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コメント数 1758
性別 男性

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1381.  インビジブル(2000) 《ネタバレ》 透明人間なんて荒唐無稽じゃね?まあ映画だし、そこは許しちゃる。 透明になったからってなんで凶暴になるの?ちょっと説明回り諄いし強引だけど、そうせーへんかったら始まらないやん、許す。 暴れ始めるの遅くない?うーん…CGの出来が良かったから序盤そっちに頼っちゃったのが…もう15分早くアクション展開に入ってればとは思うけど…でも暴れ始めて以降は十分オモロかったし、いんじゃね? ヴァーホーヴェンが空気読んじゃってます!コレよ。俺の知ってるヴァーホーヴェンは、こんなもんじゃないって。トイレ覗き見のシーンなんて、ヒリ出すトコロを5cmの距離で見つめてるのがヴァーホーヴェンだって。前言撤回、さっきの15分は、エログロに使うべきだったよね。 あとエリザベス・シューは、頭は良いわ機転は効くわ容赦は無いわ美人だわで、後半かなり良かったですね。あとはこっちもエロシーンがチャンとしてればもう完璧なんだけど。[DVD(字幕)] 6点(2020-05-06 01:02:05)《改行有》

1382.  スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 脳筋、としか言い様が無いSF戦争映画である。マジメにつくってるとも言い難い作風で、要は、戦争なんてやるのは言葉の通じない虫けら以下のバカですぜ!というのがメッセージなのだろう。ただ、例えば『フルメタル・ジャケット』風の前半なんかは部分的にはちゃんとつくってなくもない感じなので、どういうテンションで観たらよいのか少し迷う作品だとも言える(まあ、そこもよく見ると相当に適当な感じではあるので、何も考えずにボーっと半笑いで観る、で問題ないとは思うけど)。 しかし、いくら創作のバカ話とは言え、作中で無残に殺される側にとっては堪ったものではない(こっちだって多少なりとも感情を入れて観てるのだし)。航空支援も無しに敵中に放り込まれ(いい加減な情報のせいで降下中にも散々撃墜されてるし)、案の定、包囲殲滅を喰らった挙句30万人死んじゃいました!(テヘペロ)の顛末には、しばし再生を中断してクールダウンが必要であった(怒るというか、私呆れちゃった)。ヴァーホーヴェン的にはここが最大の笑いドコロなのだろうと思うと、流石にこれには虫唾が走る。 結論、人の生き死にでコメディをやるという作品は、どうにも好きになれません。例えそこに意味のあるメッセージが在ったとしても。[DVD(字幕)] 5点(2020-05-05 19:10:08)(良:1票) 《改行有》

1383.  ショーガール 《ネタバレ》 ハダカというのは、それを隠して恥ずかしがるからエロいのだ。誰も彼もが脱ぎまくりな本作、全員揃ってハダカ如きを恥ずかしいなんて思っちゃいない(それは羞恥心が無いサマを「演じて」いるのではなく、本当に馴れっこになってしまっていることを意味する)。ので在るからして、実のトコロはこれが全然エロく感じなかった…というのが正直な感想(ある意味残念)。しかし、だからこそ本作のダンスシーンからは、性欲と切り離されることを強制されてきた「ハダカの美の歴史」を、逆の側から超越した真に純粋な「肉体の美しさ」を感じ取ることが出来るのだと言える。俗悪なモノの中だからこそ、本当の美しさが際立つ、この単純な方法論こそがヴァーホーヴェンの真骨頂である。 それはストーリーの面でも同様で、ただ自分の最悪な状況を打開したい、自分を証明したいと願うだけの前半の持たざるノエミは実に美しく、翻って、一たび手に入れた「虚栄」を守ることに固執し、「もっと多く」を望むために手段を選ばない後半の勝ち誇ったノエミは実に醜い。しかし彼女は、敗北と引き換えにひとつの真理を得て虚ろの都を去ってゆく。それこそが人間の成長であり、これは何とも痛快なグッドエンドじゃないか!と思うのだ。 非常に単純な物語ではあるが、重ねて、これこそがヴァーホーヴェンの真骨頂であり、彼の最高傑作であると私は確信している。[DVD(字幕)] 9点(2020-05-05 12:20:38)(良:1票) 《改行有》

