みんなのシネマレビュー
放浪紳士チャーリーさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122

161.  理由(2004) 《ネタバレ》 極めて異常で凄惨な殺人事件を題材に扱っているにも関わらず、なんとなく爽やかで且つファンタジックな後味が残るのは、この一種独特の大林監督の演出手腕ゆえという事なんでしょうか。多くの手練れ役者がひしめくこの映画でも、僅かな出演場面にも関わらず「大人になる前の少女たち」が、誰も彼も皆魅力的に描かれていますね~。かつてヒロインを演じた小林聡美・中江有里・宝生舞なんかを差し置いて。実はそこが一番大林監督作品らしいなあと自分は思いましたが(笑)[DVD(邦画)] 6点(2010-01-25 15:47:21)

162.  ゼロの焦点(2009) 《ネタバレ》 これは野村芳太郎版オリジナル(7点)でも書いた事だけど、行方不明になった夫を雪の北陸まで探しに行く広末涼子が演じた、ヒロイン禎子(旧作では久我美子)という役は、後半になるにつれ影が薄くなってしまう非常に損な役。これは誰が演じても同じ事。どうしても悲しい過去を持つふたりの女、中谷美紀&木村多江(旧作では高千穂ひづる&有馬稲子)の存在の方がこのストーリー全体に、より深い陰影を与えるのはやむをえない。特に今回、中谷のタカピシャ演技が役の個性と見事にピタリはまった。見るからに薄幸木村の方言台詞もグッド。どうしても広末に批判が集中しがちなようですが、損な役どころとはいえ、この一本の大作を支えきった彼女の地道な努力は認めてあげるべき。松本清張生誕100年記念なんて事にこだわらず、こういう旬の女優たちの魅力が堪能できる名作ミステリー、もっともっと製作されてほしい。[映画館(邦画)] 6点(2009-12-25 11:20:54)(良:1票)

163.  ジュリー&ジュリア 《ネタバレ》 「実話に基づく真実の話映画」の限界をちょっと感じてしまいました。「チェンジリング」くらいまで遡っての過去なら、まあ多少は自由に脚色できるような部分も有るんでしょうけど。数年前までご健在だった、もちろん私はこの映画で初めて存在を知りましたが、ジュリア・チャイルドという女性の後半生、それほど自由に脚色するわけにはいかなかったようでエピソードが割と平凡。彼女の料理に魅せられたヒロイン、現在と過去二人の「ジュリー&ジュリア」を交互に描いていくという展開なんですが、あくまで「実話」に基づいているため、ドラマチックな出来事も起こらず、たいしたヤマ場自体もないまま終始淡々と進んでいく印象です。今回は185センチの大女を演じるメリル・ストリープの、周囲を圧して覆い被すかのような濃い存在感がなければ、中盤あたり退屈してしまったかも。僕は「黒柳徹子の物真似をする友近」をついつい連想してしまいましたが。どうでもいいけど、この二人の女性の旦那ご両人はホント優しい男たちだね。彼女のブログを読んだジュリア本人が、不本意だったっていうラストのエピソードは本当だったんでしょうか?ごくこじんまりとまとまった映画なので、いわゆる賞レースとかの対象にはならないかと思ったら、メリルはまたいくつかの賞をこの役で受賞してるんですね~。アメリカ人にとってこの「ジュリア・チャイルド」っていう女性、よっぽど親近感を持たれていたんでしょうね。[映画館(字幕)] 6点(2009-12-16 13:55:18)

164.  イエスマン "YES"は人生のパスワード 相変わらずジム・キャリーという人は、観る人を和ませる「幸せオーラ」に満ち溢れてますね。40代半ばを過ぎてもこのオーラをキープし続ける事自体、ひとつの稀有な才能だと思います。友達にしたい役者ナンバーワン!初盤の離婚によるネガティブシンキングキャラが逆に信じられないくらい。彼が持つ天性のキャラ有ってこそ成立した映画。特にとやかくどうこう言うような作品じゃないけど、人生何事も複雑に考えず楽観的に構えれば万事コトが巧く運ぶんじゃないかなっていう事ですよね、素敵なメッセージです。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-13 11:08:39)

