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121.  グレイヴ・エンカウンターズ2 《ネタバレ》 以前2011年版を見たが今回1と2を続けて見た POV映像モキュメンタリー 初めて見た時よりも一作目はおもしろいと感じた 最初の一時間はたいしたことは起こらない ただ窓が開いたり、ドアが閉まったりするだけ 夜が明けなくて建物が閉じられているというだけでパニックを起こす撮影クルー達がそれなりにリアルで楽しめる 一作目の方が不気味度が高いかな 二作目は途中で警官が加わるなど前回よりグレードアップしたかなと思ったら、まったく活躍しないで何の為のキャストかわからなかった 建物に入るまでの展開はひねりがあってよいとおもったが、建物に入ってからは前回とまったく同じ展開が結構しらける 前作のクルー達の失敗を考慮して持ち込んだ道具とかまったく役にたたないし、閉じ込められるのが分っているのだから、建物から脱出する術を講じて侵入するとか工夫がほしい この手のホラーでまったく悪霊に歯が立たないのはそろそろ飽きた でも途中で唐突に脱出するなどは意外性があってよい しかしホテルのエレベーターのドアが開くと、地下通路なのはドアが開く前からみえみえで、わざわざエレベーターのドアにする意味があるのか? それなら普通はエレベーターから出ないだろう、むしろなにげなく開けたドアが館に通じていて、中に入ってうっかりドアを閉じたら、入ったドアを開けても、時既に遅し、みたいな演出の方が意外性があってずっとよいのに 終盤、壁に穴が開いて吸い込まれるとか意味不明、謎解きを拒否するめちゃくちゃな展開だ やはりある程度理由を想像出来る結末にして欲しい ラストはなんだか考え落ちだ モキュメンタリーホラーはエンディングにいい物が無いな エンディング前にちょっとしたゴア描写があるが、結構唐突でむしろ嫌な気持ちになる 心霊とスプラッターを混同しないでほしい[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-26 16:21:59)(良:1票)

122.  レザボア・ドッグス 《ネタバレ》 タランティーノの初期の傑作 久しぶりに見た 冒頭からくだらないオタク話が続いてチップを払うの払わないのと、どーだっていいぐだぐだな展開から一転して、オールドポップス「Little Green Bag」をバックにスローモーションでチームの紹介が始まるファーストシーンはめちゃめちゃクール 以降強盗シーンはまったく出てこないのに緊張感ある展開で先が読めない アクションシーンもほぼ無く、ぐだぐだなオタク会話が長く差し挟まれるも音楽の使い方などかなりクール 時系列がめちゃくちゃで最後まで見れば全体が見えて来る様になっている ラストもくだらなくて、あっと思うバカ展開から一転してギリギリの極限状態のままEND マジメにリアルってこのぐらいくだらないものかもしれないなと思わせる 狂犬達が集まって誰が強いか吠え合って威嚇しまくりの犬の群れ、タイトル通りの「Reservoir Dogs」そのものである クールとしかいいようがないがいかんせん、ぐだぐだなオタク話が長過ぎる まぁ次作がパルプ・フィクションだからしかたがないか[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-24 22:15:28)

123.  ポンペイ 《ネタバレ》 予告編を見て期待した通り ベスビオ火山の大噴火を圧倒的なVFXで見せる 以上。 と言う映画 それ以上でも以下でもない 予告編を見てスペクタクルのみを見たい人にはお勧めするが、パニック映画特有の人間ドラマを期待したら裏切られる まったく予告編通りなのはむしろいい所だけを集めてみせる最近の予告編の傾向からすれば褒めてもいいだろう ポンペイが壊滅するシーンは良く出来ていてマジメに作ってるなと感心した 津波のシーンもなかなか凄い 最近は地震を描いたら必ず津波もセットになっているのか 今見てもすこしドキドキした 東北沖のショックはまだまだ根深いと思はせる このシーンはちゃんと告知されてない気がするのでこれから見る人は注意が必要だ 主人公と敵対しながらもだんだんと相棒になる黒人がかっこいい バディー感もなかなか 久しぶりの王道パニック映画だが往年のパニック大作のような人間ドラマはほとんど無く 後には何も残らなかった[映画館(字幕)] 7点(2014-06-12 12:12:56)

