みんなのシネマレビュー
wunderlichさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 284
性別 男性
ホームページ http://ameblo.jp/wunderlich/
年齢 42歳
自己紹介 気になった映画をつまみ食い的に見ています。
うだうだと考えるのが趣味です。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順123456789101112131415
投稿日付順123456789101112131415
変更日付順123456789101112131415

161.  ヒトラー 最期の12日間 僕はヒトラーについて詳しく知っているわけではないので、この映画を見た限りで言うと、ヒトラーは典型的なガキタイプの権力者だったようだ。基本的に、権力者は周囲の人間の予想を裏切ることで権威を成立させる。ヒトラーは成り上がりものだから、ある程度理不尽な振る舞いで周りをビビラセないといけなかったのだろう。この映画が着目している「ヒトラーの人間性」についてだが、自分の周りの人間には優しいが、遠くの人間には冷酷な一面を見せるなんて、「僕は人類を愛せても、隣人は愛せない」と作中で語らせたドストエフスキーとまるっきり反対だぁ。だから僕はヒトラーの優しさって、大人の優しさではない気がした。大人の優しさってもっと想像力をともなったものだと思う。端的に言って、ヒトラーの優しさはガキの優しさだ。だから、ヒトラーが人間的だったというより、ただのガキだったというのが僕がこの映画から受けた印象。[映画館(字幕)] 7点(2005-09-10 10:45:24)

162.  ジョゼと虎と魚たち(2003) ジョゼの魅力は、切にその傍若無人なまでの思考の飛躍にある。恒夫はジョゼの突飛な言動を面白いと感じ、振り回されることに喜びを感じていたのだろう。それはよく分かる。そして、そういった魅力が時とともに色あせていってしまうということは、もっとよく分かる。魅力と現実の比重が逆転したときに、物事は終わらざるを得ないのだ。これはとっても辛い。自分でどうこうできる部分ではないから。もし、自分でどうこうできるとしたら、それは形式的・表面的にでしかなく、つまりは自分をごまかしながら言い聞かせているだけのことだ。もしろん、そういった言い聞かせのテクニックがこの世界を駆動しているのも事実だとは思うが。だから、この映画はリアリティをもって僕に語りかけてきた。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-28 20:49:38)

163.  恋の門 この映画が示す事態は、人間が少しずつ強烈なキャラやイメージの強度に頼った自己主張をするようになっているということ。それはそれで楽しい。しかし、重要なのは、強度に頼る以上、どこかでゆるめないと、ずっと強烈なままではみんな慣れていって、さらに強度を求めるという繰り返しになるってこと。ようするにエスカレートする。あと、強度に頼ると、内容がスカスカになる。その時楽しめればよくなる。酒井若菜のかわいらしさに理由付けが難しいように。そして、深い読み込みは入らなくなる。深い読み込みさえも一時の楽しみになる。これは、果たして喜ばしい事態か? もしそうなら、僕らに残された希望は最終的なマンネリ回避として「死」ねることしかないのではないか。[映画館(字幕)] 7点(2005-08-08 17:26:55)

164.  ブラウン・バニー 《ネタバレ》 この映画はたった一つのアイデアだけを軸に展開する点において「市民ケーン」と親しい。いってみれば単純。このアイデア(オチともいう)によって、主人公の悲痛な叫びがとても映画的に増幅されている。惜しむらくは、痛みを乗り越える術が見えなかったこと。それだけ主人公の背負う苦しみが大きいということか。彼に救済が訪れるとすれば、逃れられない過去の意味づけを変えるしかない。観客が最後のオチを見て映画の前半に対する意味付けを変えるのと同じように。個人的には最初のほうのガソリンスタンドでのヴァイオレットとのやりとりだけで7点献上。あとのシーンはおまけ。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-05 23:27:04)

165.  父ありき この時代、父が息子に伝えたのは、遺伝子よりも生き様・死に様であった。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-05 23:00:59)

166.  ターンレフト ターンライト 《ネタバレ》 コ、コレハ…。主人公の二人が(かなりありえない状況で)再会したシーンで映画は終わるけど、僕が心配なのはこの二人、「ちゃんと連絡先と名前交換してそれぞれの新しい職場に向かったのだろうか?」ってこと。もしまた名前を聞き忘れたりしたら…終われない。なんか、観終わった後に妙に二人の行く末が心配になってしまって、今でも気になってます。こんなのはじめて。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 19:58:44)

167.  邪魔者は殺せ もちろんこの映画には主人公がいるけれど、他の登場人物の描写もポイントが押さえられていて、群像劇としても観れる。一体、個々にみると暖かいものをもった人間同士が、なぜに争わねばならないのか。この映画はそんな悲しい問いかけをしている。この監督は何気ない緊張感を描くことに長けていて、瀕死の主人公を巡る人々の姿がとても緊迫した美しさの中で捉えられている。タイトルからサスペンスと想像できるが、僕はあくまでドラマとしてみたほうがこの映画に合っていると感じた。第3の男に比べて印象が薄い感はあるものの、切ないラストなどの味わいは捨て難い。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 12:09:56)(良:2票)

