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1. トラ・トラ・トラ!
もともとこの映画を先に見ましたので「パールハーバー」を見たとき、どうしてもこの映画と比較してしまいました。両方とも真珠湾攻撃を題材にした作品ですが、「トラトラトラ」は史実に則ったドキュメンタリーで、「パールハーバー」はラブストーリーを面白くするために史実を捻じ曲げ、何かしら敵を持っていないといられない米国の国民性を利用してヒットを狙った駄作であると見ています。「パ」の方は置いておいて、この作品は日米双方を均等に描いています。否、どちらかと言うと攻撃側である日本の方が詳しく描いているかもしれません。皆さんがおっしゃっている通り、細かい部分では史実と違っているところもあるようですが、あの時間内で納めるには仕方のない事だったかと思っています。CGを使わず、ほとんどが実際に戦闘機を飛ばして撮った真珠湾攻撃シーンは、現在の映画を見慣れた目には新鮮に映ります。難を言えば日本連合艦隊のミニチュアや真珠湾の米海軍のミニチュアがちょっと安っぽかったかな~ってとこくらい。それ以外は見ごたえのある作品でした。ただ、この手のドキュメント風で淡々とストーリーが進んでいくタイプの映画が苦手な人にはお勧めできませんが・・・9点(2004-12-10 07:33:16)
2. タワーリング・インフェルノ
《ネタバレ》 私の中では最高な映画のひとつなんですが、ひとそれぞれですね。この映画、ともかくマックイーンがカッコ良過ぎます。ポールニューマン他大スターは、カレのセリフの少ない演技に完璧にやられてますね。現在ならばCGを駆使して高層ビルの火災を作り出すんでしょうけど、1972年当時としては最先端と思われるミニチュアを使ったグラスタワー炎上は、今見るとチャチなんだけど緊迫感も感じますね。本当に燃やしているんだから当たり前か・・・。誰かも書いていましたが、最後の主役二人の会話もカッコ良く、また印象に残りましたね。高層ビル火災を起さない方法について、ポールニューマン「それを教えてくれないか」。マックイーン「今度聞きに来いよ」。く~っいいですねぇ。DVD買ったのでしばらく見続けるかもしれません。9点(2004-04-23 13:08:08)
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