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プロフィール
コメント数 1373
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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121.  リピーテッド 《ネタバレ》 ベースになっている身体状況等は様々ではあるものの、主人公が前日までの記憶を失ってしまうという設定の作品は、これまでにも複数ありました。本作もその1本ですが、事件発生時から後の記憶が消失しているのではなく、更に遡ってある年代から後の記憶が消失するという設定のためか、事件の発端やそれに至る経緯が省略されてしまっていて、話が進めば進むほど何となくご都合主義的に思えてしまいました。 朝目覚めると記憶がない。目の前に居る男性が誰なのか判らない。主治医を名乗る男性から突然の電話がある。デジタルカメラの動画記録を頼りに少しずつ記憶を積み重ねていく。それと同時に断片的に蘇る事件の記憶。夫、主治医、親友…一体誰を信じたらいいのか?あの日、一体何があったのか? こうやってプロットを書き連ねていくと非常に魅力的なサスペンス作品に思えるのですが、主演の二人、いや三人の演技に惹き込まれながらも、随所に見受けられる矛盾や不合理によって観ている側としてはトーンダウンするばかりです。 記憶障害と言いながらも殆どタイムループみたいな世界。かと言ってタイムループものにしてしまうと、ありきたり感が高まってしまいそう。スタッフ、キャスト、しっかり固めても、肝心のストーリーが弱い。惜しい作品だな、というのが第一印象でした。甘めに6点献上します。 ちなみに、題名は原題の方がお気に入り。邦題はストレート過ぎるような。[インターネット(字幕)] 6点(2023-10-19 23:19:43)《改行有》

122.  サークル(2015) 《ネタバレ》 所謂「不条理系シチュエーションスリラー」のようでいて、人間の内面に光をあてながらその本質について問うような社会派サスペンスでもあります。 何が何やら解らないうちに、ランダムに集められた50人もの老若男女が順番に殺されていく。殺されるにあたっては参加者相互が投票して対象を決めるようなシステムらしい。もしかしたら最後の一人は脱出出来るのかも知れないが、それは約束されたものでも何でもない。何故なら、主催者?は全く姿も声も現わさないから。 設定としては興味深いものがあります。物語が進んでいく過程では、利己的な主張をし続け他人の命を軽んずる者もいれば、集められた者たちが助け合うことで窮地を脱しようとする者もいる。それぞれの主張の背景には、社会的な問題が見え隠れする。 サークル上の人々には何らそこにいる必然性も蓋然性もなく、かといって偶然性のみによるものかと言えば明らかに第三者の意図が感じられる。そんな理不尽な状況にあって、分け隔てなく死が迫る中、人は何を考えどのように行動するのか?ただそれだけが繰り返される会話劇。漠然としたテーマを示しつつ決して結論には至らない。消化不良と言えば消化不良ですが、本来は舞台劇かと思わせるような淡々かつ延々と繰り返される会話からは、そこはかとない緊迫感や恐怖が感じられます。 ラスト、唯一の生存者が外界に戻された時に見たものは、同じく解放されたであろう人々と上空に浮かぶ強大なUFO。エイリアンに拉致されて何らかの心理実験?選抜試験?に強制参加させられていたということをほのめかしているのでしょうが、正直言ってこれは要らないカットではないかと思いました。ここまで観客に考えさせておいて、最後の最後に説明的(それもある意味陳腐な)になる必要があったでしょうか? ポジティブに捉えれば先鋭的で意欲的な作品。楽しめましたし意気込みも感じられますが、ラストのカットに失望したので6点献上に留めます。[インターネット(字幕)] 6点(2023-10-16 11:02:59)《改行有》

