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プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1501.  007/ユア・アイズ・オンリー いろんな国に舞台を移して、その都度アクションシーンに時間を割いていて、でもストーリーとしては大して面白くないので長く感じました。 積雪地方でウィンタースポーツ総大会を見せられたかと思うと、ギリシャの陽光のもとダイビングで潜り、その次は高山で崖登りもしているムーア・ボンド。体力必要イベントが総花的に繰り広げられるのを観てるうち、ボンドが何を任務としているのか忘れそうになります。 スキーやボブスレーの現場にバイクを持ち込んでの撮影はそれは大変だったことでしょう。スタントさんの苦労は偲ばれますが、今戦っている相手は誰だっけ、と思うこと数回で集中が途切れます。ロジャー・ムーアも10代の女の子が憧れるにしてはオジサンすぎませんか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-02-17 23:56:33)《改行有》

1502.  猟奇的な彼女 《ネタバレ》 ちょっと時代が進んだせいでしょうか。猟奇的というより‶乱暴で突拍子もない”彼女の無茶ぶりはあまり笑えませんでした。むしろ引きました。韓国のコメディはそもそもアクが強いですしね。 単なる暴力コメディで進んでいたのが、終盤になってすれ違い悲恋物語へと舵を切った力技には驚きました。相当な無理矢理脚本にも感じますが、伏線回収につなげるとは巧いことやるもんです。 でもさあ、‶会えない”と言ってて悲恋ぽい雰囲気だけど、彼女の家知ってるよね?[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-02-11 23:25:27)《改行有》

1503.  007/ゴールドフィンガー 《ネタバレ》 ジェームズ・ボンドの伊達男っぷりとQのアイデア小道具が堪能できます・・が、なんだかマンガみたいな出来ですね。 今回ボンドって潜入しただけで何もしてなくない?結果ガスが無毒なものと替えられたっていうのも、女が都合よく変節しただけだし。なされるがまま爆弾に繋がれちゃってるんだもんなーボンド氏。少なく見積もっても本作中3回は死んでるもんなあ。 仕事ほっぽって女とみればくどきにかかる。ボンドの売りではあるけどここまでくると病気なんじゃないかという気がしてきた笑。 空中散布のガスでばたっと人が倒れるさまは吉本新喜劇にも見えて笑っちゃうしで、エンディングに「ゴーフィンガあー」とカッコよく流れた日にはごーふぃんがーじゃねえよ、と脱力しました。散々言いましたがS・コネリーの個人的魅力は落ちてないので退屈はしなかったです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-01-18 23:41:33)《改行有》

1504.  しあわせの隠れ場所 《ネタバレ》 一人の黒人少年が白人後見人のもと、人生の大成功を収めたのだから「いい話」には違いないんですけども。 なんか、でも「いい話だー」、で終わらせることができないもやもやが心に残りました。あんな冬空にシャツ一枚で15歳の子が暖を求めて彷徨うなんて、もうアメリカ社会がマズすぎると暗い気持ちになります。マイケル一人だけではないのかも、です。わたしはそっちの‶白人に声をかけられることのなかった”黒人の子の気持ちになってしまいます。マイケルはいいよ、お金持ちの家に拾われたんだから。あいつは身体がでかくてアメフトに向いてるもんね。 実際リー・アンはスラムに出向いた時、その辺にいる黒人の若者らには同情の目もくれなかった。篤志家の線引きがすとん、と落ちるように映画では説明されていません。「何もしない外野がごちゃごちゃうるさいわよ」、と啖呵をきりそうなS・ブロックの演技にまかせっきりなのが脚本の怠慢にも感じました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-01-04 20:22:56)《改行有》

1505.  ディープ・インパクト(1998) 《ネタバレ》 タイトルからなんとなくエメリッヒタイプのディザスターものかと思っていました。大惨事の画は終盤にありますが、9割方は終末に直面した状況下の社会派群像劇でありました。社会派は言いすぎか。 TVキャスター、衛星発見者、宇宙飛行士らと目線を変えての人間ドラマが展開されますが、これが何となくテレビの再現ドラマのような安っぽさを感じました。M・フリーマンやR・デュヴァルら、役者は良い演技をしているので問題はありきたりな演出にあるのでしょう。 終末が迫ったらこうなるだろう、という発想のレベルが略奪・混乱・渋滞・自殺、と凡庸の域を出ずそのうえ画でパニックぶりを見せようとするあまり、津波からこちらに逃げてくる人々の図まで用意しています。あんなに前々から警告されていたにも関わらず避難が全然進んでいないというのはリアリティに欠けると思います。作り手の映画センスがぱっとしない作品だなあという印象です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-12-27 23:13:02)《改行有》