124.  鬼神伝 《ネタバレ》 あれこれ説明不足 というよりも設定がいささか安易か 京都在住の主人公が鬼と出会って平安の地へタイムスリップするもさほどの驚きが無い タイムスリップした当人に驚きが無ければこちらにも伝わらない タイムスリップ物の面白さは主人公の驚きの共有にある 平安時代に鬼と人間の戦いがあっても「あ、そうなんだ、へー」って感じなのはカタルシス不足 タイムスリップ物の面白さのお約束のカルチャーショックやギャップ萌えも無いのは寂しい しかし実は鬼は悪い奴じゃなかったっていう設定は良かった 展開が早過ぎて主人公の迷いや回りの人達の苦しさや戦いの葛藤は伝わらない 戦いにおいてまったく悲惨さが無いのも伝わらない理由か 後半のバトルは完全にモンスター対決で人間対鬼の民族間戦争からは遠ざかる 現世に帰っても平安に来る前のへたれな主人公が成長して大人になったり、人間として成長した表現がまったく無いのも、じゃあこの物語は何だったのかと疑問におもった 「ブレイブ ストーリー」を見ていないのか あちこち詰めが甘いと思わざるを得なかったアニメだった[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-06-09 17:35:52)

125.  ソナチネ(1993) 《ネタバレ》 北野映画ってこんなんだよねって感じの代表作 おかしな間、ためのない暴力、らしくないキャスト、笑えない悪ふざけ、遠い目線、北野映画のすべての要素が満載だ キャストが遠い目をするとバイオレンスシーンになるのがお約束 ヤクザの夏休みを青い空の下で延々と描く 花火をしたり、踊ったり、落とし穴を掘ったり、ビーチで相撲をするシーンは、部屋の中で和気あいあいとトントン相撲をするシーンと繋がっていて楽しい しかしその先の悲劇を予感させて、切なくて哀しい名シーンだ エンターテイメントからは少し遠ざかるが非常にバランスがいい作品だと思う ラストで自殺するたけしは今となってはわかりやすすぎてあまりにも文芸チック 今のたけしだったらもっと違ったラストになっていた気がする[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-06-09 17:31:48)

126.  デッド寿司 《ネタバレ》 「片腕マシンガール」以降、何故か気になる井口昇作品 あいかわらず汚い グロはいいがこの汚いのはどうにかならないだろうか じゃあ見なきゃいいじゃないと言われそうだが、たしかにそうだけどついつい見てしまうのは、癖のある料理にはまる感じに似ている 今回は特にオバカ部分がほぼ全編にわたっている とにかく徹底的なバカぶりは、ますます磨きがかかっていると言っていいだろう アクションパートやホラーパートは凄まじいくらいクダラナイ展開だ そうじゃない数少ないドラマパートはどうだっていいや的なグダグダな展開 もちろん狙って作っていると思われる これほどオバカでグダグダな映画は例がないと思った その部分では突き抜けている くだらない所に金を懸ける気もさらさらなく、こんなもんでいいだろう的な特撮もとにかく、ぐだぐだ。 さすがにここまでくると見ていて我慢大会のような展開だ ある意味毎回見てしまうのはこの我慢が癖になっているぽい(笑) ヒロインの武田梨奈も「ハイキックガール」以降芝居も格段にうまくなっている 他の井口御用達女優がセクシーラインなのに武田梨奈だけがステテコ着用なのは許し難い しかし、最近は良く顔を見るので結構楽しみな女優でもある 坂口 拓、亡き後はこの辺の人にがんばってもらいたい[ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-06-09 17:24:32)

127.  ゴジラの逆襲 《ネタバレ》 一作目の流れは有るが違うタイプの映画だ 冒頭にゴジラ出現と同時に囚人の脱走の話が盛り込まれていて、結果ゴジラを大阪へ上陸させるという人間ドラマになっている この辺は結構良くて、こういうドラマ部分をもっと盛り上げてくれると良かったのに、さほどは無かった 大阪が舞台なのに関西弁も一切無し パイロット仲間の小林が犠牲的精神で亡くなるが、たいした意義は無く、ほぼ自爆で話を盛り上げるためのお約束っぽい 終戦から10年でまだパイロットは英雄で、飲んだら軍歌がお約束、みたいな表現が普通にあるので、「飛行機乗りなら特攻だぁ」みたいなのはお約束なのか しかし戦後たった10年で料亭は大盛況で飲めや歌えの大宴会は戦後の復興の早さを見せつけて興味深い 大阪湾へゴジラが上陸するときの一斉砲火の弾幕や雪山に佇むゴジラとか特撮部分も悪く無い なによりもモノクロのゴジラは前作と今作のみでそれだけでも貴重だ モノクロームに夜景の特撮は抜群の相性ですべてのアラを消してリアルな怪獣バトルを表現している オリジナルゴジラの第一作が神懸かった名作なのでしょぼく見えるが、その後のシリーズも見ても今作が決して見劣りするわけでは無い なによりも歴史的傑作の続編は今作にとって非常に分が悪い位置付けだ[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-06-09 17:05:56)

