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141.  Wの悲劇 《ネタバレ》 劇団主脳が警察で事情を聴取された研究生の措置をどうするかと協議中に三田佳子が薬師丸を連れて現われて舞台のためなら女であることを利用するのは当然だと言ったときに多分ベテラン連中は全ての事情を察知しただろうし,これを平然と行う研究生はこの企画のヒロインに最適と感づいたはずである。彼女を退団させたら私も辞めると言うのは蛇足であり,慌てて止めに動いたのは一人だけ。女子学生の令嬢と言うヒロインのイメージから考えればどうひいき目に見ても高木に分があるのであるが,殺人事件の身代わりを舞台で演じることが条件であるから,これが図らずもオーディションになってしまっている。映画と違い撮り直しの不可能な演劇で女優として通用する資質を見抜いた三田だから腹上死事件の身代わりを依頼したのだろう。虚構を行っている自分を別の目で眺めることが行えることが舞台俳優としての条件であり,それに耐え切れなかった世良の友人は脱落するとの現実から女優としての出発を眺めることで善しとした二人の別れは自然なものです。しかし薬師丸は結局これ以後に舞台には活動の場を得ていないようです。日本では舞台俳優で生きていくのは難しいからなのでしょうか。それにしても贅沢な俳優陣ですが日本では演劇関係者は比較的安く得られたのでしょうか。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-02 22:08:37)

142.  燃えよ剣(1966) 《ネタバレ》 栗塚旭主演のテレビ版はずっと以前に観たことがありますが,これは司馬の小説からのエピソードを1時間程度にまとめたもので,原作に従っているこの映画とは別物でした。沖田役はテレビ版のほうが適切だったようです(実在の人物に似ているかどうかに関係なく)。この映画では池田屋事件までとなっていますが,内容としては侍と百姓郷士の意識,尊王派女性を巡っての土方と七里の私闘めいた面白さが主題になっています。テレビ版では原田や藤堂などの特徴あるキャラが毎回趣向を変えて登場するのですが,限られた時間でまとめるために思い切った省略によって映画としてはすっきりしたものになっています。でも制作費などの関係か立ち回りにしても舞台が狭すぎる感はあります。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-02 10:19:07)

143.  誰が為に鐘は鳴る 《ネタバレ》 戦前のこの時代には女性が断髪にするのは大変なことで,フランスで連合国による解放後に占領ドイツ軍に協力的であったとみなされる女性に対して報復的に髪を切る一種のリンチが市民の間で行われたのは有名な話です。実際にこの種の住民を巻き込んだ内戦においては女性に対して髪だけでなく性的暴力やそれに伴う性病の感染など痛ましい話が多いのですが象徴的に(奇麗事ですが)髪で表現したのでしょう。戦後のヘプバーンや,もっと後の日本では森昌子などのアイドルによってもはや髪で象徴することは難しくなってきています。[映画館(字幕)] 6点(2007-11-28 17:39:05)

144.  どろろ 《ネタバレ》 手塚の原作が開始されたときに,これは戦後においてタブーとされた因果物を下敷きにしているので流石と感心したのですが,連載を念頭にした多くの勝負場面ばかり多くて最後までは読みませんでした。当然に最後は普通の人間に戻って終わりだったでしょうが。これをアニメでなくCGとワイヤを使っての映画とする企画は興味があったけれどやはりストーリ性に欠けることになるのは映画のほうが説明不足になることで仕方ないとも言えます。子供向きとは言えない(原作自体が)しアクションものとしてでは物足りないものになっています。この路線でならジョージ秋山の「アシュラ」とかのほうが映画にするなら興味が持てます。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-09 21:15:44)