165.  その土曜日、7時58分 《ネタバレ》 く、暗い・・・暗いにもほどがある。アメリカ映画でこんなに後味悪く、しかも暗鬱な映画を観たのって、「ミスティック・リバー」か「イン・ザ・ベッドルーム」以来かもしれませんね。巨匠シドニー・ルメット監督が久々に放った秀作との誉れが高かったので、期待していたんですが残念ながら僕はこの点数止まり。見るべきものは、主要人物三人を演じたホフマン、ホーク、フィニーの演技のみ。最初全く似ていないこの兄弟を見比べ、キャスティング自体に唖然としたが、親父フィニーが画面中央に登場してくると、この三馬鹿親子三人衆、かなりの相似点が見受けられる。揃って超短絡的で超無計画、ギリギリ切羽詰まって困った時の表情が、口を半開きにした呆けた犬みたいな顔で、親子三人そっくりなんだもん・・・(笑)これは昔から役者の演技指導に定評あるルメット監督によるものなのか?既に評価の定まった大ベテラン監督とは思えない、シャープなタッチの演出には一応感心はしました、が、いかんせんオハナシがなあ・・・。ラストシーン、明るい光の中に向かって歩いて行くフィニーの姿は皮肉以外の何物でもない。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-06 14:49:01)(良:1票)

166.  私の中のあなた 《ネタバレ》 ええ、もちろん泣きましたとも!!この映画!!催涙度のみで言えば、今年ナンバーワンの作品かもしれません。常々自分の涙と下半身には節操なしだと思っているので、散々グシュグシュになりながらも、映画としての評価はこの点数にとどめさせて頂きます。要するに「泣ける」映画イコール、少なくとも僕にとって佳作止まりの「素晴しい傑作」にはならなかったわけで・・・。なんつーか・・・、ちゃんと真っ当な人生を歩まれている方には、絶対的に支持され、評価も高くなる作品ではないかと思います。わき道に逸れて、最早正規の軌道に戻し難い「非家庭的」人間にとっては、自分が欠落人間の烙印を押されてるみたいで、ポロポロ涙ぐみながらも、疎外感というか、終始非常に居心地が悪い気持ちを味わう結果に。主役キャメロンより、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイルちゃんよりも、場をさらったのは長女ケイト役の少女の、まるで「菩薩」のようなぶ厚い唇。人生を達観した境地の人間の表情っていうのは、まさにこの映画のクライマックスの彼女みたいな表情なのではないんだろうか?すっかり肥えたアレック・ボールドウィンや、久しぶりに観たら、往年の大女優べティ・デイヴィスに面影が似てきたジョーン・キューザックら、大物脇役のキャラが結構深くまで掘り下げられているのに、肝心の父親と失語症の長男の描き方が少々喰い足りない。元弁護士という役柄はともかく、ご贔屓キャメロンの初の三児の母親役はなかなかサマになっていました。もういい加減、ルーティンなラブコメの主役は卒業して、こういう役柄にシフトしていった方が良いんじゃないかと思いますね。[映画館(字幕)] 6点(2009-10-13 16:42:42)(良:1票)

167.  おろち この原作と「恐怖」シリーズの中の『うばわれた心臓』、『洗礼』あたりの漫画が幼少の頃の私のトラウマになっています。梅図かずお原作は、疑う事を知らない清らかなコドモゴゴロにはすさまじいインパクトでした。それだけに映像化されたこの作品、イメージが損なわれそうで観ようか観まいか躊躇してました。・・・まあ無難な映画化でしょう。「阿修羅のごとく」あたりからひねった役どころに積極的に挑戦し続けている木村佳乃がいかにも望んで演じたくなるような役。原作の『姉妹』と『洗礼』をつなぎ合わせたような展開。でもこの映画だけをみたら、「おろち」が一体どんな存在なのか、分かりにくくないですか?原作読んでた自分でも、何だかよくわからんモヤモヤした存在に思えたぞ。梅図センセイの恐怖漫画ヒロイン独特の表情、「頭の両側面に手の平を当てて(ひいいいいいいいいいいいいい~!!)」の構図が出て来なかったのがちょっと残念。でも、ま、こんなモンでしょ。[DVD(邦画)] 6点(2009-10-09 11:35:24)

