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161.  ドリームキャッチャー 《ネタバレ》 よかった!面白かった! 最初から最後まで、ずんずん行くね! これは青春~冒険~ホラー~SF~と、ジャンルを限定せずに心のままに創造したような作品だね。何でもアリでたくさんの楽しめる要素が入っているから、作品を分類して味わいたいタイプの人にはむかないかも。 でも私はこの作品が大好き。キングの中でもかなり好き♪最後のワンシーンまでずっとワクワクさせてくれたよ。 …にしても、数ある宇宙人の中でもこのクリーチャーはイヤだな。ゾンビの方がまだマシなくらい、生理的に気色悪い。絶対憑依…じゃなくて体にとりつかれたくない。シモからくるのって、ヤダよねぇ…トイレなんて超個人的な場所で恐怖を味わいたくないよ。そこら辺もウマイね。さすがスティーブン・キング。[DVD(吹替)] 8点(2012-02-06 16:58:23)(良:2票) 《改行有》

162.  ハンニバル・ライジング レクター博士のファン以外の人が見ても、たいして面白くない。そんな映画。 レッドドラゴンはまだ面白かったんだが。 原作者のレクターへの思い入れにつきあうのも、これが最後かなぁ。もう本も読まんよ。 [DVD(吹替)] 4点(2012-02-06 16:32:31)《改行有》

163.  ハイテンション 《ネタバレ》 みんな言ってることですが、やはりこのオチはマズイでしょう。 張ってある伏線すべてが観る側を騙すためのウソってのは、さすがにいただけない。 こーゆうオチにするならするで、「あの伏線もこの伏線もこーゆうわけだったのか!」と最後に納得がいくようにしなければ、何の意味もない。そういう意味で、このオチはナシ。やってはいけません。 にしても、友達役はわざと10人並み以下の容姿の女優さんをさがしたの?別に美人にしろとはいいませんが、なんかの意味があるのかと思ってしまいましたよ。 ああ、内容ですね。ストーリーはオチをのぞけばなかなかスリリングでいいと思いました。 ボーイッシュで現代的なヒロインが、友達を助けるために殺人鬼を追跡するのですが、キビキビ行動して、観る側をイライラさせません。 よくあるホラーっちゃそうなのですが、マヌケな行動をして殺人鬼にやられる登場人物が多い昨今のホラー映画とは違って、キャラにもストーリー運びにも無駄がないです。惨殺シーンも勿体ぶったり躊躇することは全然ナシで、ガンガンいきます。 また、自分の存在を殺人鬼に知られまいとするヒロインと殺人鬼との駆け引きも面白く、スピーディーにテンポよく進んでいきます。ラストまでは高評価なので、よけいにオチがおしかったですね。 ハリウッド映画とちがってていいな~と思ったのは、音楽です。 音楽のセンスがフランスとアメリカとじゃ違うのかな。 ラスト、鉄格子の中から友達に向かって両手を広げるヒロインが、哀しくも怖かった…。この「哀しい」という叙情は、ハリウッドにはムリ。と思いました。[DVD(吹替)] 5点(2012-02-06 16:20:57)(良:1票) 《改行有》

164.  メメント 《ネタバレ》 編集の勝利ですね! 最初のシーンからしばらくして、「あ、コイツ間違えた相手を殺したな」と思ったので、どこで誰にどう騙されたのかを考えながら観てました。 まさか自分で自分を騙していたとは‥。後味が悪いというより、主役の男の人間性にげんなりしました。 意外性はありましたがショッキングというほどでもなく、テーマも感じられず、ただ話題作を作りたかっただけなのだろ~な~という感じ。 映画にはさ、もっと深いものを求めているので、残念ですがこの点数で。 [DVD(字幕)] 4点(2011-11-05 22:29:43)《改行有》

