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1441. LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ 登場人物の大半が同性愛者なので、同性愛のマイノリティ感がほとんど感じられない。 これじゃ普通の恋愛映画と大差ない。 しかも、同性愛ということ以外に大した出来事も起きなくて、最初から最後まで吉井怜と今宿麻美が乳クリあってるだけの印象。 同性愛故の悲しみとか、苦悩とか、そういった深さが全く感じられなくて、ただ誰かと誰かが付き合ってるというだけの話。 その組み合わせが女×女であったり、男×男であるというだけの平凡で起伏のない物語でした。 それから、吉井怜と今宿麻美の胸の起伏も足りないので、エロ目線で評価するとしても得してるのかよくわからなかった。 もし篠崎愛主演でリメイクしてくれるなら、10点付けるかどうか悩ましいレベルに昇華すると思います。 それでも、映像的にはオシャレだし、BGMのセンスも良かったので、起伏のないのが好みなら、それなりに楽しめるのかも知れない。[DVD(邦画)] 5点(2012-11-06 12:40:01)《改行有》 1442. おかえり、はやぶさ どうでもいい人間ドラマをぶっ込んでしまったのはどうかと思うけど、いい役者を揃えただけあって流石に安定感がある。 内容的にはニュースやドキュメンタリー番組で紹介されてたことの範疇でしかなくて、新たな発見とか驚きはなかった。 それでも、はやぶさの最期が美しくて、なんだか感動的な物語だったような錯覚に陥りました。 まあ、トータルではそんなに褒められた作品ではないんだろうけど、そんなに酷い作品でもなかったような気がします。 あと、どうでもいいことだけど、ラストのプロポーズはほんとに意味不明で、そのほんの数秒のフィルムはのぞみ以上の無駄だったように感じる。 事業仕分けなら真っ先にカットされるに違いない。[DVD(邦画)] 5点(2012-10-28 17:24:11)《改行有》 1443. 魔法使いの弟子 想像してたのとまったく違う作品が始まったので、何か他の作品と間違ったのかと思ったけど、そういう演出でしたか。 なんならそのまま2時間やってくれてもよかったけどね。 本編の方はどこかで見たようなよくあるタイプの物語でちょっとがっかり。 映像は派手だけど、手から炎が出たり、電気が走ったり、平凡な演出が目立った。 唯一斬新だったのは掃除のシーンだけど、これもファンタジアという元ネタがあるだけに褒められたものかどうか怪しい。 それでも、まあ、モップやほうきの動きが愛らしくて、僕としてはお気に入りのシーンではある。 あと、スポンジもコンセントもやたら可愛かった。 なんならそのまま2時間掃除してくれてもよかったけどね。[DVD(吹替)] 5点(2012-10-27 16:27:53)《改行有》 1444. 壬生義士伝 ドラマ版に嵌ってその感涙の勢いで見てしまったので、ちょっと期待のハードルが高過ぎたのかも知れないけど、ややがっかりな印象。 貫一郎と斉藤一の件は良かったと思うけど、肝心の大野次郎右衛門がどうもしっくり来なかった。 役者が悪いのか、演出が悪いのかはよくわからないけど。[DVD(邦画)] 5点(2012-09-25 10:13:20)《改行有》 1445. 麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》 容疑者は派遣切りされた青年。 被害者は容疑者が派遣されていた会社の製造本部長。 この2人が事件現場で遭遇した理由はたまたま通り掛ったから??? そんな都合良く東京のど真ん中で知り合いの殺害現場に居合わせるなんてねぇ。 それで多少の恨みもあったので、鞄を盗んで逃走したらトラックにはねられたというわけですか。 僕が裁判員ならそんな言い訳はとても信じられないだろうな。 一方、被害者の方もいい人ではあるんだろうけど、息子が犯罪者で、その共犯者に刺し殺されたわけで、なんとも微妙な感じ。 最初から息子に聞けば良かったのにね。 まあ、お前が犯人だろ?って聞き難かったのはわかるけど、それなら面識のない息子の友だちを呼び出してまで問い質してやるなよ。 しかも、偽名で騙してまで誘き出すとか、そりゃ追い詰められて刺したくもなるわ。 何にしてもメールとか勝手に読んじゃ駄目だわ。 それが親子のすれ違いの始まりであり、この事件の発端でもあるわけで、事件の真相が明らかになったからハッピーエンドとはとても思えない後味の悪い作品ですね。 偶然殺人事件の現場を通り掛っても鞄を盗んで逃げたりしたら天罰が下るということはよくわかったけど。[DVD(邦画)] 5点(2012-08-15 17:19:23)《改行有》 1446. リミットレス 《ネタバレ》 薬の力で超人的な能力を獲得した男の話だけど、これほどの能力がありながら金と権力に行き着くというのがくだらない。 序盤、小説を書き上げて、女を手に入れるくらいまではまだ許せた。 この小説はきっと全米を泣かせるくらいの大ベストセラーになるだろうし、他の多くのスーパーヒーローも女を手に入れる。 でも、私利私欲に力を使うのはそれくらいにして、もう少し有意義な活用法を考えられなかったのだろうか? 交通事故を予見できるなら、何故それを未然に防ごうとしないのか? 正直言って、政治家なんて薬のスーパーパワーに頼ってまでなるようなもんじゃないと思える。 薬を服用した人物の中でいちばん賢かったのは、薬を注射することを思い付いた金貸しの男だと思う。[DVD(吹替)] 5点(2012-08-10 18:23:12)《改行有》 1447. 一命 これは泣ける。 映画に泣かせたら勝ちというルールがあるのなら、この作品は間違いなく勝者なんだけど、どうも納得行かない部分もあった。 確かに同情の余地のある境遇や最期の優しさに触れて涙は溢れたのだけど、相手からしてみれば逆恨みにも程があるといった感じ。 要望通りに庭先を貸して、妻子の治療費として3両もあげたのにここまで荒らされますか。 なんとも後味の悪い作品でした。[DVD(邦画)] 5点(2012-08-06 19:33:42)《改行有》 1448. 萌の朱雀 《ネタバレ》 とりあえず予備知識なしに見始めたので、ちょっと衝撃的過ぎました。 近親相姦というだけでもハードル高いのに親子丼まで行っちゃうのかと焦りました。 そりゃお父さんも失踪するわと同情します。 まあ、結局は食わないし、近親ではあるもののギリギリセーフの従兄妹という設定だったらしい。 それにしても、台詞は聞き取り難いし、必要最小限の説明すらないので、想像で物語を追うしかなくて、僕のような被害者が出るのも仕方ない構成だったかと思います。 ストーリー的にそれほど面白い作品とも思えないので、寂れた山村の雰囲気をまったり楽しむ作品といった感じでしょうか。 もし北欧とか言葉も風習もわからない遠い国が舞台だったら、名作と感じたかも知れないけど、どうも素人臭い台詞とかが気になってしまって素直に作品世界に入り込めませんでした。[DVD(邦画)] 5点(2012-07-30 17:04:45)《改行有》 1449. アントキノイノチ 人は誰だって最後は独りで死ぬんだというメッセージは強く伝わってきた。 シンプルにそのメッセージだけを貫き通せば名作になってたような気もする。 残念ながらこの作品の場合は余計な要素が多過ぎて遺品整理の部分がぼやけてしまってる。 いじめ・自殺・鬱・レイプ・妊娠といった深刻な過去に比べて、孤独死の方は大した問題じゃないような錯覚すら覚える。 そんなわけで、ラストの展開もどこか達観した目線で、どうせ誰だって最後は死ぬんだから仕方ないよねって感じで、悲しいという想いはあまり沸いて来なかった。 [DVD(邦画)] 5点(2012-07-28 20:19:24)《改行有》 1450. ライフ ―いのちをつなぐ物語― NHKなどで放送される動物番組は大好きで熱心に見ているけど、この作品はイマイチな印象。 様々な動物や昆虫の生態を記録した映像はとても貴重なものなんだろうけど、淡々とナレーションのみで紹介されるスタイルは少し退屈だった。 映像自体もどこかで見たような気がするものばかりで、新たな驚きはなかった。 わざわざ映画にしなくてもテレビ番組で充分かな。[DVD(吹替)] 5点(2012-07-27 12:55:57)《改行有》 1451. うさぎドロップ 設定は突拍子もないけど、内容は意外と普通のホームドラマでした。 恐らく感動させようという目論見だったんだろうけど、いまいち感情移入できず感動とは程遠い感じ。 2人の生活描写が少なくて、第三者の干渉がやたら多いので、どうしても他人事のように眺めることになってしまう。 豪華なキャストではあるけど、余計なキャラクターを詰め込み過ぎた感じは否めない。 とりあえず芦田愛菜が愛らしいというくらいしか見所を見出せなかった。[DVD(邦画)] 5点(2012-03-09 16:38:34)《改行有》 1452. わさお わさおというタイトルの割にはわさお中心に物語が進んで行かない。 どちらかと言うと街の人々の群像劇に近い構成だろうか。 キャストが豪華なので安定感はあるけど、シナリオ的には盛り上がりに欠ける印象。 わさおor少年に感情移入して鑑賞するというより、第三者的に見守る感じになってしまって、いまいち感動できなかったです。 最後もどうせ無事なんでしょって冷めた目で見てしまった。 東京から戻ってきたとか、どうにも信じられない設定が邪魔して、シロ=わさおという認識が薄かったのも敗因かも。[DVD(邦画)] 5点(2012-02-16 07:22:40)《改行有》 1453. 武士の家計簿 いい話だとは思うけど、とにかく地味。 どうも堺雅人の良さを活かせてないような気がする。 この設定ならもっとコミカルさを出しても良かったと思うけど、終盤に向けてどんどん辛気臭くなってく。 かと言って感動があるわけでもなく、いまいち盛り上がりに欠ける印象でした。[DVD(邦画)] 5点(2012-01-25 17:56:25)(良:1票) 《改行有》 1454. アンダルシア 女神の報復 事件を捜査する刑事は組織の論理と自らの正義感の板挟みとなって苦悩している。 