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1. 荒野の決闘
ヘンリー・フォンダに保安官役を当てると言うのは、少々疑問が生じたものだが、いざ見てみると、この洗練された格好よさは、新しい「正義の人」のイメージを観客にアピールするのに、ぴったりだったと言ってよかろう。
即座に「大根役者」と呼ばれるヴィクター・マチュアも、全くそう思えない程の名演で、今まで使ってきた監督が、マチュアの良さを引き出せなかったからだと思う。
人間関係を描く事に的をしぼり、撃ち合いは最後の決闘シーンしかないが、これがまたものすごい緊張感だ。実際の決闘もかくやと思わせる。良い映画です。9点(2005-02-06 15:08:41)(良:2票) 《改行有》
2. 踊る大紐育(ニューヨーク)
アイドルから大歌手へと躍進しつつあったフランク・シナトラと、
歌も踊りもおまかせのジーン・ケリーの二人の競演。
音楽はレナード・バーンスタインとくれば観る価値はありだが、
レニーの音楽は「ウエスト・サイド」に比較すれば少々落ちるのが
難点。ただ、画面からわき上がる、「最後まで楽しませよう」と
いうスタッフの意気込みは充分。6点(2003-10-19 15:58:35)(良:1票) 《改行有》
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