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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ジーザス・クライスト・スーパースター 初めて観たときは、こんなロックンロールたっぷりで、なのに舞台は古代でキリストを描いた物語っていう妙な組み合わせにちょっと戸惑い、笑えたりしたところもあったんだけど、再び観たとき、一転してすっごく魅了されてしまった!豪華な建造物やセットなどがない、ほとんど砂漠地帯の遺跡みたいなところだけが舞台っていうのが、昔の映画なのに何だか斬新に感じたし、ジーパンやサングラスや戦車や飛行機まで、現代のものと古代のものが一緒に出てくるのも自分は面白いと思った。次元を超えたちょっと異世界的な場所。あと、出てる人たちが芸達者~。ジーザス役の人、声の張り上げ方や見た目が、だんだんB,zのボーカルの人に見えてきた(笑)。喜怒哀楽の心を持ってる、ひとりの人間なジーザスや、彼に対して疑問を持ったり、自分のしたことに思い悩み、常に苦悩するユダも印象的だった。あと、自分は聖書に詳しくないから登場人物がよく分からなかったんだけど、ピラト王役の人が存在感すごくてカッコよかった。曲も好きだし、一つ、なぜか音があんまり良くないのが気になったけど、観るたびにハマっていく映画でした(^^)[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-20 23:18:39) 2. 屋根の上のバイオリン弾き 屋根の上のバイオリン弾きって、主人公たち民族の培ってきた伝統を守り続けることで暮らしている自分たちを比喩したものだったのか(ていう感じか!?)後半が物悲しかったけど、迫害されても彼らの場合は悲惨な運命を辿るんじゃなくて、新しい場所で再びやっていける希望があるって感じられたのが救いでした。音楽は、自分は冒頭の「トラディション」とそれに続くオープニングのバイオリンの音色がとても好きです。「一家を支えるあるじ、それがパパ~!家の中で家事をし家庭を守るのがママ!10歳で商売を学び許婚を決められる息子、母親から家事を教わり父親の勝手に決めた相手と結婚する娘!・・・」日本もちょっと昔までは同じような生活だったんだろなと思い、大変な暮らしかもしれないけど、何だか微笑ましくてうらやましくも感じた。みんながいつもせわしなく働いていて、村人の結婚の仲介をするおせっかいな世話好きのおばさんとか、成金の人や村人の相談を持ちかけられるラビ様とかいろんな人がいて、それぞれがかけがえない存在で助け合いながら生きて行くのってやっぱりいいなと思いました。8点(2004-09-05 01:09:58) 3. ルパン三世 カリオストロの城 多くの人の感想通り、宮崎監督作品として観れば、彼らしい痛快で王道的なストーリーで絵もそれらしくて楽しめるけど、ルパン三世の話として見ると、キャラクターや世界観に少なからず違和感を感じてしまい、どちらの作品として重点を置いて観ればいいのか戸惑ってしまうという印象を持ちました。自分はジブリ映画ファンなので雰囲気もストーリーも好感が持てたけど、ルパンの物語として見るとどうしても爽やかすぎて(笑)もの足りない気もしました。7点(2004-06-22 23:47:11) 4. 太陽を盗んだ男 もう10年位前に、深夜テレビでこの映画をやっていたのをたまたま見かけて、見始めたらクギ付けになってしまったのを覚えてます。タイトルも知らないままだったけど内容は強烈に印象に残っています。沢田研二の怪しいカッコよさとハマった演技に驚かされて、「もし今だったらキムタクあたりがこの役をやりそう~、でもそれ以上の魅力と存在感があるかも、スゴイ人!」と当時思った。この映画の批評に「邦画はアメリカ映画に及ばないといわれるけど、この作品を見ればそんな事言えなくなる」みたいに広告に載っていたことがあったけど、それを読んで「うん、うん!」とうなずかずにはいられなかったです。8点(2004-04-11 01:58:47)
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