1384.  氷の微笑 《ネタバレ》 世紀のクールビューティ、シャロン・ストーンが稀代の毒婦を演じている、ただそれだけの映画。そして、ただそれだけで十分な映画だとも言える。色々とモヤっとしたまま終わらせるというサスペンスとしては禁じ手を犯していることもあり、正直、内容面には観るべきモノはさほど無い。しかし、グレース・ケリーをも彷彿とさせる抜けば玉散る氷の美貌なシャロン姐さんが、ヴァーホーヴェン流の超イヤらしいセックスシーンをこれでもかと熱演することによって醸される品格のある妖艶さは、もはや一つの奇跡である。これは、エレガントさと色っぽさを史上最高レベルで兼備するシャロン姐さんだからこそ成立する映画なのだし、姐さんの年齢的にもこの三十凸凹より上でも下でも恐らくダメで、人類史上このタイミングでしか撮れなかった映画なのではないかと思っている(ヴァーホーヴェンは流石の目の付け所ですね)。 今(2020)であれば、誰なら務まるか?例えば、マーゴット・ロビー(→×色気が安っぽい)、レベッカ・ファーガソン(→×色気が圧倒的に足りない)、ガル・ガドット(→×ちょっとヴァイタリティ過ぎてクールさが足りない)、スカヨハ(→×ちょっと機を逸した感が…)、シャーリーズ・セロン(→×姐さんも10年前なら…)、ジェニファー・ローレンス(→×…ビューティ?)、あとは… 個人的には、アンバー・ハード、レア・セドゥとかなら少しはピンと来るかと……か、無茶を承知でナタリー・ポートマンとか……[DVD(字幕)] 7点(2020-05-04 21:59:28)《改行有》

1385.  蜜蜂と遠雷 《ネタバレ》 架空のピアノコンクールを舞台にしつつも、一重に、演奏場面における厳密なリアリティとその臨場感を映像の中に最大限に引き出しつつ、それを「損なわない」ことに最重点を置いた作風だと言える。言ってしまえば本作はドキュメンタリにより近く、更に言えば「物語」ですらない。それを紡ぐのはギリギリ松坂桃李ぐらいなもんで、あとは森崎ウィンのフルートがどーたらのくだりを除けば、松岡茉優すらも演奏者でなければ殆ど傍観者でしかないという徹底ぶりである。確かに今作、映像は(演奏場面以外も含めて)文句無しに色々と実に素晴らしい出来であった(て褒めてみたら、これ撮影日本人じゃないのですね…)。 しかし、映像に引き出されたそのクオリティの大部分は、もともと音楽演奏が持つ素晴らしさそのものだと言って過言ではない。とどのつまり、本作の感動はコンサートを直に鑑賞したときのそれと全く変わらないのだ。もちろん、音源だけを聴取する場合よりは遥かにリアルな感覚を得られるだろう。しかしそもそも本作には、描くべき物語と表現すべき深遠な音楽観が存在した筈だ。映像作品としての映画に本来求められるのは、映像と音楽、そして物語の調和による世界観・価値観の表出であるべきだと、私は信じて止まない。 映像にせよ音楽にせよ、それぞれの素晴らしさは確実に備えている作品である。特にいちクラシック音楽ファンとして、それを感じ取れることの価値は大いに認めよう。いま一歩、表現者としてその先を見据えて欲しいのだ。[DVD(邦画)] 7点(2020-05-04 17:17:15)《改行有》