145.  美女ありき 《ネタバレ》 元外交官の加瀬俊一氏による同名の書があります。エマ・ハミルトンの話は欧州で伝説化していたでしょうから映画がどこまでが脚色しているかは判りませんが,ネルソンの友人たちの配慮でかなりの遺産を貰ったけれど派手好きで使い果たしてネルソンとの間の娘を連れてフランスに渡りナポレオンの没落時期に亡くなったそうです。冒頭の話はやりすぎの感もありますがストーリの展開よりビビアン・リーにあの老け役をやらせるアイディアは素晴らしい。名声が上がるとともにパーツを減らすブラックな展開とそれにより更に愛情を深めると言ういかにも映画向きの題材です。不倫は当時の上流社会では(離婚を害悪視していたこともあり)必要悪みたいに受け入れられ,庶民の価値観とは違っていたようですが,安酒場に隠れていたら士官連中が流れ込んできての展開は周囲状況を理解させるには十分でした。戦闘に際して(当時の海戦では敵船を捕獲してリサイクルが重要なので接舷して切り込みとなる)高級士官は目立たない服に着替えるところをわざとしなかったのは,家庭をめぐるトラブルから負傷して引退とかを期待したらしいけれど,広場の塔に祭りあげられるのは想定外だったでしょう。歴史ものでなく恋愛の映画としての企画でしょうがまとまりは良いのだと思います。時期的に多くの兵士が戦線に送り出されるときにこの種の「不倫」はかなり切実なものとして受け取られたのでしょうか?[DVD(字幕)] 6点(2007-10-01 11:59:14)

146.  不滅の熱球 《ネタバレ》 プロ野球創生時代の伝説的名投手である沢村栄治を題材にした映画で,当時より大根と言われた池部良が役に所を得ての熱演です。特に左足を高く上げての投球フォームは懸命に練習してのたまものらしいです。これにファンの女学生との恋愛,女学生が両親から勘当騒ぎまでおこしての熱愛,徴兵を受けての訓練での模擬手榴弾の驚異的な投擲,大陸での手の負傷の中で敵から投げられた手榴弾を投げ返す話,一度復員して再入団したときの新人の川上,千葉との出会い(千葉がそっくりなのが笑える),それでもブランクは大きく周囲からの冷たい目とそれに対する吉原の抗義などよく知られた逸話をつなぎ合わせたものですが,やはり見所は池部のフォームです。最後は南洋の戦線で戦死した沢村の霊が客席に妻と息子だけがいる深夜の球場で投球する場面(実際には乗船が撃沈されての戦死)で終わります。[映画館(字幕)] 6点(2007-09-17 16:48:54)

147.  サハラ戦車隊 《ネタバレ》 戦後そんなに時間が経っていないころに観ました。タイロンパワー主演の「潜航決戦隊」とかと同列の戦意昂揚ものですが,女性が全く登場しない,いかにも男っぽい映画です。最初からポンコツ戦車を部品を集めて再生して砂漠を乗りきろうと言うかなり無理のある筋書きですが,途中で戦闘機に襲われると死んだ振りして銃撃したり,それでも敵の飛行士を捕虜にして呉越同舟でオアシスを求めての旅とかは面白いのですが,最後に敵軍の大部隊を前にしていかにも水が豊富なような芝居とかから話が飛躍しすぎて漫画的なのは仕方なかったのでしょう。[映画館(字幕)] 6点(2007-09-07 23:48:46)

148.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 確かに時間ばかり長すぎですね。冒頭の多数の庶民の首吊りから長いけれど,それに対する落とし前がないところで観客の欲求不満は満足できそうもない。単に船と一緒に燃えてしまうだけなんて。クラーケンの死骸だってどう見ても只の廃棄物だし,巨大化カリプソは単にグロいだけ,その変身後のゴミの山はもっと不快感を増すだけ。まあ筋の出来がとかの野暮は言わないにしても,ゲームかアトラクションの水増しのためでしょうか,全く醜悪な内容になっています。エンドクレジットの長いこと,それでも我慢して待った観客には余りに短くありがちのカーテンコールでした。[映画館(字幕)] 6点(2007-06-04 23:58:51)

149.  宇宙大戦争 《ネタバレ》 この作品をほんの数年前に作られた「地球防衛軍」と比較すると特撮技術などは別としてかなり手抜きのように思えてがっかりした記憶があります。とにかく宇宙人の冷却光線(それで重力が消えると言うのはまあ許す)に対抗して熱線でと言うたった二種類の兵器しか出てこない。それで舞台だけが拡大されているけれどストーリもありがちな展開でした。「地球防衛軍」はまだ人工衛星の打ち上げ前に作られて,最後に急遽1カットだけ付け加えたと言う時代背景だったのに,様々なアイディアを凝らして楽しませてくれていました。[映画館(吹替)] 6点(2007-01-29 21:11:17)

