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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. 変な家 《ネタバレ》 まずは良かった点。豪華な俳優陣が揃ってますが、一見するとその人だとわからないぐらい、 その人になりきった風貌でした。それはメイクとか演技とかが秀逸だったのかなぁと思います。 主人公と女性の二人で変な家の中に侵入するシーンで、その女性の正体が 電話で明かされる展開が個人的には一番怖かったです。 あと、デカい仏壇が真ん中にある家は全体的に不気味な雰囲気出てて良かったです。以上かな。 この変な家の間取り、その間取りの謎を取り明かしていく、というこの題材は実に興味深く、 和製ホラーに新たな1ページが刻めると期待したのですが、本作は後半から金田一耕助とか八つ墓村みたいな むしろ昔の和製ホラーの展開へと先祖返りしてるわけです。これが何より残念でして。 個人的には、フィンチャーのパニックルームみたいな密室スリラー系にした方が絶対良いのになぁと思いました。[インターネット(邦画)] 5点(2025-06-14 16:29:59) 3. リゾートバイト 《ネタバレ》 一風変わった意欲作と言ったところですか。 最初は、普通に青春映画なのかなと思っちゃいましたけど、というかパッケージだけ見たらホラーには見えないですよね。 でも結構ちゃんとしたホラーで、壁を手形や足形がババっと付いたり、尺八様っていう巨大な化け物も すごい不気味だったし、怪異の表現が秀逸だなと思いました。 かと思えば車で逃げて事故るシーンで突然ゲーム画面みたいなの入れ込んだり、 ホラー展開の次にコメディ展開入ったり、なんともシュールなんですよね。 でも嫌いじゃない、巷に数あるホラー映画の中でこういう変化球作品もアリだと思います。 バイトでやってきただけの女の子が、最終的にはプロ陰陽師みたいになってるのも面白かったです。[インターネット(邦画)] 6点(2025-06-08 12:23:10)《改行有》 4. 雪の花 -ともに在りて- 《ネタバレ》 江戸末期、天然痘が猛威を振るっていた時代。漢方が主流で蘭学はまだ馴染みがないその当時、 町医者であった主人公は「種痘」という予防法があることを知り、私財を投げ打って種痘の苗を福井へと持ち込もうとする。 奉行所に嘆願するも聞き入れてもらえず、なんとか人の伝手を頼りに、という展開。 この種痘、牛の膿を人に植え付けるという手法のため、こんなことをする医者は頭がおかしいとか、 親御さん達からはツノが生えるだの牛になるだの言われ、子供達の命を救う一心でやってるのにその子供達から石を投げられる始末。 それでもめげずに人を救いたいという一心での努力が最終的には実るわけですが、このお話のテーマは 慣例を変えることへの抵抗や反発、無理解からくる偏見等、いつの時代であっても繰り返されるであろうテーマであり 映画にすることの意義は確かにあると感じます。ただ映画としてどれほど面白かったかと言われると、正直地味だなぁと。 前半は前述した奉行所への嘆願で占められ、後半は本作唯一の山場であろう雪山を越えて苗を届けるというシーン、 見所はここだけだったかなと。途中、輩の集団に襲われて全員成敗するシーンが出てくるのですが、 全体としてあまりに地味すぎるので時代劇らしいシーンをせめて入れて盛り上げようとした感が強かったです。 日本には偉人の実話映画が少ないようにいつも感じているので本作のような映画は増えて欲しいなと思っているのですが、 実話映画として面白く見てもらうための工夫のような映画文化もまた乏しいように感じます。 本作でいえば、想像でもいいので主人公の葛藤やドラマを掘り下げる要素がいつくかあってももいいのではと思いました。[インターネット(邦画)] 5点(2025-05-23 16:09:40)《改行有》 5. MEG ザ・モンスターズ2 《ネタバレ》 巨大なモンスターが出現する映画だけあって、まさに大味な作品でした。 個人的には深海底のやたらと豊かな景色がファンタジックで好きでしたが、 あの深海とそこれから島で襲ってくる謎のモンスター、無敵すぎでしょ。 