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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1741.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009)  ロメロのゾンビはゆっくり歩く。『走るゾンビ』に比べれば、迫力はないかもしれません。  ですが、そんな『歩くゾンビ』特有の恐怖というものが必ず描かれてきました。今までのロメロ作品において、ゾンビは畏怖すべき対象であったのです。  この作品はどうでしょう。今までのロメロ作品とは明らかに何かが違う。この作品ではゾンビはただの記号であり、ただのシンボルであり、ただの消耗品になってしまいました。アイテムであり、オブジェであり、コメディ要員と化してしまいました。  今までのロメロ作品とは違い、本当に低レベルな個性もこだわりもないただのB級作品となってしまいました。  個人的にロメロ作品で好きだったのが、無秩序や狂気のなかに描かれる秩序と平穏。そして壊れ行く文明社会。この作品ではそれも描かれません。サバイバル要素だって全然ない。  人間を捕食する描写がある。だからかろうじてゾンビムービーである。退屈はしませんでした。ですがそれだけの映画です。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-24 23:58:08)《改行有》

1742.  トライアングル(2009) 《ネタバレ》  息子は?なぜ1人ヨットハーバーに?あの突然現れた積乱雲は?無人の定期船の正体は?なぜジェスはここに来たことがあるの?  とにかく1から10までミステリーに埋め尽くされた作品。  タイムループ系でもあるし、不思議系でもある。  1つの時間軸に自分という存在が2人いるというのはよくあります。ですが3人というのはあまり見たことないですね。だから『3つのアングル』で『トライ・アングル』なのでしょうか。かなり考えられている脚本とタイトルなのかもしれません。  ごちゃごちゃした構成なのに、ごちゃごちゃしているように感じさせないのに、作り手のセンスを感じます。  とは言え、映画としてはミステリーに重きを置きすぎて、それ以外の要素にあまり良いところが無い気もします。  まずこれだけ個性的な面子を揃えながら、ジェス以外はただのやられ役で終わってしまっていること。  ホラー的演出をしながら、ホラー的な面白さは足りないこと。  どうもアイデア先行の作品という気がしないでもないです。  映画としての面白さ、完成度、満足度でいうと、どれもちょっと物足りないですね。  それから映画とは全然関係ないのですが、DVDのタイトルに勝手なサブタイトルがついています。『殺人ループ地獄』。クソださいうえに、壮大なネタバレ。このサブタイトルをつけた人の良識とセンスを疑います。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-03 05:46:49)(良:1票) 《改行有》

1743.  LOGAN ローガン 《ネタバレ》  『真面目かっ』ってつっこみたくなるほど真面目。  そして暗い。グロい。地味。ローガンとチャールズが、なんかずっとつらそう。はっきり言って、二人のこんな姿は見たくなかったな。アクションもストーリーも、爽快とは程遠い内容です。  出てくる人がみんな死ぬ。  スピンオフ作品とはいえ、X-MENシリーズであることに変わりはない。人それぞれ求めるものは違うかもしれませんが、多くの人がX-MENシリーズに求めるものは、ヒーローじゃないのかな。  この映画にヒーローがいますか?  小さい頃応援していたウルトラマンや仮面ライダー。彼らがヨボヨボになった挙句、チョロチョロのスペシウム光線しか出せず、敵にフルボッコにされて殺される。そんなシーンを見て誰が喜ぶのでしょう。  『アポカリプス』や『ダークフェニックス』をまだ見ていません。  どうやらその後の作品らしいので、先にこちらを見てしまったことを後悔しています。  この2作品を見るときに、『どーせローガンとチャールズはよぼよぼになって死んじゃうしな・・・』って思わないことを祈るばかりです。  ただ、X-MENシリーズとしては個人的に最低ですが、一本の映画としての完成度は高いかと思われます。  派手な超能力バトルを期待するとがっかりするでしょうね。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-07-04 10:31:01)《改行有》

