みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
141. ワーキング・ガール シガニー・ウィーバーが松葉杖の先突き出して、「SHE IS MY SECRETARY!」って叫ぶシーンが最高にカッコ良かったです(悪役なのに)。対するハリソンの「WHAT?」っていう表情もおかしかった。某エッセイストがこの映画について、ヒロインが人の洋服を借り着するのが絶対許せないって書いていたのを良く覚えてるんですが、女性の方はそこら辺、やっぱ気にするのかなあ。俺はズボラなB型なんで全く気にしない人なんだけど。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-30 12:12:46) 142. 愛情物語(1984) 「メイン・テーマ」のレビューでも書いたんですが、これ前年の二本立てよりガクッと落ちる出来でした。最後のミュージカル??のシーンが辛うじて鑑賞に耐える程度って印象。たった一年しか経ってなかったのに、映画館の中での熱気も感じられなかったです。「ブレンディ」のコマーシャルで相変らず生活感ゼロ、透明感溢れる存在感を保ち続けてる、ある意味稀有な女優人生を歩んでる知世ちゃん、ここまで来ちゃうと今更殻を破って汚れ役とかに挑戦するより、このままのイメージで、美しく歳を重ねていってもらいたいなあと俺は思ってます。[映画館(吹替)] 3点(2005-04-22 00:19:38) 143. 探偵物語(1983) これは自分にとって映画館がイベント会場だった時代の幸福な記憶と共に、永久に忘れる事の出来ない一本です。薬師丸ひろ子がこの映画で復帰すると聞くや否や、まず赤川次郎原作を熟読、「フラッシュバックひろ子」(写真集)を購入、当然前売り券を買い「ひろ子探偵局オリジナルバッチ」をゲット、万全の態勢で公開初日に臨みました。当日映画館のシートは同年代の中高生で埋め尽くされ、それはもう物凄い熱気で、ようやく映画が始まると・・・、あっさり同時上映の「時をかける少女」に寝返ってしまったオイラ・・・。映画館を出るとそこはキャラクター商品売場になってて、友人連中共々角川商法にまんまと乗せられてしまいました。今年の正月実家に帰ったらその映画館は更地になってて、なんか複雑な思いでそこを通り過ぎました。映画自体の感想は、この映画に限ってはどうでもいい事なのです。[映画館(字幕)] 6点(2005-04-09 17:17:41) 144. 幻の湖 いやあ、聞きしにまさる物凄い迷作でした、これ。こんな破綻しまくり作品を「創立50周年記念映画」と大々的に銘打って公開した会社も会社。(確かこの年「南十字星」なんていう駄作もあったぞ)誰か橋本忍大先生の暴走を止められるスタッフはいなかったんでしょうか?それともスタッフ全員ランニングハイ状態で(あるいは雄琴実地取材で華麗なテクニックに骨抜きにされたともいう)正規の軌道に戻す術を見失ってしまったんでしょうか?とにかく毎日をごく平凡に過ごしている凡人には推察不可能なありえない展開です。鑑賞中、茫然自失のあまり言葉を失いかけましたがずーっと言いたかった事「おめーら、観音様拝んでるシーン長々撮ってないでかたせ梨乃の生乳早く拝ませんかい!!」あー、すっきりした・・・。[DVD(吹替)] 3点(2005-04-09 11:26:38)(笑:1票) 145. 姉妹坂 大林監督って題材によって手を抜いてるとまでは言わないけど、手綱の緩め方変えすぎです。「ねらわれた学園」の後に「転校生」、「漂流教室」の後に「異人たちの夏」、んでもって「さびしんぼう」の後にこれっていうのはちょっとなあ・・・。良い意味でも悪い意味でも観客の期待を裏切るのがご趣味なんでしょうか。ちなみにこれは大林監督らしさが(俺にとっちゃ良質なセンチメンタリズム)一片も見出せないフツーの青春映画。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-04-02 17:28:55) 146. クリスタル殺人事件 これもクリスティの中じゃ極めて凡庸な原作なのに、わざわざ映画化した理由がわからない。