1506.  007/ドクター・ノオ 007の1作目、初見です。アクションも展開も高速化している今の目で見ると、動きはやはりのどかに感じます。 島に渡ってからの、特に終盤はテレビの特撮モノを彷彿とさせるほどにチープですし、取っ組み合ってるシーンを真正面から撮ってるだけのカメラワークも芸が無いです。 だけど若きショーン・コネリーの色気あふれるダンディズムは1作目にしてシリーズ化を予感させる抜群のスター性を放っています。こんなに女性陣にモテモテでも違和感も嫌味もない、てのがさすがの一言ですね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-12-21 23:15:49)《改行有》

1507.  デッド・ドント・ダイ 《ネタバレ》 いやこれはさすがにジャームッシュファンといえど擁護し切れない・・。監督ったら、はしゃいでやらかした感がありますね。旧知の豪華キャストに囲まれて嬉しくなりすぎたのでは。エスターバリントまで出てくれたもんね。 コメディのさじ加減を間違えちゃってるもん。中盤まではジャームッシュ印のオフビート感とゾンビがまあまあ上手いことハモっていたのですが。A・ドライバーの真顔のおとぼけぶりとB・マーレイの悟った顔芸も良い味出してますしね。 でもなあ。なんぼなんでもティルダのUFO演出はないよ。無い。極めつけに台本発言。ジャームッシュ常連客もたじろぐよ。次作は気を付けてくださいね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-12-17 23:20:10)《改行有》

1508.  IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 《ネタバレ》 怖がらせ方が一作目と同じ。怖い顔のピエロは子どもならビビるだろうけど、今回は大のオトナが相手だからねえ。奴の凶悪さにはともかく、見た目を怖がる40才はいないんじゃないかな。27年前に経験済みなわけだし。 というか、ITの一作目だって別に怖くはなかった。でもキングお得意のジュヴナイル作品として良くできていた。十代の喜びも心の痛みも、友情や困難への挑戦というイベントの中で瑞々しく表出されていて、個人的にはそこが高評価のポイントでした。 ティーン抜きのITは見どころが無いよ。おじさんの苦悩は少年のソレと違って客はときめかないもの。 もっとも、ピエロのやっつけ方には意表を突かれました。「自分を何者と思うか」、自我の揺らぎを弱点と見切るとは。ビルの変貌ぶりに次いで、びっくりしたトコです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-10-03 23:21:38)《改行有》

1509.  グリース ミュージカル映画の中でも屈指の明るさと屈託の無さ。何も考えてなさそうな高校生。特にドラマの起伏は無いのね。脚本作家はある意味ラクですね。 古くはあるけどカラフルで。 野暮ったいけどダンスのキレは一流で。 ポップな画の演出センスは今でも通用する場面が多々あります。 それにしても当時はこの老けたキャスティングに異論は沸かなかったのでしょうか。ちょっと記憶にない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-09-28 23:09:04)《改行有》

1510.  バーニング 劇場版 《ネタバレ》 なんちゅうか、映像も話も詩的で文芸的で‶匂わせ”で終始している苦手なジャンルの作品でしたよ。 世間の評価を見るに、いろんな受け取り方ができるものだなあと驚きます。作家志望の青年の妄想であるとか存在の観念の投影が云々(??)とか。 わたしはミステリ好きです。なので白黒はっきりつけない描き方は好ましくないです。 限りなくサイコ気のある金持ちぼんぼんが殺ったと思わせてフェードアウト。アイツに決まってるだろうがあ。「生きている」ことを実感するのがビニールハウスを燃やすこと、だそうだから。猫まで匂わせに参加。ここまで誘導しておいて違った展開があるなら教えてほしい。 一番近道のシンプルな考え方しかできないわたしには「無いみかん」の味なんかしない。つくづくこの映画の客じゃなかったな。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-22 23:16:46)《改行有》

1511.  アリー/スター誕生 《ネタバレ》 4作目になる‶スター誕生”なのですね。細部のマイナーチェンジを経ているとは言っても、あまり大きな変更は施されていない印象のシリーズ。B・クーパー、なぜ変わり映えしない今作を手掛けたのだろう。ガガの出演口説き落としに成功して映画も当たると思ったのかな。 たしかにガガの歌は立派ですよ。本職だもん。だけど演出も脚本も凡庸で前作品らをなぞり返しただけですね。 初版公開の37年当時なら、女を見出し(てやった)男がやがて人気実力共に逆転されて失意のうちに命を絶つ、という図式だけで負のヒロイズムのような感興を呼び起こしたのかもしれませんが、今は女子が社会で活躍するのは当たり前だしアル中の治療も進んでいますし。 ジャックが酒に依存する原因がアリーとの関係なのか父子関係かはたまた兄との確執なのか、あちこちに悩みを散らかしたが故に悲劇の焦点もぼけてしまったように感じます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-10 23:38:56)《改行有》

1512.  シング・ストリート 未来へのうた 《ネタバレ》 とてもオーソドックスな青春映画。10代前半に出会いたかった。 そうそう、80年代はあんな感じ。バンドはヴィジュアル重視なのでメンズもメイクをかっちり施して中世的、極楽鳥のような髪色で。 流れる楽曲もザ・80年代な聴き心地の良いメロディラインとゆるめのテンポとリズム。作中では素人の15才が作ったことになっているのがリアリティを削ぐくらいのクオリティの高さ。 ただドラマ全体として見ると浅い。両親の不和、荒れる学校、大人への反発、バンド結成の高揚感、初恋、と青春ネタをずらっと並べているだけです。 味のある脇キャラをなぜもっと推さない。マネージャー、黒人のキーボード奏者、いじめっ子の不良。彼らと主人公が関わって「あ、面白くなりそうだな」と思ったところで描写が止まる。人間関係の化学反応が起こる前に。 主人公の感情も今一つ掴めないね。いじめにあっても校長のパワハラ暴力に晒されても全くメンタルに影響してない演技と脚本は疑問に感じます。いつでもけろりとバンド活動にいそしむ姿しか描かない。生々しい痛みの伴う負の描写を避けると、おとぎ話になってしまうのです。この作品は映画的というよりはティーン向けのまんがテイスト。ひねた大人の鑑賞眼に堪えるレベルのものではなかったです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-18 22:33:17)《改行有》

1513.  デス・レース(2008) 《ネタバレ》 もう設定からして無茶苦茶なB級映画ですが、ジェイソン・ステイサムだというのでつい観てしまった。見どころはジェイソン・ステイサムが出ているというところ(だけ)です。 いくら定番の「荒れた近未来」といったって、刑務所長が自己利益のために一般市民を殺害して夫に濡れ衣を着せたうえ殺人レースに参加させる、ってそりゃないよ。イモータン・ジョーだってもう少し理屈が通っていた(たぶん)。それはまあいいとして(いいのかい)、カーレースが見せ場の映画であるのは間違いないんですがガチャガチャとクラッシュが多くて何がどうなってんのかよく見えないや。高速でトバしているのはCGまたはスタントだということがまるわかり。運転席の二人の乱れの無さ、緊張感の乏しさ、振動の無さ。女の子の髪も乱れない。 ラストのオチのつけ方にはツッコミ必至。アンタが所長を殺んのかい。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-06-11 23:45:45)《改行有》

1514.  バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり 《ネタバレ》 猟奇サスペンスのジャンルなのでしょうが、どうにもB級感から抜けられないのは何故なのかつらつら考えてみました。 まず犯人のサイコな迫力が今ひとつ。顔はイッちゃってて充分怖いんだけどやってることが「常識内の暴力」にとどまっており、50年前ならいざしらず数々の秀でた(?)サイコパスを経験してきた21世紀においては ちと存在圧が不足です。 それと主人公。タイトル原題は「Good Samaritan=良きサマリア人」のもじりなのは明らか。なにがBADかというと頭かしら、と思わざるを得ないほどこの青年頼りないし受け身一方。まあ中盤まではビビりなのもしょうがないかと思って見守っていたのだけど、終盤には被害者の女子にまで胆力で圧倒されるシマツ。 この辺のあっけなさやコミカルと言えるほどの軽いクライマックス~安っぽいラストシーンの幕切れ方等が一級サイコランクレベルから大いに下回った原因かと思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-28 00:15:34)《改行有》

1515.  ラスト・ワルツ 《ネタバレ》 ちょっと勘違いしていました。‶ジャージー・ボーイズ”のような、一バンドの解散に至るドラマかと思っていたのですが。 完全なるファイナル・コンサートの記録でした。合間にインタビューを挟んではいるものの、これはザ・バンドに思い入れのある層にのみ向けた映像作品です。 残念ながらこのバンドについては(耳なじみのある曲はちらほらあるものの)ほぼ一見さんに近い立場で鑑賞しましたから「ああ、間違ったなあ」と途中からずっと思ってました。 スコセッシの名前にもミスリードされてしまったというのもあるな。 点のつけようもないのですが、若い頃のE・クラプトンやロン・ウッドを見られたということで中間点を。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-20 22:57:59)《改行有》

1516.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 そうですね、実にセオリー通りのハートウォーミング系作品にケチつけることもないよな、とは思うのですが。 画は明るいし基本善人ばかりだし、そのせいで主人公が陥っているはずの窮地がさほど大変そうに見えない。もう少し硬軟織り交ぜた方がドラマとしてのリアリティを獲得できてガツン、ときたのではないでしょうか。 なぜに元妻とその今彼があんなに協力的なのだ。妻、母というより「ただのモデル」的な容姿も鑑賞の興を削ぎます。とどめに仇敵の批評家が「出資したい」とはあまりの大甘展開に恐れ入りました。 誰も傷つかない平和なお話です。楽しめなかったのはわたしの鑑賞時の精神状態等が穏便でなかった、ということも大いに影響しているのかもです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-14 23:52:40)《改行有》

1517.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 これ、‶おとぎ話”ですよね。ただし大人向けの、それもクセ強めな。 ‶異種との愛”とはいっても、アカデミー会員らがこんなにも愛のレンジが広いとは驚いた。 わたしは己のおとぎ話分野における感性の限界値が「野獣」まで、と知りました。まあエマ・ワトソン(美女)ではなくサリー・ホーキンスなのはまだ容認できます。が、花やドレスの担う色彩部門が不味そうなゼリーの毒々しい緑色だったり、本来ダンスシーンであるべき二人の交流が水没した室内での交歓というキツイ画ヅラなことにだんだん萎えてきます。何よりどう考えても半魚人のビジュアルが恋愛対象として甚だ難しい。そこら辺のネタバレはラストシーンで明らかになるのですが、まあそりゃそうだろうねえ同種ならねえと妙に納得してしまいました。 ヒール役のM・シャノンの常にキレかかってる目元の怖さといい、清々しさ成分の極めて少ない(まあこの監督の味ですが)ちょっとわたしにはキビシイ映画でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-02 12:43:40)《改行有》

1518.  ロンリーハート(2006) 《ネタバレ》 サスペンスとの触れ込みに期待したのですけど「逃げる殺人犯vs追う刑事」の基本画は押さえているものの、逃走劇そのものにはそれほどハラハラ味はなく、むしろアッサリ捕まった方ではないでしょうか。実話ベースなので嘘にならない範囲でドラマの肉付けに腐心している感がひしひしと伝わります。トラボルタの個人的な家庭問題や同僚とのロマンスを織り交ぜたり、殺人者ペアを美男美女にキャスティングしたりとか。まあ感想としてはこれら全部必要なく、裏目に出ていると思いましたが。 実事件の方の二人と見比べると、優男風詐欺師のジャレッド・レトが元ネタの雰囲気にとても近いですね。でも女の方は完全に映画の為の造型に変換されてます。 ‶支配愛をこじらせた美女”の方が‶欲求不満のデブ”より客を呼べると映画会社が判断したんだろうなあ。 惨劇のシーンは陰気かつ差し迫った圧迫感もあいまって一流の演出でしたけど、絡む刑事の中途半端なドラマに尺を取られて「俺たちに明日はない」になりそこねたレイモンド&マーサなのでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-04-19 23:27:19)《改行有》

1519.  トゥルー・クライム(1999) だから世の中のどれほどの人がじーさんイーストウッドの濡れ場を見たがっているというの。女好きなのはいいとしてもこの人の作品の私物化ぶり、本作は特に目に余るわあ。えん罪晴らしの本筋そっちのけで主人公のキャラ描写ばっか丹念に時間割いてる。まさに「俺様」の映画。 もっとも、クリントイーストウッドという役者は「いつでもどの作品でもクリントイーストウッド」なのですが、熱心なファンに向けてのみ映画作られてもね。 劇中の奥さんと子どもの、妻子に見えない感がすごい。どう見たって孫をあやす爺ちゃんではないですか。なんで無理やりこんなキャスティングするの、と思ったらえっ実子?!それはそれで作品私物化度が上がるなあ。 とまあイーストウッドファンでもないわたしはストーリーを脇に除けるほどに存在を主張してくる主人公に少なからずイラっとしました。話もたいがいご都合良すぎですし。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-02 00:05:44)《改行有》

1520.  ビリー・リンの永遠の一日 はて、アン・リーもメガホンの誤り、というべきかこの監督にしてはずいぶん手ごたえの無い映画でした。彼の作品は人物の心情描写が繊細で、ストレートに気持ちが乗るものが多いのですが。 本作は任地から帰国した兵士のPTSDを扱っていますけど、数ある同テーマの多作品と比べても主人公の内なる矛盾やそれに伴う苦悩がずっと伝わってきません。 平時の祖国のから騒ぎに感じる空疎感とか、花火音でフラッシュバックして暴れる同僚とか描き方があまりにもベタです。家族であるクリステン・スチュワートとの気持ちのすれ違いぶりも通り一遍で、全くぐっときません。何が悪いのでしょう。主人公の演技力の無さか脚本のせいか。 そういやヴィン・ディーゼルも出てたな。戦地での温情型リーダーというおいしい役どころではありますけど、彼の使われ方もずいぶんと雑でしたねえ。 アメリカでの興行成績がサッパリだったとか。「アメリカ人は米国万歳調じゃないと受け入れないから」という評も聞きますが単に話が面白くないからじゃないですかね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-21 23:33:05)《改行有》

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