1744.  シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム 《ネタバレ》  1作目よりコメディタッチな演出が多くてそこは好き。  ただ、前作同様話の小難しさにオイテケボリにされることがしばしば。例えば、なぜワトソン夫妻が新婚旅行で襲撃されたのか、実はいまだよくわかっていない。  ただ、よく理解できていない部分があったとしても、おおまかなストーリーラインだけを追っていけば楽しめます。  要は戦争をおこしてひと儲けしようと企むモリアーティ教授ご一行様と、それを阻止しようとするホームズ御一行様の戦い。  天才VS天才、知力VS知力の戦い・・・ではもちろんなく、ほとんど『財力VS腕力』の戦いです。  今作でもジプシーの人たちや、ホームズのお兄さん、とにかくいろんな人たちが絡んできます。人がいっぱいでてくるから人物相関を把握するだけでも結構大変。なんだか疲れちゃいますね。  人がいっぱい出てくるだけでなく、仕掛けや陰謀もいっぱい。で、個人的には『なんかわかりやすいとは言えない映画』なんです。その辺りが前作同様、なんとなくしか楽しめなかった要因のひとつと思われます。  『じゃあなんで前作より1点低くつけたのか』と聞かれると、それはもちろんレイチェル・マクアダムスを殺しちゃったからなのです。だめでしょう、殺しちゃあ。そしてそれに対し、ホームズが吹っ切るのが早すぎるのもマイナス。最後のほうで、『実は生きていました!』みたいに再登場してくれると思っていたので、死にっぱなしで残念です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-06-27 22:41:22)《改行有》

1745.  バッド・ルーテナント 《ネタバレ》  はっきり好き嫌いが別れそうな作品。私は嫌い。でもこの作品がもつエネルギーまでは否定できないのも事実。でも嫌い。  なにしろニコラス・ケイジ演じるテレンス刑事がまじでクソ。クズ。クズが警察権力をかさに違法の限りを尽くすわけです。もちろん共感なんてできるはずもなく。クズ人間のクズ人生を2時間たっぷり見せつけられるわけです。  テレンス刑事は冒頭の人助けで腰痛持ちになったの?痛み止めだけで足りないからコカインに頼っていたの?だったら同情の余地もあるんですが、そーゆー肝心なところはっきりしないのよ、この映画。  もしかするとこの映画って何か深い意味があったりするのかなー。例えば、こんなクズをぽんぽん出世させちゃう無能な警察組織への痛烈な批判とか?だとしても浅はかな私にはそのような真意が読み取れるはずもなく。  『こいつまじでクソだなー。いらいらすんなー。早く死んでくんないかなー』と思い続けていたら、まさかまさかの展開。  これだけ好き勝手やって、破滅するならまだしも、何だかんだで全部うまくいくってどーゆーこと?  教育上良くないと思います。[ビデオ(字幕)] 5点(2020-06-23 03:47:48)(良:1票) 《改行有》

1746.  少年メリケンサック 《ネタバレ》  勢いがある。テンポが良い。宮崎あおいがかわいい。・・・でもはまらない。  展開が気になる。落としどころも知りたい。だから最後まで興味を持って見られます。でも『飽きがこない』ってことと『面白い』ってことは必ずしも同義ではないみたいです。  現役を引退したロートルが活躍する映画ってのは結構あります。若い人にはわかんないかもしれませんが、いくつになっても人は夢を見ていたいもんです。それに昔取った杵柄を披露する瞬間ってのはなんとなく高揚感を感じるのです。  ですからこーゆータイプの映画にはいつも一定数のニーズはあると思う。ただ、そーゆータイプの映画の中で、この作品はやや変化球に過ぎると思う。  ユースケが言っていたように、人は歳には勝てない。特にロックやパンクといったジャンルならなおさらでしょう。  そこでオジサン達に活躍させようとするなら、年齢を重ねてきたからこそのアドバンテージが必要でしょう。じゃないと説得力に欠けたプロットになっちゃいます。  例えば、解散した後もそれぞれ夢をあきらめきれずに腕を磨いていたとかさぁ。  『失われた若さ。がっかりする聴衆。しかし演奏が始まるや否や、そのサウンドは若かりし頃の少年メリケンサックをはるかに凌ぐもので、若者達の度肝を抜くのだった。』  いや、ほんとに例えばの話です。こーゆー人たちが第一線で再び活躍するためには、そーゆー何かしらの伏線からの説得力をもった演出が大事だと思うのです。劇中突然まともなライブができるようになる意味がわかりません。  ジミーにいたっては、障害者のフリをしていた意味もわからなければ、突然そのフリをやめた意味もわかりません。  若いときの少年メリケンサックのほうに魅力を感じ、そっちの物語のほうが面白そうだと感じた時点で、この作品はやや失敗している気がします。[DVD(字幕)] 5点(2020-06-15 00:57:11)(良:1票) 《改行有》