165.  コンスタンティン 映像と雰囲気はいいんですが、ストーリーはイマイチ。展開の全てが想定内。意外性ナシ。 登場人物達のキャラクター設定はいいんですが、その設定をまったく生かしきれてない。 ヒロインは刑事である必要性、ゼロ。双子である必要もほとんどナシ。 キアヌの助手の少年の存在も、オマケすぎ。そもそも、あのキアヌのキャラで助手がいるのは不自然。 キアヌがヘビースモーカーという設定は、緩慢な自殺を選択しているという意味であろうから納得なのですが、肝心のキアヌが全然スモーカーに見えない。タバコの吸い方、ヘタ。この人、ホントは健康ヲタクなんじゃ‥(知らんけど)。 まぁ元からキアヌはキムタクみたいなもんで、何演じてもキアヌにしか見えないので、別の俳優を使った方がよかったんじゃないかなぁ。 なんちゅ~か、日本の少年漫画を読んでるみたいでした。 この映画、ターゲットがティーンならわかるんだけど、大人が見たら退屈するかも。[DVD(吹替)] 5点(2011-10-30 00:40:25)(良:1票) 《改行有》

166.  キャビン・フィーバー(2002) 《ネタバレ》 タイトル「キャビン・フィーバー」ってのは、キャビンで大熱狂!って事?それともキャビンで伝染病が発生!って事なんでしょうか。まぁどっちでもいいですけど。 タイトルからして、ふざけてますよね。途中まで真面目に観てましたが、パンケーキ少年が回し蹴り攻撃をしてきたり、主人公がプロの殺し屋に変貌したあたりから、「ヲイヲイ」という気持ちになりました。 わざわざ死体をひっくり返して池に落ちたり、泣きながら無駄毛処理をして症状を悪化させたり、主役達の意味不明な行動はパンケーキ少年とどっこいです。 それにしても、田舎の人間は都会の人間が嫌いね。主役達が来た都会ってそんな大都会でもなさそうなのに、それでも「街から来た」ってだけで、「災難を持ち込みやがって」みたいな憎悪を持つのはナゼなんでしょう。過去に一人町から来た悪人がいただけで、それ以後「街のヤツは全員悪い」という考えになってしまう感じ。ヲッカナイですねぇ。 保安官のコスプレしているような若い保安官や、映画にまんま出てくるような排他的・独善的な警察官は、ギャグのよう。 ラストで雑貨屋に村の人々が集まって祭りっぽい雰囲気になりますが、あの人たちは一体ドコから出現したの?湖の向い側の家以外、どこにも民家なんてなかったのに。 主役が岸辺に捨てられてましたが、キャビンの他の死体と一緒に始末しないのは、ナゼ?発生源を特定しないのはナゼ?もしや「都会モンが持ち込んだ」ですませちゃった? 雑貨屋は感染広げるために祭りを開いたワケ?なぜこのタイミングで祭り? ‥様々な謎が残ります。まあ別に解けなくてもいいですけど。 最後に、汚染水で作ったレモネードを警察官や町の人間達が飲み、「コイツらも感染したか」と観客側の溜飲を下げたところで、汚染された水をミネラルウォーターとして出荷するトラックが発車、というのは、すごく上手かったと思います。「いつも買ってるミネラルウォーターって、ナニ入ってるかわかんないじゃん!」と、観客側をちょっとゾッとさせたのは間違いないでしょう。 ともあれ、観ている間、多少引くことはあっても退屈する事はありませんでした。「ホステル」がよかったから観てみたのですが、あっちこっち「ヲイヲイ」な箇所があるとはいえ、やはり才能の片鱗は感じられた映画でした。 怖くないし、2度は観ないけど、期待しないで観るならヨシ、です。[DVD(字幕)] 5点(2011-10-30 00:19:36)(良:1票) 《改行有》