128.  トリハダ -劇場版- 《ネタバレ》 テレビシリーズをまったく見ていないのでこの劇場版がシリーズのどの辺に位置する作品かはわからない 劇場版と言いながら有名俳優等は誰も出ず、いたってテレビ的だ しかし88分という短い尺でメインストーリーを含め無駄無く7話分の話を凝縮して見せたのはなかなかだ 一話ずつも違和感無くどれかがつまらないと言う事も無い 設定に違和感を感じるエピソードはあるがどれもオチは秀逸 このオチですべてが許せるのは「世にも不思議な~」等よりもかなり練り込まれてる感がある 短い時間に必要な情報を凝縮して見せても破綻しない 心霊現象にも逃げてない 「V/H/S シンドローム」よりも一話多いのにちゃんと見せるのはたいしたもんだ 各エピソードの中では「異常な愛情と執念の6日間」がシチュエーション的に一番怖い この手のモンスターストーカーに魅入られたらどうしようもないな 「誘惑と疑念の葛藤と脅迫」の営業ねえちゃんのトークは凄い 絶妙にイライラさせながらも強引に話を続けさせるセールストークは詐欺営業のお手本にしたい 脚本が充分に練り込まれてる感がある 部分的なストーリーに若干の関連性があるが、全話を通してなにか通した話が有れば良かったが、さすがに求めすぎかな テレビシリーズも見てみたいと思わせた一作だった[DVD(邦画)] 8点(2014-06-09 16:54:29)

129.  GONIN 《ネタバレ》 オリジナルよりも10分長いリアルエディション版を見る 石井隆最高傑作 石井隆はあれこれ見たがやはりこれが最高 なによりも石井隆の描く純愛が今作は同性愛であることが大きい いつもの男女の恋愛は石井の場合必ず純愛であるが故に、持ち前の過剰演出と俳優のオーバーアクトがじゃまになって見ていられない時が有る しかし殺し屋と弟子の愛情まで(もち男同士w)、ことごとく愛情が純愛であるところは石井隆の真骨頂だ しかしその恋愛そのものはかなり屈折していて一筋縄じゃないところも哀しくて説得力が凄い たけしの抑えた芝居と、普通なら鼻につくオーバーアクトの本木雅弘の芝居がぴったりとはまった感がある 話の展開も読めないし竹中直人の自宅でのエピソードもギョッとした メインキャストの5人が殺されてゆく順番もかなり以外で自分的にはまったく読めなくて、そういう意味でも楽しめた キャラ作りが抜群でメインの5人だけじゃなくヤクザ達にもちゃんと見せ場があってすべてのキャラが立っている とくにたけしの登場シーンはぞくっとした 女が出ない石井隆も珍しいが男同士の恋愛映画としても抜群で、本木演じる三屋の美しい横顔で終わるエンディングも心に残った[DVD(邦画)] 8点(2014-06-09 16:45:35)(良:1票)

130.  黒執事 《ネタバレ》 あまりにもつまらない事に驚いた 伏線もへったくれも無いどこまでも予定調和な展開 どこまでもセリフで説明される伏線 まったくつまらないキャスト 驚く程へたな芝居 並程度に良かった優香の芝居が凄く良く見えたのは回りがあまりにもつまらない芝居だからだろう 「ああ、でもここは良かったな」と思える所が一つも無い だらだらスピード感のない演出 殺陣はまぁまぁのナイフバトルだが世界レベルからいけば並以下 ガンバトルにおいてはかなり酷い ヒロインは何故片目が青いの?とか、そもそもセバスチャンの悪魔って何なの?とか疑問もあるが興味もわかないのは最悪 どーだっていい まぁ危機のヒロインの居所を猫に聞いたってオチだから推して知るべしだ 怒るのも無駄な感じ ラストのヒロインが死ぬの死なないのっていうグダグダな展開は死のドラッグの特効薬を黒執事が持って無いことが前提のグダグダ やっぱり持ってんのかセバスチャン 持ってやがるんだろうなって思っていたが、ああマジつまんねって思った[ブルーレイ(邦画)] 3点(2014-06-09 16:41:17)