123.  Smile スマイル(2022) 《ネタバレ》 邦画「リング」を思わせる死の連鎖。怨霊?悪霊?それとも死神?その姿は邦画「デスノート」風のようでいて動きは「伽揶子」っぽさがあったり。更には、肝心要の死に際の笑顔は「喪黒福造」のそれに見えないこともない。この監督さん、きっとジャパニーズホラーとか日本文化が好きで堪らないのかなぁ、と思ったりして…。 さて、「ホラーですが決して恐くはないです。」といったテイスト。可愛いお姉さんに目の前で満面の笑みを湛えられたら最早笑い返すしかないです。これってホラー的には結構ハードル高めですね。つまり、「笑顔」の連投で今ひとつ緊張感に欠けてしまい、折角演出している恐さが半減しているように思えます。確かに不気味な貼り付いたような笑顔ではあるのですが…。 そもそも何で「笑顔」なの?何で自殺目撃で連鎖?何で自殺しないで殺人しても生き残る?いろいろと疑問は残りますが、思いっきりの「笑顔」を犠牲者に重ね合わせるという一発もののアイディアに免じて甘めの6点献上です。[インターネット(字幕)] 6点(2023-10-15 23:32:54)《改行有》

124.  ヨコクソン 《ネタバレ》 本邦の怪談話に洋画的悪魔モノ&スプラッターテイストを足して二で割ったような作品。グロさ加減は少々抑えめのようにも思えますが、如何にも韓国ホラーのテイストです。 おどろおどろしいカットの連続。ただし、演出的には想定内であって予想以上の恐さはありません。物語的にも斬新ということはなく、寧ろ古典的とも思えます。そこそこの恐さともの悲しさ。期待以上でもなければ以下でもないという無難な仕上がりと思えます。 ただし、ラストシーンは全くの蛇足、要りません。お腹の子が悪鬼に支配されているかどうかは結構早い段階で予想されます。ダメ押しのようでいて、最後の最後にトーンダウンしてしまった感があります。その分-1点の5点献上します。[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-14 23:46:28)《改行有》

125.  ティル・デス 《ネタバレ》 外界から孤立し暖房もなく、夫の死体と繋がれ自由に行動することもままならない状況にある一人の女性。夫が自殺に使ったリボルバーには弾は残っておらず、電話もスマホも壊され、室内には刃物も工具も何もない。クルマのガソリンまで抜かれている。この絶望的な状況にあって、更に逆恨みの末に彼女の命を奪いに来る残忍な凶悪犯が迫る。 シチュエーションスリラーとしてのお膳立ては徹底しています。絶望の演出に新しさを感じました。そして、その後の展開も二転三転して目が離せない。ラストまで一気に見せてくれる良質なスリラー作品だと思います。 決定的な危機の場面にあって、思いのほかヒロインが自由に行動していたり、殺人者に見つかりそうで見つからなかったり、相手が仲間割れして命拾いしたりと、結構ご都合主義的な展開もありますが、ヒロインありきのフィクションなのですから許容可能レベルの予定調和として受け入れられます。 それにしても、湖畔の豪華な別荘で徹底的に妻を絶望に追いやった上で死を与えるという状況を用意するとは。夫は一体どれだけ妻を憎んでいたのか?極めて偏執的。逆恨みの凶悪犯より凶悪のようにも思えます。悪事が露見しキャリアも何も全てを失うことが決定的になったからと言って、妻が部下と不倫していたからと言って、単純に無理心中を図るのではなくここまで苦しめようとするには何かしらもうひと味必要かも知れません。新進気鋭の監督さんということで、更なる緻密さを次作に期待したいと思います。 ちなみに、個人的にはこのヒロインはもう少しか弱さや優しさを感じさせる雰囲気の女優さんの方が良かったかなと思ったりして。ミーガン・フォックスさんだと最初っから強そうに思え、悪党との真向勝負が自然に思えてしまうので。[インターネット(字幕)] 7点(2023-10-14 23:19:04)《改行有》