167.  スティーヴン・キング/痩せゆく男 「人を呪わば穴ふたつ」とゆーか「因果はめぐる」とゆーのか、教訓的にも受け取れるストーリーです。 しかしキングがそんな教訓をテーマにしているわきゃーなく、自業自得で自滅していく男が描きたかったんだろーなーと思われます。 何が怖いって、痩せ方ですね。痩せすぎ。羨ましさもぶっ飛ぶ、異常で異様な痩せ。スキニーだってああはいかない、呪いによる恐ろしい痩せの表現が、すばらしい。 あの痩せゆく恐怖だけでも、見る価値あり!‥と思ったので、妹が我が家に遊びにきて「面白い映画みせて~」と言ったときに「よっしゃ」とVTRをつけたんですがね。 オイオイ、寝るなよーー!! この映画が面白いのはワタシだけ?と、思わず不安になってしまったじゃーありませんか。 面白い映画です。ぜひ見てください。[DVD(吹替)] 7点(2011-10-30 00:17:35)《改行有》

168.  変態村 《ネタバレ》 DVDパッケージは、村のただひとりの女性であったグロリアの磔刑の死体。それにそぐわないタイトル「変態村」。う、う~ん(汗)。 原題通り、キリスト教の概念である「受難」をタイトルにした方がよかったのでは? でないと、強烈な邦題タイトルに魅かれて観た人が、ガッカリする確立が高いのでは ?と思いました。 いえ、自分はホラーを期待して観たのでガッカリはしませんでしたが、「変態」に魅かれて観た人の中には、セオリーにのっとったドギツイ映像やストーリーを期待して裏切られ、「ヲイヲイ」という気持ちになった人も多いのでは(笑)。 それにしても、ラストで死に際の男の望み通りに「愛していた」のセリフを口にするマルクが謎で、ナゼなんだろう~と考えてふとひらめいた答えが、 「そっか、マルクは売れない歌手だから、観客の望み(欲望)を内面化するのが癖になっていたのだ!」 と、いうモノ。 マルクは常に相手に望まれ、欲望の対象として見られてきた人間だから、たとえ自分を殺そうとした男でも、死に際の人間の欲望には応えてしまうのだ、と。 相手に欲望されることが彼の存在意義であるのだからして、その欲望に応えない事は考えられないのだ、と。 この映画の登場人物は、マルク=欲望の対象、マルク以外の人間=欲望する人間、の二通りしかなく、欲望の対象になる人間は、それを受け入れるしかない、というのがテーマなのかと。 赤いダッフルコートは記号で、それを着ている者は欲望の対象にされる者。それ以外の人間は欲望する者で、欲望の対象を蹂躙する権利がある者。そして、対象を愛する者でもある、と。 欲望される者にとっては、すべてが理不尽な受難であるが、それはまた愛でもある、らしい。無慈悲な欲望を、愛と呼べるならば。 そういう風に感じたラストでした。 奇をてらって作った作品ではないし、単なる駄作ではないのでしょう。 それなりの感受性がある人ならば、色々考えさせられる所があるのではないでしょうか。 それにしても、あの酒場での村人(全員男)達のダンス(ポルカ?)怖かった‥。不気味度満点で、危うく笑う所でした。笑いと恐怖は紙一重、ですから‥(冷汗)。[DVD(字幕)] 4点(2011-09-10 20:29:36)《改行有》

169.  ミスト 《ネタバレ》 なんとも後味が悪いというより、苦い‥‥。 原作は未読ですがキングを信じていたので(笑)、ラストを見たときは、「キングなのにこんなラスト、アリ?!」とショックを受けました。が、そうですか、原作のラストとはまったく違っていたんですね‥うんうん、納得。 後味が苦いのがいけないのではありません。ただ、キングだったらもっとやってくれるだろ~に、という期待というより信頼があるのですよ。 もっとナニをやってくれるかと言えば、それは安易なアン・ハッピーエンドは、安易なハッピーエンドと同程度に失望するけれど、キングはどちらの安易な道も選ばない。まったく違うものを見せてくれる、という信頼ですね。 この映画が安易なアン・ハッピーエンドだとは言いませんが、このラストのせいでテーマやメッセージがわやくちゃになってしまってますがな。 まったく正解が見えない恐怖と混乱の中で、それでも頑張る人間性を否定してどうする?運やタイミングがすべてかよ。 と、グレる気持ちになりますがな。 キングなら、たとえアン・ハッピーエンドなラストだとしても、もっとテーマに骨太で人間的なものを伝えてくれるハズ。 このラストだと、観客側は、あまりにも救われない気持ちを、主人公達の行動の落ち度を見つけて数え上げる事をして、なんとか気持ちの落としどころをみつけるしかないんじゃないの? そんなのって、ど~なのかなぁ。映画のラストとしては失敗じゃないの? と、思うわけですよ。 それでもラスト以外は、ヨカッタ。 CGがチャチとかも思わなかったし、むしろ姿を見せない相手だから得体の知れない恐怖がかきたれられるってモンです。なんでも精巧にCGを作ってご披露すればいいってもんじゃない。 その証拠に、『サイレント・ヒル』のモンスターは全然怖くない。チラッと見せられても『サイン』の宇宙人も怖くない。チャチとは思わんけど(笑)。 要は見せ方。臨場感。ですね。 まぁモンスターに特に期待してないだけかもしれませんが。 なのでラストには大不満ですが、6点を計上します。 原作読んでみよ。[DVD(字幕)] 6点(2011-09-02 01:53:22)《改行有》

170.  ゴシカ 《ネタバレ》 観ている間は退屈する事もなく、それなりに面白く観れました(ホラーではなくサスペンスとして観るなら、ですが。幽霊が怖くないのが致命的。) でも印象には残らないし、幽霊やストーリーの矛盾等について考えるほどの熱意も残らない。 及第点は取れているけど、突出したものはない、って感じかなぁ? あ、役者陣はやや突出していると言えるかも。 ハル・ベリーとペネロペ・クルス、よかったですよ。ひとりだけ不可ですが。ハルの旦那役、もっとそれなりの人に代えてくれ。まぁ見せ場はハルとのキスシーンと殺害シーンの回想(ちょこっと)だけですが。 むしろロバートに夫役をやらせればよかったのでは?あ、ダメ?汚れ役すぎる?(笑) 及第点が取れていて役者達が頑張っているだけに、もったいないな、という感じがします。 ホラーにするならもっと徹底的に不条理な幽霊設定にして主役も含めてボロボロにするべきだったし、サスペンスにするなら幽霊は邪魔っけ。いなくてもヨシ。 怖すぎるホラーは苦手だけど少しのスリルは感じたい、そして気軽に観れて後味の悪くない映画を観たい!という人にオススメします。[インターネット(字幕)] 6点(2010-10-23 01:24:47)《改行有》

171.  アカルイミライ 《ネタバレ》 アカルイミライ‥‥か。そりゃ夢の中くらいでしか遭遇できないもんかもね。 その前に、浅野忠信って演技うまいすか? にやにや笑ってるだけで評価されてしまうお得な俳優ではあるけれど、なんか下手じゃないすか?今回、ベタベタな演技しか見れませんでしたが。 逆に、オダギリジョーはよかった。 名前くらいしか知らない俳優ですが、素でやってんの?と思うくらいにはよかった。 映画のテーマなどは、知らん。 わかりやすく文章で書けるようなメッセージはなかった。逆に、だからよかったと思う。 十代の若者がどう受け取るかは、大人に育ちきったワタシにはわからない。 逆に、大人の立場でみているから、有田父の言葉は心の琴線に触れた。 「許す。わたしは、きみたちを許す」 これは、自分がどん底で苦しんでそれでも他者への愛情を失わずにいられたという経験なくしては、言えない言葉だと思う。他人を切り捨てる事がどうしても出来ない、やさしい(ある意味では弱い。そして強い)人間でなければ決して言えない。 そして、私自身は決して仁村に言ってやれないであろうから、有田父の言葉に涙が出た。 はたして、現代の日本のどれくらいの大人たちが、有田父のようなやさしさと強さを持っているでしょうかね? 自分自身のことを含めて自戒しました。 そういう意味では、仁村が前進するまでの話ではなく、前進するために子ども達が必要としているものを、大人たちが与えられているだろうか?というメッセージを受け取ったのかもしれません。[インターネット(字幕)] 5点(2010-10-02 20:45:36)《改行有》

172.  THE JUON/呪怨 日本版はひとつも観ておらず、『呪怨』はこの作品が初めてなのですが、とてもハリウッド的だな~と思いました。 全体にこわ~い雰囲気を漂わせ、ドキッと驚かせる技を小出しにし、最後は『ペット・セメタリー』、みたいな(笑)。 外国人が描くと必ずついてまわる、勘違いジャパーン!がどこにもなかったのは、成功だと思います。 しかし、いかんせん、インパクトがない。とゆーか、弱い。日本的なおどろおどろしさを出すため仕方がないのかもしれませんが、あまりにも全編おなじトーンで進んでいくので、ハッキリいって途中で飽きます。 日本的ホラーって、慣れちゃえば怖くないんですよね。インパクトが弱くてジワジワくる恐怖で、地味だから。 それに、せっかく複数の呪いの幽霊(ヘンな表現‥しかし他になんて言ったら‥)が出てくるんだから、誰かひとり親玉といえる位の強烈な幽霊がいてもよかったんじゃないかなぁ。 みーんなおんなじで、そんなとこ日本人的に平均化してどーなるんじゃ。と、そこら辺がちょっと不満。 あと、主役のバフィー‥じゃない、サラを見てると、ついつい「吸血鬼や狼男をバッタバッタとなぎ倒しているくせに、ユーレイは駄目なんかい!」と突っ込んでしまうのもいけませんでした。はい。 4点(2005-03-14 20:58:18)《改行有》

173.  アレキサンダー 《ネタバレ》 壮大な‥あまりにも壮大な‥‥ホモ映画でした。。。 確かに退屈はしませんでしたが、こんなに長いのに「内容が薄い!」と感じるのはなぜなんだろ~?なんだか、戦闘シーンと宴会シーンをやたらと繰り返してたような。 内容ですが、アレキサンダーとその母親に焦点を当てすぎではないだろ~か。それがアレキサンダーがしつこく東方遠征を目指した理由なんだから仕方がないのですが、もう少し他の脇役たちの描写が欲しかったなぁ。 側近たちの謀反や謀殺へ至る心理描写があっさりしすぎていて、なんか映画としてもったいない感じ。そこら辺がもう少し描けていれば、アレキサンダーが「イヤだ!もっと先へ行くんだい!」と喚くだけの魅力のないワガママ男みたいにはならなかったのではないでしょ~か。 重要な脇役たちの人物が描かれていないためか、あれだけの距離を移動し、国を征服し、多くの人物と出会ってきたにも関わらず、アレキサンダーの他者との関わりはなんと底が浅いことか、結局は両親と恋人だけかい?という感じになってしまっている。 まあ、それだけ「英雄は孤独なものだ」「英雄は理解されないものなのだ」と言いたいのかもしれませんが、その「英雄」のアレキサンダーがまったく魅力的ではない!というのが、実は一番問題なのかも~。コリン・ファレル、金髪似合ってないし(笑) ストーリーですが、東方遠征の理由が、母親から逃げたいのが一番と、他に英雄的な生き方を信望していたとか、父親から「男らしさ」という影響を強く受けていたとか、全部子ども時代でバラされていて、謎がまったくないのもなんだかなぁ。。。 それに父親殺害のシーンを、わざわざ回想にしたのは何のためなのか?ストーリー的にはその必要はまったくなかったのでは?なんかメリハリつけたかっただけって感じ。 最後にひとつ。顔と名前が一致しないままの人物が多くて、観終わったあと、消化不良気味です‥(って、ワタシが阿呆なだけかもしれません‥。)5点(2005-02-12 01:09:21)(良:1票) 《改行有》

174.  ハウルの動く城 これは、ラブ・ストーリーですね。 本当は清楚できれいな少女なのに、美貌の母と妹を持ったせいで、根深い容貌コンプレックスを抱えるソフィー。 若い娘としての自分は無価値であり、家族の中でも帽子作りという職業においても、自分は華やかな存在を支える「裏方」である、と自分を諦めているようなソフィー。 その彼女の孤独が、冒頭の帽子作りのシーンで、すごく上手に表現されています。 また、ハウルも同じ。 「美しくなければ生きている意味がない」と、本当は自分に自信がない弱虫のハウル。「ハウルは弱虫でいいの!」と、強く戦う男を目指すハウルではなく、弱虫のままのハウルを受け入れるソフィー。 二人がお互いをお互いの姿のままを受け入れる、それが「愛」ってやつなんだよね。そうこの映画は言っています。 冒頭でソフィーの深い孤独に気づいた人なら、呪いの意味も彼女が若返ったり老けたりする理由も理解できたでしょうし、ファンタジックなラブ・ストーリーとして、純粋に映画を楽しめたんじゃないでしょうか。音楽も美術も、舌を巻くような素晴らしいものでしたし。 ただ、「ナウシカ」「もののけ姫」系列の作品をジブリに期待している観客は、点が辛くなるのもわかります。そういった観客向けに戦争をからめたのかもしれませんが、かえって逆効果だったような。ラブ・ストーリーならば、あの大団円で八方まるく収まるラストシーンもいいのですが、話を国や戦争に広げたせいで、まるすぎて気が抜けるラストになってしまいましたね‥‥それが、ちょっと残念です。 でも、テーマが壮大でないからといって映画として価値が低いなんて事は全くないですし、随所に小さな破綻が見られるとはいえ、やはりセンシティブな少女や少年の心理の表現は卓越していると思います。 最近の映画は、テーマや説明をそのまんま台詞で言わせてしまう”わかりやすい映画”が多いのですが、本来、表現とはそういったものじゃないわけで。観る側の想像力を膨らませるような、心の琴線にそっと触れてくるような、そんな豊かで表現的な作品だと思います。7点(2005-01-07 21:05:51)(良:1票) 《改行有》

175.  デビルマン 脚本も演技も学芸会です。ちょっと金をかけてCGに凝った映画を作ったぜ!あの『デビルマン』だぜ。学年一のイケメンを主役にしたぜ。これで学園祭はもらったぜ!そんなノリで、くらくら目眩がする作品になっています。いや、作り手側の熱意があるかないかを比べたら、これは学芸会以下の映画と言えるでしょう。 長所を一生懸命さがしたけれど、ひとつも見つかりませんでした。ホントーーーにひとっつもないんです!これは、凄いことです。 なんだかね、「そこそこお金になるくらいファンがついてて、映画化できる作品はないか?あ、デビルマンがあったね~。それ、いっちゃおう。残酷シーンも結構あるし、受けるかも。今はCGで何だって出来るんだからさ」そんな感じで作ったようにしか思えません。 この映画は、一体何のために作られたのでしょう?  原作の深遠なテーマはまったく伝えられず、ただ表面的なエピソードを詰め込んで、演技ってナニ?というレベルの、顔だけビジュアル系で貧相な体格の男の子たちにコスプレさせてみたってだけではないすか。 これなら、ふたりがタイマン勝負すればいいだけの話。デーモンだのデビルマンだのはオマケになってしまってる。 作品に対する愛は?プロとして仕事をするという誇りは?なんにもないなんて、そんなの哀しすぎる~。よって、初めての0点を献上いたします。0点(2004-11-14 14:46:53)(良:4票) 《改行有》

176.  箪笥 《ネタバレ》 まず、序盤のスローモーなペースに眠りを誘われました。 なんか不自然なんですよ。怖がらせるつもりかと思ったら全く怖くないし、意味なくダラダラと流しているのに、状況がわかるような説明がぜんぜんない。 実は、それらのシーンが生きるのは最後まで観終わってから。 「ああ、そーゆう事だったのか」と、ホロ苦く哀しい気持ちを味わってから冒頭のシーンを思い出すと(つーか、思い出さざるを得ない。謎をいっぱい謎のまま放り出してあるから、みんな観終わったあとに色々検証しちゃうのだ)、よりいっそう哀しいお話に感じるようになっている。 そうなると、中盤の停滞や諸々の不満も「まあ、いいか」と思え、「そう悪くない映画だったな」という所に落ち着くのだった。(「シックス・センスかよ!」と叫びたい気持ちがないではないが。) 思ったのだが、スミが「箪笥を処分して」と言ってるのに「その話はすんだ」とか言って処分しない父親はオカシイ。妻と娘が箪笥ん中で死んだんだろ!スミに本当に治って欲しかったなら、絶対に処分していたはず。すなわち、この父親は、スミに治ってもらいたくなかったのだ。 彼は、父の妻役をやりたいという願望をもつ娘スミ(だからこそ、スミは狂った中で継母の人格を持った)を疎んじていたのではないのか?ならば、首をつった実母がスミの前に恨みの姿を見せたのも理解できる。母と娘は父をはさんでの恋敵同士だったのだ。また、ベッドの中で抱き合うスミとスヨンのシーンが、まるで恋人同士の時のようなカメラワークで撮られていたのも、スミの近親相姦的願望を暗示していたのか?と、深読みする事もできる。でも深読みかもしれない。 しかしなぁ。たった一人のサエナイ男(父親)をはさんで、超気の強い女が三人ぶつかりあっていたわけか。そりゃー呪怨になっちゃうのも無理はない。スヨンだけが澄んだ存在だが、それも幽霊になるとオソロシイ外見になっちゃうわけで、かわいそうだなぁ。 にしても、韓国の箪笥って洋風でオシャレですね。私の思い描いてたホラーな箪笥は、やっぱり桐で出来ている日本製、引き出し式がこわいと思う。 6点(2004-10-28 01:18:34)《改行有》

177.  ヴァン・ヘルシング 《ネタバレ》 ヴァン・ヘルシングが、ウルヴァリンにしか見えなくって困りました‥。てことは、ウルヴァリンの方が、ヴァン・ヘルシングよりキャラが濃いって事なのでしょうね。 帽子とコートだけじゃ、ウルヴァリンの両手から鋏出して斜め30度に構えたポーズのインパクトには勝てないのかも。 どちらにしても、ヒューってその手のコスプレ系の役がぴったりですね(笑) カールがファラミアだってのは、これ気がつかない方がよかったなぁ‥。最後まで「ああファラミア、こんなになってしまって‥‥やっぱり父さんの愛情が足りなかったんだね」という気分が抜けなくて困った。 さて、映画としては、これはまさにエンターテイメント作品。蛇行した道を「ヘイ、細かい事は忘れてくれ!いいかい、飛ばすぜ!楽しもうぜ!」とスピード振り切ってびゅんびゅん飛ばしている感じです。 細かいストーリーよりも、アクションとキャラクターが優先。それでも充分楽しめるのは、時代設定と登場人物という題材の魅力(ドラキュラやフランケンシュタイン、ジキル博士などのファンは多い)、あと役者の魅力だと思います。 しかしストーリーが大雑把で単純な分、余計な事を考えながらの鑑賞となってしまいました。 3人の美女吸血鬼が死ぬ順番を予想したりして、「やっぱりヒロインとビジュアルやキャラがかぶらない吸血鬼が最後まで残るよなぁ」と納得したり、ヴァン・ヘルシングとアナの恋愛についても「あー、この二人が結ばれるラストだと、映画としてきれいにまとまらないだろうなぁ」と思っていたら、アナ、死んじゃったり(しかし、ヒューの絶叫についポロリと涙が。やっぱり上手ですね)、なんだか画面が忙しいのに、妙に頭が暇になる映画だったなぁ。 しかしストーリーは求めないほうがいいとはわかっていても、謎を放り出されたままエンドだと、やっぱり気持ちが悪いです。それとも「2」に引っ張る気なのか。 ほんでも、CGはこーゆう映画でこそ使うべきだし、モンスターたちも魅力的で上手だったと思うし、面白かったよ。タダ券だったからかな(笑)。6点(2004-10-11 02:58:18)《改行有》

