みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. 17歳のカルテ 「カッコーの巣の上で」の女性版?と思いながらビデオを鑑賞したがどうもスッキリしない!「カッコー・・」が尊厳や愚か?な人間が築き上げた管理制度などの、重いテーマなのに対し 本作からはそのような印象はほとんど感じられないからである。後日 雑誌のインタビューで「オズの魔法使」同様 人が回り道をして帰っていく成長過程を映像で綴ったとの監督の記事を目にしてやっと落ち着きました。不完全さこそ、完全な人間の証でしょうか? 多くの人達がジョリーの演技を絶賛しておりますが、ウィノナの目線の動き(ぶれ)やウーピィーの抑えた演技も賞賛に価すると思うし 他の女優の演技の応酬も見応えがあります。。。。。 8点(2002-11-16 03:44:22) 3. 羊たちの沈黙 Alexander 'Alex' DeLarge 、 BONNIE 、 CLYDE & Dr. Lecter映画史上にその名を残す「時計じかけのオレンジ」(何を考えてるのか解らない人達の意)のAlex、アメリカン・ニューシネマの傑作「俺たちに明日はない」のClyde BarrowとBonnie Parker、しかしながらDr.Hannibal Lecter は いかなる有名犯罪者!とも一線を画する 。本作の最も特質すべき点は、Dr.Lecterが最も恐れられてる凶悪犯にもかかわらず、その壮絶であろう場面を想像しえないことかもしれない。その優美さは、ときにドラキュラ伯爵のようでもある。当時Jodie Fosterはすでにヘッドライナーだと記憶してるが、Anthony Hopkinsはそれほどでも無かったのではないだろうか?賞賛のHopkins氏の演技ですが、何度もこの映画を見ているうちに私にはオーバーアクトに思えてくる。自由奔放に抑えを感じさせない演技は 見れば見るほど多少の不快感をともなってくる。これは おそらく監督の方針(本作は失礼ながら、まぐれ当たり?)かもしれない。。。。。が・・・・・・テネシー州でのStarlingとDr.Lecterとの鉄格子ごしのバストショットの応酬は圧巻の極み、奥底をさらけ出すSEXのような錯覚さえ起こしてしまう9点(2002-11-15 04:54:37) 4. ノーバディーズ・フール ...血と暴力とSEX... 今の映画を彩る要素がこの映画には存在しない。。実に美しく静かで優しさに溢れる映画。 ささやかな出来事を通しての人物描写が素晴らしい、脚色も手がけたベントン監督の冴えをみる。 主演のPaul Newmanもけして出過ぎることもなくバランスがいい。 ・・・ガム・・・ Sullyは気づいていく、自分がガム一枚を持っていることを。。。。 それがどうしたって??? ガム一枚を持っていれば、それを半分に切って分け与えることができることができるじゃないか!! そして彼も小さなガムの切れっ端をもらっていることを。そう「だれも馬鹿じゃない」。。。。 「暴力脱獄」のLUKEが生きていれば たぶんこんなお爺ちゃんになっていたのかな。。。 9点(2002-11-09 03:55:08)(良:1票) 《改行有》
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