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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 天国は待ってくれる(1943) 楽天的ですね。とにかく楽しくて、難しいことは全て排除されている作品です。愛情の物語なんだと思いますが、別にそれが天国だろうが地獄だろうが正直興味が沸きませんでした。上流階級の突拍子もない感じや、お金に対して執着心のないところが鼻に付き、こういう作品を観ている時は考えないようにしているつもりでも、差別が蔓延り、格差の大きかった時代背景を勝手に考えていると、「暢気でいいですね」と思えて、鼻で笑ってしまいました。それでも最後まで観れるのは、それだけ楽しいからなんだと思います。[DVD(字幕)] 6点(2008-06-29 18:19:38) 2. 生きるべきか死ぬべきか 20世紀最悪の悲劇を、20世紀最高の喜劇にしてしまった。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-18 23:45:13) 3. 酔いどれ天使 松永の瞳に宿るギラギラとした生命力もどこか痛々しく、脆く壊れやすい人間の弱々しい姿がそこにはあった。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-09 07:51:48) 4. カサブランカ この映画のセリフの臭さと面白さが理解できた自分自身に感動。8点(2005-01-15 00:52:39) 5. 戸田家の兄妹 ひさしぶりに小津作品が観たくなり、そこで手に取ったのがこの作品。『東京物語』で心から感動した僕は、家族の崩壊を題材にした小津作品が他にもあると知り、そこで拝見したのがこれ。序盤では、なんら家族に異常はなく、ストーリーはたんたんと穏やかに進んで行く。しかし、後半に入ると遂に崩壊が始まり、理不尽で、無責任な子供達の行動の数々に、怒りを感じずにはいられなかった。壁に丸い拳大の穴を開けてしまいそうになった。そして終盤では『東京物語』では無かった、無責任な兄妹達の行動に対し、次男が厳しく説教する場面があるが、あれは非常に爽快だった。良くぞ言ってくれました!と歓喜の拍手を贈りたくなるほど感激しました。腹が立つ事もありましたが、終って見ればとても晴れがましい気持ちで胸が一杯です。この小津作品もとても素晴らしい内容の、素晴らしい作品でした。9点(2005-01-07 19:30:02)(良:1票) 6. 三人の名付親 僕が抱いていた西部劇のイメージは「ピストル、銃撃戦、男と男の戦い、生と死」などだった。しかしこの映画を観た事によって、自分が自分の中で作っていた固定観念というものにどれだけ縛られて映画を観てきたか、はっきりと気付かされた。この作品には僕の抱いていた西部劇は出てこなかった。ピストルでの銃撃戦はない、男と男の約束や決闘もない。ただあるのは、名付け子の母親との約束を死に物狂いで守ろうとする、男気であり、西部の男としての強く硬い意思だった。ジョン・ウェイン演ずるボブのピストルを持たず、子供を抱くその姿は、僕の固定観念をぶっっっ壊してくれた。まさに感動そのものだった。ジョン・フォード監督にオレンジジュースで乾杯!8点(2004-09-26 22:33:46)(良:1票) 7. 黄金(1948) ストーリーに驚く程の緊張感と緊迫感があった。自分の幸せを求める余り、今まで信頼しあった相棒すら信用できなくなってしまった男の、行動や言動には怒りを感じずにはいられなかった。ラストの終り方によってなんとか暗い気持ちにならずにすんだ。そして観賞後の今は、何故か不思議な爽快感と軽い吐き気を感じています。8点(2004-09-23 22:47:07)(良:1票) 8. 晩春 日本にも昔、こんな素晴らしい映画あった事を始めて知った。静かに始まるオープニング、それと共に流れる美しい音楽。父と娘の関係が細かく、穏やかに描かれていた。そしてゆっくりと急がず丁寧に進むストーリー。かと言って飽きたりはちっともしなかった。そしてあのラスト、言葉ではどんなに大丈夫と言っても心は嘘を付けない。独りになって、どっと寂しさが襲ってきた。あの切ないシーンも何故か美しく見える。古き日本映画は時代劇だけではなく、家族と言うものを題材にした、こんなにも素晴らしい作品がある事を知れて、そして観る事ができてとても幸せです。小津監督に9点!9点(2004-08-12 20:55:48) 9. 断崖 いろんな意味でヒヤヒヤした。お金は払えるの?ジョニーは何をたくらんでいるのか?牛乳がカルピスに見えた!リーナは殺されてしまうのか?夏はやっぱりカルピスに限る!そして最後、車で断崖を走るシーン、いろいろな緊張感を味わえて良かったです。7点(2004-07-23 15:47:43) 10. 市民ケーン 僕は途中で何度か寝てしまった。睡魔に襲われ、まぶたが重くなり、目を閉じ、数秒たって目を開くと自分が寝ていた事に気付く。それを10回以上繰り返し、睡魔と戦いながらの二時間。正直退屈だった。でも名作と言われる作品を途中止めする事は出来なかった(寝てしまったけど・・・)。この映画は理解出来ない。今の僕にはまだ・・・出きれば10年後くらいにもう一度チャレンジしたいと思う。その時にはケーンのような自分しか愛せない人間にはなりたくない。6点(2004-07-11 20:15:54) 11. 自転車泥棒 この作品から感じるものはいくつもあった。占いをくだらないと 言ったアントニオも最後は神頼みをして、天にも祈る思いというか、 窮地に追い込まれたときの人の心境の変化というのが濃く描かれていた 。そして、憎んでいたはずの自転車泥棒にまで手を出してしまう、 悲しさや虚しさも伝わってきた。作品自体の完成度の高さに驚きです。 ですが全てを通してのストーリーがあまりに暗くて、観賞後の後味 が正直あまり良くなかったのが残念。。。7点(2004-05-07 23:39:09)《改行有》 12. 第三の男 ストーリー自体、正直あまり面白いとは思えなかったですけど、 作品自体のストーリーの流れや、展開がうまく、映像の描き方が 良かったので7点。7点(2004-05-02 00:07:30)《改行有》 13. 我が道を往く ぼくみたいな子供でも十分楽しめる映画でした。話の中で流れる曲は どれも聴き心地が良くて、素晴らしい曲ばかりだった。ストーリーの 流れもすっきりとしていて、あっという間に2時間が過ぎてしまった。 最後の終わり方はとても嬉しくなりました。9点(2004-05-01 08:21:14)(良:1票) 《改行有》 14. 素晴らしき哉、人生!(1946) 自分と言うこの肉体で、そしてこの自分の命ある人生は、自分以外の誰にも味わう事も感じる事もできない。その事を深く考える事は今までなかった。考える必要もなく当り前だとおもっていたから。でもこの映画は生まれてきた事、自分の生きる道、生きていることの希望。どんなにつらい事があっても努力してがんばっていればいつかは必ず報われる。もしそうじゃなかったら、人生悲し過ぎる。生きている一瞬、一瞬が幸せで大切なんだって事に気付かされ、強く想えた。生きるている事は素晴らしい。まさに素晴らしき哉、人生![ビデオ(字幕)] 9点(2004-04-02 21:22:06) 15. チャップリンの独裁者 チャップリン作品は初めて観ました。その中でも最後の演説はチャッ プリンの真剣で強くて熱い想いが伝わってきました。演説の一言一言 に重みを感じ、チャップリンの優しい笑いと暖かい感動を感じました。 8点(2004-02-14 19:00:15)《改行有》
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