みんなのシネマレビュー |
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1. バーフバリ 王の凱旋 《ネタバレ》 二部作合わせての評価です。敵も味方も信念の強い人ばっかり(ヴァラーラデーヴァだけは最後の最後で命乞いしましたが)で、日々妥協を繰り返す自身が恥ずかしくなるほどです。合計5時間ほどですが、バリエーション豊かなバトルと踊りで飽きることがありません。途中で初代バーフバリの死というつらい場面もありますが、最終的に勧善懲悪が完遂されて鑑賞後の印象は抜群に良し。[DVD(吹替)] 9点(2025-05-07 20:20:19) 2. 教皇選挙 新ローマ教皇を選ぶ手続きなんて普段異教徒では見ることはできませんので、珍しい機会を得た感じです。ですので、物語的には盛り上がりに欠けますが満足です。おりしもリアル世界でもコンクラーベが行われます。こんな風に権謀術数が渦巻くんでしょうか?[映画館(字幕)] 8点(2025-04-23 21:29:38) 3. デス・プルーフ in グラインドハウス これはすごい。中盤のクラッシュシーン、終盤のアレだけで高得点。ある部分だけ何度でも観たい。ブルース・リーのカンフー映画みたいです。[DVD(字幕)] 9点(2025-04-23 20:58:55) 4. プラネット・テラー in グラインドハウス 美女が足にマシンガン装着してゾンビを撃ちまくる、というアイデアは突飛で良いとしてその他はバカ系ゾンビ映画の基本通りと思いました。[DVD(吹替)] 5点(2025-04-23 20:49:05) 5. ラーゲリより愛を込めて 《ネタバレ》 やりたいことは分かります。感動もしますけれど演出過剰さが目につきます。シベリア抑留は各地で日本人が何万人も死んだ悲惨な事件であったはず。それがハバロフスクでは途中からみんな自身の苦難を忘れ、単なる「山本君を守る会」メンバーになってしまっています。また、最後の演出も同じことを4回も繰り返す必要はないと思いますし、結婚式もさらなる蛇足。日本映画はなぜこう感動の演出に熱中する人が多いのか。[DVD(邦画)] 6点(2025-04-16 23:57:31) 6. Away 開始からしばらくは展開が静かなうえに無声なので寝落ちしそうになります。バイクで移動するようになってからも、状況について説明は一切なく雰囲気でなんとなく想像するしかありません。でも珍しい作品であることは確かなので観て損はないと思います。主人公が全く無感情な点だけは何とかならなかったかとは感じました。[映画館(字幕)] 7点(2025-04-13 15:27:53) 7. シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション 《ネタバレ》 メインキャラクターの外見・人間関係の再現度は高いです。ヨーロッパの俳優が演じているので余計驚きです。演出にも作り手の原作への愛を感じます。ただ、プロットは変。原作はギャグをちょくちょくはさみつつもミッション自体は毎シリーズ真面目だったはず。惚れ薬の争奪ってなんて間抜けなと思いました。[DVD(吹替)] 6点(2025-03-02 20:51:13) 8. 室町無頼 才蔵のカッコよさに尽きます。懐かしの少年漫画みたいな修行を経てチートレベルの強さを手に入れる。こういうキャラが例え進行上の必要があっても失われてしまうのは惜しいと思います。なので、終盤には才蔵は何とか生き残ってほしい、蓮田はどっちでもいいから、という気分で観ておりました。あと、北村一輝が大名役で出演していますが、この方の役者史上最もだらしない役柄かもしれません。最後も含めて。[映画館(邦画)] 8点(2025-02-23 23:05:37) 9. 告白 コンフェッション 《ネタバレ》 ヤン・イクチュンの起用ありきの映画制作だったんでしょうか、石倉がジヨンに変更される理由が分かりません。それはおくとしても、いらないアレンジをして当時ノリにノッテいた福本先生の原作を台無しにしています。あのオチはダメでしょう。[DVD(邦画)] 4点(2025-02-23 15:48:38) 10. ベルサイユのばら(2025) 原作、テレビアニメ、宝塚歌劇いずれも未体験。現在に語り継がれる「ベルばら」とは(多くが省略されているのでしょうが)こういう物語だったのかと初めて知りました。フランス革命の激動に翻弄されるオスカルのなんとカッコいいこと(苦悩する姿までも)。作画にも音楽にも気合が入りまくっています。観るべき作品です。[映画館(邦画)] 10点(2025-02-23 15:39:28) 11. FALL/フォール 《ネタバレ》 高所恐怖症です。鑑賞中背中や足の裏に冷や汗をかきっぱなしでした。地上600mの人間二人分のスペースに取り残されるなんて想像するだけで震えが来ます。映画ですがよい体験でした。劇場上映時に観なかったのが悔やまれます。二人とも救助されて終わりと思っていたので終盤は意外でした。親友の体をアレしているので主人公の新たなトラウマにならないか心配です。あと、欲を言えば、塔自体が倒れるかも?というシチュエーションがあればもっと良かったかもしれません。[DVD(吹替)] 7点(2025-02-22 13:14:16) 12. 敵 全編モノクロなこともあり、中盤から現実を見ているのか夢なのか分からなくなります。最後の?なワンシーンも含めて不穏さが満ちており、そこは作品の魅力ではありますが、やはり起承転結が不明なのはつらい。原作を読んで納得したいですね。[映画館(邦画)] 7点(2025-02-22 12:17:53) 13. そして父になる 《ネタバレ》 自然な子供を描かせたら右に出る者のいない是枝監督の作品。しかもテーマは子供たちのアイデンティティです。面白くないはずがありません。子供たちの存在に危機を与えるのは身勝手な親。特に福山雅治演じる野々宮家の父親です。インテリである彼は他人を思い通りに動かすのが当然と考えているような人物。自分の家族も斎木家の人々も配慮のない発言で傷つけます(一方で斎木家の父親 リリー・フランキーは怪しげに見えて大変真っ当に子供を愛していてびっくりします)。でも、あのラストに落とし込むためにはこの性格でないといけなかったと思います。予定調和的ですが、タイトル通り子どもが不幸になって終わらないので安心です。[DVD(邦画)] 8点(2025-01-25 23:11:08) 14. 狼たちの午後 《ネタバレ》 そろそろ面白くなるんだろう、面白くなるんだろうと思っている間に終わってしまった。大金をせしめられず、格好悪い姿を人質に散々見られた挙句逃げ切りに失敗。間抜けな強盗劇としか思えません。[DVD(字幕)] 3点(2025-01-02 21:59:53) 15. ロボット・ドリームズ 無声映画です。キャラクターのセリフは掛け声以外ありません。その代わりに感情を表現するために楽曲が使用されますが、実にマッチしています。セプテンバーがここまでカッコよく聞こえたのは初めてです。ストーリーには大きな起伏があるわけではないです。でも、心にじんわりと染みてくるような物語です。[映画館(字幕)] 8点(2025-01-01 21:50:03) 16. 96時間 進行がメチャクチャ早い!開始10分ほどで娘が誘拐され、さらに10分でパリに移動し犯人グループの一人目を捕捉。全編この調子なので退屈しません。リーアム・ニーソンが演じる主人公は、娘が電話の向こうでさらわれる事態にも無駄なく対応しており有能な元CIAの設定を活かしています。アクションはジェイソン・ボーンに比べるともっさりしていますが、かえってリアリティがあるかなというところです。いろいろ言っていますが、一番の見物は主人公の娘にかける愛情。清々しいほどに他の人間はどうなっても構わない姿勢です。どちらかが死ぬ結末だと悲劇でしたが、そうならなくて良かったです。[DVD(邦画)] 7点(2025-01-01 21:04:18) 17. 怪物(2023) なぜ可愛らしいこの子供が執拗にいじめの標的にされるのか、教師や父親の奇妙な態度は何か、いろんな違和感が終盤一気に解消され、そういうことだったか!と納得させられます。納得させられるんですが、現実にこの問題で理解されず苦しんでいる人がいるのが事実。共感が今後さらに広まることを望みます。[DVD(邦画)] 8点(2024-12-30 09:54:46) 18. はたらく細胞 多くの人に見てほしい作品です。いろんな細胞の機能を勉強できるし、何より自分を守るためにこれだけ多くの者たちが頑張っていると思えば、みんな自分の命を大切にするんじゃないでしょうか。最終版の演出に不覚にも泣けました。[映画館(邦画)] 9点(2024-12-29 22:11:32) 19. 太陽を盗んだ男 《ネタバレ》 高校教師が独力で核爆弾を製造してしまうのもすごいですが、それを使って国をどうこうしようとするわけでもない展開が奇抜すぎです。デパートでの緊迫感あふれるやり取りがクライマックスなら良かったのに。その後まだ続くの?まだ続くの?と言いたくなるタイミングが何回もあって最後にはうんざりしました(しかも主人公逃げ切ってるし!)。[DVD(邦画)] 6点(2024-12-06 23:21:53) 20. 八犬伝 日本初の勧善懲悪アクション小説と考える八犬伝が未完になる可能性があったとは。そうなれば後の創作史にも結構影響が出ていたんじゃないでしょうか。実パートの馬琴、北斎のやり取りがとにかく楽しいです(もちろん南北も)。[映画館(邦画)] 8点(2024-11-30 15:31:17)
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