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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. 続・猿の惑星 《ネタバレ》 個人的な趣味で言えば前作に負けず劣らずの作品ですネ。何しろミュータントという伏兵が凄すぎる。核汚染の地下都市で2000年も生き延び、テレパシーを殺し合いの道具に使うは、金色に輝くコバルト爆弾(って何?)を神として拝み、挙句の果てには賛美歌の最中にいきなりマスク取って血管丸出しの化け物顔を曝け出したり。幼い頃見たときは、全編最初から最後まで胸がキュンキュンしっ放しでした。原作者ブールのイメージでは「猿=日本人(軍)」ということらしいが、「ミュータント」は言わずもがなの人々でしょう。今回、見返して思ったのは、「このケダモノが…」と瀕死のテイラーが起爆スイッチに手を伸ばすシーン、って同原作者の『戦場にかける橋』と全く同じではないか!いくら原作者が同じだからと言って…。ラストの「その青く小さな星は今はもう存在しない…」という突き放した語り。こんな恐ろし過ぎるラストで納得できる分けがない、ということであと3本続きます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-24 01:49:36) 3. レッド・サン 西部を舞台に活躍するサムライという設定だけでも面白いのに、名監督と豪華キャスト、音楽と揃えば文句なし。それにしても幼い頃この映画を観た後「あんな高い所にどうやって刀を吊るしたんだろう」としばらくそればかり考えていたのでした。未だに謎。[地上波(吹替)] 8点(2007-08-30 23:56:28) 4. 未来惑星ザルドス 《ネタバレ》 荒唐無稽なストーリーに哲学的な内容を孕んだSF映画。大人のためのお伽話とも言える。野蛮人となった人類に神が武器をばら撒き、殺し合いをさせている未来世界。野蛮人のリーダーである主人公が、謎の人物の導きによって知性に目覚める。そして廃墟の図書館で偶然『オズの魔法使い』を読んで、神への懐疑が生まれるという設定は秀逸。神の住む都、ボルテックスの正体は、永遠に生命を保つシステムを発明し、生きる屍になってしまった科学者たちの象牙の搭。いかにも70年代的なノリの映画だが、とても独創的で映画の魅力は色褪せない。ラスト近くの殺戮(神から人への回帰)の場面は衝撃的だが、その後、人は限られた命で、愛し合い、子供を育て、老い、死んでいくというシンプルな真理を語って物語は静かに幕を閉じる。[ビデオ(字幕)] 10点(2006-02-06 23:30:44) 5. 赤ちょうちん 最初から最後まで暗~い雰囲気の青春映画。かぐや姫の「生きている事はただそれだけで悲しいことだと知りました~♪」という弾き語りもやり切れなくなって来る。ただ素直で分かりやすいストーリーは好印象。それに初々しい秋吉久美子と70年代の東京の風景に4点。 4点(2004-08-21 22:30:41)《改行有》
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