1747.  ウォルト・ディズニーの約束 《ネタバレ》  実話を元にしているから仕方ありませんが、メリー・ポピンズの原作者であるトラヴァース夫人がまず好きになれません。傲慢。高慢。謙虚さも聡明さも足りません。辛い過去があったのは同情に値しますが、それとこれとは話が別です。こーゆー人とは肌が合わないのです。共感もできません。周りにいる人間が親切な人ばかりだったから良かったようなものです。  トラヴァース夫人以上に気に入らないのがその父親。ヘレンの父と言うべきか。  現実逃避。アルコール中毒。家のことは妻に任せきり。子供に良い顔ばかりすれば、それは子供に好かれますよ。当たり前です。ですがそれが本当の愛情でしょうか。私は奥さんが不憫でなりません。これだけ苦労をかけられた挙句、父親はまるで忠告を聞き入れず体を壊して他界するわけです。娘だって甘やかしてくれる父親にべったり。  そんな父親と原作者ばかりにスポットが当たり、二人を肯定的な目線で描くストーリー構成。私はとてもそんな気分になれません。私はこの父親みたいな人間が本当に嫌いです。  キャストは良い。演出も良い。音楽も良い。みなさん名演だし、そもそも私はディズニーが大好き。ですから良い映画なのは間違いないのでしょうが、私的にはこれはナシ。  え?これって結構好き嫌い別れる作品だと思うのですが、違うのでしょうか。  ただ、この映画を見たおかげで、メリー・ポピンズを見てみたくはなりました。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-06-01 02:52:11)(良:1票) 《改行有》

1748.  おと・な・り 《ネタバレ》  どーにもこーにも退屈しちゃいまして、映画の良し悪しに関わらず高い点数はつけられません。  V6の岡田君演じる野島聡は良かったのですが、女優さんのほうを特別かわいいとか、きれいだとか思えなくて。もちろんこれは、演技や演出の問題ではありません。私の好みの問題です。  ですがレビューというものが、主観に基づいた感想を書くものだとすれば、『ヒロインにそこまで魅力を感じなかったので、物語に入り込めなかった』という自分の気持ちを大事にしたいです。  最後のほうまで、お互い何者かわからないっていうシチュエーションは好きなんですけどね。  そのまま知らずに終わるっていうのはよくあるパターンですが、これはちゃんと知り合いますね。エンドロールでは知り合った後の後日談まであります。しかも二人がそれぞれ海外から帰ってきた後の話。会話だけで、二人が一緒に暮らし始めたことがわかります。その会話の微笑ましいこと。なんだか幸せな気分になりました。  かと言って、『じゃあ良い映画じゃないか。』と聞かれれば『Yes』なんですが、『面白い?』って尋ねられると、う~んって感じなんですよね。  主演の2人のファンの方であれば、きっとはまる作品だと思います。  私にはちょっと淡々としすぎていました。  あと、茜の登場シーンが印象最悪でイライラしました。実は良いやつってのがわかったとしても、こんな非常識な人間は嫌です。[DVD(字幕)] 5点(2020-05-20 21:48:24)《改行有》

1749.  モンスターVSエイリアン 《ネタバレ》  アニメは好きだし、こーゆープロットも好き。なのになぜか途中で眠くなってしまい中断。翌朝続きを鑑賞。また眠くなっちゃいましたが、今度は最後まで見ました。  モンスターの面々は良かったのに、エイリアン側がいまいちだったので、気分がそこまで盛り上がらなかったのかもしれませんね。  モンスターは個性がはっきりしていて良かったです。  パワー全開の主人公。メカニック担当のコックローチ博士。ムードメーカーの半漁人。不死身のスライム。超巨大なムシザウルス。  この個性豊かなモンスターたちの大きさが同じくらいで、エイリアンの大きさも同じくらいで、お互いの特技を活かしたパーティーバトルを見てみたかった。  そもそも最大の見せ場のバトルで、相手が巨大ロボットってのがちょっと期待と違うのです。しかも体のサイズが違うことから、メインのバトルはほとんど主人公一人で請け負っちゃうことになっちゃって。せっかくの個性豊かなメンバーが活かしきれていませんね。  とは言え、モンスターたちはお人好しばかりで、心温まる映画であるのは確か。  私はちょっとはまりませんでしたが、悪くは無い作品だと思います。[DVD(吹替)] 5点(2020-05-16 00:58:46)《改行有》

1750.  レッド・ファミリー 《ネタバレ》  どこにでもいそうな仲の良い家族。はたしてその正体は・・・!北朝鮮から送り込まれたスパイだった。  家族は世を忍ぶ仮の姿。そんなドタバタコメディ・・・じゃない。どたばたしていない。楽しそうじゃない。なんかこえーよ。これは、私にとってはコメディ映画ではなかったです。  コメディっぽい演出があったとしても、設定そのものが悲惨な現実なので、笑うに笑えない。コメディとして見ることはできませんね。  唯一笑えたのはお隣の家族のある一幕。『なあ、ニュースを見ないと世の中の動きがわからないだろう。』『あんたが心配しなくても世の中はちゃんと動いてるってー』いや、そうだけど・・・!なんか自分のことを言われているようでした。  それはともかく、私が一番気になっていたのは、この映画の着地点。  漠然と、ハッピーに幕を閉じるのかと思っちゃっていたので。でもこの状況からどうやって?みんな故郷の家族と会えるのか?  ところが物語が終わりに近づくにつれて、どうもこれは悲劇ありきのバッドエンドムービーなんじゃないかと思い始め、物語は本当にそのとおり動いていくのでした・・・。  あーあ。こーゆー終わりに向けて状況が悪くなるばかりのストーリーって苦手なんですよねー。エンターテイメント作品だと思って見てしまったのがそもそもの失敗。  韓国の女性にスパイだとばれてしまった男は放置のまま物語が終わっちゃうのも気になるし。  極めつけは、ミンジ。彼女が生き残っているのはだめじゃないかな。最後の船のシーンで、銃声響かせて終われば良かったのに。最後の最後でテーマがぶれちゃってませんか。それにミンジがなぜ生き残っているのか、その説明をすべて省略するのは反則ではないだろうか。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2020-05-14 11:58:17)《改行有》

1751.  9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ 《ネタバレ》  『9』がわけのわからんマシンを起動させなければ、『1』も『2』も『5』も『6』も『8』も死ぬことはなかった。なのにハッピーエンドみたいな終わりかた。『僕たちがここを守っていくんだ』というよくわからないラストのセリフ。  『9』がみんなの救世主ならまだしも、今回のパニックの原因作ったのはコイツ。なのになぜか劇中では主人公扱いされる主人公。決死の覚悟で望む『9』に、『7』の『あなたがいてくれないと・・・!』のセリフに、『そうか?』とつっこまずにはいられない。  どうもこの作品、私とは感性が合わないみたいです。  武闘派が『7』と『8』の2人だけってのも物足りない。  『個性的な武器、技、特殊能力』『9人揃ったとき、真の力が解放される』そーゆー王道的なノリがあってもいいんじゃないだろうか。これではあまりに中途半端なアクションアニメ。  アニメーションは凄く良かったです。スピード感、臨場感、申し分なし。アニメでしか表現できないアングルがたくさんあるのが楽しい。  やっぱシナリオかな。  『深みのあるストーリー。衝撃的なオチ』  『カラッと単純明快、勧善懲悪エンターテイメントムービー』  どちらかに集中してくれれば良かったように思います。中途半端は良くないですね。  おいしいところ取りしようとして、『二兎追うものは一兎も得ず』みたいな作品になっちゃいました。[DVD(吹替)] 5点(2020-05-11 14:51:18)《改行有》