168.  トウキョウソナタ 《ネタバレ》 キョンキョン(←いまだにこう呼んでしまう)が先年主演した「空中庭園」(5点)は、何でも隠し事なしのオープンマインドがモットーの家庭が崩壊していくおハナシ。こちらは誰もが皆隠し事をしている家族の家庭崩壊のおハナシ。それほど「家庭生活的」なイメージではない彼女が、この手の家庭劇に二本続けて主演してるっていうのはなんだか面白い。自分は「空中庭園」より、こちらの方がより現実味と切実感があって面白かったですね。「ゆっくりと沈んでいく船に乗っているようなもの」っていう心境の中年男二人の台詞にはかなり身につまされたというか。ごくフツーの、ちょっとだけ壊れた家族が奏でる「不協和音状態」っぷりは良かったのに、突然の闖入者役所広司によって映画そのものまで後半「この3時間前」テロップ以降、かなり「乱弾気味」になってしまったのが残念。結局、ラストも何も解決されないままだし。ピアノに天才的才能を持つ次男は、特待生扱いであの学校に学費免除で合格できたって事なんでしょうか?それにしても小泉今日子の女優としての、一人の女性としての「賞味期限」の長さには本当に舌を巻きますね。そもそもの素材の良さに加え、ご本人のよほどの努力と精進の賜物なのか。何やってるのを見ても、いまだに新鮮さを失わないのは凄い事だと思います。[DVD(邦画)] 6点(2009-09-11 11:12:52)(良:1票)

169.  フレフレ少女 《ネタバレ》 体育会出身の人間として長年「援団」(←こう呼んでた)に対し疑問に思ってた事が有った。競技中相手チームに威圧感で圧倒させるのはわかるが、普段日常でも味方、つまり我々にまで威圧オーラを与えるのは、一体何の意味が有ったんだろう?って事。この映画にも登場した相手学校側の援団チームのように、彼らは常に眼光鋭く学ラン着用メンチ切りまくり状態で同級生なのにも関わらず、自分なんぞは怖くて近寄る事も出来なかったんで・・・(←弱い・・・)実は不知火学院のようにいいヤツらだったのか?今となってはどうでもいいが(笑)援団の活動を続けていく為の動機付けが、多分一番難しんだろうな~って思ったが、「自分が頑張らなければ相手にも頑張れって言えない!!」っていう、団長ガッキー嬢の発想転換は良かったと思う。ただ脚本をもう一歩踏み込んでもらいたかったのが本音。援団を題材にした映画なんてなかなかないので期待していたが、自分の疑問をスッキリ解決してくれなかったのが残念。ゴールデンウイーク中、お寺に合宿っていうのも、女の子独りっきりってのはどうなんだ?って思っちゃいましたね。いつ、ムツケキギラギラしたオヤジOB連中どもがガッキーを夜襲するんじゃないかって、別の意味でハラハラしてしまいました(笑)団員脇キャラの肉付けも今ひとつ。最後の最後まで自分たち本位で、実際に競技していた野球部員をないがしろにしていた感は否めず。でも「ウォーターボーイズ」以来の、この種の学生異種混合?映画としては程々の出来じゃないですか?[DVD(邦画)] 6点(2009-09-05 10:55:04)

170.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 このシリーズのファンの方には、「こんなんならトランスポーターじゃなくてもいーじゃん!!」って怒り出しかねない、シリーズ当初からの設定無視しまくりの無法状態になっちゃいましたね。自分の掟をかたくなに遵守し、クール且つストイック(←これ重要)に「運び屋」ビジネスを遂行していくのがフランク・マーティンじゃなかったの??途中言い訳のように「こんな事ならドライバー技術に多少秀でた奴なら誰でも良かった」なんて台詞を登場人物の一人に言わせてはいますが(笑)私見ではこのシリーズの出来は、2→3→1の順。しかしリュック・ベッソン印映画に出てくるヒロインって相も変わらず、なんというか・・・う~む・・・(これ以上はノーコメント)これはもう、自分とは女性の美に対する審美眼がはなっから異なってるとしかいいようがないですね。赤毛でラリってる姿は、思わずの○Pを想像してしまったじゃないすかあ・・・。自他共に認めているであろう、「世界一カッコいいハゲ」ジェイソン・ステイサム(特にこのシリーズの)僕は大のご贔屓スターなのでこの点数を付けます。3部作最終作(?)にきて、ありきたりなカーアクション映画に堕してしまったのが惜しまれます。「1」の後半失速とは異なり、クライマックスに向けてテンションがパワーアップしたのが救い。[映画館(字幕)] 6点(2009-08-27 11:27:08)

