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161.  アイズ ワイド シャット これが遺作というのは、何とも残念。キューブリックも年にゃ勝てんかというのが実感。彼の性的妄想を映像化したら、こうなったという映画かな・・・・。またカメラマン出身のこの監督が、ストーリーテラーとしては意外と凡庸だったということを証明した作品でもある。やはり物を創る人間は、あまり長いインターバルをとると、早く衰えてしまうんだな・・・・。できるだけ、絶えず創ってないとね。6点(2004-01-02 23:03:14)

162.  馬鹿が戦車(タンク)でやって来る シュールで、暖かくて、でもちょっと凶暴で、どこかギラギラしてて、寓話のようなところもある。犬塚弘のキャラクターは、「ギルバートグレイプ」のディカプリオ扮する知的障害者の少年に受け継がれてるように思います。「ギルバート」の監督、これ見たのかな?8点(2003-12-27 11:53:44)

163.  学校 亡き淀川さんは惜しい映画だという意味で「小学生の作文みたいな映画」と言われました。淀川さんは、山田監督の意図を尊重した上でこう言われたのでしょう。山田監督は、まさに「小学生の作文のような映画」を目指したのでしょう。原作にあたる「学校」というルポルタージュを読んだけど、様々な年齢層の生徒が書く字、文章は、まさに小学生並のレベル、でもそこに彼等の喜び、怒り、悲しみが凝縮されている。彼らがノートをベコベコにして懸命に書いた作文を映画にしたのが、この作品だと思います。贅肉をとことん削ぎ落とした脚本は骨組みだけみたいにシンプル。山田作品は、けっこう賛否がなかばするんですが、この映画ほど、それが極端な作品はないのでは?確かに意地悪に見ようと思えば、いくらでも突っ込めるんですよ。かなりひどい罵倒も読んだ事があります。でも、この映画は、それに対して何の言い訳もしない。今井正、山本薩夫などが撮る話もあったらしいけど、やはりこれ山田洋次監督でないと撮れない映画だと思います。確かにバランスのとれた傑作とは言えないかも知れないけど。「教育」というものがいまのままの問題を抱えてる限り、古臭いこの映画は、いつまでも古くて新しい映画として、常に賞賛と批判の中で生きていくんだろうなと思います。この映画を見て「わたしはこの映画に感動しなかった。だって、これは私たちの映画だから」と逆説的にこの映画への感動を語った登校拒否の女子生徒の言葉が一番胸を打ったコメントでした。 8点(2003-12-27 11:47:44)(良:1票)

164.  家族(1970) ジョンフォードの「怒りの葡萄」のような傑作。脚本には、簡単な状況だけが書いてあり、台詞は俳優が、その場でアドリブで考える。準備が出来てなくても、照明の準備が出来てなくても、場合によってはカメラを回すという非常に実験的な作品でもある。ロードムービーとしても出色。ラストを巡って「馬鹿みたいな終わりかただ」「甘い」「酪農の現実は、こんな楽観的なものではない」と批評家に、様々に批判されたらしいが、監督がもっとも堪えた批判は、舞台となった北海道の酪農家の人達にお礼の試写会をした時に酪農家の親父さん達に言われた「何故、お爺さん(笠智衆)を死なせたのか?赤ん坊が死ぬのは仕方が無いとしても、お爺さんまで死なせたのは、あまりに可愛そうだ。あのラストの雲ひとつない青空、北海道の、うららかな春を、あのお爺さんにも見せてやりたかった。あのお爺さんまで死なせたのは可愛そうだ」と言う言葉だったという。主要な人物を殺すと、確かにドラマチックになるので、つい作者は主人公や登場人物を死なせたい誘惑にかられるが、どんなに辛い物語でも、何とか死なせない努力をすべきではと、その時から考えるようになったという。セミドキュメンタリータッチの中で、プロの俳優、ズブの素人、みんないい演技をしている。前田吟もよかったなぁ・・・・・。10点(2003-12-27 11:44:49)