168.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 この映画の2人の主人公の間にはいくつかの大きな断絶がある。まず年齢の断絶。そのためなのか、おそらく最後まで二人は互いを性的な存在として意識しなかったと思う。それと身長の差。シャーロットの背が低すぎるというハリスの言葉どおり、傍から見ても二人はかなり不似合いである。もちろん、互いに既婚者という制度的な制約もある。あとは時間の制約。二人とも東京にいつまでもいる訳ではない。帰国すればお互いに別々の場所に住んでいる。ハリスは大人だから、シャーロットは哲学畑の人だから、あらゆることに距離をもって接することに慣れている。二人の間の断絶は、一瞬だけ乗り越えられ、再びその断固とした姿を現わす。この監督はその一瞬を鮮やかに映している。二人が一瞬放つ光の後ろには、完全に個々の人格の匂いを消され背景化した日本人たちが闇として群がっている。 この映画はいろいろなことを聞かせてくれた。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 11:48:09)(良:1票)

169.  東京マリーゴールド 基本的にストーリーの運びとかよりも、全体の雰囲気で勝負している映画だと思う。そして、雰囲気の独特さは十分に勝負になっている。やけに狭い部屋のシーンが多いのも印象的だし。何気なく観てみると、忘れ難い。そんな感じの映画。7点(2005-03-04 08:14:02)

170.  過去のない男 題名をみて、てっきりお堅いな映画かなと思いきや、めちゃめちゃ笑える作品じゃないですか!映画自体はかなり淡々としてるんですが、見てる僕ははじめから終わりまで笑い転げてました。全ての台詞を暗記するまでみてやる! 主人公が幸福を見つけるというストーリーではまったくなく、記憶を失ったら幸せになっていたというお話。そこら辺が結構皮肉っぽくて考えさせられます。フィンランドという名前だけは知られている地域の風土を見れるのも面白い。僕はこういうの大好きだけど、派手な展開が好きな人には向かないだろうからこの点数。7点(2005-02-28 16:51:08)

171.  シャンプー台のむこうに 愛すべき小品。きらびやかなヘア・スタイルが視覚的に楽しませてくれる。ストーリーはそれほど珍しいものではないが、ラストのトータル・コーディネートのアイデアでメリハリがついている。出演者の個性もよくでていて、気楽に観れる。7点(2005-01-05 14:45:19)

172.  マーサの幸せレシピ ほっとできる映画だった。映画から刺激を受けたとか、学んだとかそういうのはないけど、なんか納得してしまった。あと、ドイツ語の響きが新鮮でいい。なかなかドイツ語の映画は観れないから本当に貴重。内容は予想を越えるものではないけど、そのおかげで安心して観れる。7点(2004-12-19 19:49:16)

173.  ekiden [駅伝] この映画が面白いのは、汗と涙のスポ根ものだからではなくて(そういう典型的な話ならいっぱいあるし…)、主人公の無謀なまでの駅伝好きにある。いったいどうしたらそんなに駅伝好きな人間ができるのか? と思わず突っ込みたくなる。もちろん理由などあるわけがない、というかあったらつまらない。その理由を巧妙に描かないまま隠しとおしたことによって、主人公に魅力的な奥行きが出てくるんだと思う。ついつい、観ちゃうじゃないか!7点(2004-12-18 15:17:21)

174.  ボクサー(1997) IRA関係の映画って、ひたすらつらい映画が多い(『ナッシング・パーソナル』とか)けれど、この映画は主役の二人の恋を描くことで悲劇的になり過ぎないよう、バランスが保たれている。だから、同じようなテーマの映画に比べるとまだ観やすい。そして、いつも思うことだが、宗教がらみの争いは、宗教がらみであるがゆえにここまで根強い&必死だし、その一方、明らかに宗教的な平和への願いとは矛盾している。なんでかな~。やっぱり、自分の好きな人だけ守るのはダメですか? 何気ない日常が一触即発の状態と隣り合わせである、というものすごい状況をエミリー・ワトソンのおそろしい演技で良質なサスペンスにしてる。そこら辺が映画としても良くできてると思う。7点(2004-11-26 15:58:26)

175.  シーズ・オール・ザット 《ネタバレ》 レイチェルは変身前の服装適当な姿のほうが光ってるよな。プロムのドレスも似合ってるけど。バイトの制服もかなり笑える。テーマ曲もすごくきれい。とても魅力的な映画だとおもう。惜しむらくは、メガネをすぐにコンタクトにしちゃった所かな。パーティーはともかく、学校ではメガネでいって欲しかった。って、明らかに個人的な願いですけど。7点(2004-11-26 07:47:10)(良:1票)