126.  壁女(2015) 《ネタバレ》 本邦の古の怪談話や妖怪譚に登場しそうな(実際類似の物語は読んだことがあるような?)、不気味ではありながらどこか愛おしくなるような物語。 幼い頃からの思い込みで自らの才能を過信する男にとって、壁の女は理想のパートナー。もしかしたら全てが妄想かも知れない。しかし、逃れられない彼女の魅力、そして夢にまで見た芸術家としての成功。更には成功によって齎される新たな誘惑と絶望。 ラスト。彼に降りかかった惨劇がどのように解決して、彼がどうして自由の身なのかは全く説明もなく気になるところですが、それ以上に何故空き部屋に戻って来たのか?何故今や何も語らなくなった壁の穴を飾り付けたのか?結局壁の女は息絶えたのか?それとも彼の魂と融合しひとつになったのか?そもそも彼女は彼だったのか? 謎めいた結末ながらそこに魅力を感じ7点献上します。もしかしたら、自分にとっての壁女が欲しいのかも。あぁアブナイ。[インターネット(字幕)] 7点(2023-10-14 23:05:17)《改行有》

127.  イコライザー THE FINAL 《ネタバレ》 第一弾は衝撃的に面白かった。第二弾は前作を踏まえたがために少々トーンダウンした。では、邦題では副題に「THE FINAL」と冠する本作は如何に?期待感十分に公開初日の1回目にて鑑賞しました。 舞台はイタリア。冒頭から容赦ないイコライザーぶりを発揮するも、その優しさがアダとなって重傷を負ってしまうマッコール。絶対的無敵ぶりを発揮し、戦闘不能になることなどなかった過去作とは大いに異なる展開。そして、傷が癒えるまでの戦えない時間が彼の生き方を変えて行く。今までも安らかな時間に充たされることはあったものの、それは決して長く続くものではなかったが、イタリアのその小さな町は、彼に永遠とも思えるような平穏な時間と場所、そして何よりそこに住む人々との心の交流を与えてくれる。そして、やがて始まるその町とそこに暮らす善良な人々を守るための最後の戦い。その勝利が彼に本当の平穏な日々を与えてくれる。 目の前の悪は滅ぼせても、摘んでも摘んでも悪の芽が絶えることはなく(実際「4」に繋がるような布石はないことはないです)、再び彼が戦いの場に戻らなければならない時が来るかも知れませんが、3部作完結編として見応えのある1本でした。 それにしてもダコタさん、あなたあの人たちの娘さんだったのですね。うん、だったら中途半端な登場のような?4作目を期待してやみません。 究極のお節介にして究極のお人好し。賛否両論は当然ですし、必ずしも賛同出来ない点も多々ありますが、個人的にはこのぐらいの勧善懲悪が大好きなので7点献上します。[映画館(字幕)] 7点(2023-10-14 22:36:17)《改行有》

128.  A-X-L /アクセル 《ネタバレ》 この作品が鑑賞の対象にしているのは誰なのか?お子様向けなのでしょうね。大真面目にSFとして観てしまうとツッコミどころは満載です。A-X-Lとの絡みでは「んなわけねーだろ!」の連発です。 何で父親の手伝い程度の技術しかない若者が、装甲板だけならともかく最新鋭のロボットの電気系統や駆動パーツを手持ちの工具で直せるの?ラスト近くでは研究施設みたいな装備を備えたガレージでAIまで修理してるし。肝心のA-X-Lの方は、最新・最強な殺人兵器のはずなのに、戦闘能力は低そうだし焼かれただけで壊れちゃうし、燃料はガソリン? まぁ全編通じて誰一人死亡しませんし、主人公とガールフレンドのラブラブカットもキスまででストップ。エンディングではA-X-L再構成中?バラバラになった部品が集まるとか?別のマシンにAIの魂が宿るとか?少々強引ですがA-X-Lも死んでいないということでハッピーエンドですね。やはりお子様向けでしょう。 いや決して否定的レビューではありません。お子様向けと思って鑑賞する限り、実に楽しく安心して観ることが出来ました。A-X-Lの造形も無機質なのに可愛らしいし、SFXもまずまず自然です。夢のある物語として7点献上します。[インターネット(字幕)] 7点(2023-10-10 11:11:13)《改行有》