171.  レイチェルの結婚 《ネタバレ》 もともと目が極端にデカイ事が魅力であるアン・ハサウェイ嬢ですが、この映画ではメイクのせいか、更に輪をかけ目がデカくみえる。まさしく少女漫画のヒロイン並み、安野モヨコの漫画に出てきそうな女の子みたいです。観客をあたかも結婚式&披露パーティに擬似招待してくれたかのような、臨場感溢れる手ぶれドキュメンタリータッチの演出がここでは効果を上げています。ヒロインがコンプレックスを抱き続けている出来の良い姉、レイチェル役の女優さんが、母親役デブラ・ウィンガーの若い頃に面影が似ていて、逆にヒロインは全く似た部分がない。そういうキャスティングもヒロインの葛藤を際立たせるための巧みな計算なのかな~なんて思ったり。トラウマを抱えながらも奔放に生きてきた、彼女に共感できるかどうかが映画の好嫌をわける境目かと思います。明らかに男性よりは女性向きの作品。アンは「ブロークバックマウンテン」では失敗した、単なるカワイコちゃんからのイメチェンにはこれで成功したと思いますね。今後が楽しみ。[映画館(字幕)] 6点(2009-05-01 13:41:45)(良:1票)

172.  幻影師アイゼンハイム ノートンはやっぱりハルクみたいなヒーローものを演じるよりも、こういう悩める「謎のイケメン奇術師」的役どころがよっぽどお似合いですね。ただヒロイン役がちょっとなあ・・・少女時代は良かったんだけど、大人になってからが、骨太ガッシリ体躯であんまり貴族の令嬢らしくなかったかなと。取り立ててどうこう言うような作品でもないけれど、当時の雰囲気を巧みに再現した映像も綺麗だし、僕はまあフツーに楽しめました。[DVD(字幕)] 6点(2009-04-06 11:20:02)

173.  ブロークン(2008) これは拾い物の上品(?)なサスペンスホラー。地味でも堅実なキャスト、一人も知っている顔がいないので、展開の想像がしにくい点でサスペンスも怖さも倍増です。地味な上に茫洋としたこの原題タイトルでかなり損してますね。「鏡は横にひび割れて」(←パクリ)とか、もうちょっと良い邦題もあったろうに。この手の映画では、最早お約束と思われる「サイコ」バスルームのパロディシーンもあるし、これはなかなかの出来だと思います。サスペンス映画好きの方、DVD化のおりには是非ご鑑賞を![映画館(字幕)] 6点(2009-03-30 11:15:29)

174.  アンダーワールド:ビギンズ 《ネタバレ》 「1」を観ないまま、全く予備知識もなく前作「エボリューション」(2点)観たら、もう訳わかんなかったんですよ、最初っから最後まで。ただ独特の、正に「アンダーワールド」な世界観がちょっと気になったので、この「ビギンズ」を観ました。予想外にこれは非常に解かり易くて面白かった。中世の騎士もの、例えば「ロビンフッドの冒険」を「アンダーワールド」な世界に置き換えたって感じです。ハンサムな騎士が古城に閉じ込められた美しい姫君を救い出すのに四苦八苦し、結局無念にも失敗しましたっていうおとぎ話のような。騎士が狼に変身出来たり、可憐なはずの姫君がじゃじゃ馬だったりと、色々目先を換えてはいますが、ハナシの根幹は古典的。しかし、このシリーズ「3」まで作られてるって事は、世界中にファンが多いって事なんだよなあ・・・びっくり。確かにはまる人ははまりそうな暗黒の世界。この終わり方だと「4」も製作されそうですね。[映画館(字幕)] 6点(2009-03-15 10:17:49)(良:2票)

175.  ベガスの恋に勝つルール ラブコメとしてはごく標準の出来栄え。相変らずキャメロンはキュートやし、相手役のアシュトン君とも絶妙のコンビネーション。おすまし顔で登場するクイーン・ラティファ演じるカウンセラーとの三つ巴シーンは特に笑えました。「主人公の成長」という意味合いではなかなか脚本も手がこんでるし。でもなあ・・・これキャメロンの女優としてのキャリアを考えると、この映画ってどうなんだろ。「イン・ハー・シューズ」(7点)「ホリデイ」(8点)と、順調に単なるラブコメ女優からの脱皮を図りつつあったのに。ここでまた以前の彼女に逆戻りしましたって印象です。「三歩進んで二歩下がっちゃった」みたいな。イメチェンに失敗したかつてのラブコメ女王、メグ・ライアンの二の舞にならないよう、ここで踏ん張ってしっかり出演作を吟味して欲しいところ。[DVD(字幕)] 6点(2009-03-14 09:58:13)

176.  ダウト ~あるカトリック学校で~ 《ネタバレ》 優れた役者たちによる演技の真正面からのぶつかり合いっていうのは、観ていて気持ちが良いものです。これほどの演技合戦を観るのは、多分「あるスキャンダルの覚え書き」(7点)以来かも。それにしても年季が入った厳格校長シスター役のメリル・ストリープ・・・「マンマ・ミーア!」(8点)の弾けっぷりと同一人物と思えないほどエライ変わりようです。このヒトって役柄の硬軟関係なく、演技する事を本当に楽しんでるみたいですね。本来はこういう役柄の方が得意分野なのかもしれませんが。主要人物四人全員揃って、アカデミー賞にノミネートされたにも拘わらず、作品監督部門では何もなかったのは映画を観て納得しました。これは映画よりは、明らかに舞台向きの台詞劇だと思われます。「寄宿学校の中でのスキャンダラスな事件」という内容を小耳に挟んだ時、ウイリアム・ワイラー監督の「噂の二人」(8点)みたいな展開なのかと思っていたら思いっきり外れました。というか、こういう私の予想っていっつも当たった試しがないんですが(笑)「疑惑」が学園全体に広がるのではなく、4人のうちだけの共有という地味なオハナシなんですよね。その分心理的なサスペンスはより強くなったわけですが。メリル演じる無血サイボーグシスターが校長室で、神父ホフマンに「私は過去に大罪を犯した!」って叫ぶシーンが過去に遡っての彼女の人物像の発露という点で、特に迫力満点で凄かったです。単なる「疑惑」を一方的な「確信」だけで追及する彼女の姿は、どこぞの大国が某国を攻撃しまくった姿を投影していると言えなくもない。間に挟まる新米シスター役、エイミー・アダムスも可憐で良し!ただ面白かったか?って聞かれちゃうと「う~ん・・・・」この点数が私の答えです。[映画館(字幕)] 6点(2009-03-13 11:25:55)

177.  ロックンローラ 《ネタバレ》 これは拾い物の集団クライムサスペンス。まるで「LEON」っていう雑誌の表紙から抜け出てきたようなモデルみたいに見栄えがする役者たち、なかなか凝ったカメラワーク、流血度少な目の小気味良いスピーディーな展開と、近年マドンナに精気を吸い取られ「スナッチ」の頃の面目をすっかり失っていたガイ・リッチー監督、復活の祝砲を上げるに相応しいアクションコメディ。しかしロンドンを舞台にした犯罪ものっていうのは、ドラッグ+ロケンロール+ゲイっていう要素が三位一体ネタになってるみたいですね。ケチな小悪党を演じる主役ジェラルド・バトラー氏の男臭い魅力全開。彼にはどういう訳か、女性と愛を語っているよりむしろ、タバコの煙の中、ムツケキ男どもにガヤガヤと囲まれている方がよっぽどお似合いです。(「300」の印象がよほどキョーレツだったからか?)40歳前後の方には、ファッションの参考にもなるかと思われます。ワイルド且つスタイリッシュなカッコの数々、真似してみてえ・・・あ、予算さえ豊富にあれば。[映画館(字幕)] 6点(2009-02-21 15:46:17)