165.  男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 後期の中では秀作の一つ。言うまでもなく、このシリーズはプログラム・ピクチャーなんだけど、この作品、かなり深いんだよ。例えば、お馴染みの冒頭の歌の場面。賑やかな祭の場面で始まるけど、この頃、ちょうど昭和天皇のXデーへの配慮から、CMなんかでも自粛、自粛って騒がれてる頃だった。この祭の場面は、暗にそんな当時のいささか行き過ぎな自粛ムードへの疑問が暗示されている。また、寅が絡むお婆ちゃんとのエピソードも、結局病院で死にはするものの、連合いと暮らした自分の家で人生を終えたいと、自分の意志を主張するお婆ちゃんと、自分の意志とは無関係に体中管だらけにされて、死ぬ日まで周りに決められてしまう天皇と、いったい、どっちが幸せなんだろうって問い掛けがあるんだよね。う~ん、深い!深いぜ、山田洋次さん!9点(2003-12-26 22:21:21)

166.  模倣犯 内容は好きで楽しみにしてたけど、やはり日本は役者の層が薄いんだなと実感。それに、あのラストは、いくら何でもね・・・・。ああ、森田義光って、こういう奴の味方なのね。オウムの信者をヒーロー扱いする文化人がたくさんいたけど彼もそのタイプなのかな? 犯人に思い入れして、死なすのが忍びなくて逃げしてやるにしても、もうちょっと他にやりようなかったんかい。山崎努が赤ん坊を抱き上げるラストのみよかった。もしか「羅生門」のラストを意識したのか?二人の犯人は、ヒッチコックの「ロープ」のキャラクターを、ちょいと頂いたのか? 3点(2003-12-26 22:10:20)《改行有》

167.  ホワット・ライズ・ビニース ヒッチコックへのオマージュですな、これは。ハリソンフォードが悪役に挑戦という意欲は買うが、スターの悲しさか、悪役やっても、やっぱりハリソンフォードでしかないというのが皮肉で残念でした。意欲作ではあるんですが。7点(2003-12-24 01:13:56)

168.  わたしのグランパ 僕は好きです。率直に好きです。原作もいいけどね。とにかく好きです。8点(2003-12-24 01:07:00)

169.  太陽を盗んだ男 ラストは怖い。「博士の異常な愛情」にダブった。菅原文太の刑事もすごかった。ニヒルな情熱と狂気。8点(2003-12-24 01:05:40)

170.  のど自慢 泣いて笑って楽しく見られる映画。「ああ、面白かった」と素直に言える映画。こいいう映画が、どうして今、作られないのかな・・・。今、日本映画に一番欠けているのは、こういう映画だ。職人気質の映画人たちが、腕によりをかけて作った楽しい映画。大衆娯楽映画を何故作らないのかな・・・。作ってくれよ、こういうのをもっと。中学の時のクラスメートが脚本を書いてると知った時はビックリしたけど嬉しかった。8点(2003-12-24 00:58:50)

171.  ガキ帝国 大阪の人間でないと、わからんやろうな、この映画は。不良の群像には異様なリアリティがある。凶暴で、哀しくて、どこか滑稽で純粋な青春。紳介、竜介の好演も光ってるが、特に松本竜介が役者タイプで、紳介が典型的な漫才人間であることが、この映画ではっきりわかる。上岡龍太郎のインテリヤクザも、それらしく見えていい感じだ。大学生の時、アルバイト先の映画館のオールナイト上映の時、タダで見せてもらったのを覚えている。8点(2003-12-24 00:54:27)

172.  大河の一滴 せっかくの五木寛之さんの原作も、これじゃ台無しだ。主人公がとにかく不愉快。物事を相対化できない女が最近とみに多いが、そのいい典型がこれ。三國さんのさすがの名演に免じて5点啓上。本当は0点にしたいところだ。5点(2003-12-24 00:47:40)

173.  秋刀魚の味(1962) 小津の映画は、短い台詞に、何とも言えないリアリティがあるなあ。この映画でいうと、「ちっちゃいんだ。太ってんだ。可愛いんだ」というのがそれ。言葉のリズムが、とっても心地良い。微苦笑を誘うユーモアも、たまらない。そして、そこはかとない哀歓と諦観、無常観も決して重苦しくない。軽いタッチで撮られた枯淡の境地の作品。8点(2003-12-21 00:54:46)

174.  東京物語 心底、親身に世話をしてくれ、暖かく接してくれたのは、血を分けた子供たちではなく、赤の他人だったというやり切れなく、どこか諦観を感じさせる。それでいて、どこまでも暖かく、美しい傑作。ホームドラマだけど、ここまで達したら「芸術」と言っても、なんら差し支えないだろう。人は、しょせん生まれて、育って、年老いて、死ぬ、ただそれだけという「無常観」を言おうとしているのだろうが、人間はそれを営々と続けていくのだということに同時に希望もあると暗に語ってるようにも思える。あまりに、慎ましく、ささやかな希望だが。満点にしなかったのは関西人の僕には小津の映画は、いかにも「東京」の映画で、そこに憧れもするが、ちょっと気障かなという印象も受けるので。関西人は、小津より溝口なんだよな・・・。9点(2003-12-21 00:49:14)(良:1票)

175.  人情紙風船 髷を結った現代劇の傑作。人一人が自殺したというのに、「今夜あは通夜で酒が飲める」と内心ほくそえんでいる長屋の住人、そこに徹底した監督のニヒリズムを感じる。とにかく凄い。こんな映画、ちょっとない。10点(2003-12-21 00:41:10)

176.  道(1954) 綱渡りの芸人がジェルソミーナを励ます場面が大好きです。「小石だって役に立っている。君だって、きっと誰かの役に立っている。この小石が無益だと言うのなら、すべてが無益だ」、この言葉に支えられた人っていっぱいいるんじゃないかな。いまでも時々、無性に見たくなってビデオで見返す。その度に思い知ります。「ジェルソミーナもザンパノも僕らの中にいるんだ」 10点(2003-12-20 02:55:06)

177.  ミザリー ファン心理が悪意と尊敬の入り混じった狂気を孕んでいることを、ホラーという世界で、リアルに見事に描いている。キャシーベイツの扮する女に全部それが出てる。怖いよ~!!それにジェイムスカーン、痛そうだ、可愛そうだ。「何で俺がこんな目に遭うんだ?」というところだが、ファンにしてみれば「自分は好きなのだから」という思い込みだけで動いてるから、どうにもならない。好きなのに信じていない。尊敬してるのに、憎んでいる。その矛盾の怖さ。 9点(2003-12-19 23:57:48)《改行有》

178.  ザ・ペーパー 好きなんです。こういう映画作れるのはロンハワードくらいだろうな。批評家には受け悪いみたいだけど好きです。昔のよき時代のハリウッド映画の匂いをすごく大事にしてる人なんだなと思う。きっとキャプラが好きなんだろうな。2流の新聞記者達の意地と良心を爽やかに、エネルギッシュに描いていて、気持ちよく映画館を後に出来る。玄人向けの地味な映画だけど、映画らしい映画。こういう映画、大事にしたいね。8点(2003-12-19 23:34:04)

179.  許されざる者(1992) クライマックスの壮絶な描写、そしてイーストウッドの拍車の音で映画史に残るでしょう。どこか凶悪さんを感じさせる保安官ジーンハックマンが、その一方で家を自分で作る好人物なところもあることをちゃんと描いている。それだけのことだけど、それだけで人物に膨らみが出せる。イーストウッドって、やっぱり映画をよく知ってるなと痛感。傑作です。 9点(2003-12-19 23:11:53)

180.  お熱いのがお好き ビリーワイルダー、ジャックレモン、トニーカーティス、マリリンモンローと来れば、もう無敵でしょ。落語の大名人の噺を聞いたような心地よさ。ラストの台詞は、笑いました。やられた!という感じ。二人の女装に頼りすぎてるという批判もあるけど、とんでもない。モンローを初めとした女ばかりのジャズバンドの中に、ムサイ男二人が女装して入り込むというところが、ミソではないか。二人がどんなに念入りに女装しても、モンローの横に立ったら、グロテスクにしか見えない。その対比の可笑しさ、意地悪さこそ、ワイルダーの真骨頂じゃないのさ。いや~それにしても筋の運びの調子のいいことといったら。ワイルダーが日本ですごく人気があったの、わかるような気がする。彼の語り口って落語なんですよね。問答無用!満点じゃ! 10点(2003-12-19 23:04:10)(良:1票)

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