176.  きょうのできごと a day on the planet 「なんで?」と執拗に繰り返される「ガキの質問」に「ようわからへんけど」ってかなり適当に答えていることが、会話の推進力となり、はたまた次第にはっきりとした思いを形作っていくというのは、自分の経験として十分に知ってはいたけど、映画でそれを見せられたのはこの作品がはじめて。その意味で、この映画はいけるところまで人間を単純に描いている。そのおかげで逆に、人間を取り巻くシステムのようなものが浮き上がっている。見終わったあと、ふと世界とうまくつながっている気がしてきた。「命」つながりだけでなく、「時間の共有」つながりもありえるし、戦闘の絶えないこんな時代(つまり、「命」つながりが弱いってこと)だからこそ「時間でつながっている感覚」は必要とされているとひそかに思う。そう願う。7点(2004-11-17 12:52:59)

177.  とらばいゆ この映画は間違いなく、小津安二郎監督「お茶漬けの味」へのオマージュである。女流棋士姉妹という設定や、男性陣のなよなよさアップによって、「お茶漬けの味」よりも女性的な映画に仕上がっている。なによりもキャスティングが素晴らしい。主演の4人がまさにハマリ役。4人の個性がしっかりと描かれていてとても面白い。前半は少しゆったりとした展開だが、後半、特にラスト近くの緊張感はものすごい。長まわしショットを効果的に使って「気持ち」という掴まえにくいものを見えるようにしてくれる。「お茶漬けの味」もラストのテンションがすごいけれど、こちらも負けていない。小津作品と見比べても楽しいし、もちろん単独でも見ごたえのある作品だと思う。 7点(2004-11-12 11:38:25)(良:1票) 《改行有》

178.  スウィングガールズ たのしかったー。おもしろかったー。漫画的な展開が徹底されていて、完全に映画に飲み込まれました。ビッグバンドをめぐる話もおもしろかったが、個人的にはふられたフォークデュオが一番効いた。最近恋愛ものがやたらめったら「かけひき」重視な感じで、他に張り合いあることないのかあんたら? 的な中で、ここまでストレートな求愛活動を見せられるとすっきりする。しかし、「ピンポン」といい「スウィングル・ガールズ」といい、最近の青春ものはキャラの濃度がすごい。欲を言えば、もうちょっと長く観ていたかった。多分カットされてるシーンとかがいっぱいあると思うので、DVDとかで完全版が出ることを切に望む。贅沢かな。[映画館(邦画)] 7点(2004-09-14 12:42:19)

179.  ロング・ウォーク・ホーム 「正義」やら「権利」は、初めからこの世にあったのではない。重力がニュートンに発見されるまでなかったように、遺伝子がメンデルに発見されるまでなかったように。「正義」や「権利」は多くの人々によって「発見」され「勝ち取られる」まで、この世に存在しなかった。つまり、「正義」や「権利」はその性格上、人為的・人工的な側面をもっているのだ。白人と黒人は、同じ前提を共有しながら違う結論をもっているのではなく、違う前提を互いにもっているから違う結論に至ったに過ぎない。そしてこの映画が描くのは、黒人の側の前提が勝利へと進む瞬間である。抑圧されていた黒人(ある意味敗者)が勝者へと変わり、勝者となった黒人の立場が道徳的に「正義」となる。僕たちはこの道徳の一揆が成功した後の世界に住んでいるのだ。ニーチェの洞察は恐ろしいほどにあたっている。体罰にたいし「基本的人権」を訴える人は、「基本的人権」を既成概念にするためにどのような戦いがあったのか、この映画を見て考えてみては?7点(2004-09-14 12:24:33)

180.  東京裁判 強く心を揺さぶられた。公平さ・客観性といった言葉が、逆説的に不公平さ・主観性をもちうるということを学んだ。罪状認否で全被告が無罪を主張したのに対し、「有罪と認めてほしかった」という一般人の言葉が印象的だったが、その考えには欠陥があると思う。逮捕前に自殺した近衛さんらは、「悪いことをしたから」ではなくて「負けたから」自決したのだ。そもそも日本人の考える「戦い」とは、善と悪をきめる戦いではなく、勝ち負けを決める戦いであったはずだ。これは武道と総称される勝負事の基本だと思う。東条たち生き残った閣僚達は、「負けたこと」の責任を負うのにやぶさかではなく、その結果勝者に殺されることも致し方ないと考えていたと思う。彼らが「無罪」を主張したのは、自分の身がかわいいとかではなく、「負けた」けれど「悪」という後付のレッテルは受け入れられないという確固とした精神に従ったからなのではないか。そういう被告達の姿と、日本が「悪」であったと強弁する左翼の方向性をあわせながら、いろいろと考える必要があると痛感した。長いけれど、とてもいい勉強になった。7点(2004-08-25 09:29:26)(良:3票)

000.00%
120.70%
200.00%
300.00%
482.82%
5279.51%
65419.01%
78028.17%
86422.54%
94014.08%
1093.17%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS