みんなのシネマレビュー |
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1581. 西部戦線異状なし(1930) 《ネタバレ》 これぞ反戦映画。さすがにドイツ兵が英語を話しているのには違和感を感じるものの、庶民の立場から、兵士の立場からの立場でいろんな意見、考えが交わされておりすごくリアル。学校で先生に煽られて志願した兵士の実態をまざまざと感じ、久々に帰ってくると卑怯者呼ばわり。なんともやるせない気持ちになったし、これほどの反戦映画がありながら、これ以後たくさんの映画に参戦してきたアメリカが如何に愚かかとも思わせてくれる。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-12 15:22:08) 1582. フレンチ・コネクション 《ネタバレ》 やはり実話が元と言うこともあり、それなりのストーリーで落ち着いている感がある。とは言え、これもニューシネマのひとつ。かなり大掛かりな麻薬取引の描写、町の人に嫌われようが、仲の悪いFBIを誤射しようが、叩き潰してやると言わんばかりだったが、最後は逃げられてしまったポパイ。「ダーティハリー」と共にアウトロー刑事モノを確立した意味では評価に値する作品。そして、何よりジーン・ハックマンの存在。まさしくはまり役で、これ以後彼がアウトローを演じることが多いのも頷ける。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-03 23:03:35) 1583. マッド・シティ 《ネタバレ》 これでもかと言うほどのメディア、マスコミ批判は、鬼才コスタ=カブラスだからこそ出来たのであろう。マスコミにより狂っていく主人公の姿はうまく表現されていた。しかし、もっとシリアス且つ社会色を出しても良かったのではないか?前半は妙にコメディタッチだったし、サム(トラボルタ)が、空軍に属していたが高卒だったため操縦はさせてもらえなかったエピソード(本人はプライベートでは飛行機が趣味)は不要。サムのような経済状況の人は山ほどいるわけで、それもこの映画のテーマならもっと掘り下げても良いと思う。でも、視聴率を稼ぐため、特ダネを取るために、必死で動く様をこれほど愚かに見せたのはすごい。[DVD(字幕)] 5点(2007-11-28 15:10:59) 1584. アウトブレイク 《ネタバレ》 やはり鳥インフルエンザにせよ、SARSにせよ伝染病には独特の怖さがある。しかし、この作品にはその迫り来る恐怖があまりない。町ごと破壊しようと言うのはなんともアメリカ的発想だし、後半からは焦点がぶれまくり。ご都合主義展開が全開で、サルの写真や少女の絵はかなり強引。全く無駄なヘリのチェイス、そして、投下する必要もないのに海へ爆弾投下。人間さえ生き残れば魚など海に住む生き物は死んでもいいのか。自然の恐怖を描いているにも拘らずこのシーンはなんとも人間中心主義。そして、ラストも2人が仲直りして終わり。このラストも強引だし、やはりみんなが協力する場面が最後に必要だと感じた。[DVD(字幕)] 3点(2007-11-28 10:33:10) 1585. レニー・ブルース 《ネタバレ》 2つの時点で同時に始まったストーリーが最後には同じ終点を迎える。この構成は見事。言葉、偽善という人間の深いところまでしっかり考えていたレニーの裁判官への一言は印象的。社会風刺のスタンダップコメディも皮肉的で笑える。ニューシネマと言うことで結末は分かるものの、白黒を駆使した映像と、エンディングの静止画は強烈なインパクトを残す。もちろん、主演の2人も見事一言。[DVD(字幕)] 9点(2007-11-27 20:24:25) 1586. 007/サンダーボール作戦 《ネタバレ》 徐々に原点からかけ離れて、原点回帰をするという、繰り返しをする007シリーズの中では、原点から少々かけ離れた作品で、スパイ色は薄い印象。そして、マンネリ感は否めず、少々だらだらした展開が目立った。特に、核が盗まれ、ボンドが動き出すまでに時間をかけ過ぎで、その間のストーリーも分かりにくい上、ボンドも少々消され気味。そして、一番の痛手は悪役のアドルフォ・チェリに存在感がないこと。アクションシーンも同じ監督、キャストということでマンネリ化。水中のシーンは当時のことを考えると評価に値するものの、管を切るという地味なシーンが多い上、ゴーグルで顔が見えず、切迫感が伝わってこないのは残念。水中ジェットも2,3人を倒すために犠牲にするのはもったいないし、決して頭の切れるボンドがかっこよく見えるシーンでない。ラストの敵3人対ボンドの格闘シーンも少し軽々しく見え、スピード感を出すための早送りも安っぽく見えて仕方がない。そして、ボンドガールに助けてもらい、核の爆発も防げなかったのでは英国秘密情報部の顔が立たない。スケールアップした感はあるものの、ストーリーに面白みがなく、浮き沈みの激しいこのシリーズでは面白くない方。[DVD(字幕)] 3点(2007-11-25 00:06:12)(良:1票) 1587. キャスト・アウェイ 《ネタバレ》 ロバート・ゼメキス&トム・ハンクス第2作目で、前作「フォレスト・ガンプ」を感じさせる場面が多かった。「あの時飛行機に乗らなかったら」と運命を嘆きながらも受け入れたチャックが、十字路の真ん中でこれからの行く末を感じてエンディングを迎えるのは悪くない。今作も「時」と「運命」を題材にし、いろいろ考えさせる作品となっている。そして、144分と言う上映時間の上、作品の大半がトム・ハンクスだけであるにも拘らず、飽きさせずに見せると言うのは素晴らしい俳優の証であろう。しかし、無難といえば無難で、少し物足りないと言う印象は拭えない。[DVD(字幕)] 7点(2007-11-24 23:51:05)(良:1票) 1588. グレート・ブルー 《ネタバレ》 まさに映画と言う名の芸術。オープニングから海の映像にエリック・セラの「Big Blue Overture」が流れ、見事に映画の世界へ連れて行ってくれる。都合の良い女をどこかで求めていたジャックと、一目惚れのジョアンナ。やはり途中から考えの違いで関係がチグハグに。両親に早く先立たれたジャックだからこそイルカを家族だと考えるようになったのであり、イルカが家族とは思わないジョアンナには後回しにされていると言う気持ちがあったのだろうか?それにしても、ジャックとイルカが戯れるシーンはとても美しく、特にイルカを夜中に海へ連れ出して戯れるシーンはとてもロマンティック。そして、エンゾを海へ沈め、ジャックも海へ繰り出すと言うラストは強引にも映るが、やはり海の青さが勝っている。海を知っているリュック・ベッソンだからこそ出せるこの海の青さは観る者をうっとりさせる。そして、この映画の成功には、エリック・セラの名前は外せない。イルカをイメージしたと言う曲も、まさに海にマッチしており、この映画における貢献度は計り知れず、サントラ盤も名盤である。そして、すべてがかみ合ったこの映画は、切なくも悲しくもある話だが、本当にうっとりさせる雰囲気を持っている。[DVD(字幕)] 10点(2007-11-22 00:34:35)(良:2票) 1589. スプラッシュ 《ネタバレ》 見れなくはないが、ベタもいい所で、ほとんど印象に残らない。[DVD(字幕)] 3点(2007-11-16 21:35:03) 1590. ビッグ 設定として無視できないところを描ききってはいないが、真面目に撮ったのは評価できる。トム・ハンクスもまさにはまり役。[DVD(字幕)] 8点(2007-11-05 10:17:15) 1591. ロード・トゥ・パーディション 映画の雰囲気、撮影はとても良いのだが、深みがない。やはり、妻子が殺されるまでの描写と親子の描写が希薄なことが一番の原因。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-03 22:58:55) 1592. グッド・シェパード いやぁ、作りが無難だな。本当に手堅く作ってあり、大人向けの内容。ストーリーに起伏がなく、時間軸がややこしいため、気を抜いていたら置いて行かれる。更に、内容も真面目なアメリカ史で、主人公が魅力的なキャラでもないので、好みが分かれる所だと思う。映画ファンとしては次から次へと豪華キャストが登場して楽しめたし、こういうテーマは好きなので楽しむことは出来たが、必要ないように感じた登場人物がいたように感じたし、もっと思い切ったことをして欲しかった。[映画館(字幕)] 6点(2007-11-01 19:34:26) 1593. キング・オブ・コメディ(1982) やっぱりデ・ニーロはこういう変人が一番合っている。タクシードライバーとは作風は少し違うが、違う意味で怖い。パプキンがラストのことまで読んでいたら凄い。[DVD(字幕)] 8点(2007-10-27 00:02:24) 1594. ミッション 確かに良い映画だとは思うが、少し物足りない。滝を活かした撮影や、E・モリコーネのスコア、J・アイアンズやデ・ニーロと申し分無いのだが、少し退屈な場面が多かった。[DVD(字幕)] 6点(2007-10-26 19:24:21) 1595. 俺たちは天使じゃない(1989) 面白くなりそうなのにそんなに面白くない。くだらないサスペンスは排して、もっとコメディに徹したら良かったはず。とぼけたデ・ニーロが全然活かされていない。ラストの演説はそれなりに面白いが、前半部分が冗長で、話自体も収拾がついていない。[DVD(字幕)] 5点(2007-10-21 22:12:13) 1596. ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品) 《ネタバレ》 少々長いのは難だが、気軽に観れる。熱いドラマはないものの娯楽作品としてなら合格ライン。ラストのショーン・コネリーには笑った。[DVD(字幕)] 6点(2007-10-19 23:27:01) 1597. 守護神 可もなく不可もなくという感じの無難な出来。教官にスポットを当てていると言う点以外には突出した点はなく、相変わらずコスナーのヒーロー映画である。[映画館(字幕)] 5点(2007-10-19 23:10:14) 1598. 酔拳2 《ネタバレ》 どこか地味だった前作に比べ、訓練シーンはないものの今作はいろんな技が楽しめる。顔を真っ赤にして戦う姿は面白い。戦闘シーンも多く、ストーリー関係なく楽しめる。ただ、いくらなんでもラストは消化不良。[DVD(吹替)] 8点(2007-10-19 15:34:09) 1599. ニキータ 《ネタバレ》 ハリウッドでは出せない渋いカッコよさ。選択の余地のない主人公にとっては望んでもいない人殺しの仕事。普通の幸せを得られない生活と、エリック・セラのチクチク突き刺さるような刺激的なスコアはものすごく良い塩梅。決して美人ではないアンヌ・パリローだから出し得る弱さを抱えた孤独な人間は観る者を惹きつける。そして、脇のチェッキー・カリョの存在感も良かったし、おいしい所を持っていくジャン・レノも憎い。突然のエンディングもこの映画だからこそのカッコよさがある。[DVD(字幕)] 8点(2007-10-13 23:29:59) 1600. ブレイド2 ストーリーを前作と少し違うものにしたのが良かったと思う。[DVD(字幕)] 6点(2007-10-10 10:22:55)
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