178.  オーストラリア(2008) 《ネタバレ》 うむむむむ・・・悩んだけどギリギリ6点にします。2時間45分の超大作。「ムーラン・ルージュ」バズ・ラーマン久々の監督作。アカデミー賞受賞後ここ数年、出演作チョイスに若干逡巡が見受けられた二コール・キッドマン久々の適役。やはり彼女の凛としたクラシカルで冷たい美貌には、こういうツンデレ貴婦人役が非常にぴったりくる。ロンドンから、巨大大陸オーストラリアへ、1万5千頭の牛を追いダーウィンに到着するまで「ジャイアンツ」(9点)を想起させる、風格有るスケールの大きな画作りにとにかく圧倒魅了されます。アメリカとは一味違う、風景の雄大さを堪能。実際にオーストラリア出身である、二コール&ヒュー・ジャックマン、オージーのプライドを賭けたかような両者共に譲らない力のこもった演技。ところが、後半からあまりに色々なものを詰め込み過ぎ、著しく駆け足で食い足りない。「俺は自由でいたい、束縛されたくない!」「じゃあ私の家から出てって!」・・・、どっかで聞いた事の有る恋人同士のやり取りだと思ったら、この部分は「愛と哀しみの果て」(7点)の焼き直し。何だか後半は色々な過去の大河ラブロマンスを継ぎ接ぎしたような印象。この映画、巷ではクライマックスの日本軍ダーウィン攻撃シーンについて、日本をダシにした反日プロパガンダ映画では?という意見も出ているらしいが、実物を見たらたいした事はない。第二次大戦中の日本軍ダーウィン攻撃が「歴史的事実」だとすれば、映画で描かれたような事があっても決しておかしくはない程度の描写に留まっていると私は思いましたが如何。過剰反応も程ほどに。前中半8点、後半5点。トータルで6点!鑑賞前トイレに行くのをくれぐれもお忘れなく。[試写会(字幕)] 6点(2009-02-15 11:12:01)

179.  ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー 既にDVD化されているテレビシリーズで、主人公たちが好きになった方用「ファン感謝デーサービス映画」。これ単独で観る奇特な人はまずいないでしょうが、万が一いたら、必ずあらかじめ「予習」してから鑑賞する事をお勧めします。じゃないと、しょっぱなから、主役二人のラブラブ状態デュエットから、もう付いていけない事必至(笑)私は彼らに感情移入というよりも遠い親戚の叔父さん的目線で、すっかり彼らの行く末が気になって仕方なかったのでたまらず劇場へ直行!どうでもいいけど、みんな第一作目に比べて格段に大人になりましたね~。特に主役のザック君。卒業式の彼のスピーチはまるでオバマ大統領の就任演説並みに立派。浅知恵ばかり働く意地悪ブルジョアブロンド娘、シャーペイ嬢の見せ場が「1」から徐々に減っていったのが残念。彼女の歌声って彼らの中じゃ一番好きなんだがなあ・・・。彼女の動かし方次第で、もうちょいハナシが転がったかも。しかし、ディズニー製作の映画って、ホントに観客が何を求めているかリサーチが行き届いてますよね。もちろん自分がこの作品に求めていたものはある程度満たしてくれたので満足。最終的には自分自身で決断、そして選択した彼ら一人一人の未来に幸多からん事を!♪ハイスクール・ミュージカル~!♪ソレソレソレソレ![映画館(字幕)] 6点(2009-02-13 11:40:18)

180.  フリーダム・ライターズ やっぱりヒラリー・スワンクには「PS・アイラヴユー」(5点)みたいな、コテコテラブロマンスより、こういう硬派な社会派人間ドラマの方がよっぽど柄に合ってますね。素敵な新米熱血女教師でした。男顔の彼女にはホントフツーのラヴストーリーは似合わない(笑)んで本レビュー評価の高いこの作品・・・、スラム地帯無法状態の学園ものという事で、校内レイプだとか殺人だとか、陰惨な事件が次々に起こる話なのかと思っていたら、それまで何も学ぶ事を知らずただ単に「無知」だっただけの、実は素直で優しい心根の生徒たちの成長物語なのが良かったです。実話だったんだ・・・へえぇ~。教鞭の道に没頭する彼女に、結局は愛想をつかして出て行く旦那の描写が多少お座なりだったのが残念。[DVD(字幕)] 6点(2009-02-01 09:54:00)(良:1票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS