みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. U2/魂の叫び 『Sunday Bloody Sunday』で”革命なんてファックだ”と叫び、続く『Pride』で大観衆と合唱。 凄い、ライブでもスクリーンでもないテレビ画面なのに、迫力とパワーに圧倒され、興奮する。 考える事は誰にでも出来る。知ろうとする事だって誰にでも出来る。だけどその先、実際に行動に移れる人間というのはそう多く無い。 Bonoはその活動により、テロの標的リストに名を連ねていたそうだ。 彼らはまさに命をかけて、その魂を叫び続ける。命がけだからこそ伝わるものがある。 『All That You Can't Leave Behind』でU2を初めて聴いた自分にとって、この映画はクラシック。昔のU2はCDでしか知らない。 確かに『POP』と『War』ではビックリするぐらい音楽が違うが、どちらも同じぐらい好きだ。 変化とは前へ進む事であり、変化を恐れる者は進む事が出来ない。 命をかけて自らの意思を貫く事、口では言えても実際にやり抜く事の何と困難なんことか。 その音楽、その生き様、Bonoは自分が最も尊敬する人間の一人。 8点(2004-07-28 01:11:18)《改行有》 3. ストレンジャー・ザン・パラダイス 数秒間の黒い空白に仕切られた、四角いモノクロの映像たち。 一つのカメラに映されたそれらが、何て事の無い日常を映し出していく。 喩えるならばアルバムを開いている感覚。6点(2004-06-01 20:07:18)《改行有》 4. U・ボート 幻想という名の希望、現実という名の地獄。血と汗と糞尿とオイルに包まれた航海日誌。今日も青い地球が赤黒く染まる。6点(2004-05-27 20:37:36) 5. サブウェイ まとまりもバランスも無い、剥き出しの面白さ。ギラギラとしたエネルギーが満ちている。バンドの演奏は何だか分かんないけどスゲェカッコいい。なんでか分かんないけど、こういう興奮は理屈じゃない。映画っていうのは理屈じゃない。5点(2004-05-24 21:46:36) 6. ディーバ ガラクタの山からクズ鉄を何個も拾い集め、それらをくっつけて青いスプレーを吹きかけた芸術作品。 こんな映画をリアルタイムに観ていたとしたら、映画に対する価値観は1080度ひっくり返ったとすら思える。 有限の物語と無限の音楽、夢幻の色彩。 すべてが胸をグッと震わす。8点(2004-05-22 15:55:41)《改行有》 7. ソルジャー・ドッグス ジョン・ウーの真の意味での原点と言える作品。とにかく人肉ステーキが頭にこびりついて、他はあんま覚えていない。5点(2004-03-23 14:53:23) 8. ミシシッピー・バーニング 「憎しみを7歳までに教えられた」、ここに真実があるような気がする。人間は決して憎しみ合うために生まれてきたわけではない。自由、とは自分の力で物事を考えることが出来ること。ミシシッピーの子供たちは大人たちに差別という絶対的な価値観を植えつけられ、多くの血が流れ、炎が上がった。例えば現在の北朝鮮の子供達だって、外の世界から隔離された状態で、大人たちに勝手な価値観を植え付けられている。純粋な子供の瞳を憎悪で濁らせないために。「見ていないふりをしていた者にも罪が有る」、この言葉が胸に残る。7点(2004-03-02 16:47:41) 9. 必殺4 恨みはらします グツグツと煮立った醤油みたいな、異常なハイテンションと濃さで突っ走っていく映画。80年代後半の日本の雰囲気がそうだったんだろうけど、いま観たらチトしんどい。4点(2004-02-11 15:04:42) 10. ニンジャ(1984) 何で忍者なのに白昼堂々出てくんだよっ!とか、何で蜂の巣になるまで撃たれても全然死なねぇんだよっ!とか突っ込んで笑っていたのも最初の15分。次第に本気で飽きてきて、それは段々怒りに変わってきて、最終的には人生の大事なひと時を無駄に使ってしまったという強い後悔に襲われる作品。言い出したら本当にキリがない。白い煙をちょっと出すのと木登りぐらいしか技を使えないニンジャ。マギー司郎だってもうちょっとマシなことやるぞ。じたばたと逃げ回るニンジャのとにかくカッコ悪いこと。アメリカではこの映画が「ニンジャブーム」を巻き起こしたらしいが、日本人からしてみればえらい迷惑である。訴えれば勝てる。ポルターガイストあり、エアロビクスあり、変な儀式あり、そしてモチロン鳥居も登場。最終的には何故か少林寺のような集団まで飛び出してくるというクレイジーアクションムービー。そして何に一番驚いたかって、この映画さえもしっかりと登録されていたということ。さすがみんなのシネマレビュー。Z級映画好きの方は是非! 1点(2004-01-12 22:32:22)(笑:1票) 11. 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 アムロがガンダムを降り、シャアとの対決がモビルスーツを使わない生身の1対1であったということからも、この物語がロボットものではなく人間ドラマであるということがよく分かる。まさかここまで感動できるとは思っていなかった。アメリカに「スター・ウォーズ」があるなら日本には「ガンダム」がある、この作品の凄さを実感させられた劇場版三部作でした。7点(2004-01-04 20:37:56) 12. 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 ガンダム初体験。アムロ以外の人物にもスポットが当てられ、さらにキャラクターの死もあり一層ドラマティックなストーリー。アムロの苦悩もますます深まって。 ジオンが悪いのでも地球連邦が悪いのでもなく、「戦争」そのものが悪い。その戦争を起こしているのは一般人には関与できない一部の人たちであり、罪も無い人々が、子供達でさえも次々とこの黒い渦に巻き込まれ、死んでいく。この怒りをどこへ向ければいいかも分からず、生き延びるためにまた戦場に出るしかない。この非情さ、虚しさ。こんなにも戦争を描いた物語というのはそうは無い。これがガンダムがガンダムである由縁なのだろうか。7点(2004-01-04 20:22:14) 13. 機動戦士ガンダム 自分にとってはガンダム初体験。バトルシーンは20年以上前とは思えないほど迫力があり、予想と違った勧善懲悪ではないストーリーに引き込まれる。 モビルスーツを見る限り、地球連邦の方がジオン公国よりセンスがいいんだなぁ、なんて言ったらファンの方に怒られちゃうかな。7点(2004-01-04 20:14:07) 14. 愛と復讐の挽歌 香港の「ゴッドファーザー」といった感じ。チョウ・ユンファの風格がこの映画の肝。6点(2003-11-08 16:51:21) 15. 少林寺 ハッ、ハッ、ハッハッって家で練習した。7点(2003-10-17 20:56:26) 16. ゴッド・ギャンブラー チョウ・ユンファの風格。まさにゴッド・ギャンブラー6点(2003-10-14 21:23:58) 17. 誰かがあなたを愛してる やはりチョウ・ユンファが走るシーンでしょう。思い出すとジーンときます8点(2003-10-14 21:23:02)(良:1票) 18. 男たちの挽歌II 台詞やアクションは素晴らしいが、映画の中から溢れ出てくるパワーとしては前作の方が上。8点(2003-10-14 21:11:54) 19. 男たちの挽歌 血が煮え滾るほど熱い、男達の男達による男達の為の世界。「恥ずかしい」と言って一歩ヒいてしまうか、それともこの友情に、この仁義に心を震わせ涙するか。自分は俄然涙する!! 9点(2003-10-14 21:11:40) 20. 狼/男たちの挽歌・最終章 人間も映画も完璧なんてものは存在しないと思う。ただ、もしも完璧というものが存在するのならば、その言葉はこの映画にこそ相応しい。香港ノワールの頂点にしてジョン・ウーの最高傑作。どの1秒を切り取ったとしても、完璧なまでに満たされる美。音楽が流れ、スローモーションでユンファが飛び、弾丸の雨中ハトが飛ぶ。ただそれだけで、ああ、涙が出てくる。消え行く男の誇りへの鎮魂歌。9点(2003-10-14 21:11:21)(良:1票)
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