みんなのシネマレビュー |
| スポンサーリンク
【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
スポンサーリンク
2. 酒とバラの日々 理知的で美しい「良い娘」をアル中妻に貶めたのは確かにジャックレモン演じるところの要領の悪いダンナ。でもあの妻にはアル中予備軍とでも言うべき心の隙間がぽっかりあいていたのだから、彼ばかりも責められない。劇中では説明されてなかったけど、彼女の「寂しさ」ってなんだったんだろう。彼女の母親が亡くなった時、父親との間にそれまで隠されていた確執が生まれたんだろうか? 夫婦のアル中ぶりは見ている方が息が詰まりそうなほど真に迫っていて見事。苦しい時の逃げ道は酒、薬、男、女、ギャンブル・・数々あるけれど行き着く先は地獄ということを突きつけてくる映画。9点(2004-05-01 14:40:20)(良:1票) 《改行有》 3. 男と女(1966) 「愛してるわ」と女からの電報を受け取った後の男の揺れ動く心、独白がチャーミング。「あんな美人が・・・信じられない・・電報を打とうか・・いや電報のあとすぐに現れたら不自然か・・etc.」その逡巡がまさに恋。この世の春そのものなのに、肌を合わせた途端現実に引き戻されるなんて、せつないです。映像のどこを切り取ってもポストカードにしてしまいたいような完璧な美しさとあの音楽、堪能しました。8点(2004-02-06 20:01:41) 4. ティファニーで朝食を 名曲ムーンリバーに支えられた映画という印象です。化粧室にお金持ちを誘って何ドル・・・とかいうオードリーは、どうしてもミスキャストに思えて最後まで違和感がぬぐえない。最初はモンローの設定だったとか。もしそのキャスティングが通っていれば、こんなにファッショナブルな映画にはならなかったろうけど、おバカなのに憎めないホリーの哀切みたいなものはもっと伝わったと思う。猫に名前をつけないところがホリーの人生を象徴しているようでせつない。6点(2003-08-06 20:07:33)
|