「ジャイアンツ」で老け役を演じた夫婦コンビ久々のツーショット、故ロック・ハドソンは本当にあのまんま年を重ねていたが、エリザベス・テイラーは・・・テイラーは・・・あううう・・・(泣)(いや、この時期が一番太ってたんだよとあえて弁護してみる)[ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-02 17:23:23)(笑:1票) 147. 異人たちとの夏 もう15年も前の映画なのに、何故か心に引っ掛かってくる作品です。この映画の風景に出会いたくて浅草六区のあの周辺、歩き回ったな~。その辺の道端からひょこっと現れてきそうな鶴太郎、安っぽいブラウス着てたたずむ秋吉久美子、どちらも役柄にぴったりでしたね。映画観た後だとシナリオ読むだけでも涙がこぼれてきます。「お前をね、大事に思ってるよ」「親子で何つまんない遠慮してんだ」・・・くう~。今の自分に無償の愛情を捧げる対象は果たしてあるんだろうか?つい自問自答してしまいます。オカルト部分は・・・ま、いいでしょ。8点(2005-03-18 17:17:31) 148. 復活の日 アメリカ映画的な乾いたダイナミックな演出と日本的なセンチメンタリズムがないまぜ状態で、うまく溶け合わず見ていて居心地悪かったです。多分公開当時より今の方がよりリアルに感じられる設定でしょうね、これは。あの主題歌、よくテレビのスポットで流れてたよなあ・・・。7点(2005-03-14 10:42:16) 149. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 寅さんと沖縄の風景っていうのは正直ミスマッチ。相手役が三度目の顔合わせとなる相性抜群の浅丘ルリ子だから何とか観られた作品でしたね。飛行機に乗るの乗らないのと、例によって例のごとくの大騒ぎが面白かった程度。6点(2005-02-18 11:50:43) 150. グレムリン 記憶にあるのは後半のグレムリンの度を越した悪ふざけぶりと、当時の自分としては高価だったパンフレットが飛び出るつくりになってて、そっちの方がびっくりした事くらいかなあ・・・。6点(2005-02-16 15:31:23) 151. スタンド・バイ・ミー やはり自分の気持ちに嘘はつけません。えげつないパイ食いのシーンを除けば俺にとっては満点の映画。公開時、本当に何気なく入った新宿東口の映画館あたりの雑踏とかその時の感情が蘇ってきます。でもこれ決してノスタルジー一辺倒の映画じゃないはず。9点(2005-01-21 16:29:12) 152. 家族ゲーム 俺ね、これ初めてテレビ放映されたバージョン(クライマックスのシーンを丸々カット した事で物議をかもした)しか観てないんですよ。それでもかなり面白かった記憶があります、この映画。友達の部屋に遊びに行ったら、エレベーターからエレベーターへ乗り継ぎとかあったり、近所の奥さん(戸川純)がもし葬式になったらマンションのドアは棺桶が出せないからどうしたらいいんだって由紀さおりに訴えるシーンとか、何か奇妙な感じがして。森田監督の都会的感覚の良い部分がうまく出てましたね。6点(2004-12-11 16:07:05)《改行有》 153. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 自分も先週早稲田松竹で観てきました。(同時上映は「ビッグ・フィッシュ」)元のカット版も含め今回が初見。名作の誉れ高い映画なので期待してたんですけど、残念ながらこれ単独で評価しちゃうと、これ以上の高い点数はつけられないです。映画館のプレスシートじゃ、カット版よりこっちのが客からのリクエストが高かったって書いてあったけど、うーん、どうなんだろ。あえて言わせて頂くなら「ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全アンバランス版」。だってさ、前半の快調なノスタルジー溢れる画面作りに較べて、後半のメロドラマタッチは一体何なん?何となく余分なカットを観客におかまいなく、監督の思い入れだけで挟み込みましたって印象なんだもん。これじゃあかんよ。やっぱ皆さん書いてらっしゃるように、先にカット版から観るべきでした。7点(2004-11-18 00:45:59)(良:1票) 154. ファンダンゴ 高校卒業の春休み、友達4人と見に行った。「BTTF」が公開されたばかりのマイケル・J・フォックス主演「ティーン・ウルフ」と同時上映で、どっちかっていったらみんなそっちが目当て。でも見終わった後は、全員この映画についてばかり熱く語ってた。「ジャイアンツ」(56)のロケ現場の寂れた広大なテキサスの風景、「NO GO」(止めろ)→「GO ON」(行け)のギャグ。コスナーが片手を挙げる「乾杯」のラストシーン。すべてがカッコ良くて、おかしくて最高だった。名作でも傑作でもないけど、個人的に思い入れがある映画って誰にもあると思うが自分にとってはこれが正にそれ。「ドムに会いに行こうぜ」って台詞奴らまだ覚えて るんかなあ・・・。10点(2004-10-31 11:07:35)(良:3票) 《改行有》 155. ベルリン・天使の詩 これより「シティ・オブ・エンジェル」のが面白かったっていうヤツ俺くらいかなあ。だってこれつまんなかったもん!眠かったもん!プンプン!1点(2004-10-30 17:19:34) 156. 細雪(1983) 日本人の美意識を四季の移ろいに重ね合わせ、これほどまで美しく映像に焼き付けた作品を僕は他に知らない。吉永小百合がふわふわしたとらえどころのない三女雪子を的確に演じて極めて魅力的。妹(古手川)に足の爪を切らせていた彼女が、突然の義兄(石坂浩二)の来訪に着物の裾を直すシーンが妙に艶っぽい。岸・佐久間は流石の貫禄。伊丹十三も小心物のキャラクターを巧く演じてみせてくれる。第二次大戦開戦前夜の、忍び寄る戦争の影をところどころに点出させているきめ細かい演出も見逃せない。9点(2004-10-17 12:37:41) 157. アリゲーター(1980) 騙されましたよ、俺これ。悪名高き当時の東宝東和の宣伝に。「誰でも・12回は・必ず・飛び上がります」とかってコピーと、訳わかんないカタカナ表示の特殊な恐怖倍増映像効果に釣られて。ガラガラの映画館でいつ飛び上がる瞬間が来るのかと、手ぐすね引いて待ってるうちに映画終わっちまうんだもんなあ。その後「キャノン・ボール」や「エンドレス・ラブ」とかでも同じ轍を踏んでしまった懲りないヤツ・・・。3点(2004-10-17 12:04:37) 158. 愛と哀しみの果て 見終った時、この「愛のなんたらかんたら」が気に入らなくて何かもっといい邦題ねえかなって色々と考えたんですよ当時。そんで思いついたのが「アウト・オブ・アフリカ~遥かなる旅路~」ってタイトル。映画自体は大作を見たなって満腹感はありましたね。ジョン・バリーの音楽も名曲だと思います。ラスト、ライオン達がデニス(レッドフォード)の墓に集まってきて・・・っていうストリープのモノローグも印象的。これは絶対大画面で見るべき映画です。7点(2004-10-11 12:21:28) 159. 瀬戸内少年野球団 確か夏目雅子のダンナが郷ひろみで、その弟が渡辺謙っていう濃すぎるメンツだったんだよなあ・・・。子供たちが野球始めるきっかけもいまいち弱いと思ったけど、それ以上にこの弟の扱いが尻切れトンボで気になった記憶があります。 瀬戸内海でのロケーション風景の魅力と後味の良さで一点プラスします。7点(2004-09-26 16:28:27) 160. 天城越え(1983) 「はばかりに行かせて!」の壮絶な取り調べシーン、そぼ降る雨の中、頭に被った袈裟を振り落とし集まった野次馬に一瞥を加え、その直後少年に投げ掛ける慈母観音のような笑み・・・。田中裕子という女優のか細い肉体から発せられるエロチシズムが全面的に押し出せた作品は後にも先にもこの映画一本のみ。それだけでも観る価値有りです。しかし・・・、雨に濡れた女性っつうのはマジ魅力的っすね。8点(2004-08-29 11:55:59)(良:1票)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS