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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 284
性別 男性
ホームページ http://ameblo.jp/wunderlich/
年齢 42歳
自己紹介 気になった映画をつまみ食い的に見ています。
うだうだと考えるのが趣味です。

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141.  Laundry ランドリー 《ネタバレ》 最初の雰囲気はよい。台詞もまるで現代文学だ。いろいろ起こり始めるとつらい。もしある時間を経て自分がものすごく変わった時、相手が変わらずにいたとしたらその相手の変わらなさに好意を抱くこともありうるだろう。でも、それは相対的な話。もし、自分があまり変わらなかったら、すげー変わったやつにこそ好意を抱くものなのではないかと思う。テルは間違いなく、ずっと変わらずにいるはずだ。問題はずっと変わらない相手と一緒にいたときの変わらなさに人間は耐えられるのかってこと。その意味でこの映画の結末から、本当の物語が始まるのだと思う。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-25 19:36:33)

142.  終わりで始まりの4日間 やさしい映画。自分ではどうしようもないもののせいで、なんだかうまくいかない人たちのための映画。そういう、何かを抱えながら生きていかなくてはならない人たちって、なんでかものすごい優しいのだ。おまけになんだかやたらと話が面白いのだ。ナタリーがそのへんてこでコケティッシュな魅力を十分に見せている作品。ストーリにはこれといってヒネリはないけど、鑑賞後の後味は良い。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-25 19:27:44)

143.  ヨーロッパ トリアーはこの作品以後、執拗に「アメリカ」をテーマにした作品を取り続けていくわけだけど、そのことを念頭において見てみると、アメリカに移住したドイツ系移民である主人公が終戦直後のドイツに戻って寝台車の車掌になるところから始まるこの映画もアメリカとヨーロッパの違いを強く意識していることは疑い得ない。靴を磨いたかどうかを靴の裏のチョークのしるしで判断する乗客と、靴が磨かれているかぐらい靴を見ればわかるだろという主人公の台詞が面白い。言葉を重視するドイツ。事実を重視するアメリカ。トリアーがどちらの見方を支持するのかは定かではないが、ナチ体制を許したドイツ人の思考を痛烈に皮肉っていることは確かだ。事実を見ればナチなんてどこからどう見てもおかしかったはずなのだと。この台詞のやり取りだけで十分7点。あとのロマンスやサスペンスはこの題名において評価の対象とはなりえない。そう思う。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-25 19:17:29)

144.  ジャケット 《ネタバレ》 この映画のもっとも恐ろしいところは、「結局主人公がそのために格闘した未来は本当に真実だったのかどうか」という疑問が残るところ。あらゆる細部にリアリティーが感じられてもなお、目の前の世界がフェイクであるという可能性はぬぐえない。もし、全てが主人公の脳みそのなかで起こった出来事にすぎないとしたら、それを見ている僕達はどう反応したらよいのだろうか。傍から見るとそれは壮絶なまでに滑稽な事態ではないのだろうか。主人公にとってのリアリティーを観客として追体験すればそれでいいのだろうか。 全てを見通すものが最も大きな悲しみを背負う。その悲しみが伝わってくるがゆえにこの映画はそれなりに評価したい。ただ、もう少し洗練させたほうが良い。鋭さは磨くことによって生じる。[映画館(字幕)] 7点(2006-05-27 15:22:44)(良:1票) 《改行有》

145.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 たのしいと同時に寒気のする作品。展開も早く、ハリウッド映画には珍しいテイストは十分に楽しめる。その一方、「またかよ~」と突っ込みたくなるダメダメな部分も散見される。独裁政治=一人の政治家の顔が国のあちらこちらに露出している状況だとすれば、ラストの一見力強いVの仮面をつけた群集の姿も、実は根本が同じなのではないかと思わざるを得ない。民衆が意図した「革命」以後の世界を僕らは生きていて、それらの「革命」がなぜか凶暴性を持った「テロ」に変質してしまったことを僕らは知っている。だから、この映画が皮肉を意図しているのでなければ、僕は素直にはうなずけない。単純にいって、たくさんの人が同じ仮面をつけて集まるって、かっこいいよりは気持ち悪いという感覚のほうが普通だと思うけれど…。その辺は人によるのかもしれない。[映画館(字幕)] 6点(2006-05-07 21:12:17)

146.  火垂 《ネタバレ》 冒頭の東大寺お水取りのシーンで、この映画の「視線」に心打たれる。この世界には物事を美しく捉えることができる人間がいるんだという確信を得ることができる。ストーリーが動き始めるまでがとても長いけれど、緊張に満ちた構図とアングルはとても魅力的である。ストーリーが動き出したあとは、この監督の作品にしては珍しくストレートな展開を見せる。それもまた一興。ラストのお水取りのシーンで、この映画は「市民ケーン」と一緒なのだと思い至る。美しきワン・アイデア・映画。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-07 20:55:51)

147.  私の頭の中の消しゴム 《ネタバレ》 なにか、もうれつに「悲しみたい」人にとってのみ勧められる映画だと思う。その他、例えば肉体的な死と精神的な死についてなど、ある程度ものについて考えこんでしまったことのある人間にとっては、当り前すぎる内容。「その先が肝心なのに…」と突っ込んでしまう。平たく言えば、この映画は「悲しい」とばかり言うので、そのまま一生「悲しい」ばっかり言いつづけるんですか?とおおいに疑問。僕個人としては、悲しみをどう克服するか、それがどう描かれるかに興味があったのに…。前半の美しいラブストーリーはちゃんと見れるけれど、出会いのきっかけまでもが後々の病気の伏線(物忘れ)であることも興ざめ。「病気になる前の人を好きになってしまったら、病気になってしまった」という展開ではなく、「病気になりかけの人を好きになってしまった」のが最初の前提ならば、どうぞそのまま頑張ってくださいと言うしかない。[映画館(字幕)] 5点(2006-05-07 11:35:03)

148.  50回目のファースト・キス(2004) 最近、記憶喪失系の恋愛映画が結構多いけど、この映画はあまり堅苦しくならず、とても分かりやすくまとまっていると思う。それにしても、アメリカ人のユーモアって、日本人の僕からすると想像を越えた所から出てくる。アダム・サンドラーの台詞を考え出した思考回路について思いをはせるとそれだけで楽しい。Beach Boysの曲もいいアクセントになってるし、十分に楽しめる映画になっている。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-05 10:17:30)

149.  シムソンズ いつのまにかこういう直球内角高めな映画が好きになってきています。カーリング、面白い。ギャグ満載という感じではないけど、コミカルかつ「くさい」一歩手前ぐらいの熱いやり取りが胸を打ちます。個人的には「流氷ソーダ」と「Cafeしゃべりたい」にやられました。ばかばかしいまでの一生懸命が、いつのまにかみんなの認めるところになります。この「ばか」と「立派」の境界線は微妙なんだけど、これも「結果」が全てなんだろうなと。周りの人間とはかくも現金なものなのです。辛い時でも、結果が出ないときも仲間や家族と痛みを分かち合えるってすばらしい。そういう当り前なことを、奇をてらわずにしっかりと見せてくれる映画です。着実なのにおもしろいという稀有な映画になってます。[映画館(字幕)] 9点(2006-03-05 21:34:05)(良:1票)

150.  クラッシュ(2004) 非常に良く出来たこの映画の画像と脚本はとても暖かく、やわらかくアメリカを描く。でも、この映画に登場する人物たちは、いろいろ問題を含んだ行動や考え方を持っているのではないだろうか。人種への偏見や、ヒステリーとか、虚栄心とか。けっしてそのまま見過ごしてはいけないことのような気がする。結論としては一つ。この映画は群像劇、それもとてもよく出来た群像劇として完成度が高い。その完成度の高さのおかげで、様々な人間の織り成す世界が美しく見えてくる。でも、それはある意味で神の視点から見たときに初めて生じる美しさだ。それにごまかされてはいけない。確かに人間はたまに愚かで、たまにいとおしい。でもできるだけ愚かさを減らしていくべきだろう。確かに人間が弱い生き物だっつうのは分かる。でもゆずっちゃいかんこともあると思うのだ。この映画が評価されるなら、ただ映画としてのみ評価されてほしい。決して描かれている内実までも肯定してしまわないように。[映画館(字幕)] 7点(2006-03-05 21:14:41)

151.  THE 有頂天ホテル 饒舌な味わいの良質な喜劇。抜群にまとまったシナリオの展開は、まさに至芸。良質なコメディほど、内容よりも後味が残るという良い例。濃密で楽しい時間を過ごすならワインも良いがこの映画もお勧めです。「The wow-chouten Hotel」に泊まってみたい![映画館(字幕)] 9点(2006-01-18 01:13:50)

152.  タイムレスメロディ 「かってにはいってごめん」「コーヒー飲んでいきなよ」「ううん。帰る」「飲んでいきなよ。飲んだらすぐにかえっていいからさ」 だれにでもなんとなく、1人になりたいときがある。誰とも話したくないときがある。相手が1人でいたいなと思うってるだろうとき、こういう接し方があるのだとこの映画を見て学んだ。 緩やかに確実に変化を起こしていく時間。とどまりたくてもとどまれない場所の美しさが、伝わってくる。物語としては目立った所はないが、なんか雰囲気があって、それだけでも見る価値はあるような気がする作品。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-18 01:04:50)《改行有》

153.  スパニッシュ・アパートメント 自分ではないほかの人と馬鹿話や堅い話で盛り上がるには、語学力だけでなく、自分の知識や見方をフルに走査することが必要。もちろん、「フルに走査する」ってところを自然にやれることが条件だけど。主人公も言ってるけど、人間は話す相手ごとに人格を変えているといってもいい。僕は同い年の友人が死んだ時、友人そのものだけでなく、彼と話していたときの自分のテンションや話題の持っていき方とかも一緒に死んでしまったのだと気づいた。そんな風にして、人間は自分のアイデンティティを他の人と一緒につくりあげているのだ。自分はなにものだ!とアイデンティティにこだわるのではなく、いろんなアイデンティティをもちながら自在に世の中をすり抜けていく、そんな生き方をこの映画は見せてくれているように思う。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-02 13:58:16)

154.  贅沢な骨 うん。なんだろう。この映画は、細かすぎる。あらゆる形態とメタファーへの執着度は、小栗康平にも通じる、アンチ科学的世界観の先鋭さゆえか。究極的に主観的な視線の持ち方の先に客観性を見い出せる?というゲーテ的な知性の祈りがこめられている。金魚をミキサーに入れた時点で観客の惨事への想像力を喚起させる方法や、新谷とミヤコの手が結びつくシーンとか、行定監督の卓越した感覚だけで、十分に見せてくれる。でも少し疑問なのが、そういったカメラの視線が含んでいる繊細な配慮にたいし、描かれる人間がとても極端にしか描かれていないこと。おそらく登場人物の性格は一言で表現できてしまうだろう。しかし、3人という登場人物の数が個々人の極端さをカバーしているともいえるだろうか。あと、性的な描写の意義がよく分からなかったのでこの点数。そこまで何かを渇望する動機が分からない。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-29 19:28:39)

155.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 人を好きになるということは人間関係に濃淡をつけることだ。好きな人と、好きではない人の間に線引きをすることだといってもいい。主人公が最終的に選んだ「最も大切な人と関わらない生き方」とは、この「濃淡をつけるという仕方で人を好きになること」を拒む生き方だといえる。記憶の作り変えが教えるのは、今生きている世界が偶然の産物だということ。そのことから今の世はかけがえないと考える人もいるだろう。しかし、大切な人を好きになることが偶然だとしたら、そのことに人間は耐え切れるか? 偶然だからこそ運命的なのかもしれないが、そんな空虚な理論的運命では人は生きれない。リアルに実感できる運命が必要だ。こんな風に、人間関係の濃淡付けに必然的な理由や意味合い(運命)が見いだせないとき、明晰な知性が選ぶのは「人間関係に濃淡をつけない」生き方ではないか? 「記憶を作りかえる能力」を「想像力」に置き換えれば、この映画の主題は全ての現代人にも通じる。思いのほか深い傷跡を残して。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-20 00:43:11)

156.  コンスタンティン めくるめく地獄絵巻。見終わって、周りを見渡しながら「あいつは悪魔系のハーフブリードだな」とか考えちゃってる自分が恐い。かなりメイクがすごいことになってるレイチェル・ワイズの女優魂にも敬意を表したい。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-07 21:31:34)

157.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 シナリオが不十分だと思う。15年という歳月をかけた復讐の動機についてアイデア不足。説得力がない。この程度の理由ならば敢えて謎解きする必要がなく、まったくもって無駄な気がした。ただ、ミド演じた女優はとても魅力的だし、ラスト近くで自殺したものと生き延びたものを対比するシーンも美しかった。一言でいえば、「胸糞の悪い映画」だが、そういうマイナスの方向に観客の感情を揺さぶるのがこの映画のねらいならば、おとなしく脱帽するしかないだろう。でも、僕はそのねらい自体が大っ嫌いだ。だから点数なんて客観的な指標にするにはあまりにも個人的過ぎる理由で4点。[ビデオ(字幕)] 4点(2005-12-07 21:19:57)

158.  Mr.インクレディブル 基本は面白い。一人のちょっと普通じゃない人間のドラマとしても十分に見れる。でも、ふと冷静になって見てみると、Mr.インクレディブルの台詞のひとつひとつが今、アメリカが世界に向かって話していることとまるっきり同じやん!ってことに気づく。「助けてやったのに文句言うな」というくだりとか、ほんとそのまんま当てはまる。平凡=つまんないとか、悪いやつを見つけるとわくわくしちゃう所とか、あんまり気持ちのいい考え方じゃない。一つの映画としてみると何の害もない良く出来た楽しい作品だけど、アメリカの精神を表す作品としてみると、ちと寒気がする。[ビデオ(吹替)] 6点(2005-11-03 21:45:12)(良:2票)

159.  ブラウン・バニー 《ネタバレ》 この映画はたった一つのアイデアだけを軸に展開する点において「市民ケーン」と親しい。いってみれば単純。このアイデア(オチともいう)によって、主人公の悲痛な叫びがとても映画的に増幅されている。惜しむらくは、痛みを乗り越える術が見えなかったこと。それだけ主人公の背負う苦しみが大きいということか。彼に救済が訪れるとすれば、逃れられない過去の意味づけを変えるしかない。観客が最後のオチを見て映画の前半に対する意味付けを変えるのと同じように。個人的には最初のほうのガソリンスタンドでのヴァイオレットとのやりとりだけで7点献上。あとのシーンはおまけ。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-30 09:51:07)

160.  アイデン&ティティ 「あなたのやりたいことをやればいい」と、分かったように言われると「でも、やりたいことがわかんない。今やりたいことなんて、結局まわりの影響を受けただけのことじゃないか。僕が本当にやりたいことなんてねえよ。」と言い返したくなる。でもこの映画がきちんと描いているように、例えまわりの影響を受けただけだったり、社会の流行にだまされただけだとしても、「それでも好きなんだからしょうがない」と思えるものこそが答えなんだ。ロックが好きだという思いが、本当に自分自身の中から湧き上がってきたんだと言い切る自信はないけど、でもロックしている時の自分の感情は誰になんと言われようと本物なんだ。同じ話が、好きな恋人との関係にも当てはまる。だからロックをしてない自分に自信がない。そんだけの映画。でもいい映画。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-29 23:55:23)

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