1752.  ドリアン・グレイ(2009) 《ネタバレ》  有名なゴシックホラー作品。原作を読んだことはないのですが、マンガや別の映画でドリアン・グレイを見かけたことがあり、興味本位で見てみることに。まあ、終始乱痴気騒ぎをしているような内容で、決して面白いもんではなかったです。  『なぜドリアン・グレイは絵に自分の魂を封じ込めようとしたのか。また、その方法は』  映画を見る前、気になっていたのはそーゆー部分。これが映画では明らかにされません。そこが知りたかったのに。残念。  なぜかドリアン・グレイの代わりに肖像画が歳をとっていく。ドリアン・グレイが怪我をしても、代わりに肖像画が怪我をする。でもそれだけではなくて、ドリアン・グレイの心が欲にまみれていくと、肖像画が醜くなっていくみたいですね。まるでドリアン・グレイの心を映す鏡のような役割でした。  でもねえ、自主的に動いたのならまだしも、ヘンリーにたぶらかされたのが主な原因なので、終始気が乗らなかったです。どうせ悲劇で終わるに決まっているしね。  ベン・バーンズの美しさに対し、女優陣はいまいち。シビルとの破局があっという間。などなど、いまいちな箇所も多々あり。  ネットで原作のあらすじを読んでみたら、原作のほうがはるかに面白そう。映画はドリアンがただ周囲に流されるだけの人物になってしまって、原作の良さがまったく出ていない気がしました。[DVD(字幕)] 5点(2020-05-11 12:06:43)《改行有》

1753.  ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 《ネタバレ》  ヘルボーイが思っていたより全然強くない。闘い方がパンチと銃じゃ人間と変わらない。それじゃあつまらない。ファイアーマンのリズのほうがよほどかっこいい。  ガス男もいい。黄金軍団とのバトルではその特殊能力を活かして大活躍。そーゆーのが見たい。ヘルボーイは主人公なんだから、ヘルボーイならではの必殺技とか、特別な力とか、そんなのがあるのかと期待しちゃってました。腕力と銃のみ。そればっかりのアクション。そりゃ飽きます。  そんで友達の半漁人。エイブラハムでしたっけ?こいつも見た目のインパクトはかなり良い。こーゆー脇キャラ好きなんで、どーゆー活躍すんのか期待しちゃうんです。『普段おとなしい、そして最初はやられそうになる、でもそっからどんな反撃を見せるんだ?』ってね。なにも反撃しない。いや、まじで彼のバトルにおける見せ場ってひとつもないんです。だったら半漁人である必要なし。  見せ場の順番もなにか違いませんか。  例えば終盤の『VS黄金軍団』。いや、面白いんですよ。でもなんか盛り上がりに欠けるんです。でそっからの、クライマックス『ヘルボーイVSヌアダ王子』の一騎打ち。これが本来一番の見せ場であり、一番盛り上がるべきところなんですが、なんとも地味。なんとも普通すぎるアクション。闇の住人である必要がまったくない。  一番迫力あったのが、中盤の『VS木の精霊』、序盤の『VS歯の妖精』。どちらも違う種類の脅威を見せてくれて大変素晴らしかった。ただ劇中一番盛り上がるところが序盤と中盤でいいのかって話です。  1つ1つのバトルは大変面白いんですが、なんか盛り上がるような構成になっていません。  ついでに言うとストーリーはかなりつまらないですね。  こーゆーのって、悪魔みたいな容姿なのに人間を助けるってのがかっこいいのに、そーゆーシーンが少ない。唯一赤ちゃんを助けるところは個人的にテンション上がるシークエンスだったんですが、賞賛どころか非難を浴びる始末。あの状況で非難する?あまりに一般人が馬鹿すぎて肝心なところでノレない、じれったい作品でした。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-05-01 02:48:01)《改行有》

1754.  デス・レース4 アナーキー 《ネタバレ》  シリーズ4作目。時系列でいくと『2』>『3』>『1』>『4』。つまり、『1』の続編ってことになるんですが、世界がかなり変わっちゃってます。『デス・レース』と『ニューヨーク1997』と『北斗の拳』をまぜこんで、3で割りそこなって、ぐっちゃぐちゃになったような世界観。今だにこんな世界観で映画を作ってくれる人がいるのは素直に嬉しい。  今作は歴代ダントツでストーリーが支離滅裂。アイデアを羅列したつぎはぎのような内容です。『CIAがデス・レースとその主催者であるフランケングループを内部から崩壊させるために暗殺のプロを送り込む』という本筋さえわかっていれば問題ありません。ただオチに関しては、プラスアルファのサプライズがあるにはあるので、そこはちょっと面白いかもしれないです。まあ気付いちゃう人は簡単に気付くでしょうが。  今作で良かったのはアニメのようなキャラと車。物資輸送のトラック、幼稚園のバス、レーシングカー、警察車両などバラエティに富んでいて良かったです。物資輸送のトラックと黒人グループの因縁なんて伏線をしっかり回収するエピソードなんかちょっと良い感じです。  全体の構成は難あり。そもそもレースが始まるまで1時間以上。で、その1時間のうちどーでもいいシーンやエピソードが多くてちょっと中だるみする始末。その一方で、レースで初めて登場するドライバーなんかもいたりして、ちょっとバランスが悪いです。だったら前半もう少し他のレーサー達にもスポット当ててくれたら、レースだってもっと盛り上がったかもしんないのに。  フランクが敵で残忍なやつってのは新鮮。  ミイラ取りがミイラになるオチは嫌いじゃないのですが、今作には合っていなかった気がします。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-04-28 03:36:59)《改行有》

1755.  ワールド・オブ・ライズ 《ネタバレ》  ストーリーを理解するのでいっぱいいっぱい。『楽しめなかった』というより『楽しむ余裕もなかった』というのが前半。それぞれの人物の役職、力関係、政治情勢、ってゆーかここはどこやねん、ってのを把握するのにちょっと時間を要します。自分の理解力の無さ、知識不足をつきつけられる1本です。  そもそもハニがヨルダン政府の人間というのにも、しばらくして気付く始末。どーりでぴりぴりしていたわけだ。  ハニ達が泳がせていた囮を、フェリスの上司ホフマンが、勝手に拉致ろーとしたらしい。ハニは激怒。フェリスはとばっちりで国外追放。この辺りからストーリーになんとか喰らいついていった次第です。  それにしてもホフマン。こいつの行動、言動がいちいち不愉快。そしてホフマン自身は本国アメリカの安全な土地で家族団らんを過ごしているわけだから、余計神経を逆撫でされます。まるで最近の、どっかの国の、国民の痛みや苦しみがまるでわかっていない政治家を見ているようです。まあホフマンの描き方はどうも確信犯な気がして、これはアメリカ本国に対する痛烈な批判精神の表れなんでしょーね。  なかなかの長尺で、見終わった後は達成感より徒労感が大きい。少なくとも、映画に娯楽を求めている人向きではないと思うのですが。サスペンスやスパイものが好きな人であっても見る人を選ぶのではないでしょうか。  私自身、ディカプリオとラッセル・クロウの2大共演でなければ、きっと手に取らなかった作品です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-04-26 22:01:31)《改行有》

1756.  チェイサー (2008) 《ネタバレ》  後味悪いなあ・・・。韓国ってこんなんばっか。いや、こーゆー映画を知らず知らずのうちにチョイスしちゃってるだけなのか。  ヨンミンをジュンホが捕まえるまでは、なかなかのスピード感あるハラハラサスペンス。捕まえてからは、なぜかコメディタッチなテイストが増え、ゆるゆるな感じに。そして次第にシリアスなサスペンスへと再びシフトチェンジ。  うーん、緊張感のない『中盤』をはさむことで、『序盤+終盤』とのギャップに余計気持ち悪さを覚える、その効果は否定しません。ですが、無理矢理救いの無い結末に持っていっている感じがして、はっきり言って不快です。  『ミジンは助かって!』って一生懸命願いながら見ていたのに、なんだよこの結末。  警察が、ジュンホが、真剣にミジンを探していたのなら、完璧な捜査のうえでの結末ならまだ許せる。もしヨンミンがレクター博士のような天才犯罪者ならまだ許せる。でも全然違う。  警察だけではありません。ジュンホも馬鹿すぎます。お互いに足を引っ張りまくり。第一、ヨンミンを捕まえ、他人の車に乗っていて、血痕までついていて、殺人の自供までしているにも関わらず、ミジンの居所ひとつ吐かせられない取調べ。とてもプロだとは思えません。映画用に、あえて無能すぎる警察組織を作ったのですか?  ジュンホだってもうちょっと警察に正確に状況を説明すれば済む話。無駄なアウトロー感がイライラさせます。  第一あんなに刑事がいたくせに、釈放されたヨンミンにつける尾行が2人だけってアホですか。そしてヨンミンを尾行していた女刑事がいたはずなのに、ヨンミンは殺害後どうやって売店から姿を消したのさ。  ミジンが売店のおばちゃんに電話を借りて、警察に通報。でも警察は来ない。何故ならパトカーの中で居眠りをしていたから。そんな馬鹿な。犯人にとってのご都合主義にも程があります。  勢いと雰囲気。迫力。暴力描写の容赦の無さはさすがです。ですがこんなに穴だらけなストーリー構成はだめでしょ。  救いようの無い悲劇にしたいのであれば、それ相応の説得力が必要だと思います。[DVD(字幕)] 5点(2020-04-15 02:55:53)(良:2票) 《改行有》

1757.  パラサイト・バイティング 食人草 《ネタバレ》  『怖い』というより『痛い』。そして『気持ち悪い』。恐怖感より嫌悪感のほうを強く感じちゃいますね。  外では村人たちが武装して、一歩でも外に出れば射殺。水も食料も残り僅かで助けが来る保障もない。唯一の望みは遺跡から鳴り響く携帯だったわけですが・・・。いやいや。その携帯の正体がそれじゃあちょっと八方塞がりすぎるなあ。  ここまで手も足も出ない状況でひたすら消耗していく様子を見せられると、気が滅入ってしまいます。  ホラー映画に求める、ハラハラとか、ドキドキとか、たまに訪れる反撃のカタルシスとか、なんかそーゆーのが全然ないんですよね。  食人草は良かったと思います。パックリ口開けてガブっとかじゃないのが良い。なんか本当にこーゆー植物いそうですよね。寝ている間に傷口から侵入するとか、なかなかいい感じです。  舞台もいい。こじんまりした遺跡というのが好み。ただ、低予算のためか、ほとんど遺跡の外の話ってのは物足りなさを感じます。  この舞台設定と、アグレッシブな若者を揃えた割りには、ホラーに寄りすぎている感じはします。もうちょっとだけアクションアドベンチャー的要素もあれば、また評価は違ったかもしれません。  主人公がひたすら篭城を主張し、友人は脱出を主張する。保守派と革新派。結果保守派が勝利し、映画はひたすら陰鬱で地味なものへ。その割には極端に痛い描写、生々しい描写あり。うーん。微妙に私の好みからずれていて残念でした。[DVD(字幕)] 5点(2020-04-13 21:33:12)(良:1票) 《改行有》