1386.  怪談(1964) 《ネタバレ》 個人的に一番印象に残ったのは『黒髪』。元がシンプルな話ではあるが、特に夫と妻のシーンに関しては様々な面の「無駄」を徹底的に排除し(セットや衣装等の美術面、音の使い方、演技面でも所作・表情・台詞に至るまで)、エッセンスを抽出して洗練し尽くしたその仕上がりには、まるで「能」を観ているかの様な感覚を覚えた(その意味では、ラストの大騒ぎは少し私の感覚とはズレていたが)。 もう一点言及しておきたいのは『耳無芳一』の平家琵琶である。正直、浄瑠璃的な芸能に関して、その趣向を感じ取るということが今まで経験出来ていなかったのだが、本作で初めてその素晴らしさの一端を体感することが出来た様に思う(もちろん、優れた映像演出のアシストがあってのことだとは思っているものの)。 総じて本作には、日本ならではの、日本映画でしか実現できない「文化の粋」とも言える純粋なクオリティがつくり込まれていると感じる。その意味で、真に傑作と言える作品だと思っている。[DVD(邦画)] 9点(2020-05-03 22:28:48)(良:1票) 《改行有》

1387.  ルトガー・ハウアー/危険な愛 《ネタバレ》 非常に汚らしいシーンや、必要以上に扇情的で直接的な(これはもはや率直に「猥褻」だと言える様な)性的描写のオンパレードには、監督2作目にしてヴァーホーヴェンの独特な個性が全開であり、この「下品さ」が彼のアイデンティティなのだということが否応なく理解できる。しかし、描かれる物語は「普遍的な」という意味で一種ありふれた愛の物語であり、それ自体は意外にも詩情的、かつどこか確実に美しさを纏っている。「下品さ」はヴァーホーヴェンの存在証明であると同時に、やはり一つの「手段」に過ぎないのだ。それが狙うところの「効果」というものを、本作では大いに体感できるだろう。この内容でアカデミー外国語映画賞ノミネートは、やはり伊達ではない。[DVD(字幕)] 8点(2020-05-03 20:34:00)

1388.  SPETTERS/スペッターズ 《ネタバレ》 スピルバーグは一時、ヴァーホーヴェンをスターウォーズ・エピソード6の監督に起用するようジョージ・ルーカスに本気で進言するつもりだったそうだが、本作を観て正気に戻ったらしい。本作が無かったらもしかすると、ハン・ソロがハードゲイ軍団に集団レイプされる可能性すらあったのだ。その意味では、本作は映画史における最重要作品のひとつであることに間違いが無い。 しかし、その色眼鏡を脱ぎ捨て、いつもの性描写の過激さには若気の至りと目を瞑れば、本作は間違い無く傑作の域に達している青春群像劇だと言ってよいだろう。ほろ苦いというには少し苦すぎる嫌いもあるが、友情・恋・夢・葛藤・挫折・本能の目覚め…と、本作には正に青春の全てが詰まっていると言える(前述のとおり、ややダークサイドな要素も多いけど)。一筋縄ではいかない登場人物たちも、どこか実に魅力的で、恐らくそれは迸る無軌道な若さのもたらす清涼感から来ているのだろうと思う。マイナー作だが、是非。[DVD(字幕)] 8点(2020-05-03 20:20:21)《改行有》

1389.  サマー・ストック 《ネタバレ》 こちらも最強の二大スター共演が楽しすぎる傑作ミュージカル。歌と踊りは正に大盤振舞い、かつクオリティもハイでグウの音も出ないが、とりわけジーン・ケリーの踊り、ジュディの歌はどちらもベスト・パフォーマンスに近く、大絶品。加えて両スターはルックス的にも全盛期な感じ。話の方も終盤がやや雑なご都合主義だが、中盤まではドタバタが相当に面白い。ミュージカルとしては一流。[DVD(字幕)] 8点(2020-05-03 01:51:09)

1390.  レ・ミゼラブル(2019) 《ネタバレ》 色々と中々に見応え・歯応えの有る映画だが、とにかく今作はラストに尽きる。 これは問いだ。無情なまでに切迫した問いだ。つまりこれは、これ程までに「非」善良で悪意に満ちた(そしてそれは、誰の所為であるとも言えないが、一方で絶対的な必然性のもと厳然たる事実として存在するという意味で正に絶望的な)人間性の内に、それでも希望、ポジティブな未来を見出せるかという極限的な問いかけなのだ。社会問題を広く提起する類いの作品として、このラストは率直に極めて優れていると感じた。是非、この(普通の映画では味わえないだろう)リアルで切実な鑑賞後感を体験していただければと思う。[映画館(字幕)] 8点(2020-05-03 00:27:52)《改行有》