129.  ノクターナル・アニマルズ 《ネタバレ》 現実と劇中劇が交錯し、やがてある一点に収斂して行く。ただし、劇中劇はそれを読んでいるヒロイン・スーザンの視点によって具現化されている。それ故に終着点は彼女の望むところに落ち着こうとする。しかし、そこに至ることは叶わない。良く出来た心理劇ですね。 小説の主人公は作者であり彼女の前夫であるエドワード。別れる前に彼が書いていた小説も、彼自身の経験を書き綴ったものばかりだったから、スーザンが主人公にエドワードを重ねるのも当然です。ただし、劇中の主人公の妻はスーザンのようでいてスーザンではない。エドワードと別れ、別の人生を歩んでいた彼女にとって、劇中の妻に自らを投影することは出来ないのですね。勿論したくもない訳ですし。それでも心のどこかで燻っている後悔と自責の念が、劇中の妻と自らを似せてしまう。実に複雑かつ精緻な心理描写だと思います。 シンプルに考えれば、この小説を贈ることによってエドワードは、スーザンが自らの犯した過去の過ちを反芻し、今選択すべき道(それは希望へと続くもの)を見つけさせておきながら、彼女との再会を決して実現させないことによって彼女を絶望に導く。そんな救いようのない復讐の物語に思えます。 しかし、それではエドワードが偏執的な人間として描かれてしまいスーザンの歪んだ人間性と並立してしまう。彼が小説を贈ったことまでは現実でしょう。でも、そこに書き綴られている物語はスーザンが読み解いたものと合致するのでしょうか?スーザンの妄想とまでは言いませんが、彼女が詠み進むことによって彼女なりのフィルターが掛かり、物語の本質が歪められてしまっているのかも知れません。 いずれにしても、二人の再開は永遠に訪れないのでしょうね。もしかしたら、エドワードは自らの命を絶っているのかも知れません。 強烈なインパクトを与えてくれる冒頭の超豊満裸婦によるダンス。スーザンの脳内では彼女自身はあのような姿なのでしょうか?彼女自身が醜く踊り疲れて息耐えることを切望した故の表現だったのでしょうか? ひさしぶりに結論の出ない、かと言って乱雑でとりとめのない物語ではない、良質なサスペンスを鑑賞しました。[インターネット(字幕)] 9点(2023-10-09 18:23:51)《改行有》

130.  キャッシュトラック 《ネタバレ》 無敵!死なない!ファンのお望みどおりのジェイソンが見られる本作。只管スカッとしたい人にはある意味お薦め。多少のあるある感は無視して、ただただ集中あるのみ。 ストーリー的にはクライム・サスペンスの王道を行くようなシンプルな構成。意外性はほぼありません。思ったとおりの展開というか実に想定内です。強いて言うなら、ジェイソンの正体がギャングのボスだったこと。この際、元特殊部隊員だろうがCIAエージェントだろうが武道の達人だろうがあまり関係ないのですが、被害者も悪党だったとは。そこは意外、というか残念でした。 それでも惹きつけられる。やはりその理由はひとえにジェイソン様々。カッコいいですよ、ホントに。いつかは衰える時期が来るかも知れませんが、脂の乗り切ったアクション俳優である今こそ、より多くの作品にチャレンジし続けていただきたいと願うばかりです。 ちなみに元ネタは未見です。ジェイソンが出ないこのストーリー。しかも仏映画。少なからず興味津々。しかも、元ネタの英題が「CASH TRUCK」なのですね。[インターネット(字幕)] 8点(2023-10-08 22:48:21)《改行有》