ジェイソン・ステイサムより所長の方がアクションは大活躍していたような印象。 超巨大なのに動きが俊敏すぎるメグちゃんの暴れっぷりは目に楽しいですけど、 巨大オクトパスとの戦いがもっとたっぷり見られたらさらに良かったですね。[インターネット(吹替)] 5点(2025-05-18 14:14:19)《改行有》 6. 怪獣ヤロウ! 《ネタバレ》 市長役の清水ミチコがなかなか良かったですね。 ストーリー自体はよくあるパターンと言いますか特段何か特別なものはないんだけど、 岐阜県関市が自分の市をアピールするための映画としてのセルフパロディ的内容になってるのは面白いです。 主人公は怪獣好きの設定でしたが色々あって本人が怪獣自身になるという展開に。 パンツ姿で暴れる巨人の出立ちは大日本人を思い起こさせました。 その巨人への攻撃物で市の企業をアピールしてるのが本作で一番良かったところです。[インターネット(邦画)] 5点(2025-05-15 19:28:15)《改行有》 7. マードレス 闇に潜む声 《ネタバレ》 20世紀初頭のアメリカで行われていた優生学運動を題材にした作品。 本当に怖いのは幽霊ではなく人間だという言葉を地で行く内容ですが、途中までは、 自分はスペイン語を話せず孤立していて妊娠中ということもあり不安な状態が作り出す幻覚なのかなとか、あるいは農薬のせいなのかとか、 そういうのを匂わせてはいるんですが、まぁ感のいい人なら妊娠しているメキシコ移民という段階でオチがわかっちゃうような気もします。 題材が題材なだけに重たい話で、ラストなんてその背景が字幕と映像で流れるメッセージ性の強いものとなってますが、 それ故にホラー映画の皮をかぶってることのアンバランスさも感じずにはいられないですね。まぁ見て知ってもらうためにというのもわかりますが。[インターネット(吹替)] 5点(2025-05-11 10:23:45)《改行有》 8. バッドボーイズ RIDE OR DIE 《ネタバレ》 個人的には前作より楽しめました。二人組監督もより小慣れて自由に作れてる感じがします。 ハイジャックされた飛行艇でのアクションシーンや終盤のワニ園でのアクションシーンなんかが印象深かったです。 ウィル・スミス&マーティン・ローレンスの漫談は本当笑えますよね。この二人の会話をもっと見ていたかったです。 あとマイケル・ベイがカメオ出演してましたね。[インターネット(吹替)] 7点(2025-04-30 13:40:18)《改行有》 9. トイ・シャーク 《ネタバレ》 ぬいぐるみのサメが人を襲うシーンは本当に自主映画レベルで、 イマジナリーラインすら守ってないようなシーンもあり映画の基本の基もできてないです。 そんな素人の手作り感を生暖かく見守る、みたいなのが良いんでしょうね?Z級ムービーの見方というのは。[インターネット(字幕)] 3点(2025-04-28 14:55:01)《改行有》 10. アフリカン・カンフー・ナチス 《ネタバレ》 まさに珍品ですね。大戦後、生き延びたヒトラーと東条がガーナで最強舞踏会を開催、という わけのわからないお話ですが、初っ端に「ポンコツのイタリアは除外」というパワーワードが出てきてお茶吹き出しました。 吹き替え版で見たのですがなぜかみんな関西弁なんですよね。でもこれは関西弁の吹き替え込みで完成されている、という気がします。 吹き替えの人たちの個性が光っててより面白く見れたのは間違い無く、逆に言えば字幕だったら見れたもんじゃなかったかも(笑)。 ヒトラー役の人が自ら監督・脚本して出演してるんですね。クラファンで続編の資金も確保して製作中だそうで、 こんなおバカな映画を作るバイタリティと意欲に4点を献上。[インターネット(吹替)] 4点(2025-04-23 14:01:18)《改行有》 11. パンダザウルス 《ネタバレ》 冒頭からパンダザウルスなる怪物がストップモーションアニメで登場。 なるほどこういう感じかぁと思いきやそこから夫婦の馴れ初めがインタビュー形式で始まり、 パンダザウルスの解説が延々となされる。いやほんと、誰が興味あんのよそんなこと。 パッケージだけ見ると70年代の映画みたいですけど、2024年制作です。 