1758.  スウィング・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》  情緒を感じさせるゾンビ映画として評価すべきなんでしょうが、このかったるさはいかんともし難く、欠伸が出る始末。  更にはミッキー。彼の足手まといぶり。それでいてわがままばかり言う子供じみた性格。まるで自分の使えない部下を見ているようでイライラしちゃったのがまずかったみたいです。映画にノレなかったなー。  ゾンビ映画ならではの緩急のつけ方はきっちりしています。怖くはないんですが、要所要所で『おっ』っと思わせる展開は多々あり。なので悪くないとは思うのですが、ゾンビと関係ない『間』がちょっと多い。そして長い。くどい。『ゾンビ映画』=『超娯楽ムービー』というスタンスを希望する私とはなんとも相性が悪いのです。  その一方で、『とりあえず車の中は安全じゃん。何で外にでちゃうの』っていう『とにかく篭城第一主義』という私にとって、その思いを実現してくれた意義は大きい。  ですから、非常に判断に迷うところですが、お世辞にも面白いとは言えず、ましてや誰にもおすすめできないのは間違いありません。  もし女性たちのボスたちの砦を見せてくれて、彼女達にリベンジする姿を見せてくれたらまた評価が変わったかもしれません。  ちょっとこのテイストの映画にしては後味悪いっすわ。[DVD(字幕)] 5点(2020-04-06 04:18:00)《改行有》

1759.  マネーボール 《ネタバレ》  野球。トレード。ゼネラルマネージャー。正直どれも興味ない。うん、この映画はスルーしよっかなって思ったら、『あれ?ブラッドピット主演じゃん・・』と思い、あらすじだけ読んでみることに。『実話系』『サクセスストーリーっぽい』結局好奇心が勝っちゃって見てみることに。  で、結果は、・・・やっぱ興味湧かねーなー、というのが正直な感想。それに、トレードのルールや基準がどれもピンときません。これじゃあ楽しめるわけありません。選手のほとんどは会話の中に出てくるのみ。当然顔と名前が一致しません。誰がどう凄いのかちっともわからないわけです。  『なんかイライラしてる。』『監督全然ゆーこと聞かねーじゃん。』『なんか勝ち始めた』ぐらいのことしかわかんない。  で、そんな自分でも楽しめそうな野球シーン。特に勝っていくシーン。そのほとんどがニュースで流れるダイジェスト版のようなものばかり。  好きな人が見れば面白いのだと思います。見る価値があるのだと思います。  ですが私のようにこの世界に全く興味がなく、知識がない人間が見ても、ただ出来事を羅列してあるようにしか見えません。見る人を選ぶ映画と言えそうです。  ただ、エンタメ色の薄い作品である割に、見飽きるということはなかったです。ですから、映画としての完成度は高いのかもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-03-14 23:13:38)《改行有》

1760.  リアル・スティール 《ネタバレ》  技術はない。才能もない。努力もしない。傲慢で謙虚さのかけらもない。金に無責任で借金まみれ。息子の親権を金で売る始末。冒頭1時間そんなエピソードの繰り返し。はっきり言って辟易します。ロボットが負けるエピソード2回も要ります?1回でよくないですか?最初の牛とのバトルなんてまるまるカットしたほうが良いんじゃないですか?  マックスも最初は良かったのですが、ツインズに勝ったあたりからの増長ぶりが気になります。ゼウスに挑戦状を叩きつける際のマイクパフォーマンスが好きになれないですね。すぐ調子に乗るところが父親といっしょ。だいたい不法侵入した廃品置き場からアトムを勝手に持ち出したことばらしちゃっていいの?  この作品に出てくる大人はクズかダメ人間ばかり。見ていてイライラします。ウソ。かつあげ。ギャンブル。負の要素が多く、毒気がある。それでいてテイストは子供向け。じゃあこれを子供と一緒に見るかと問われると、自分だったらためらう。子供にはなんとなく見せたくない。  チャーリーをぼこぼこにして金を巻き上げたチンピラ。こいつへの制裁シーンが何ともしょぼい。勝手に10万$賭けて勝手に自滅。これで溜飲は下がらないですよ。こんな中途半端な懲悪シーンなら無いほうがマシです。  これだけファンタジーな夢物語を描くのであれば、ラストもスカッとKO勝ちでもさせりゃあいいのに、そこは判定負け。いやいや、そんなリアリティ要ります?  ダンスでの登場シーン。中盤以降の特訓シーン。動物園。ツインズとのバトル。盛り上がりポイントや好きなシーンも多かっただけに、前半のつまらなさとキャラクターの魅力の無さが本当に残念。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-02-23 15:39:12)《改行有》

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