150.  魚が出てきた日 《ネタバレ》 1966年初頭にスペインでB-52が墜落して核兵器が紛失と言う,映画「ザ・ダイバー」の背景になった事件からの際物映画です。まだ無名だったキャンデス・バーゲンは当時監督のガールフレンドだった関係で出演したようです。脱出した二人の飛行士が下着だけでそれでも兵器を捜しに島をうろつくのだけれど暑いのでジョッキーパンツを頭に被り(笑)。貧しいギリシャの寒村と,そこがリゾート化されての馬鹿騒ぎ,それに紛れ込む特殊部隊など題材にはこと欠かないけれど,封切り当時の評判は今ひとつでした。美少女時代のキャンデスを観たいひと向き。[映画館(字幕)] 6点(2006-08-27 00:13:22)

151.  黒い蠍 《ネタバレ》 これってDVD化されたんですね。モノクロだからか重量感があって,走り回るシーンは虫ががさごそ動くのではなくて戦車や重機の移動みたいな音がちょっと不自然。でも特にボス蠍が機関車に立ち向かうシーンは後の「バルジ大作戦」がパクったかのように重戦車みたいな迫力があります。共食いが始まると鋏で押さえつけて上部から毒針で一撃と言う怖さがあって,それに比べるとその前の惨劇もかすんでしまいました。こんな習性が判っていたら家畜とかで餌を撒いて数を減らしてから退治の戦法があったでしょうに。 [映画館(字幕)] 6点(2006-07-20 11:41:34)《改行有》

152.  クラッシュ(1996) この映画の原作はここのクレジットにはないけれど,J.G.バラードです。劇場公開時に淀川長治の酷評にもかかわらず数少ない上映館から捜して観に行ったのも,このバラードとクローネンバーグの組み合わせに興味を持ったからです。しかし,劇場のポスターからしてポルノ映画扱い(実際そう受け取られても当然なのですが)で少し退いてしまうようなものでした。障害に性的好奇心を喚起させられる傾向を否定するものではないけれど,この映画に賛意を示せないひとが多いのも無理からぬことです。それでもこの種映画が製作できる環境があることは貴重なことです。[映画館(字幕)] 6点(2006-06-08 14:51:58)(良:1票)

153.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 原作は読むほどのものではないと思っていたけれど,話題が多い(笑)映画なので初日に観てきました。シネコンでタイムシフトで上映しているおかげで意外と簡単に観ることができるのは結構なことです。しかし上映禁止騒ぎとかはイスラム社会じゃあるまいし,映画会社のやらせなのかも。結局はルーブルに始まりルーブルに終わるのですが,教祖に子孫がいたかいないかは世襲制を排することを決定した宗教にとっては本質ではないはずのことで,これだけ話題を作れるのはいい着眼ですな。原作がどうなっているかは知らないけれど,暗号にキーがエニグマみたいに26文字で,しかも5文字の英単語と言うのはやはり観客のレベル(当時の教養人ならラテン語,24文字のはず)に合わせたものでしょうか。気合の入った修行僧の演技とジャン・レノの刑事役も光っています。[映画館(字幕)] 6点(2006-05-20 17:14:53)

