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プロフィール
コメント数 70
性別
自己紹介 点数での評価は苦手なので大分適当です。

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以下自分用メモ*
だめんずコップ/スタンドアップ/僕はラジオ/ファーゴ/スチュアート・リトル /プリシラ/奇跡の人/シークレット・ウィンドウ/ ペイチェック/ツイステッド/スーパーサイズ・ミー/ショーンオブザデッド/ドーン~/リクルート/ワンダーボーイズ/シャークボーイ~/ジャーヘッド/アサルト30/レッドブロンクス/アナコンダ2/嫌われ松子の一生/パニック・ルーム /ブルー・レクイエム/ケーブルガイ/ごんぎつね/ベイビートーク2.3/ディスクロージャー/コヨーテ・アグリー/ルート225/ロシアン・ドールズ/ダニー・ザ・ドッグ/SAW/奥様は魔女/ステルス/フィラデルフィア/デュークス・オブ・ハザード/パプリカ/階段通りの人々/ミザリー/蝋人形の館 /ブレス・ザ・チャイルド/テルマ&ルイーズ/わるわる探犬隊/ボーイズ・オン・ザ・サイド/がんばれ!ベアーズ/アンジェラ/チャーリーとチョコレート工場/バタフライ・エフェクト/勇気ある追跡/キャプテン・ウルフ/アンダルシア/コーラス

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
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1.  愛しのジェニファー 《ネタバレ》 素晴らしかった。ダリオ・アルジェント監督作品はサスペリア、デス・サイトと見た時には特に感じるものが私には無かったのですが、これを見て改めて見直してみようかと思いました。話は現代版の怖い童話といった感じの作りで、子供の声で歌われている楽曲が印象的。冒頭の蠅を追う、絵に描いた様な日常に溢れるどうでも良い光景(このシーン好き)から、どう見てもただ事でない感じの男が少女を引きずって行く姿を目にし、雰囲気が一変する。主人公の悲劇はそこに始まり、巧みなストーリーテリングはそのまま見る者を引き込み離さない。役者が巧いのと、それ以上に監督の撮り方、演技指導が巧みなのだと思うが、ジェニファーの一挙一動が実に表現力豊かで、時に愛らしく、時に妖艶に、男の母性本能から性まで本能を見事にくすぐる。あのジェニファーのほとんどが黒目の大きな瞳は、犬や小動物を思わせる。サーカスのおっさんに仕事を頼んで来た後に、家に戻り中を探索するシーンはすごく緊張感があった。階段を落ちる子供の玩具をカメラが追うシーン、結局何でも無かったがすごいドキドキしたし、綺麗なシーンだった。(ただ何日か経って帰って来たという事が解りにくかった)遠くで無邪気にはしゃぐジェニファーを見て、イラつきながら団長の死体を庭にベンベン埋めているシーンは妙に笑えた。ラストが余りにまんまで、最後の数分がただの消化作業になってしまったのだけが少し残念だが、最後の男の手を擦るシーンは最も印象的だった。[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-10-19 00:02:08)(良:1票)

2.  虫おんな 《ネタバレ》 良かったなーこれ。アイダのキャラクターが良く出来ていて、奥手のアイダと積極的なミスティのレズビアン2人の掛け合いが楽しい。前半はラブコメとしても普通に楽しめるかも。また後半はミスティ演じるエリン・ブラウンの、イカれた演技が小気味良い。そして虫おんなの造形がまた良い。久々にこのどチープで大迫力の感じを満喫できて大満足。監督の愛を感じた。ラストの台詞も最低に気味の悪い絵図らと、事が世界規模にも広がりそうな行く末を想像させてくれて◎。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-18 22:01:59)(良:1票)

3.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 序盤からマクレーンの神々しいヒーローぶりに拭えぬ違和感。しかしそんな事がふっとぶくらいの黒幕の見事な小物ぶりには、思わず座席からずり落ちそうになった。次世代の敵との戦いという事で、若いのはまあいいのだけれども、とにかく悪役の貫禄たるものが画面から全く伝わってこない。出し惜しみなく序盤から黒幕が組織ごと姿を晒してしまう演出自体にも問題は有ると思うが、どう考えてもティモシー・オリファントには荷が重かった様に思う(関係無いけどこの方スクリーム2に出演されていたんですね)。部下がすぐに指示に従えなかった時、自分の愛する女が殺された時、どのアクションも威厳や迫力とは程遠い中途半端なものにしか映らなかった。露骨な冷酷非道ぶり(十分非道だったけど)や威圧感を全面に出した悪役にしたくなかったのであれば、ずば抜けた知性が存分に見える演出がもっと欲しかった。でも歴代大統領のコメントを使った声明文を電波に乗せたり、信号機という電子機器ひとつを操るだけで何も知らない民衆を自分の駒の様にしてマクレーンを襲ったりと、ひとつひとつのアイデアは面白かったです。でもあかんわー。[映画館(字幕)] 6点(2007-09-03 16:02:50)

4.  ハード キャンディ(2005) 《ネタバレ》 後半の方までどちらの言葉が真実を語っているのか、完全には明確にせずどちらにも展開できる様な描き方をしている。それはそれで面白いのだけれど、その所為で何とか電話を取ろうとするシーンや、トクダさんが異変に気付くシーン等に気が入らない。終始気持ちが宙ぶらりん。冒頭から、男が縛られた状態で眼を覚ましてその後数分位までが、少女の何となく落ち着きの無い立ち振る舞いや、何処か微かに歪んだテンションなんかにいつ何が起こるのかと思い、一番緊張感が有った。そもそもトクダさんのシーンはセリフ回しも何だか妙なんだが、まあいいか。虚勢シーンは、ビデオ設置説明のくだりと始める前に男が何故感覚の有無を気にするのか、と少女に聞き返すシーンで切らないなというのは解ってしまった。お陰で痛い思いをしながら見ずには済んだので良かったのだけれども。しかしこの映画そのものは何なのだろう。やはりこういった話にするのであれば、少女は悪しき社会が生み出してしまった怪物として、暴走するひとつの悪としてしっかり描くべきだと私は思うのだが、どうも演出に彼女にヒーローイズムを感じさせるノリがある様に感じてどうも面白くなかった。自害させるというやり方も如何にも”自ら罪を償わせた””彼女が殺人を犯した訳ではない”と主張されている様で非情に感じが悪い。性犯罪もそれを黙殺する事も許される事ではないけれど、その人間を関係者か第三者か解らない少女が絶対正義といったノリで一方的に追いつめて死なせてヒーローの様に去って行く話を、スタイリッシュ(ぽい)映像でまとめあげられても、正直どうかと思うぞ。2人の演技がなければとても見れた物になっていなかったと思う。エレン・ペイジは良かった。X-MENではあんなに可愛かったのに。個人的にはソーラ・バーチ以来のインパクト。[CS・衛星(字幕)] 2点(2007-08-10 04:13:46)(良:1票)

5.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 とにかく絵が綺麗で、見ていて気持ちのいい映画でした。ただ主人公の真琴の描き方が、最初は天真爛漫で真っすぐで可愛い子だなーと思って見ていられたのですが、話が進むにつれ少し頭の回らなさが気になって来ます。カラオケの為には何度も力を使ったりする割には、女友達が消化器に当たってもそれ以上戻ろうとしないのも多少引っかかる所。制作者としては「力を使う事で他で良くない思いをする人間がいる」というのを主人公に噛み締めさせる為のシーンだったのかもしれないのだけれど、それならそれで主人公の性格を犠牲にしない演出をきちんと考えて欲しかった。それに緊張感のあるシーンもあった方が確かに作品にメリハリは付くとは思うけども恋愛が話の主軸である以上、親友とその彼女が自転車で線路に突っ込む様なシリアスなくだりが本当に必要だったのかは疑問。でも仲里依紗の声は良かった。やっぱりこなれたプロの声優さんには出せない味ってありますよね。今回の「時をかける少女」という映画においての「時」は「時空」という意味よりは、行ったり来たりはするものの「今という時」を全力でかけるという感じで、終始爽やかで良かったです。どうでも良い事も言えば、スカートの鉄壁ぷりもアニメならではで非常に良かった。とりあえず機会があれば今度ちゃんとDVDで通して見たいと思います。やっぱり地上波は酷いなあ。(その辺考慮して+1点)[地上波(邦画)] 7点(2007-08-09 09:07:44)

6.  CUBE ZERO<OV> 《ネタバレ》 今回もアーニー監督のCUBEいぢりの発表会に付き合って来ましたよー。こういう人様の名画の上に鼻毛を描く様なね、やっちゃいけない事とは解っているのだけれども(まあこの場合正式な手続きを経た上で描いた鼻毛ですが)やっちゃってくれたんなら是非見てみたいという様な、無責任な期待感を抱き今回も鑑賞。相変わらずの散らかしっぷり。貧相なアイデアの数々に、しでかしてくれました、上層部の人間の脱力必至のキャラクター造形、殺人マシンと化した軍人さんの大ハッスル。しかし哀しいかなB級映画にもなりきれていない。原作へ繋がる最後のオチも監督の「どやっ」て顔が目に浮かび苦笑い。向こうのネタバレになるのであまり触れない様にしますが、原作のラストに唯一真に純粋な心だけを持った無垢な人間がああいった結果に辿り着いたという皮肉的な意味合いを感じた私にとって、今回のそれを全て台無しにしてしまう様なこのオチはちょっと頂けないかな。というよりこのシリーズ化でやっている事って完全にリメイク作品のそれなので、ここのレビューを見るまでこれが一応形の上では正式な続編だったという事すら私認識できていませんでした。巷の広告ではCUBE3部作の完結編!とまで書かれていてびっくり。これではナタリ監督も浮かばれません。失礼御存命ですが。これを正式な続編として出す事にGOサインが出てしまった所で、一監督が口を挟める範囲の事では無かったでしょうし、まあ見る側の人間が分けて見て上げる事が一番の供養になるでしょう。とりあえず見ていて退屈はしなかったし、それなりに楽しめました。でも駄作!とほほ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-06-09 10:19:36)(良:2票)

7.  イントゥ・ザ・サン 参った。これ以上無い程に演出脚本が念入りに俳優陣の演技を殺しています。もうタコ殴りです。ムゴイ。セガールの日本語も当人が認めている様によれよれで何言ってるのかほぼ聞き取れないですし。脚本も痒すぎますし敢えてもうそっとしておきます。だいたいコロッケのシーンとか何の意味があるのか、何だか監督の部屋で無理矢理日本観光のプライベートビデオを見せられているような気分になりました。もう演出も何もあったもんじゃない。なんか内容思い出している内にどっと疲れた。[CS・衛星(字幕)] 2点(2007-03-01 20:37:52)(良:1票)

8.  エアポート'03<TVM> いわゆるもうべたべたのべっちょべちょだけどそれなりに客の入る設定というやつなので、監督の力量が露骨に出るタイプの映画だと思います。で見事とっても普通な映画に仕上がってました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-05 16:43:20)

9.  キャットウーマン 《ネタバレ》 ビューリン使い続けたワタシ鉄のよに固い無敵の肌手に入れたの事うれしネー、てな馬鹿っぽい設定は漫画ぽくてとても好感が持てるのですが、その反面で全体的に変にオシャレな雰囲気に持っていこうとしてしまっているので結果噛み合わなくなって、どっち付かずの安っぽい物になってしまった感じは否めません。アクションシーンの選曲とか明らかに間違ってるでしょう。まあ主人公が黒人女性なのでその辺の雰囲気で合わせたって事もあると思いますが、まあそれは個々人の好き好きですかね。何にせよ女性向きな色が強いので、女性で研ナオコファンの方は見てみてはいかかでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-04 18:37:17)(笑:2票)

10.  オペラ座の怪人(2004) クリスティーヌの表情がただの気の抜けたアホにしか見えない。ファントムの言動がただの困ったちゃんにしか見えない。J・バトラーのあまり知的さの感じられない漢らしい歌声も、最後まで好きになれませんでした。オペラ座の怪人自体にそれ程思い入れがある訳でもないんですが、やはりファントムにはもっと繊細なイメージを期待していたので。これだけの文芸作品をただのお祭り騒ぎにしてしまってはいけません。映像も全体的に単調で、はっとする様なシーンは最初のシーンだけ。特に歌のシーンのほとんどは何処も何故あれでいいと思ってしまったか謎。舞台ミュージカルを映画としてスクリーンに表現する事の意味にもう少し気を使って欲しかったです。[映画館(字幕)] 6点(2006-08-04 01:36:17)

11.  サイレントヒル 《ネタバレ》 原作ゲームのファンで、シリーズは全部やっていてサントラもよく聞いています。ので冷静なレビューができない事は予め記しておきます。とりあえず妥協を知らない再現ぶりにもう終始ずっとにやにや、うっとりしっぱなしでした。使われている音楽はほぼ全てがゲームの原曲そのままで、世界観も本っ当に細かいディテールまで完璧に再現されています。既存のゲーム原作映画と違い、監督の原作に対する単純なゲームファンとしてではない一表現者としての眼差し、世界観やビジュアルに対する深い愛情を感じるので、原作未経験者でも相性さえ合えば雰囲気や映像で楽しめない事もないかと思います。登場人物やクリーチャーのデザインもダリア以外ほぼ皆良かったし(アリス・クリーグは見事でした)、CGもそれ自体が目的にはならず見事な仕事をしていると思えたし、要所要所のテンポもとても良かったです(特にベネット捜査官の関連シーンはどこもかっこよかった)。あとはやっぱり映像に力有りでした(繊細な美しさが目立つ原作よりは良くも悪くも大分表現が力技になっている部分もありましたが)。とりあえずファン無視でタイトルだけ借りて有名女優にただ暴れさせている様な映画にはなっていなくて安心しました。のでもう大アマで9点。エンディングの「You'Re Not Here」に乗せた映像も最高にかっこ良かった。ストーリー展開にはちょっとお粗末な要素もありありですが、その辺の指摘は皆さんにおまかせしますー。[映画館(字幕)] 9点(2006-08-02 17:37:36)(良:1票)

12.  オータム・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 この映画どちらつかずの視点で描かれているせいで、あくまで「物語」でそれ以上でもそれ以下にもなっていません。結果どちらにも感情移入しずらくて、どうも一緒に盛り上がる事ができなかったです。でもウィノが倒れるシーンは3度ともとても綺麗で、苦痛に歪む表情を一度も直接は見せない様に演出しているし、最終的に美しい見た目も全く崩れぬまま愛し愛されながら召されるので、有る意味徹底して綺麗な映画にまとまってはいるとは思います。 世の中こういう映画もたまには必要なんだす。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-07 19:40:18)

13.  CUBE2 この続編で監督がやっちゃいたかった事って言うのはある程度推測していて、割り切って見た部分もあるので、全体的に下品な仕上がりでも割と自分は楽しめたのですけれども。やはり原作の純粋なファンには続編を名乗る映画でこんな横暴なオチをかまされては納得いかない事でしょう。ムムー。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-06 16:40:15)

14.  オリバー・ツイスト(2005) 《ネタバレ》 フェイギンにとってあの生活を続けて行く中で本当の宝物、宝石達はいつしか子供達自身になっていたのでしょう。私欲と最後まで戦いながらもその事に最期に自分でも気付いたのではないでしょうか。ベン・キングスレー巧いなー、ラスト本当に泣きそうになって嗚咽が出かかりました。オリバー少年は本当に宝石の様でキラキラしていて、終始眩しかったです。真の純粋さとはこうも美しく残酷で尊いものなのだと感じずにはいられません。[映画館(字幕)] 9点(2006-02-06 14:35:28)

15.  ネバー・ダイ・アローン 《ネタバレ》 不器用で人を傷つけながらも必死に真直ぐに生きた漢に感動!とかいうんでも何でもなくて、コイツただ自分の欲求満たす為に好き勝手に振る舞って、人の人生メチャクチャにして。最後になって、贖いだとか、もう何、本当。そういう話描く事自体は全然良いんだけど、何かその生き様に対してある種肯定的な雰囲気を全体に感じたので、とても駄目だと思います。デイビッド・アークエットが好きなので1点。[CS・衛星(字幕)] 2点(2006-02-02 09:52:33)

16.  グッド・ガール 《ネタバレ》 脚本以外は全てかなり良かったです。片田舎のゆったりとした時間感覚が伝わってくる感じの、涼しげな空気感のある映像はすごく心地よかったし、キャラクターの造形もなかなか素敵だったし、音楽も好みでした。ただあの内容は、、台詞回しにもリアルさは感じれどセンスは感じれず。つーかこの主人公酷すぎでしょ。確かにホールデン困った子だけども安易に殺そうとしちゃいかんよね、本気でないにしろ。自分でまいた種だってのに。揚げ句追いつめて死なせちゃったし、可哀想なホールデン、若いのに(合掌)。最後も適当な誤魔化し方して同僚の警官に怪我させるし、とんだバッド・ガールですよ。脚本家は何がしたかったんでしょ。ってこれ脚本そのマイク・ホワイトなんですね、びっくり。まあジェニファー頑張ってたけど、どう考えてもやっぱりこの役には向いてなかったと思います。全体の雰囲気が悪くないだけに少しもったいない作品にも思えました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-03 04:08:32)

17.  シン・シティ 《ネタバレ》 面白かったです、冒頭のシーンでガッツリ引き込まれました。漫画の世界観を徹底して追及し過ぎてアニメになっちゃった様な映画ですが、良いんじゃないでしょーか。従来のアメコミ原作映画って画面で表面的にコミック的な表現の味付けはしていても、演出ではあくまでリアルさの中での迫力を追及していた様に思います。それがこの映画では大男のただのパンチ一発で人が吹っ飛んだり、怒りの鉄拳で頭が跡形も無く粉砕したり、向かってくる車が今にもオノマトペが見えそうな激しい躍動した動きをしたり。容赦のないその演出はコミックを見ている時の興奮そのもで、面白かったです。あとナレーションの多様は、そういった世界観を少し客観的に見せ自然に作品に入り込むのに一役かったのかなとも思います。あと映像。白黒映画というのは映像が鮮明になればなる程コントラストが弱くなり絵がぼやけます。この映画も意識している所を除いてやはり全体的に薄墨の様なグレー色の印象が残りましたが、それがこの映画では不格好なものにはならず寧ろその中でのカラーがとても自然に際立って良い感じに色の印象が残りました。個人的なシン・シティの三原色「赤」「黄」「白」。この白が色として非常に効果的に主張していた様に感じました。ハーティガンのなびくネクタイやマーヴの顔のテープ、ケヴィンの眼鏡の白等とても印象に残っています。コートに付いた血や大量に流れ出る血を蛍光塗料の様な鮮やかな白色で表現したのは全体の退廃的などよーんなムードがよりスタイリッシュにまとまって良かったと思います。シルエットの白ヌキの挿入も華麗でした。後はもう各俳優さんの演じっぷりに感動。ブルース渋いし、ミッキー・ロークもニック・スタールも良かった。今回の目当てでもあったデルトロさんは出演者の中でも最も渋い役者だと思ってたんだけど、この役見事にハマッてましたね。すげー。でも今回イライジャが一番強烈でした。あのての演技って本当に実力と雰囲気持ってる人じゃないと寒い事になり兼ねなくないすか?何というか、見事だったと思います。とにかくトリッキーで熱い映画でした、面白かった。関係ないけどディック・トレイシー思い出しました。[映画館(字幕)] 8点(2005-10-02 18:11:25)

18.  28日後... 《ネタバレ》 最初の暴動を起こしている人間の歴史の映像、感染者を撃ちまくってはしゃぐ軍人、その他諸々の展開というのはやはり、怖いのは病気や感染者ではなく人間自身だ、人間の本質はこの映画の感染者達と同じものなのだと言う事なのだろうか。その上での「感染者に未来はない」の台詞というのは、人間の未来への警鐘なのだろうか。それは流石に考えすぎか。というか冒頭の猿の意味は何々だ。等と散々考えが迷走に迷走を重ね脳みそが筋肉痛になってしまいました。この手の映画はメッセージは見える範囲に置いて後は映像美に、エンターテイメントに徹してください。とりあえず、感染者の俊敏な動きはなかなか美しかったです。眠っていて独り置いて行かれる夢を見るのも怖かったけど、正直一番怖かったのはセリーヌが感染した仲間を一瞬で叩き殺したとこ。あれはゾッとした。ていうか血が目に入っただけで感染するのに平気でボコボコ殴りすぎですよ。感染者に襲われて惨い死に方をする仲間の描写が無いのもどうなんでしょう。最初の所でも2匹がかりでタックルして来ても結局、乗っかってウガウガ言ってる内に始末されちゃうし。最後の軍人感染者も結局血吐きかけるだけで、感染させると何故かそれ以上攻撃しないし。捕まるとこれだけ悲惨な目に合うのだという明確なイメージを与えてくれねば、その後の感染者に追われるシーン、戦うシーンでの緊迫感の減少は目に見えているのに。案外それってこの映画の大きな敗因の一つの様な気がしますよ。B級スプラッタになるのを恐れたかな。あと私的にはやはり主人公の彼は死なないとまずいんじゃないかなーと思います。劇場版が見たいな。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-06 23:50:32)

19.  コンスタンティン 《ネタバレ》 スケールの大きい話なのに、こじんまりとした世界観の中で終わってしまった感じでした。人間界が特に大混乱になる事もなく、というか終始全く知られる事も無く、ほとんどが内輪で街の中を行ったり来たりしている内に解決してしまいました。アクションシーンも全体を通してコレと言ったものは特に無く、遠路遥々やって来たマモンも、結局何もしない内にあっさりお父ちゃんに家へ送り返されるし。敵も味方もそれほど大暴れする事なく、何か中途半端なまま終わっちゃったかな。話や設定にも特に新鮮さは感じず、悪魔のデザイン等も今まで通りのベタなイメージに徹していた感じです。それと妙に説教臭いのも、あまり頂けない。ただ濃厚なルックスの役者陣や、彼達のいかにもなコスチュームやキンピカの”聖なるショットガン”等のアイテムは、アメコミ!な感じでかなり好感が持てました。[映画館(字幕)] 6点(2005-06-06 20:07:40)(良:1票)

20.  S.W.A.T. 《ネタバレ》 ちょっと見づらい映画でした。前半と後半で完全に二分割できるようなまとまりの悪さ。特にその後半の、画面のどこで何が起こったのか解りづらい演出に緩急つけずにドタバタわめきっぱなしの展開には緊張感は全く感じられず。全体を通して構成力や演出力の弱さを音楽で持って行こうとしてる感じが強いです。前半、メンバーを集めていく過程をわざわざ一人一人描いているのにも関わらず、それぞれの個性を活かした演出も終始ほとんど見られないし。アクションも中途半端、人間ドラマも中途半端。監督は一体この映画で、何処を魅せたかったのかが解りやせん。設定は面白いし、役者さんが結構良い仕事していただけにもったいない。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-05 14:38:30)(良:1票)

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