131.  ぼくらの七日間戦争(1988) 《ネタバレ》 バブル初期の好景気を背景にした、お気楽バカガキやり放題映画 とにかく宮沢りえ率いるお気楽中学生達が気に入らない先生や親達、警察や、好景気でいい気な日本そのものをぶっ飛ばしたら楽しいじゃんみたいな映画 完全に脳天気な子供の映画として見るべき しかし景気も斜陽な現代 今見ると、誰も彼もお気楽で悩みが無く、浮ついていてイライラする この話は先生達に虐げられた子供達の革命の話としてはうまくできていて、今の時代背景で、もうすこし子供達に、私達大人が共感出来るような設定でリメイクすれば面白いんじゃなかろうか なによりも子供達に悩みが無さすぎる 中身の無い薄っぺらい登場人物ばかりでまったく共感できない 特に生徒達の唯一の味方教師の賀来千香子が「私だけは味方よ」的な偽善者ぶりが鼻について、この女死ねって思った しかし戦車をエレーナと名付けてかわいくペイントしたり、突入してきた機動隊や先生達を酷い目に遭わせるラストは気持ちがいい しかし演出が直球すぎて起伏が無く退屈 もう少しひねってくれないと大人には楽しく無いと思った 生徒達の祈りの中でエレーナが火を吹くエンディングはいきなりのファンタジーながらカタルシス爆発なエンディング これが無ければまったくつまらなかったと断言してもいいだろう このラストで一点 お気楽なバブルの遺産である[DVD(邦画)] 7点(2014-06-09 16:21:08)

132.  天然コケッコー 《ネタバレ》 ああ、うんうん良かったよ え!どこが良かったかって? よーわからんかったけど なんとなく良かった なに言ってんのか よーわからんかったけど あれなに? ほーげん?、あ!方言ね なる んで そうそう、ちゅーぼーってこんなんだよねみたいな 華奢なわりに足ふといしw チューとかドキドキするけどだからってどーだっていいかんじだし 夏帆はとにかく かーいいしw おさげがにあうじょゆー 世界いちににんてー なんてねw[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-09 16:18:02)(笑:1票)

133.  凶悪 《ネタバレ》 とにかく疲れる 冗談まじり遊び口調で凄まじい殺人を繰り返す ほぼ実話らしいがピエール瀧とリリー・フランキーの芝居が凄まじくてこんな奴いねえよみたいな、殺人鬼二人のキャラは場合によってはリアリティを欠いているようにも見えた 主人公の須藤は殺人鬼ってこんな奴だろうなというリアル感があるが、リリー扮する木村は絵に描いた様な真性サディストでちょっと盛りすぎ 新潮の記者が自分の生活に目を向けず事件に没入していく様子がむしろ凄まじくて、原作者をここまで自虐的に描いた映画は初めて見た その部分はフィクションなのだろうか 事件が実話に基づいているので実在の記者がいるはずだ 劇中、記者の妻がこの殺人事件の顛末を書いた記事が、読んでいて楽しかったと記者に訴える場面もあったりして、エンディングは取材記者の一方的な正義を皮肉ったラストで、むしろこの記事を扇情的に描いた新潮側の自虐的エンディングに思えた[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-05-31 11:01:15)

134.  レイルウェイ 運命の旅路 《ネタバレ》 非常に風景が綺麗 スコットランドの田舎、 タイの山中を走り抜ける列車 国産蒸気機関車C56 鉄オタならそれだけで充分楽しいだろう 実際にそういう鉄オタに宛てたシーンも多い カメラワークも抜群 役者を捉えたフレーミングも斬新でカメラマンのうまさがよくわかった 序盤の日本軍に占領されたマレーシア山中を遠目に空爆された街並 煙たなびく空を行き過ぎる爆撃機の下ではためく日本国旗、等のVFXもかなりいい出来だ しかしストーリーは退屈 実話らしいので仕方が無いのか 明らかに戦犯である真田広之と虐げられた主人公の邂逅と葛藤 後悔と懺悔を淡々と描く 戦時中の真田をいい人として描かなかったことは評価出来るが、ドラマが弱すぎる 主人公が受けた拷問もその後の精神障害を起こす程の描写ではなかった 真田側と言うよりも日本側からの苦悩はまったく無く、ただただ残忍でバカみたいな日本軍を描くだけなので真田の苦しみはエンディング以外ほとんどわからなかった ここは真田の内なる苦悩をちゃんと描かなければ展開が「はぁ?」ってなる 前半の主人公の負債の取り立てやら差し押さえの話は何の為にあったのか 本筋とまったく関係が無く、むしろ結婚した後で戦時中のトラウマでひきつけを起こしたり、借金取りが来たりとか、いいかげんヒロインがうんざりするであろう展開が続くのも演出の意図がわからない それほど主人公を愛していると言うことを描きたいなら完全に間違ってるとしか言いようが無い 主人公の鉄道好きも実話であればしかたがないが泰緬鉄道を作るのに散々嫌な思いをしたはずなのに、それでも鉄道が好きな理由は何だ? その辺を安易にアレンジしていないのでリアルではあるがまったく盛り上がらない 真田広之目当ての客も以外に出番が少ないのでかなりがっかりしたんじゃなかろうか しかし真田登場シーンでいきなり尺八サウンドは笑った とりあえず邦題から受ける程、感動的な話ではないな なによりも退屈した[映画館(字幕)] 5点(2014-05-31 10:36:14)

135.  エウロパ 《ネタバレ》 モキュメンタリー風SF 宇宙船内の固定カメラと宇宙服のヘルメットカメラのPOV目線のみで構成された話はかなりリアル その分カメラワークが物足りないと思う人もいるだろうな 自分的には結構好き オチが途中で読めてくるのでもう少しひねりがあると良かった 宇宙船のクルーを徐々に失っていくが基本的にオチに関係なく、原因が宇宙船の不具合なのがちょっとなぁ 何よりもミッションの失敗が木星で起こった衝撃の事実となんの関係もない事が、この映画の一番の衝撃だった(笑)[DVD(字幕)] 7点(2014-05-29 01:26:43)

136.  セルビアン・フィルム 《ネタバレ》 後味の悪さはクライヴ・バーカー ドレッド[恐怖]の方がずっと悪い この映画が結構評価されてるのは エンディングだろうな このエンディングがなければ普通のゲスな映画だったに違いない 途中の妊婦のシーンとか取りざたされているが、表現が軽すぎてただの悪趣味なノイズにしかおもえなかった、どうせならもっともっと不快に描くべきだろう そもそも家族思いの主人公が往年の名AV男優だった過去のイメージがないのでただのダメ親父にしか見えない なによりも途中で主人公が映画を降りると言い出す頃まではさして映画を降板するほどの理由があると思えなかった、ここは主人公の行動原理なので大事だと思う その時点では映画製作者側のうさんくささは描かれるが、まだまだ主人公が映画をやめたいと追いつめられるような不気味さはない 友人のAV女優の存在もあまり意味が有るように見えなかった ラストの実のお兄さんはゲス野郎だがあそこまでやるなら相手は監督だろう チ○コを目に突っ込むシーンもモザイクが無いと結構ギャグにしかみえなかった まぁあまり深刻に作らなかったのは狙いかもしれないが いいところもあった、主人公が意識をなくした間の記憶を取り戻すために入手したテープを見たり、場所を遡ったりしながら思い出すところは中々いい演出だと思った 特に最後に惨劇があった場所に戻ると、死体がごろごろしていてこれからおこる事(過去にさかのぼって再現される)を期待させてなかなか良い まぁどちらにしても、もうすこし突っ込んだ表現じゃないとインパクトがないかな その不道徳さのみ取沙汰されて話題になったと思われる クライヴ・バーカー ドレッド[恐怖]ぐらいの不快感が必要だと思う[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-05-21 13:37:09)

137.  老人Z 《ネタバレ》 大友克洋&江口寿史のコラボアニメ 大友臭強し さすがにコンピューターの表現とかに時代を感じる じじいを助けるのがやっぱり病人のじじいという所はなんかいい コンセプトは良いがディテールにヒロインがじじいを助ける理由が薄い 最初から厚生省が悪いと決めつけすぎだが、厚生省の役人が途中から味方になるのは以外で面白い 海に行ってじじいとコンピューターが一緒に旅立てば泣ける展開になるのに、助かったじじいをまたコンピューターが迎えに行くラストは笑わせたいんだろうがそれまで力を尽くしたヒロイン達の悲鳴で終わるのはかなり不快だ ふざけすぎ アニメに限らず日本のSF作品は何故ギャグの要素を入れなきゃいけないのだろうか 毎回不思議に思う 乗り切れないでしらける私が悪いのだろうか?[DVD(邦画)] 6点(2014-05-21 13:30:58)