154.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 率直に言うなら女の視点からの「大和の男たち」としたほうがより正確ではないでしょうか?不死身の兵曹の娘(実は養女)が父親の遺志を実現する旅からの出だしからしてその視点がどこにあるかははっきりしています。登場人物の配置場所も機銃や高角砲、厨房と言うような戦艦では本来裏方であったような場所での水兵勤務ですので過酷とは言えなくても命令により戦局などとは無関係の使い走りの毎日が描かれています。そのために従来のこの種の映画であまり描かれることのなかった対空機関砲の操作や砲弾の扱いなどが丁寧に示されています。戦闘機と差しでの勝負とは言っても、機首を向けたほうに照準が定まる毎秒150mの戦闘機が空を斜めによぎるのを人手で銃弾を補充しながら仰角と方向を二人が呼吸を合わせてでは公平な勝負には程遠いし、重い砲弾を人手で運搬の高角砲も近接信管を抜きでは当たるほうが奇跡に近いです。それでも沈没に際しては甲板に近いほうが助かる率は高いのですが。もともと大和の出撃自体が(天皇から聯合艦隊の残存についての質問があったことが発端とされていますが)無意味なことで、沖縄に到達できるとは誰も信じていない中で官僚機構の組織での伝達の正当化が行われ、人と艦を捨てに行ったに等しいものですから。サイパンの陥落で多くの民間人を巻き添えにした悲劇を認識しながらそれを美化し、それでいながらレイテでの海戦でまだ次の機会があるとして戻り(そこで温存した艦船は帰路に撃沈されたり軍港で爆撃に遭ったりしてほとんど全滅状態)それでいて重油が枯渇しているのだから実際には聯合艦隊はレイテで終わりにすべきだったのだし、それならば意味ある戦場での死として残ったでしょう。この無意味な、ただ航空機にタコ殴りにされるだけの戦闘に兵と艦を駆り出す愚かさだけが見えるので悲しさと寂しさしか感じられない映画です。下士官と水兵との間の心の交流はあったにせよ、結局は彼らを艦の備品としてしか認識していない上層部の官僚主義が喜劇とも言える悲劇を作り出したのでしょう。[映画館(字幕)] 6点(2005-12-30 20:40:22)

155.  世界大戦争 《ネタバレ》 この映画の作られた前後には旧ソ連が100メガトン水爆を開発した(水爆は運搬のことを考慮しなければ、いくらでも大きなものは作れるので驚くべきことではない)と発表して実際に北極圏で50メガトンだかの実験を行い、それに対して多くの反核団体や革新政党が「社会主義国の水爆は大丈夫だ」とか妄言を言って人々の顰蹙を買ったとか、共産党系でない革マルの学生がモスクワで反対デモを行うと言う凄いことをやったりとか、核戦争への危機感と政治の思惑が混乱していた時期でもあります。局地紛争(おもちゃみたいな戦車とかの少しユーモラスな場面ですが)からの拡大に全く無力である日本の政治家も含めた立場は観ていていらいらさせられるだけでした。この時期に日本での公開は少ないまでもこの種の映画は米国ではかなり数多く制作されたのではないでしょうか?第二東映でも同種の映画が作られたのを観た記憶があります。(もちろんこれほどの規模のものではありませんでした。)最後のシーンは議事堂の模型に溶けた鉄を流し込んで撮影したとか聞いたことがあります。実際に大型の核爆発があれば、ガンマ線によって急速に超高温に加熱された空気が発生する衝撃波で建造物は吹き飛ばされるのでこんなにゆっくりと溶けたりはしません。[映画館(字幕)] 6点(2005-11-11 14:54:24)

156.  亡国のイージス 《ネタバレ》 最近では他のメディアとタイアップした映画(ゲームはもちろんですがStar-Warsシリーズとかもそれに近い)がトレンドになって、それで原作とかも売れるだろうとかの色気があるから映画としての完成度・完結性を損ねているようです。防大生の論文(インターネット上とか言うのがお笑いですが)とか学習会(かっての左翼教授の裏返し)とか福井小説の主張は映像で表現するならその背景まで描かないといけないけれど、そんなことしてたら観客を呼べないのも明らか(テレビドラマにしたら滑り出しで打ち切りにされてしまう)だから無理があります。特務員も目立たないのが任務なのに不必要な暴走族との抗争でバレバレだし、画を通じての専任下士官との交流はいいとしても、女性工作員との関係はどう見ても描き方に無理があって、それで水中での絡みも訳がわからない。海上自衛隊の紹介映画として派手なシーンを見せるだけではつまらないです。元々はイージスの名の通りこれはアテネ神とかトロイ戦争のアジャックスが手にした身の丈ほどもある盾で、その目的はこの大きな盾を自在に操る戦士が敵の一撃を横綱相撲で受け止めて自分の武器を存分に振るうためのもので、弱い人間を守る防空頭巾ではない(艦隊の主力艦防衛が目的)の艦ですから、それだけ持って専守防衛なんて言うことが自己矛盾なのだけれど、福井氏の小説だってそのことは衝いていない。まあ、唯一の救いは駄目士官が落下するサーモをダイブしてセービングするところで、それ以降のゲームみたいなゾンビ的抗争は無かったほうがまとまっているように思えました。[映画館(字幕)] 6点(2005-08-03 00:58:04)

157.  アビエイター 《ネタバレ》 「アレキサンダー」と凄く似た形での社会的権利を夫に奪わていた時代の母親が育てたマザコン人間との描き方がいかにも類型的であるけれど、実在のハワード・ヒューズの行動や業績はそんな切り口で簡単に説明することは無理なように思える。映画の面では「地獄の天使」と病的にさえ見えるブロンドのジーン・ハーロー、当時の知性派(美人とは言えない)キャサリン・ヘプバーン、美人であるが個性的なエヴァ・ガードナーとの関係など丁寧に描いてはいる。8発の巨人機ハーキュリーズに関しては、空中に浮いた時点で契約条項は満たされたとされており、それがクライマックスとなっている。しかし、その後国防電子機器のトップメーカーを育てた経営手腕についての面は全く無視されている。米国国民にとっては「ソニー」と同様に判り切ったことなので必要ないとしたのだろうか?彼の晩年は多くが謎とされているようである。[映画館(字幕)] 6点(2005-03-31 22:31:13)

158.  冷静と情熱のあいだ 《ネタバレ》 画を破壊した犯人は弟子間の嫉妬を匂わせておいて実は修復工房の女師匠であったとの展開の動機を彼女の弟子の才能への嫉妬と言わせているが、修復と言う確かに必要な仕事ではあるが、補助金依存の請負仕事で下手をすると贋作家養成所になる仕事に対する彼女自身の反発が奥にあり、主人公に画家としての才能を認めて、その自立を促すための行為だったように思える。有名画家の孫であるが、他の道を選んだ父親に続き芸術家としての自立には踏み切れない、それでもその周辺をうろつくあたりの優柔不断は恋愛ばかりではない。世界遺産とかの名のもとに過去の芸術資産だけに頼りがちになる芸術の都を批判する師匠であるが、一方でリスクをとらずにこの仕事に参加したがる芸術家の卵をスポイルしてしまう矛盾した事業であり、それと対照的に独り技術を磨くために努力したチェロ奏者のささやかな成功が描かれている。最後は恋愛映画としての結末であるが、主人公の画に対する姿勢はどうなってしまうのだろうか?6点(2005-03-23 00:05:42)(良:1票)

159.  アレキサンダー 《ネタバレ》 これって心理学の面からのアレキサンダーの謎解き物語りなのでしょうか?マザコンとそれにまつわるエディプスコンプレックス(実際、父親の謀殺への母親関与の疑念を最後まで持ったままだから)が動機となってのペルシャ征服からさらなる東征がハプニングとして説明されてしまっています。複数の大会戦において発揮した彼の戦術家としての卓越した才能については触れられず、陣頭指揮が集団の結束を固めたとだけ。そんなことで幸運が続くほどに戦争は甘くはないし、実際いくら乾燥地帯でも当時の手当てでは戦傷がそのまま死に直結していたから陣頭指揮はあくまで象徴的な説明(または影武者に利用)だったと思います。確かに規模の大きなセットとCGを組み合わせてのスペクタクル映画としての評価はできますが、それでもどうしても引っかかるところがあります。インドの象って当時はあんな立派な牙があったのでしょうか?ハンニバルならアフリカ象だからいいけどちょっと誇張が過ぎます。それにしてもこれだけ女性をネガティブに描いた映画は最近では珍しいです。6点(2005-02-10 00:30:28)

160.  赤いハンカチ 芸能界入りして50年と言う浅丘ルリ子はこの当時が一番輝いていたように思います。この映画は謎解きものとしてはたいしたことはないけれど主題歌は大ヒット。映画そのものは人気は今ひとつ。作られた背景はもちろん東京オリンピックで、当時警察官の吉川選手がスターでした。6点(2005-01-22 09:53:23)

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