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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
121. カメレオンマン 《ネタバレ》 本当にウディ・アレンって天才だと思わせる作品ですね。素晴らしいドキュメントフィルムでした(笑) しかし、「みんなと同じになりたい、嫌われたくない」という人間誰しも持っている感情をここまで極端に表すと、笑いを通り越して感心してしまいますね。それをカメレオンに例えるところなんかも凄い発想ですね。 でも、確かにみんな知っているものを知らなかった時に、つい知ったかぶってしまうこととかありますよね(ちなみに白鯨は読んだことありません。)。 [ビデオ(吹替)] 7点(2006-05-03 12:30:51)《改行有》 122. 私の中のもうひとりの私 生き方について、とても考えさせられる作品でした。 気づかない内に人を傷つけたりするってことはありますからね・・・・・・。 ただ、自分が知っている自分の姿と他人が知っている自分の姿のどちらが本当の自分の姿なのかというのは非常に難しい問題ですよね。 また、もう少し年齢を重ねたときに見てみたい作品です。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-16 21:25:51)《改行有》 123. 愛情物語(1984) 《ネタバレ》 日本映画の情緒とアメリカンな雰囲気が混ざり合っているようで全然混ざり合ってなくて、正直とても「ダサい」んですが、この「真剣なダサさ」がとても懐かしく愛おしいです。 とても、ダンサー向きとは思えない原田知世 が、想像以上に頑張っていて、なおかつとても楽しそうなのが印象的でした。 まあ、玉手箱のようにいろんな要素を入れようとして、無駄なシーンが多い気もしましたがそれもまた「角川映画」のエンターテインメントということで楽しめました。 ただ、どうしても引っかかったのが、なぜ実の親の墓参りをしなかったのか・・・・ということでした。 [地上波(邦画)] 6点(2014-09-02 00:40:35)《改行有》 124. 刑事物語 《ネタバレ》 高倉健までゲスト出演するような豪華なキャストに比べると、内容はややドロドロとしていて娯楽作品としてはちょっとイマイチですかね・・・・。 [DVD(邦画)] 6点(2014-01-26 21:58:46)《改行有》 125. 刑事物語3 潮騒の詩 《ネタバレ》 五島列島の風景、大人の女性の魅力を見せ付ける星由里子とフレッシュながらも女優としての才能の片鱗を見せる 沢口靖子 、そしておなじみのアクション!娯楽映画に他に何が必要だろうか・・・・ まあ、それだけと言ってしまえばそれまでなんですが。 [地上波(邦画)] 6点(2013-07-24 23:21:18)《改行有》 126. セカンド・ラブ 《ネタバレ》 女性が自立して生きていこうという今ではあたりまえの事が、「翔んでる女」と称されてしまうような昭和の時代のある夫婦の物語。全盛期の大原麗子の美しさや昭和後期の雰囲気、そして当時の邦画の状況を知りたい方にはオススメです。 [地上波(邦画)] 6点(2013-05-17 23:09:26)《改行有》 127. 出張 《ネタバレ》 しかし、平成も23年たつと昭和後半~平成初期の光景がが非常に懐かしく(悪く言うと古臭く)見えますね。サラリーマンの姿自体は今も昔も変わりませんが、家庭に戻ってからの旦那の振る舞いなんかは今の感覚ではありえないですよね・・・・。 まあ、ゲリラがあっさりとしすぎていたり、誘拐から解放されたばかりの社員をすぐに次の出張へ行かそうとする会社とかいろいろ内容的に突っ込み所はあるのですが、やはり石橋蓮司の飄々とした演技はとても魅力的でした。 [ビデオ(邦画)] 6点(2011-06-16 00:30:43)《改行有》 128. 水のないプール まあ、内容は最低なんですが、内田裕也 がいちいち格好良すぎて素敵です。 「ジンジャーエールはジュースじゃねえ!」最高です。[ビデオ(邦画)] 6点(2009-12-14 23:04:45) 129. 潤の街 《ネタバレ》 いま、改めて観ると20年前はお隣の国ってアングラな存在だったのだなあと気付かされますね。まあ拉致問題とかいろいろあるんで、今も嫌悪感を抱いている人の方が多いことには変わりはありませんけど、少なくとも20年前よりかはマトモな関係になっているように感じます。 映画自体は、なんというか教育映画的で「歴史を知らず差別的な日本人」「逆境に負けずがんばって生きている朝鮮人」というステレオタイプな図式から抜け出しきれていない印象を受けました。物語的には良くできていると思いますけど。 まあ、このテーマを真正面から扱った映画を商業作品として製作・上映したこと自体がこの当時としては評価されるべきであるのかもしれませんね・・・・ それと、1980年前後に書かれた脚本をそのまま映像化しているからなのか、1989年の設定とは思えない社会風俗の描写のズレが気になりました。 [インターネット(字幕)] 6点(2009-08-12 18:07:52)《改行有》 130. 汚れた血 《ネタバレ》 原色を効果的に使ったデザインを見ているような映像や実験的な作風はゴダールを思い出させましたね。 内容も若さから来る衝動のようなものが上手く表現されていると思います。もう少し若い頃に出会いたかったですね。リアルタイムで見ていたらきっと夢中になっていたと思います。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-03-18 15:19:52)《改行有》 131. 戒厳令下チリ潜入記 《ネタバレ》 軍事独裁政権下のチリの様子が描かれていて興味深い作品でした。特に、ピノチェトの軍事クーデターのドキュメントでは、当時の無線記録や関係者の証言により生々しく当時の光景が伝わってきました。 [ビデオ(吹替)] 6点(2009-03-04 14:38:18)《改行有》 132. 肉体の門(1988) 女性による任侠映画という感じで、女優陣の迫力の凄さに圧倒されました。この豪華なキャスティングとお色気満載なところは80年代日本娯楽映画の王道ですね・・・・。 しかし、ラストの爆風に歪む顔は・・・・[地上波(邦画)] 6点(2009-01-25 19:38:31) 133. クリスチーネ・F 《ネタバレ》 正直映画の出来としてはイマイチだと思いますし、主人公達に対してもあまり同情は出来ませんでした。 ただ、ドラッグの恐ろしさだけは痛いほど伝わってきましたね。それと、デヴィッド ボウイの音楽(特に「Heroes」)が印象的でした。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-30 21:30:43)《改行有》 134. 化身(1986) 《ネタバレ》 藤竜也が弱く愚かな男の姿を悲哀たっぷりの演技で表現しています。前半はちょっと彼の粘っこさが気持ち悪いところもありましたが、後半で黒木瞳に翻弄されるようになってからの演技は中々良かったと思います。 まあ「男の甲斐性」なんて言葉が通用していた時代の終焉を描いた物語というところでしょうか・・・・・[地上波(邦画)] 6点(2008-03-13 19:09:23)《改行有》 135. マニフェスト 《ネタバレ》 不思議な作品だったとしか言いようがないですね。ブラックユーモア満載の大人向けファンタジーといった感じでしょうか。 サナトリウム内の光景がなんとなくSF風なのが笑えましたが・・・・(火だるまになる人間回し車のシーンは非常にシュールでした)。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-27 10:16:53)《改行有》 136. コカコーラ・キッド 《ネタバレ》 コカ・コーラ(一切協力はしていないようです)を通して、アメリカ企業のグローバリズム、そしてアメリカ自体を皮肉った作品です。中々面白いコメディではありますが、全編に漂う妙に明るいけどチープな80年代テイストがどうも合いませんでしたね・・・・。 ラスト唐突に出てくる「1週間後・・・日本では桜が咲く季節。第三次世界大戦が勃発した」のテロップはいろいろ考えさせられましたね。このままグローバリズムが進行していくと、戦争になりますよという警告なんでしょうか・・・。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-27 10:15:36)《改行有》 137. ニューヨーク・ストーリー 個人的な評価としては、ウディ・アレン>コッポラ>スコセッシの順ですね。スコセッシとコッポラの作品については、オムニバスにありがちな洒落たショートストーリーという感じでそれほど印象には残らなかったというか、正直やや退屈でした。 しかしながら、さすがウディ・アレンです、そんな心を見透かすかのように、本当に楽しいコメディ作品を用意してくれました。馬鹿馬鹿しいんだけど、その中にセンスの良さが滲みでていて素晴らしかったです。 まあ、ウディ・アレン好きの方なら3作目だけでも観ておいて損はないと思います。 [地上波(字幕)] 6点(2007-11-08 18:25:58)《改行有》 138. 闇のカーニバル 80年代という空虚な時代の空気や、当時の日本のインディーズが醸し出していたいかがわしく危険な香りをごった煮にしたような作品ですね。リアルタイムで観ていたら拒絶反応を起こしていたかもしれませんが、今観ると非常に懐かしく、そして愛しくすら感じますね(ハッキリ言って、みんな微妙にダサいんだけど必死で格好つけているんですよね・・・・)。 正直、訳わかんない作品ですけど、不思議と心に残る作品でした。 [映画館(邦画)] 6点(2007-10-30 17:58:17)《改行有》 139. 火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 20年近くたっても、全く色あせることのないアニメーション映像のクオリティはさすがジブリといったところですね。 結構、この映画を見て泣いたとか感動したとかいう評判を聞いていたのですが、実際見るとそんなに単純な物語ではないですね。はっきり言って、清太と節子の兄妹や西宮の叔母さんそしてその他の登場人物のほとんどが、戦火の中で醜い部分を晒してしまっていて、嫌悪感すら感じてしまいました。でも、その嫌悪感の源泉というのが戦争ということなんですよね・・・・・。だから、私はこの作品を観て、感動はしなかったし涙も出ませんでした。ただ、戦争というものに対する嫌悪感だけを感じました。 [地上波(邦画)] 6点(2007-09-22 19:42:35)《改行有》 140. ローカル・ヒーロー/夢に生きた男 《ネタバレ》 マーク・ノップラーのギターサウンドのように渋い作品です。シニカルだけどユーモアがあって、まさにイギリス映画という感じでしたね。ラストは、もう「上手い!」と言いたいですね。[DVD(字幕)] 6点(2007-03-19 18:40:15)
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