178.  火山高 一体どうしろと。なにを書けと(笑)。 頭をカラッポにしたい時、ぼーと観るのに適した作品、か。 何かを期待して観てはダメ。ガッカリしたり、腹が立ってくるかもしれないから。 モロ少年漫画な設定やキャラクターはいいのに、作品のテンポが悪くて生かしきれていない感じがする。マトリックスをおちょくってるにしては、詰めも甘いし。 そんでもマッサージ椅子などに転がりながら、「あーバカが思いきりバカをやっているなぁ」と斜め見する分には楽しめるかも。なにかしながら観るってところがポイントです。4点(2004-10-04 19:36:33)(良:1票) 《改行有》

179.  華氏911 この映画のレビューは難しいなぁ‥。ドキュメンタリーというには、あまりにもムーア監督の意見の主張が前面に出ているので、これは「ムーアの目から見たUSA・ブッシュ映画」なのだと思う。そして、私はこの姿勢に賛成。自分の思考の出発点である出身などの位置を明らかにせず、これが正論なのだと自分の意見を振りかざす姿勢は信用できないから。中立を装って巧妙に自分の意見を織り込む人間も多いわけだし、その方が安全だったりするけれど、そういった姑息なマネをせずに正面きってブッシュ批判をしているのは立派。まぁだから、この映画はあくまで個人の意見なわけで、これをそのまんま飲み込むのはマズイとは思う。あくまでムーアに都合のいいエピソードを集めて繋げてあるわけだし。それでも、英語がわからず世情に疎いため集められる情報が少ない私のような日本人には、大変重要で有意義な情報が満載の映画でした。常々ブッシュ大統領の胡散臭さに嫌なものを感じていた私には、色々な意味で納得がいった感じ。まぁ映画としては、監督得意のシャレやユーモアが少なく、社会派ドキュメンタリーとしては面白くないわけでもないけど、まぁ人を選ぶよねって感じはするなぁ‥。あと、この時期だから問題作として大きくとりあげられたって時期的なものもあると思うし。 でもね、観るのは決してムダじゃないと思う。まぁ私のように、途中何度か眠りそうになった人間が言っても説得力はないと思いますが‥‥頭でなくて心で観ると大変ココロが痛む映画だと思う。痛むのも、時には大事だよね。(なんか"まぁ"がやたらと多いレビューになってしまった‥まぁ許してくれ。)7点(2004-10-04 18:45:00)《改行有》

180.  CASSHERN 途中で目が疲れて何回も目をつむりました。トシかなぁ。 音楽の入れ方がうるさくて、何度もセリフを聞き逃しました。トシだなぁ。 美術のセンスは大変よいと思いました。 しかし、なぜ誰も脚本を添削してあげなかったんでしょう? 「別にキャシャーンでやらなくってもいいんじゃない?」と、なぜ誰も言ってあげなかったんでしょう? なんだか、監督にはまず主題と創造したいビジュアルイメージがあって、それから無理矢理商業的にも失敗しないよう、色々詰め込んでしまった気がします。 これならオールCGでやったらよかったのに。 いえ、俳優・女優さんたちの演技は大変いいです。特に唐沢くん、見直しました。 だからこそ、CGと人物がいまいちマッチしてないのが、惜しい。 この映画は、家でビールでも飲みながら3回くらいに分けてみる分には申し分ありません。嫌いじゃないです。4点(2004-09-06 16:56:40)《改行有》

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