みんなのシネマレビュー |
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1541. 家族日誌 マルチェロ・マストロヤンニと、まだ少年っぽいジャック・ペランが共演した、味のある渋いイタリア映画。 監督は、これまた渋いヴァレリオ・ズルリーニ。 上の二人は兄弟という設定。 兄が病弱の弟の面倒をみる。 ところが、それには深い事情があった・・・ 哀しみの旋律が流れる中、話は叙情的にゆったりと進んでいく。 ゆったりとした気分の時に観るべき作品かもしれない。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-23 00:12:25)《改行有》 1542. 宮澤賢治 -その愛- 当時好きだった酒井美紀と中山忍の個人的な“夢の共演”が実現し、喜び勇んで映画館まで足を運んだことを思い出す。 もうあれは10年以上も前のことなのか・・・ 時が経つのは早いものだ。[映画館(邦画)] 6点(2007-11-22 20:14:31)《改行有》 1543. ロゴパグ ロベルト・ロッセリーニ、ジャン=リュック・ゴダール、ピエル・パオロ・パゾリーニらによるオムニバス映画というだけで、その方面に興味のある方からすれば、垂涎であろう本作。 期待した程ではありませんでしたが、そこはさすがにこのメンツ。 大きく外すことはありませんでした。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-21 20:49:45)《改行有》 1544. レイン(2000) オキサイド・パンとダニー・パンのコンビによるタイ映画。 このコンビは、後にホラー映画ばかり撮ることになってしまう。 ただし、本作を撮ったころは、なかなかの佳作ぞろい。 本作も結構楽しめたと記憶している。 特にラストでスローモーションになるシーンが印象的。 [DVD(字幕)] 6点(2007-11-21 20:42:24)《改行有》 1545. 四つの恋の物語(1965) 吉永小百合より断然、芦川いづみ! 芦川いづみの美しさが何より際立っていた。 最後も晴れやかな幕切れで気分爽快。 難しいことを考えずに、女優たちの美しさと楽しさを満喫すべき作品である。[ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-21 00:34:10)《改行有》 1546. 青春の夢いまいづこ 小津のサイレント作品の中では、比較的安心して観られる方じゃないでしょうか。 学生時代、青春時代に構築した“友情”という目に見えないものが、社会に出て環境が一変し、崩壊していく・・・そんな危機感は誰にもあるものです。 そして、それは時に現実に起りうる悲劇なのです。 それを巧く表現した本作。 なかなかの佳作だと思いますけどね。 かと言って、特別な感慨や感動が起るという作品ではありませんが・・・[ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-18 00:25:11)《改行有》 1547. 雪之丞変化(1959) 長谷川一夫の『雪之丞変化』は2本とも観たが、本作“マキノ版”の方が良かった。 やはり、長谷川一夫より大川橋蔵の方がかっこよい。[ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-17 11:41:09)《改行有》 1548. 稲妻(1952) なるほど、あの稲妻はそんなきかっけを示唆していたんですね、青観さん。 まだまだ映画を観る力が足りないようです。 それにしても、あまりに香川京子の出番が少ないのが残念で仕方ないです。 [DVD(邦画)] 6点(2007-11-15 20:59:28)《改行有》 1549. ピンクのルージュ モニカ・ヴィッティを目当てで鑑賞。 なんと、本作のモニカは48歳。 ところが、絶対に48歳には見えないです。 歳を取っても魅力的な女性って、惹かれますね。 この年を最後にモニカは映画の世界から身を退いた。 若き頃の美しいモニカを知る人にこそ観てもらいたい作品。 モニカの真の美しさを思い知らされるに違いないです。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-14 11:54:17)《改行有》 1550. パンツの穴 キラキラ星みつけた! 浅野忠信を目当てで鑑賞。 若い頃の浅野忠信を観ることのできる貴重な作品。[ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-14 11:36:03)《改行有》 1551. 淑女と髭 小津のサイレント作品でも初期の頃はコメディ要素が強すぎるきらいがあった。 しかし本作は、コメディ要素の中に人間味が加わり、バランスの良さが格段に上がっていた。 しかし、あの大げさな髭には笑った。 いかにも作り物じゃないか![ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-12 00:20:49)《改行有》 1552. 噂の女 久しぶりの溝口作品! それだけで既にワクワク。 オープニングも溝口作品らしく素敵。 しかしながら、内容的には突出したものは感じられず、少し不満あり。 溝口監督らしさは十分に出ていたと思うが、この不足感はいかんともし難い。 これで現存する溝口作品の全制覇まで、あと7作品となってしまった・・・ あー、寂しい。[DVD(邦画)] 6点(2007-11-12 00:07:51)《改行有》 1553. リッチ・アンド・ストレンジ 倦怠期を迎えつつある夫婦が、ひょんなことから大金を手にし、船旅へと出かける。 しかし船上では様々な出来事が起り、夫婦仲はますます悪くなる。しかししかし、様々な事件が起り、やがて妙な結末を迎える・・・ とまぁ、こんな感じの話ですが、これが意外と面白い。 最後の終わらせ方も上手く、話も破綻していないし、納得もできる。 ヒッチコック作品でサイレントは苦手だったが、トーキー初期からどんどん面白くなってくるのが分かる。 製作年順にヒッチコック作品を観ているが、ちょっとずつレベルが上がり、面白くなっていく過程を、時系列的に追うのはとても面白い。 それは、『男はつらいよ』シリーズの全作を、一作目から順に観ていった時の面白さに酷似している。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-11 21:32:27)《改行有》 1554. ニール・サイモンのヨンカーズ物語 ニール・サイモンという戯曲作家の戯曲を基にしたお話です。 少々、古臭いストーリーですが、意外と普通に楽しめます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-08 13:30:40)《改行有》 1555. パイパティローマ 沖縄、特に石垣島方面が美しく幻想的に映し出された小品です。[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-11-08 13:28:12) 1556. サンタクロースの眼は青い ジャン=ピエール・レオが主演で、撮影をネストール・アルメンドロスが担当の、バリバリのヌーヴェル・ヴァーグ作品。 ジャン・ユスターシュ監督の短篇作品であるが、この監督は短篇より長編で、より魅力を発揮する監督だと感じた。 つまらない作品というわけではなかったが、なんか物足りなかった。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-06 16:36:49)《改行有》 1557. 報復 REVENGE 少しチープというか、Vシネ的な匂いが漂っているのがネック。 しかし脚本自体は素晴らしく、かなりストーリーに引き込まれることは確か。 椅子とりゲームの様な命をかけた戦いは刺激的である。 また、竹内力、遠藤憲一、光石研、寺島進などの俳優陣も個性豊かで粒揃いだ。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-01 20:27:42)《改行有》 1558. 白い酋長 初期のフェリーニ作品には傑作が多い。 というより、ほとんどが傑作だ。 本作もフェリーニの初期作品なのだが、珍しく凡作。 しかし、つまらないわけではない。 少なくとも、フェリーニ晩年のくどすぎる作品群よりは楽しめると思う。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-01 20:25:44)《改行有》 1559. スエーデンの城 “モニカ・ヴィッティが最も美しく撮られた作品”と誰かが評していたが、まさにその通り! ただでさえ美しいモニカが、本作ではことのほか美しさと色気を撒き散らしている。 この作品は、モニカの美しさを、ただただ堪能すれば良い作品なのだ。 スエーデンの孤島に存在する、とあるお城で繰り広げられる怪しい貴族の物語。 そのお城にはモニカ・ヴィッティ演ずる美しき女性が住んでいる。 ヴィッティはこのお城の主である暴君の妻だが、訪れる客人をことごとく誘惑する。 そんな美しき人妻に誘惑されれば、男なんぞひとたまりもない。 一瞬にして恋に落ちる主役のジャン=ルイ・トランティニャン。 しかし彼は妻と関係を持ったことが暴君の夫にバレて命を狙われることに。 孤島のお城という逃げ場の無い場所で命を狙われ、絶対絶命のトランティニャン。 さて、その結末はいかに?! とまぁ、話の展開はこんな感じであるが、ここから先は少し余談を・・・ 監督のロジェ・ヴァディムは、稀代のプレイボーイとしても知られた人物。 彼が今まで付き合ってきた女性はブリジッド・バルドーやジェーン・フォンダ、そしてカトリーヌ・ドヌーヴだ。 その名前を聞けば分かるとおり、女性に関してはかなりのメンクイ。 そしてセンスもいい。 そんな彼に主役に見出されたヴィッティも、これら二人の女優に負けず劣らず美しいが、本作の後にヴィッティとヴァディムが交際したという話は出ていない。 ロジェ・ヴァディムもさすがにヴィッティは口説けなかったのか?! それとも、アントニオーニの影響か?! それは当の二人にしか分からない・・・ [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-01 20:09:23)(良:1票) 《改行有》 1560. カビリア D・W・グリフィスが本作を観て刺激を受け『イントレランス』を作ろうと決心したということもあり、本作は『イントレランス』に匹敵するスケールと面白さであった。 ただ、ストーリーがスピーディすぎるくらいにガンガン進んでいくので、話を追うのにエネルギーを要するのが難点と言えば難点。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-31 23:34:47)《改行有》
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