本当しょうもない!でもこんな自主制作みたいなのがストリーミングのライブラリにあるのだから 巷にはZ級ムービー好きが一定数存在してるんだろうな。まぁ自分もたまに見ちゃうし。[インターネット(字幕)] 1点(2025-04-20 10:34:08)《改行有》 12. 唄う六人の女 《ネタバレ》 変な映画ですけど、それなりに面白かったです。 入り口はまさしく不条理ホラーで、得体の知れない女達に監禁され、そこから脱出するという話なのかと思いきや、 この女達のまさかの正体が明らかになり、自然を守ろう的な展開に。まぁ人間も自然の一部ですからね。八百万の神の国らしい設定。 振り返ればいろんなシーンで疑問が生じるのも正直なところなんですが、シュールな新しさがそれを補って余りあることも確か。 あと山田孝之は流石の実力派俳優だなと感じました。[インターネット(邦画)] 6点(2025-04-17 16:15:01)《改行有》 13. 水深ゼロメートルから 《ネタバレ》 元々は高校の演劇だったものを映画化したんだとか。 最初から最後まで、本当に些細な話で特に何も起こらないのですけど、 同じJKが見たら、ああわかるわかるみたいな感じで楽しめるのかな?とか思ったり。 まぁでも男女というものの有り体に悩んでる様は分からんでもないです。 それにしても、プール底に砂がありすぎだなと思いました。 学校のプールって掃除しなかったらあんなに溜まるものなんでしょうか。 女の子達の演技は自然で良かった。[インターネット(邦画)] 5点(2025-04-13 16:59:47)《改行有》 14. 私にふさわしいホテル 《ネタバレ》 のんの七変化という触れ込みでしたが、最初のほうは多少笑えたのですが 瞬間湯沸かし器みたいに急に怒り狂う感じが私には演出過剰に思えてしまいました。[インターネット(邦画)] 5点(2025-04-13 16:50:15)《改行有》 15. 侍タイムスリッパー 《ネタバレ》 面白かったです。超低予算だと話題になってたので調べてみると2600万円だとか。 でも全体として丁寧に作られてるのが見て取れます。 映画って作るのに大人数必要ですから、どうしてもお金がかかるんですよね。 だから予算が少ないと、チープさが先んじちゃう。低予算映画は内容以前にそのチープさでもうダメみたいなのが多いけど、 本作は照明やからBGMに至るまで丁寧な繕いでチープさを無くそうとしてるなと感じました。 あと、何より主役の方の顔が良いです。本当に幕末の侍っぽい顔つきで、全体として配役もいいなと思いました。 タイムスリップものという題材は新しいものではありませんが、前半は笑いをとり入れ面白く、 後半は感動へとしっかり娯楽を意識した作りで万人受けするものになってます。[インターネット(邦画)] 7点(2025-04-11 16:50:50)(良:1票) 《改行有》 16. MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 《ネタバレ》 全く予備知識なしで見ましたが良かったです。小気味良い編集とテンポ、そして付随音楽のセンスの良さ。 部長のキャラと部下たちの応対の変化、楽しさからほのかな感動、そして終わり方も後味が良いです。 あと、木本事務所の崎野です〜!の言い方が耳にこびりついて離れません。[インターネット(邦画)] 7点(2025-03-22 15:14:04)《改行有》 17. はい、泳げません 《ネタバレ》 大学教員をしてる主人公はカナヅチで、水泳教室に通う。 そこで繰り広げられるのはまさしくコメディで、同じく生徒の4人のおばちゃんとの掛け合いが印象的。 彼は常に考えすぎなタイプで、何かをしようとするといちいち理屈で考えてしまう。 この辺は私も同じなのでその不器用さが理解できる。いつも考えごとばかりしている人にとって一番難しいのは何も考えないことなのだ。 それにしても泳げない人が教室に通って泳げるようになるまでのお話なんて、日本は本当に平和だなぁなんて見ていたら、 後半から途端に雲行きが怪しくなる。話が急激にヘビーになっていく。そしてトラウマチックな描写が増えていく。 この展開には少々面食らいました。