138.  コロニー5 《ネタバレ》 カナダ製のSFらしい 氷河期のような地球 VFXは良く出来ている 前半のクライマックスの壊れた橋の攻防とかもうまいVFXで結構見せる しかし既存のディストピアSFで散々見飽きた展開を完全になぞるのみで目新しいことが何もおこらない 農耕民族的な主人公達と狩猟民族的なマッドマックス野郎との戦いはありがちで希望の土地を含め使い古された設定でひねりが無さすぎる 敵の正体が見えてローレンス・フィッシュバーンが爆死するまではまぁまぁ面白い 以降、どんどんつまらなくなるのはやっぱりローレンス・フィッシュバーンの存在感によるものだろう 凍り付いた地表以外の場所がトンネルの中だけのせいもあるが、希望の土地そのものはまったく触れる事も無いし、イライラさせる仲間のナンバー2の末路もカタルシスがある終わり方では無かった 似たような設定では「ザ・デイ」の方が少なくともカタルシスがあるラストでこちらの方がおもしろい[DVD(字幕)] 6点(2014-05-21 13:08:24)

139.  パラノーマル・アクティビティ/呪いの印 《ネタバレ》 シリーズも5作も続いてるわりには制作費もそれほどかかってなさそうなので、ネームバリューの割には作り手にとってはお得なシリーズか パラノーマルの名前だけはあちこちでパクられた本家の作品だ 自分的にはモキュ好きなので毎回楽しみな鉄板シリーズではある 今回は映画的には前作より少し面白いと思ったが、全然シリーズのイメージではないので気に入らない人も多いんじゃなかろうか 毎回のお約束の退屈な前半も不良に絡まれるとか飽きさせない工夫があった このシリーズ、回を追うごとに時代を巻き戻して行く凝った作りの映画で、それは前回の前の3作目で一旦終了している 前作からは又新しい現代という時系列で話が進んで行くが、今回は時代的には前作以降の話らしい、というのも前作のクライマックスで出てきた屋敷が今回もラストで使われている しかし前作との繋がりは登場人物だけでストーリー的には前作の話はまったく出てこない 唯一シリーズ通して一作目のヒロイン、ケイティがエンディングに出て来るのみだ このシリーズ定点カメラが毎回進化して色々な見せ方で楽しませてくれるのだか、今回はそれがないのがかなりがっかりだった 1作目監視カメラ、2作目複数の監視カメラ、3作目首振り監視カメラ、4作目赤外線カメラと工夫があったのに何故捨ててしまったのだろうか しかしハンディカメラが見切れるところでいろんな事がおきているのはこのシリーズのお約束でその辺はドキドキした 主人公も高校卒業したばかりのオバカコンビで同じPOV視線の「クロニクル」を彷佛とさせる 作り手も意識しなかったはずはないだろうというパクリ映像もあって、ちょっと期待するもさわりだけだった ケイティとタイトルが付いたビデオとか、超能力をもった主人公とか、さわりだけでなんだかわからない伏線も多く、途中で主人公が正体不明な車に攫われるとか、次作がまだまだ続くことを思わせる 自分としては前作の美人女子高生のヒロイン、アレックスのその後が気になっているので、腐れ縁な女のごとく、まだまだ付き合う事になりそうだ[映画館(字幕)] 7点(2014-05-21 13:05:29)(良:1票)

140.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 ザック・スナイダーらしいグロいデザイン 派手なアクション 実写版ドラゴンボールとも言うべき超インフレバイオレンス ニューヨークを廃墟にするも軍からは「お前友達」みたいなインディアンのごときお言葉は笑える 普通糾弾されるだろう(笑) バイオレンスが超インフレなのに最後は簡単に首ボキで終わるのもおかしくないか? 音速を越えたときのドン!という衝撃波の表現はなかなかの迫力で印象的だ 凄まじいビル破壊シーンが延々と続くのは凄いが、似た様なイメージを「クロニクル」ですでに見た 街頭バトルはクロニクルぐらいがちょうどいいんじゃなかろうか 143分も延々バトルが続く ああ、お腹いっぱいだ[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:59:19)(良:1票)

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