事件の重要参考人は容疑者のようでもあり、被害者にもなり得る。 そして、その2人を助ける外交官。 見事な三竦みの正三角形を成立させたシナリオは素直に素晴らしいと思う。 但し、事件の真相に関しては冒頭でヒントが多過ぎてサスペンスというほど盛り上がらない。 どうせ○○が○○なんでしょ、という先入観を拭えなかった。 終盤のトリックも後からいちいち説明して見せるのが野暮過ぎる。 そんなの説明されなくたってわかるでしょ。 主人公が死ぬわけないじゃん!っていうちょっと冷めた感情が沸き起こってしまった。 キャストの豪華さや大袈裟な海外ロケの割にはこじんまりとした邦画になってしまってるなという印象。[DVD(邦画)] 5点(2012-01-12 17:54:26)《改行有》 1455. マダガスカル2 これはもうマダガスカルではない。 相変わらず魚類は死んでもいい設定とか、弱いストーリー性とか、マダガスカルらしさは健在ですけどね。 前作から引き続きキツネザルとペンギンはいい味を醸し出してたけど、メイン4匹がイマイチ魅力的じゃないんだなぁ。 [DVD(吹替)] 5点(2012-01-03 19:25:21)《改行有》 1456. まほろ駅前多田便利軒 行天の境遇には共感できたけど、肝心の多田の境遇はピンと来なかった。 血の繋がりがどうとか、生死の問題とか、そんなことはどうでもよくて、真相の語られ方に違和感があった。 行天の境遇は丁寧に時間を掛けて少しずつ明らかになっていくので、違和感なく受け入れることが出来たのだけど、終盤になって突然語り始める多田には共感できなかった。 自分で自分の不幸を語るという構図が微妙な空気を生んでしまったのだろうか。 あと、コメディというほど笑えなくて、ややすべってる印象があった。 行天のちょっとした一言が妙に笑えるというのはあったけど。[DVD(邦画)] 5点(2011-12-13 19:34:15)《改行有》 1457. 手のひらの幸せ 手堅い作りの感動物語だとは思うけど、ちょっと盛り上がりに欠ける感じですね。 うるうる来そうなシーンもあったけど、イマイチ泣けませんでした。 ラストの展開も強引というか、唐突過ぎて違和感があります。 幸せな家庭を築いてハッピーエンドということにしたいなら、2人の関係をもう少しきちんと描いて欲しかった。 僕は兄の視点で感情移入してしまったので、終盤は惰性で眺める感じになってしまったけど、弟の視点で見たらもう少し感動できたのかな?[DVD(邦画)] 5点(2011-10-02 10:02:53)《改行有》 1458. 行きずりの街 《ネタバレ》 主人公が謎だらけの設定なので、感情移入するのが難しかった。 俯瞰でストーリー全体を眺めてると、登場する人物が次から次に知り合いというご都合主義。 これが偶然ではなく、何らかの理由があって繋がってたなら素晴らしいシナリオなんだけどね。 失踪した教え子が上京して出会った男が以前に勤めていた学校の関係者というだけでも強引だけど、その男が元妻の店の常連客という都合良さには呆れてしまう。 しかも、殺される前に大切な鍵を元妻に預けてるという用意周到さ。 まるで自分が殺されることも、丹波笹山から謎の男が探しに来ることも予知してたかのような行動である。 映像的にはよく出来てただけにもう少しシナリオがまともだったらと残念に思います。 あと、どうでもいいことだけど、谷村美月の無駄遣いが勿体無い。[DVD(邦画)] 5点(2011-09-25 16:17:35)《改行有》 1459. ダーウィンの悪夢 内容的には衝撃的で考えさせられる部分もあるのだけど、どうも単調で飽きが来る。 眠たくなって何度も寝てしまいそうになりながらも頑張って見たので、ほんと悪夢のようだった。 NHKのスタッフに任せれば、いい感じのドキュメンタリー番組に仕上げてくれるんじゃないだろうか。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-20 20:05:07)《改行有》 1460. 悪人 キャストは豪華だし、映像的にも完成度が高い。 でも、僕はこの手の作品が苦手だ。 この物語はフィクションであり、特定の事件をモチーフにした作品ではないのだろうけど、世の中にこういった事件が存在することも事実。 そんな被害者や被害者の遺族のことを想うと、多少なりとも被害者を悪く描写することに抵抗感がある。 もちろん、殺人事件の被害者はすべて聖人であるとは言わないけど、敢えて悪く描く必要もないんじゃないかと。 何の罪もない女性がたまたま事件に巻き込まれてしまったという設定じゃ駄目だったんだろうか? そういうことをつい考えてしまう。 殺人事件の加害者であっても根っからの悪人ではないかも知れないというメッセージには納得しつつも、やっぱり被害者は悪く描かないで欲しかったというのが正直な感想です。 そんなことをいろいろと考えさせられる深い作品です。[映画館(邦画)] 5点(2011-05-19 15:25:23)(良:2票) 《改行有》
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