1391.  アリー/スター誕生 《ネタバレ》 レディ・ガガは一聴して理解できる真に偉大なアーティストであり、ハッキリ言って彼女の歌が本作の唯一絶対のウリなのである。ただ、あまりに存在感が個性的過ぎるレディ・ガガは正に飛び道具であり、どこをどうやってもレディ・ガガでしかないのだから、そもそも彼女に誰かを演じさせる、ということに無理がある様な気もする。 話の内容としては色々と非常に「浅い」という印象の作品だが、下手に話をつくり込み過ぎずにMV的な作風に逃げたのも、だからそれはそれである意味正解なのかも知れない。その意味でMV的に本作を観るならば、歌の分量、個々の曲自体の出来や歌唱シーンの演出は総じて優れており、その点では満足いく仕上りだと思う。 とは言え、やはり映画としては安直で浅薄な印象の強い作品に思える。評価自体が少し難しい作品ですね。[DVD(字幕)] 5点(2020-05-02 23:58:22)《改行有》

1392.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 まず指摘したいのは、まるで魅力を感じない新作キャラ連中。独り善がりなダメロン、役に立っている様には皆目見えないフィン、全く悪役感の無いカイロ・レン、何故こーいうブスを起用したのか全く以て意図が分らないローズ(これが普通に準主役なのだからもう…)、これまた無能感全開な紫ババア、更に言うと、マーク・ハミルも完全にノーカリスマなオッサンで、かつジェダイ絡みの展開にも想像を上回るものがまるで無いという極め付きの平凡さ。。 シナリオに関しても、掴みのアクションシーンはまだしも(とは言え初っ端から特攻に近い追い詰められ感はやや頂けない)、そこから90分近くは率直にかなりつまらない。メタメタ過ぎるレジスタンス(終いには内紛騒ぎまで起こす始末)、ダラダラ追いかけっこというメイン展開の締まりの無さ、コードブレイカーとかいう謎展開(しかも結局何の足しにもならないというボンクラ)、そこからの後半は多少盛り上がるとはいえ、スノークをあっさり殺しての拍子抜けだとか、そんな方法で敵艦隊に大被害が出せるなら最初から特攻しろとしか思えなかったり、このレベルの大作で何故こんなにシナリオやキャラづくりのレベルが低いのか更々理解できないレベルに酷い。 あと、ジェダイの殺陣も新三部作より率直にかなりレベルが低いのだよね。レイとカイロ・レンは演技はまずまずだが、アクションは結構平凡だなあと(レイは女性としてはかなり頑張ってはいると思うのだが、それでもやや物足りなさを感じるのが正直なトコロ)。[DVD(字幕)] 4点(2020-04-29 05:16:24)《改行有》

1393.  恐怖の報酬【オリジナル完全版】 《ネタバレ》 やや長めの前段部分が少々分かりにくいのが玉に瑕(カットされたのも分かる気がする)。だが(人物の背景描写としての)試み自体は良いと思う。これも含め主筋以外の部分の作り込みが中々優れてるのも(割とどうでもいい部分のアクションとかも)個人的には好印象。 で、メイン部分は元ネタを踏襲してる箇所も多いが、部分的には間違い無く進歩させていると言ってよい出来。特に素晴らしいと思うのが「(全てを飲み込み腐らせるかの様な)ジャングルの絶望感」と、具体的には豪雨・吊り橋のシーンである。ラストも個人的には結構好き(元ネタより良いとは言わない)。リメイクとしては十分に合格点だと思うし(これを凡庸な二番煎じと見るのか、リスペクトと見るのかは難しい問題だろう)、単純に、確実に楽しめる傑作スリラーかと思う。フリードキンの代表作なのは言うまでも無い。[映画館(字幕)] 8点(2020-04-29 03:29:12)《改行有》

1394.  コーヒーが冷めないうちに 《ネタバレ》 特に第4話は、色々と展開が急すぎて正直置いてきぼりになってしまった感がある。それも含めて、やはり連続ドラマだったらもっと面白く観れただろう作品だと強く思う(毎回、ゲストのメイン話+吉田羊のコメディ描写+有村架純の恋愛話で構成して、最終回が件の有村架純の話ならもっと入りこめただろう)。結局、映画にするほどストーリーに力が無いとしか言い様が無い。[インターネット(邦画)] 4点(2020-04-28 21:18:41)

