな…というのは誰でもわかるわけですがしかしそこがクライマックスでもなくカタルシスもないってのはちょっとダメかな、と。 わりとあっさりボートにたどりついて…そしてすぐ、それ無駄骨だったん?となるっていうのは予想外。 とはいえ、そこからの展開はなかなか緊張感あふれていて観ていて飽きさせませんでした。 そのあたりは結構真面目にちゃんとした映画を撮る監督の手腕でしょう。 ピラニア3Dなんかあんな映画なのにわりとちゃんとしてたし。 ま、あの映画みたいなエロっぽいシーンを期待して観ると全然そんな事はなくてそこは残念なんですが… 総合すると「基本をきっちり押さえて丁寧に撮られたモンスター映画。ただしそれ以上ではない」といったところでしょうか。[インターネット(吹替)] 7点(2020-07-01 02:11:00)《改行有》

135.  ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 《ネタバレ》 あのマクドナルドの映画でこんなにワクワクできるなんて!と序盤は思ってたんですが、しかしうさんくさい上昇志向満載の主人公が本格的に動きだしてからはガラリと映画の性格がかわります。 いまでこそ「えー、マクドナルド…」なんて思っちゃうマクドナルドなわけですが、しかしこの映画を見れば(本来の)創業店は画期的で意識の高いとてもいい店。 それが上昇志向満載のろくでもない男に乗っ取られて今のような「マクドナルドかぁ」な店になった、その過程が描かれる反マクドナルドな映画になっていて、そりゃタイトルに「マクドナルド」名乗れませんよね。これ完全批判映画だもの。マクドナルドがこの映画を認めてないのもよくわかります。 少なくともこの映画を観て今のマクドナルドを食べたくはなりません。というか2度といかないぞ…くらいの気持ちになりかねません。 そもそも私は上昇志向の強い男性が大の苦手ですから、この映画の主人公には嫌悪感しかもてないですし。 まぁこの映画に限らず職人対ビジネスマンはどこでも見かける構図で結局バランスが大事なわけですが、しかし多くの場合ビジネスマンが勝利し大事な何かが失われていってしまう…それをあらためて実感させてくれる映画です。[インターネット(字幕)] 7点(2020-06-30 22:56:39)(良:1票) 《改行有》

136.  アス 《ネタバレ》 前作が黒人差別、今作は貧困層問題…というテーマはいいと思いますが、それを描く上で、毎回設定が荒唐無稽すぎます。 ゲットアウトでも「田舎の一般人がそんな高等科学もってるわけないだろ」という根本的に無茶な設定でシラケさせてくれたわけですが、しかしまだギリギリ我慢できました。 しかし本作はもうダメです。 なんだよ地下でクローンって…しかもアメリカ人みんなだよ(いやみんなではないけど) 設定が雑すぎていろんな事が気になってしょうがありません。 例えば、うさぎしか食べさせてもらえなかったーとか言ってるけどうさぎは食用にするにはコストかかるんだから(だからフレンチとかでしか食べない)普通はうさぎ以外のもの食わせるだろ、とか。 タイトルのUS(アス)ってUSAとのダブルミーニングなのね…とわかっても何も楽しくないっていう。 これならまだ何も考えずに済む悪霊とかの方がマシです。 ヒューマンドラマより単純な娯楽作が大好きな僕ですが、ここまでシラケる荒唐無稽な映画をヨシとするほどお人よしでもないので評価は厳しくならざるを得ません。 多分、この監督とは映画で重視するポイントが違うんだと思います。[インターネット(字幕)] 4点(2020-06-27 16:33:35)《改行有》

137.  ハドソン川の奇跡 こういう実話ベースの映画って長尺になりがちなんですが、この映画は実質90分以下にスパっと抑えていてきっちりカタルシスがある、それがいいんですよね。 この事故はもちろん知っていましたが、この映画を観てあらためて、墜落じゃなくて不時着水までわずか3分という時間の中であれだけの決断をして実行したこの機長はすごかったんだな、とあらためて思いましたし、非常時のパイロットは本当に重大な責任を背負わされるんだな、という事を実感しました。 個人的にいろんな飛行機事故の記事を読む事があるんですが、ちょっとしたパイロットの思い違いや判断ミスで墜落してしまっているケースが実は結構あります。 しかしそれは外部で後から検証してそうわかるんであって、事故の当事者からすれば多分どうしようもない事だったんだろうな、と改めて思います。[インターネット(字幕)] 8点(2020-06-26 19:13:07)《改行有》

