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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 パート1のあまりの素晴らしさに感激して一気に2も鑑賞。単純な面白さなら1だが、観賞後の味わい深さは本作に軍配が上がる。 若き日のヴィトー・コルレオーネの物語は闇を伴いつつもずっと上り調子なので華やかだが、個人的には鬱々とした展開のドン・マイケル・コルレオーネのその後の方が興味深い。もしもマイケルがコルレオーネ・ファミリーの人間として生まれていなかったら、彼はマフィアのボスになど絶対にならなかったはずだ。そんな彼がファミリーを守るためとはいえ優れた能力を暴力的な方向に開花させていったことは大きな悲劇だった。 この作品は各所で「父権の崩壊を描いた物語」として語られている。父権が崩壊したのはマイケルの器がヴィトーほどではなかったからだ、との論調も多いが、私には崩壊したのはどちらかといえばヴィトー・コルレオーネの父権であるように思える。 マイケルは父を尊敬していたが、暴力を使って他者を思い通りに動かしていることにはおそらく最初から疑問を抱いていた。父が殺されかけ復讐心に火がついたことをきっかけにマフィアの道に入り、父よりも冷酷なドンと化していくものの、最初の疑念が心の中から消えることはない。冷酷さが加速したのも、そうでもしなければ暴力を使うことへの疑問に自分で蓋をすることができなかったからではないか。やりたくないことをやらざるを得ない時、その行為が極端化してしまうのはよくあることだ。 妻・ケイから投げかけられる疑問の言葉にマイケルは心の底では同意しているが、受け入れれば父を否定することになる。父を否定しないためにはこのままマフィアの道を突き進むしかない。その末に、マイケルはついに自分の家庭を崩壊させてしまう。マイケルが真に幸福となるためには、自分の中の「憧れの対象としての父ヴィトー」を崩壊させ、自分なりの道を進む必要があるが、そんなことは容易ではない。周囲もヴィトーを尊敬しているし、自分にも尊敬の気持ちが残っている。でも心の奥底では、マイケルはヴィトーの威光が「虚像」を多分に含んでいることを理解しているのだ。だからこそ、誰よりも苦悩している。 マイケルは正直で理知的で、暴力をそもそも好まない。それゆえに、誰よりも冷酷で、誰よりも苦悩するドンになった。ヴィトーは「自分にとっての正義」のためなら少々の暴力を使うことなどなんとも思わない、いかにもアメリカ人が好みそうな「強い」男だ。私はヴィトーよりも圧倒的にマイケルに共感する。演じたアル・パチーノは、マイケルの苦悩をこれ以上ないほど明確に深く表現していた。どれだけ称賛しても称賛しすぎることのない、素晴らしい演技だったと思う。[インターネット(字幕)] 10点(2019-12-22 16:31:34)(良:1票) 《改行有》

2.  ゴッドファーザー 自分内「有名だけど見ていない映画ランキング」の第1位だった本作。若き日のアル・パチーノ目当てに鑑賞しました。 今まで10点をつけた映画を全て9点に変更したくなるほどの最高の映画でした。10点じゃ足りない、100点。ストーリーの構成と展開、人物の魅力、俳優の演技、映像の美しさ、音楽、どれをとっても最高中の最高。ラスト近くのモンタージュシーンはカッコよすぎて興奮しました。これが50年近くも前の作品だなんて! 何も予備知識を入れずに観たのが良かったのだと思います。メインビジュアルを見ただけではマーロン・ブランドの映画なんだろうなって思っちゃいますけど、そこから想像するものを遥かに超えるものがそこにはありました。ブランド、パチーノはもちろん、トム・ヘイゲンを演じたロバート・デュヴァルが格別に素晴らしかった。今後も繰り返し観る作品になると思います。[インターネット(字幕)] 10点(2019-12-22 13:26:37)(良:1票) 《改行有》

3.  仁義なき戦い そうそう簡単に10点やりたくないと思いつつも、この映画に10点をつけないわけにはいかない。画面からはみ出さんばかりのエネルギーに圧倒され続けた。目を背けたくなるようなバイオレンスシーンの連続。俳優の演技が熱いのはもちろんだが、下からや斜めからの至近距離ショットや、カメラマンが雑踏・乱闘の中に突っ込んでいったかのように揺れ動く画面が臨場感を増幅させている。抗争を引き起こした人間関係の描写も興味を引き、こいつらどうなるのだろう、と見守らずにはいられなくさせる。ヤクザが組織運営という地味な話を思いっきりやくざ口調で話しているのがちょっと笑えたが…。確かに前半はとくに何を言ってるのかわからないし、顔がよくわからんまますぐ死ぬので主役級以外は誰が誰かわからん。でもなんか、何が言いたいのかわかってあげたくなるのだ。だからこの映画に限ってはそんなことどうでもよしとさせてほしい。そしてなんといっても菅原文太カッコイイ!!!自分内タバコが似合う男ランキング不動の一位は次元大介であったが、このたび文太がチャンピオンになった。渡瀬恒彦も捨てがたかった。渋好みの人は必見。観ておかねば大損です。[DVD(邦画)] 10点(2008-06-30 19:26:52)

4.  マンハッタン 映画をみようとしてもすぐ寝てしまう私が、最初から最後まで食い入るようにみてしまった。そしてそれがなんでなのか、はっきりとはわからないのがよかった。ウディ・アレン初体験でしたが、大満足です。[DVD(字幕)] 8点(2007-04-06 20:38:44)

5.  惑星ソラリス 《ネタバレ》 SF映画と思って観たので、その仕立ての質素さにちょっとびっくりしました。しかしドッカンドッカンした感じのSF映画があまり好みではない私にとっては良い驚き。よく考えると背筋の凍るような出来事が起こっているのに(何か背丈の低い人間が一瞬だけ出てきたがあれは何だったのだろう、すごく怖かったけど改めて観るの怖いからやめました)、そこんところは「ギャ~~~!」的なリアクションも音響も映像効果も何もなくサラッと流されてしまうところが逆にリアルでぞっとします。ちょっと間を置いてから「え、ちょっと待って今の何?」と考えてしまう。現実でもそんな感じじゃないでしょか。哲学的な面については考えるのに体力がいるのでここで語るのはやめておきます。しかし皆さん眠くなったとおっしゃってますが、確かにこうした雰囲気の映画は観るのにものすごく体力がいりますね。コンディションが良い時にしか楽しめないかもしれません。[地上波(字幕)] 8点(2006-01-10 22:59:28)

6.  タクシードライバー(1976) 主人公の英雄願望が狂気になっていく過程をデニーロが見事なまでに無気味に演じてました。彼の役者根性が怖かった。あとびっくりしたのがジョディ・フォスター。「ダウンタウン物語」でも相当びっくりさせられたけど余裕がありすぎてかわいくないところが凄い。最も印象に残ったのはこの2人の迫力演技ですが、2人の演技を引き出した監督の技量も評価すべきではないかと思います。しかし構成など映画全体を楽しむものとしてはもう少し工夫が欲しかったかも。ちょっと平凡に見えたし物足りない印象です。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-21 23:40:07)

7.  ダウンタウン物語 こんな映画があったのかぁ…という新鮮な驚き。かわいくて痛快で、邪気を持たずに観られました。ジョディ・フォスターはいい意味で可愛気がないほどズバ抜けた存在感。ファンの方は必見だと思います。ジョディだけでなくバグジー・マローン役のスコット・バイオなど、他の少年少女たちも素敵でした。子供しか出てこないギャング映画という秀逸なアイデアから派生する様々な小道具たちがどれも嬉しい心遣いで、とても楽しめます。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-04-01 00:19:39)

8.  ルパン三世 カリオストロの城 ヒットを出せず干されていた当時の宮崎監督の飢えたエネルギーと、ルパン三世への深い作品理解からくるTVシリーズへの怒りのエネルギーが生み出した、ルパン三世シリーズ中、および世界アニメ史に燦然と輝く傑作。これが予算などの制約上たったの4ヶ月で制作されたなんてまったく信じられない。 この作品の素晴らしいところは、作り込まれたシーンの数々(とりわけ冒頭のカーチェイスシーンは最高)、少ない枚数のなかで動きに動くアニメーション、ちりばめられたユーモア、魅力的なキャラクター、声優たちの的確で魅力的な演技、事件の背景にある巨悪のリアリティなど上げればきりがない。なかでもルパン三世ファンとって嬉しいのは銭形警部が原作どおり、正義感に溢れたカッコイイ凄腕警部として描かれていること。「ルパン三世」に絶対不可欠なものが、不二子ちゃんのお色気でも仲間との友情でもなく、大泥棒とキレ者刑事という緊張感がありながらもその向こうに不思議な友情を感じさせるルパンと銭形の関係であると、宮崎監督はしっかり理解しているのである。そのあたりはTV第2シリーズの大傑作「死の翼アルバトロス」や最終回「さらば愛しきルパン」にもハッキリみてとれる。逆にやりすぎて銭形が主人公かと突っ込みたくなるほどである。本作が好きな方にはこちらもDVDなどで観られるのでとてもおすすめ。宮崎監督の後の作品の原型もみてとれる。 そしてこの作品が傑作に仕上がった背景には、宮崎監督の先輩で、TVシリーズ「未来少年コナン」でもコンビを組んだ作画監督・大塚康生氏の功績も見逃せない。本作でルパン一味が醸し出す軽妙でふざけていて男くさい雑多な雰囲気は、当時を語る著書などで語られる宮崎さんや大塚さんらアニメ仲間たちの現場エピソードとオーバーラップする。こうした男くささが最近のジブリにみられないのは、もちろん子供向けに作られているからなんだろうけどちょっと淋しい。またハードボイルドやってくれないかな。[DVD(邦画)] 10点(2003-08-05 03:15:45)《改行有》

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