1395.  ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 いわゆる司法解剖をテーマにしたアイデアホラー。序盤、かなり詳細かつ科学的に解剖を進めてゆく部分は、描写の物珍しさといい、そこに織り交ぜる不可解な事象の気味悪さ&深まる謎のワクワク感といい、非常に優れたホラーの快感を醸し出している。加えて肝心の死体ちゃんが、ポスターのちょっとキツそーな感じでもなく普通に柔和な可愛い子ちゃんなので(しかも美乳)、ハッキリ言ってテンションは最高潮なのである。 ところが、中盤は結構普通のオカルトもの、かつここの出来はあまり良くない。死体ちゃんの「したい」ことが何なのか分からない点では不可解系のホラーなのだが、起こる事象は要するに「他の死体がチョロチョロ出歩いてます」なだけで、その攻撃もハッキリ言って生温くて予定調和なのは明らか、何も怖くないのだ(流石にこれでは緊張感が保てないので、途中で若造の彼女を使ってテコ入れしているが、ここまで無理繰りな方法でメンタルダメージを狙うのも正直ちょっと大人気が無い)。もう一点、死体ちゃんがほったらかしになっている中盤は、致命的なまでに女子成分が足りていない(誰が爺の恐れ戦くサマなど観たいというのか)。 結局、終盤はまた死体ちゃんの所に戻って来るも、終い方が分からなくなった様なチンプンカンプンな終幕を迎える頃には、ハネ上がったテンションもダダ下がってしまった。決して見どころが無い訳ではないが、残念さの方が強い作品。[DVD(字幕)] 5点(2020-04-25 23:00:18)《改行有》

1396.  オネーギンの恋文 《ネタバレ》 当方、原作小説は未読だがオペラ版は何回も観た。だからオネーギンがバカで厨二病な高等遊民(と書いてニートと読む)なのは百も承知で、その彼・彼の苦悩に如何に血肉を与えるのか(と、望むべくは何某かの彼の魅力を描き込むのか)が本作への期待なのである。 しかし、これ………私の期待した点はオペラからまるで改善していないばかりか、改めて観せられると率直にドクズですよね。特にオペラでは「レンスキーちょっと沸点低すぎじゃね?」な部分がここだけは明確に改善(改悪?)されたのも踏まえると、尚更オネーギンの幼稚さ・思慮の浅さが際立つなあと。これをいきなり観たとして、普通の人なら正直「?」だと思う(何故にこんな奴が主役の映画を観てるんだろう、というか)。これならオペラの方がまだマシかも知れない(これはいよいよ、原作を読む必要がありますかね)。 そしてオネーギンから感じる所の若さ・青さとか短慮さとかは、そもそもレイフ・ファインズからは殆ど感じられないとゆーのもハッキリ言及しておきたい(どだい、20代前半の役を38,9でやってるのですからね)。まだレンスキー役のトビー・スティーヴンスの方が適役だと思う。 もう一点、純粋で清純な乙女である印象のタチアナにリヴ・タイラーというのも、ちょっと大味で雑味も強すぎる気がする(公爵夫人になって以降の連れない感じは悪くもないケド)。一つだけ、暖炉に手紙をくべるシーン、オネーギンはタチアナの手紙を拾い戻したが、タチアナは手紙を一瞥しただけだった、という対比は、この2人の違いを的確に示す優れた演出だったと思う。[DVD(字幕)] 5点(2020-04-25 14:25:57)《改行有》