138.  ミッシング ID 《ネタバレ》 wikiによると公開時の評価は「酷評」らしく、実際このサイトでの平均点も5点を切っているという、どう考えてもゴミ映画。 しかし、有名映画ブログあたりにはこの映画を「そこそこいい」と褒めてる人もいて「どっちやねん?」と思ってたらちょうどテレビでやってたので。 で、感想としては、そもそもハードルが低い事もあり「この手のミステリースパイ系娯楽映画としてごく普通の出来でそこまで悪く言わなくてもいんじゃね?」というのが正直な感想です。 まぁ「誰がオーブンに時限爆弾セットしたんだよ!」とか「友達の高校生が万能すぎるだろ!」とか映画中にツッコミどころは多々ありますが、しかしまぁ許容範囲内じゃないでしょうか。そこまで酷評されるほどでもないんじゃないかなぁ…と。 特に序盤部、気になる女の子が課題をやるために部屋にくるとき、あわてて部屋を片付けたり無意味に部屋の中でポーズをとったりちょっと腕が触れ合うとときめいてみたりするところは、ほんわかしててなんかいい感じでした。 いやそこ映画の本筋じゃないですけどね! アメリカ人でも女の子が部屋にくるとあわてて部屋を片付けるんですな。 あとは主人公の目と眉の間が狭すぎることがやたらと気になったんですが、まぁこれも映画の本筋的にはどうでもいいところですね。[地上波(吹替)] 5点(2020-06-22 15:10:56)(笑:1票) 《改行有》

139.  クーデター この手のファミリーアドベンチャーでは、子供はピンチの元になったりトラブルの元になったりと作劇上便利に使われるわけなんですが、この映画は特にそれが顕著でさすがにちょっとイライラします。空気読まないのが子供…とはいえ、さすがにちょっとこれはってレベル。 ファミリー物にしてはかなり緊迫感があり殺伐としてるんですが、おそらくそれは監督がホラー畑の人だからでしょう。 ホラーの作風でファミリーアドベンチャーを撮るとこうなる、という事でしょうか。 いやそもそもファミリーアドベンチャーじゃないという可能性もありますが…でも家から離れた山や川でいろんなトラブルに見舞われてそれを家族で乗り越えていくってのが多い中、この映画ではそれが海外の街中になってるだけですからきっとファミリーアドベンチャーです、うん。 あとピアースブロスナンのキャスティングはネタですよね。[地上波(吹替)] 6点(2020-06-18 15:41:17)《改行有》

140.  アデライン、100年目の恋 《ネタバレ》 ラスト20分前まで、この映画はどこに着地させるんだろう…とワクワクしてたわけですが、…しかしアデラインが夜の道を疾走して「もう逃げない」と事故フラグをたてたところで、あそっちに落とすんだ、とほぼラストまで読めました。 ハッピーエンド…とはいえ考えうる一番安直なラストに持ち込んでくれて、正直ちょっとがっかり。 そりゃ恋愛映画はハッピーエンドがいいに決まってますが…しかしこの映画の場合もっと別のラストを選ぶ手もあったんじゃない?…とどうしても思ってしまいます。 さて個人的がっかり女優ブレイクライブリーですが、なんとこの映画の彼女はよかったんです。 はじめてブレイクライブリーをいいと思いました。 いままで観た彼女、たとえばビキニでサメと戦ったり、悪党一味のヒロインやってたりするような役が地味な彼女に全く合ってなかっただけで、ちゃんと彼女に合う役あるんじゃん、とこの映画で思いました。 それからハリソンフォードも味があってよかったな、と。 若い時を演じてる役者さんの口元がハリソンフォードに似てて「お、これは若い時役で納得できるな」と。 全然似てなかったリヴァーフェニックスの悪夢はもう繰り返しませんよ、ええ![インターネット(字幕)] 7点(2020-06-17 21:12:23)《改行有》

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