131.  トゥ・ヘル 《ネタバレ》 ニコラスさん、またしてもやっちまったな!といったテイストの作品。最近の彼の出演作はこういう傾向なのだ、と予め思っていれば意外にすんなり楽しめる作品とも言えます。言い換えれば、ニコラス・ファンもしくはニコラス出演作品ファンのための映画といったところでしょうか。 特殊能力のある女性が自らの命を危険に晒してまで愛娘のためにあっちの世界に行って娘の魂を連れ帰る、というのは斬新なアイディアということではありませんが、結果として別人、それも主人公の亡き妻の魂を連れ帰ってしまうというストーリー自体には少なからず惹かれました。 ただ、展開がスピーディなのは好ましいのですが(この作品を主人公の苦悩がどうのこうのと矢鱈と重く仕上げなかったのは正解かと)、シチュエーションを考えるにジョーとジュリーがいくら何でもいきなりセックスに走るのはどんなもんでしょう?それと、妻の魂が乗り移ったビリーが、こちらもいきなりジョーの身体ばかり求めて来るのもどうでしょう? なんだかニコラスさんばかりが良い思いをしているように思えないこともなかったりします。悲しみに打ちひしがれて酒浸りになって救いようのない状況だったジョーは何処に行ったのやら?その後の彼の行動も、一体何をしたいのか、これからどうやって生きていきたいのか?ラストの彼の決心を見るまで良く分からないままに進行して行きます。 結局、独りにしないで欲しかった妻の怨念が彼を地獄に道連れにしようと誘っていて、妻が娘に何をしたのかを知った彼はそんな妻の怨念に抗うのを諦め、全ては自らが招いたこととして地獄へと向かっていくということなのですね。 そう考えれば、必ずしもニコラスファンだけのための作品ではないヒューマンストーリーとも受け取れます。が、やっぱり続出するセックスシーンはどうなんでしょうかね? それと、冒頭のジュリーの幽体離脱カット、ラストの若かりし頃のジョーの地獄行き決定のカット。これは必要だったのかどうか。微妙です。[インターネット(字幕)] 6点(2023-10-06 10:10:38)《改行有》

132.  アンチャーテッド 《ネタバレ》 シンプルに楽しめる荒唐無稽なアドベンチャー作品。それもそのはず、ゲームが原作なんですね?とうの昔にゲームは引退した身なので、途中までそんな大切なことも知らずに鑑賞していました。でも、元ネタの詳細を知ることなくても十分に楽しめます。 ストーリー的には極めてオーソドックス。オリジナリティ豊かというのとは少々異なり、既視感溢れる中にあっても、適度にスリリング、適度にコミカル、飽きることなく楽しめました。 娯楽作品としての要素を十二分に備えた本作。何も考えず楽しむのが一番。夢のような世界を楽しみましょう。 ちなみに、そうは言ってもアントニオ・バンデラスさんの使い方はどうなんでしょう?勿体なっ![インターネット(字幕)] 7点(2023-10-04 23:13:48)《改行有》

133.  白鳥(2023) 《ネタバレ》 原作は未読。人間の心に潜む狂気に対し、強く正しく生きることを説いた作品でありながら、決して説教臭くならずファンタジックな味わいに仕上げられていて好感が持てます。 今の時代背景においては反戦的な作品と理解しても良いのではないかと思います。許されざる攻撃に対し決して無益な反撃を試みることなく自らのあるべき姿を求め続けるべき、というような。ある意味、理想論に過ぎないのかも知れませんが。 ラスト、母のもとに還り着いたのは、肉体は滅んでも決して滅びることのなかった魂だったのでしょうか?それとも奇跡が起きたのでしょうか? 本作を含め、ネットフリックスからロアルド・ダール作品が4作配信されるということです。あとの3作も楽しみです。  [インターネット(字幕)] 7点(2023-10-04 22:21:01)《改行有》

134.  ジャックは一体何をした? 《ネタバレ》 デビッド・リンチ初心者には何が何やら解らないであろう超シュールなフィルムノワール。リンチ作品のセルフリスペクト的要素がわずか17分の中にみっしりと詰め込まれています。 ジャックが猿であること。その恋人が雌鶏であること。注目すべきはそこではないことは明らか。平板的に見てしまえばコメディ的に映らないこともないでしょう。でも、そんなカテゴライズは全く無駄。リンチ作品に共通することですが、観客が観ている映像の遥か向こうに本質が見え隠れしているように感じます。見たままそのまま受け取ってはいけないのだと思います。台詞の一つひとつ、ビジュアルの一つひとつに意味付けを求めてはいけないような。 ひさしぶりにリンチワールドを堪能しました。実に愉快で美しいモノクロ作品でした。[インターネット(字幕)] 9点(2023-10-04 22:13:45)《改行有》

135.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 クロエ・グレース・モレッツさんの変わらぬ可愛らしさ見たさに観た続編。基本的には期待通り前作同様に楽しめました。 超人的強さと可愛らしさと下品さの同居するヒット・ガールの魅力は相変わらず最強ですし、彼女が途中普通の女の子らしく生きようとする際の姿には更なる魅力も。そして、キックアスことデヴィッド君のヒーロー願望には前作以上に感情移入し難いところもありますが、次第に彼も成長しミンディを諭すことさえ出来るようになるとは。 強いて言うならば、敵役を始末する過程で愛する家族や大切な仲間が殺されてしまうというお約束的な展開は、物語的に避けられなかったのでしょうけれど、少々ストレート過ぎな感は否めないと言ったところでしょうか。極めてオーソドックスでした。同じくお約束どおりに仲間の愛犬が助かるというくだりは歓迎ですが。(あの場面で犬が犠牲になってたら大いにマイナスポイント) ちなみに、大佐がジム・キャリーさんと気付かずに観ていた自分が恥ずかしい。 エンドロールの後に流れる、敵役がサメに〇ンポを食われながらも生きているという状況からして「3」は作れそうですね。現時点で「3」の製作は未定かと思いますが、もし製作されれば勿論マストです![インターネット(字幕)] 8点(2023-10-03 12:25:03)(良:1票) 《改行有》

136.  キック・アス アメコミ原作の作品だけに荒唐無稽なストーリーはある意味当然。なので細かいことを言っていたら楽しめない作品ですね。寧ろ、よくぞ実写化してくれた!しかも出来は最高!と賞賛すべきと思いました。 ま、個人的には本作で初見だったクロエ・グレース・モレッツさんのあまりの可愛らしさがピンポイントにストライクど真ん中で、細かいことはどうでも良くなってしまった感が無きにしも非ずといったところですが。 少々のグロさも相手が極悪人なら寧ろ爽快、ニコラスさんも良い味出してますし申し分ない面白さです。続編も含めて大好きな1本。[DVD(字幕)] 9点(2023-10-03 12:04:06)(良:1票) 《改行有》

137.  ヴァスト・オブ・ナイト 《ネタバレ》 良い意味を込めて、極めてオーソドックスな宇宙人襲来モノですね。古き良き時代のアメリカを舞台に、エリア51等で知られる政府の陰謀説やエイリアン・アブダクションといった定番のエッセンスが盛り込まれ、昔懐かしいSF小説やSF映画へのリスペクト感に溢れています。 フェイの好奇心旺盛で如何にも当時のイケてない女子高生風キャラと、エベレットの多弁で如何にも自己中心的でオレ様感漲るキャラに最初は少々引いてしまいましたが、話が進み二人の感情や行動が次第に変化していく中で、いつの間にか感情移入していました。 UFOとかエイリアンについての情報や知識が現在とは大いに異なっていたであろうあの時代、誰もがと言う訳ではないでしょうけれど、こんな状況に置かれた人は、同様の行動に走ってしまったとしても不思議ではないと思うところです。 超シンプルで幾度となく耳にして来たエピソードであり恐らくはバッドエンドではありますが、観終えてみれば思いのほか温かみを感じるような印象深い1本でした。[インターネット(字幕)] 7点(2023-10-02 11:15:32)《改行有》

138.  21ブリッジ 《ネタバレ》 物語的には特に目新しさや意外性はないものの、全編通じて緊迫感が途切れることはなく、仮令筋書きが先読み容易であっても十分に楽しめる作品でした。 とは言え、タイトルにまでなっている「21ブリッジ」の封鎖の困難さや市民の混乱が前面に押し出される訳でもなく、タイムリミットが迫り来る中、捜査の難航により主人公が悩み苦しむ姿が描かれることもありませんでした。サラっと流れ過ぎているという感は否めません。 クライムサスペンスとしては掴みが大雑把であり、ヒューマンドラマとしての掘り下げ方も今ひとつ、なんとなく中途半端に終わってしまった作品。勿体ないな、というのが正直な印象です。 行き場のない感情に苦しむ刑事を演じ切った今は亡きチャドウィック・ボーズマンさんに+1点の7点献上します。[インターネット(字幕)] 7点(2023-10-01 21:30:20)《改行有》

139.  イコライザー2 《ネタバレ》 前作は「一体何者?」という状況で物語が進みながら、やがて正体を現すというスタイルに上手く纏まっていましたが、本作は明確に続編なので素性が明らかになった上での物語。どうやって主人公を見せるかはかなり難しい選択だったと思います。結果は…残念ながら微妙なところですね。聞けば、デンゼルさんは「続編」モノに初出演だったとか。確かにそんな気がします。なので、少々残念な初続編出演になってしまったように思えます。 冒頭のアクションシーンが必要だったかどうか微妙。女を薬漬けにする一見エリート若者風の男たちへの制裁と、画家志望の青年に救いの手を差し伸べギャングのアジトに踏み込んだ際の行動のバランス感が微妙。敵役は腕利きの元CIAエージェントたちのはずなのにアッサリ殺られる手応えのなさ。前作のロシアンマフィアに比べて小粒過ぎな感は否めない。そもそも雇い主のラスボスは出て来ないし。などなど、全編通じて微妙な展開の連続です。 相変わらずの無敵ぶりや有事に備えた自宅の危機管理ぶりとか、「一度しか殺せないのが残念」の言葉通り仮令元同僚であろうと容赦なく痛めつけ苦しめながら始末していくところはなかなか爽快でしたが、前述のとおりの微妙さのオンパレードが面白さを半減させてしまっているのが残念でなりません。 近く「3」がファイナルとして封切られますが、是非観に行きたいと思います。どうか失望させないでいただきたいものです。[インターネット(字幕)] 6点(2023-10-01 12:22:18)《改行有》

140.  哭声/コクソン 《ネタバレ》 良く言えば難解、悪く言えば捏ね繰り回してブレ過ぎな作品。どう見ても矛盾していると思える状況を堂々と前面に押し出して来るのだから、観ている方は絞り切れずに混乱するばかりです。 おそらくは、國村隼演ずるところの謎の日本人は元々は村に憑りつく悪霊を払うべくしてやって来た祈祷師。しかし、同時に悪霊からもその姿を利用されており、やがて死して完全に悪霊(悪魔)に乗っ取られてしまう。 また、祈祷師イルグァンは迷いつつも悪霊の手先となっていて、善なる人格も見え隠れしていて一見すると親身になってジョング一家を救おうとしているようでいるものの、娘のヒョジンへの呪いには一役買っている。 そして、白い服の女ムミョンは一部の事件の目撃者を装いながらも強力な力を持つ霊能者、あるいは天使で、一度はジョングに誤解されながらも村の守護者として悪霊(悪魔)と対峙する。 そんな風に思われるのですが、随所に予想を裏切る言動や行動が出現し、上記の解釈が幾度となく揺るがされ続けてしまいます。一体テーマは何なのか?人の心に巣食う闇なのか、それとも人の心を照らす光なのか?事の真相は悪魔系なのか心霊系なのか?そもそも一貫したテーマはないのか? 主人公の頼りない警察官ジョングが序盤から中盤にかけてまではコミカルに描かれていて、韓流作品お約束のコミカルなカットや台詞が盛り込まれているところは、個人的には馴染めない、と言うか正直なところ嫌いなところです。否、そもそも作品通じてジョングには全く感情移入出来ませんでした。 全体的な雰囲気や色調は如何にも韓国映画という感じで馴染みやすいものの、冒頭書いたように捏ね繰り回し感があり続け、人物描写の矛盾も後押しする中では、真面目に考察しても仕方ないのかも知れないとさえ思えてしまい、5点献上に留めたいと思います。 けれども、仮令実行していないにしても、犬や鶏、羊の殺戮シーンは好まないため-1点の4点を献上します。[インターネット(字幕)] 4点(2023-09-29 23:23:28)《改行有》

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