1397.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 家庭的な雰囲気の中に突如割り込んで来る暴力シーンの切れ味が、本作の最大の見どころであろう。その出来は率直にどれも素晴らしく、監督は流石の手腕だと思う。 より優れていると思うのは、この暴力の持つ二面性の表現というか。基本的には正義な(とまでは言わなくとも、正当防衛な)主人公の暴力は、本来人間が備える攻撃性(男なら分かる筈)を満たすという意味での痛快さと同時に、主人公の暗い過去を具現化するところの重苦しさを湛えている(更に同時に、本来人間が持つべき「暴力を嫌悪する感情」と複合しての悲痛さを含めて)。 その意味で良く出来ていたのは、息子がフォガティを射殺するシーン。ある意味「適切な」暴力を果断に行える息子には、人間としての成長・成熟を感じることと同時に、父親が最も忌むべき自身の残虐性が受け継がれているという悲劇もが描き込まれている。そんな息子から銃を取り上げ、暫く思案げにじっと見つめた末、そっと抱きしめる主人公。 本作は、家族の愛の物語なのだなあ、と。暴力と、過去から唯逃げる主人公への嫌悪を越えて、それを強く感じられたラストの余韻も素晴らしい。ヴァイオレンス映画の佳作。[DVD(字幕)] 8点(2020-04-25 11:39:43)(良:1票) 《改行有》

1398.  ナイチンゲール 《ネタバレ》 「ナイチンゲール」ゆうのは歌の上手い女性を指す言葉とのこと(もともと鳥の名前なのですよね)。話の内容は、気でも狂ってんのかというレベルで凶悪無類な男共に、これでもかと虐げられ尽くしたひとりの女が、モノの見事に復讐を果たす(以上。)というだけの話で、内容の勘所も暴虐と悪辣の限りを尽くすネガティブ極まりないヴァイオレンスだけだと言ってもよい。 であるからして、まずかなりタラタラと長尺なのがそもそも非常に気に入らない(特に中盤以降はただグルグル行ったり来たりしているだけ)。加えてその暴虐な行為も、根っこが実は結構に浅いのがなんか気になる。オーストラリアの人種差別の歴史を背景として踏まえているように見せかけて、その実、この映画は単なる個人的な話なのだよね(色々と人種差別的描写を描き込んでいるものの、それは別に本筋とはあまり関係なく、その意味ではある種のファッションで浅薄なテーマ面の小細工だとも言える)。 結論、見た目ほど中身が無いのに矢鱈と大仰かつ長大、その上に極めてネガティブという、個人的には結構に嫌いな部類の映画。[映画館(字幕)] 4点(2020-04-25 02:29:15)(良:1票) 《改行有》

1399.  インド・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 明るくトロピカルなインド産初ゾンビ。インドとは言え踊ったらいくら何でもホラーではなくなると思うが、流石にそれはなし(それはそれで)。ただ、9割がたコメディに振れておりかなりモタモタしたテンポ(なんか普通に二晩くらい経ってるし)、かつコメディとしてもゾンビとしても相当に月並な内容で、設定もユルい(薬物が原因でゾンビ化したのに、なぜ咬まれると感染するのか)。まあ映画としての質自体はそこそこだし、させそでさせない破れ傘ヒロインはルックスもスタイルも抜群(脱ぎはしないが、基本的にかなり薄着でグッドだし)。[DVD(字幕)] 5点(2020-04-25 02:19:55)

1400.  パキスタン・ゾンビ 《ネタバレ》 パキスタンのホラーという物珍しさ(質感はインドの低予算映画的な感じ)。ゾンビも少しだけ出てくるが(どうも河の汚染が関係しているらしい)、基本的な内容はまんま『悪魔のいけにえ』で、キチガイ殺人親子が通りがかった若者を襲う、という話。レザーフェイス的な奴がブルカで身を隠し(どうみても男だが、母親的には「娘」らしい)、モーニングスターをブン回しているというのが特徴的。ファイナル・ガールはエキゾチックでまあまあ可愛い上に、ラストは有刺鉄線を棍棒に巻き付けてブルカ男を撲殺&杭でメッタ刺しというアグレッシブさ(叫びっぷりも中々)。低予算なのは否めず、総じて超チープ&剽窃的な作品だとも言えるが、チープ故に逆に手加減の効いていない生理的嫌悪を催す気色の悪さを十分に備えており、ホラーとして全く観れない作品でもないかと(一応、輸入されたワケである所のクオリティは、伝わらなくもない)。[DVD(字幕)] 4点(2020-04-21 02:54:45)

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