そういうことだったんかい。主人公は最終的には新しい恋をスタートさせ泳げるようになる。 なのでめでたしめでたしなのだが、そこに至るまでのサクセスがいまいち咀嚼できない。 とりあえず新しい一歩を踏み出せば新しい景色が見えるぜってなところか。 悪い映画ではないけれど、感動するほどの構成力はストーリーにはなかったかも。[インターネット(邦画)] 5点(2025-03-18 16:07:37)《改行有》 18. ポスト・モーテム/遺体写真家トーマス 《ネタバレ》 ハンガリーの映画ってなかなか見る機会ないので鑑賞。 遺体写真家という職業がまず興味深いです。昔のヨーロッパでそういうのが多く撮られていて、 昔は死が身近にあったので若くして亡くなる人も多く、まるで生きてるかのように写真にとって残すという需要があったそうな。 本作はそういうのを題材にしていて、舞台背景も戦争とスペイン風邪で多くの犠牲者が出る時代。 地面も凍っていて埋葬も出来ないという状況で、この怪奇村の色彩の乏しい寒々しい画面が実に雰囲気出てます。 ただ、そういうしっとりした題材とは裏腹に、ありとあらゆる怪奇現象が次々に起こるのですがこれが結構堂々たるものでして、 悪霊さんたちがあまりにアグレッシブすぎて(笑)、日本人の感覚的には逆に怖くなくなるのですよね。 ご遺体の集合写真シーンまではまあ良いとしても、終盤は人がどんどん宙に浮いて飛ばされます。 家は沈み、燃え、水没します。臨死体験中のヴィジュアルはクオリティ高くて良かったです。 悪霊たちは何がしたかったのか、これで解決してるのか、なんだかよくわかりません。 不幸な時代で亡くなった人たちの未練が集まってああなった、ということなのでしょうか? にしても、なんで写真家が陰陽師みたいな仕事を任されなあかんのかは疑問ですが。[インターネット(字幕)] 5点(2025-03-16 15:44:36)《改行有》 19. 高速道路家族 《ネタバレ》 良い映画だと思います。本作で一番グッとくるシーンはやっぱり嫁さんが手を合わせながら別れを告げるシーンですね。 どうしようもない状況、やるせなさ、そういうのがすごく伝わってきました。 ただその後のスーパーで自暴自棄になって色々食いまくるシーンは少々演出過剰な気もしました。 全編を通して父親はほんとどうしようもない人なんだけど、精神を病んじゃってるとわかるシーンがあります。 そして後半で彼は投資詐欺に引っかかって無一文になり家族でこういう生活してるんだと明かされる。 母親も、自分の子供時代の境遇があって子供たちを学校に通わせてないと語ってました。 不幸が不幸を呼んで抜け出せないシチュエーションというのがよく絵がれたと思います。 終盤の家具屋が火事になる展開は少々ご都合さを感じたしラストは人によって好き嫌いあるかもですね。[インターネット(字幕)] 7点(2025-03-16 14:47:28)《改行有》 20. マダム・ウェブ 《ネタバレ》 興行的には大爆死、おまけにラジー賞にまで選ばれるという始末ですが、実際鑑賞してみて、そんなにひどいかなぁという印象でした。 まぁ勿論、触れ込みにあるようなミステリー要素もサスペンス要素もないし、例えば3人の女の子を置いて一人でペルーに行く展開とかも 疑問に思わなかったわけではありません。でもラジー賞映画かというとそんなひどくもなく、個人的にはモービウスよりも楽しめたと思います。 マダム・ウェブというキャラクターはほとんど知りませんでしたが、盲目の預言者と聞くとババ・ヴァンガを思い出しますね。 コミックのキャラはだいぶ年配の女性でかつ生まれつき盲目とのことで本作ではキャラ変がなされてるみたいです。 そんでそのキャラはこうして生まれた、みたいなお話なので言ってみればマダム・ウェブ ビギニングって感じ。 キャラとしては魅力的ですし、女の子3人のスパイダーガールとしての活躍もこれからだというのに、 続編はもう作られないだろうと思われるので勿体無いなと感じました。[インターネット(吹替)] 6点(2025-03-15 12:21:31)《改行有》
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