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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ゴジラ(1954) 「ゴジラシリーズの中にあってこの第一作だけは別格」というのは、周りの評判で聞いたことがあったので楽しみにしていたのですが、たしかにこれは凄い映画ですね。原爆や戦争といったものへの重いメッセージが感じられる気がします。単なる悪者と言い切れないゴジラの存在が圧倒的です。その他、何か陰を感じさせる芹沢博士の人物造形が印象的でした。8点(2003-10-18 14:02:09) 2. 裏窓(1954) 作品の内容は本当にシンプルですが、とても楽しませてもらいました。「羊たちの沈黙」といった後の本格サスペンスと比べると、謎解きや雰囲気の重厚さで分が悪い点もありますが、安心してみることが出来るという点では良質なエンターテインメント作品だと思います。それとグレイス・ケリーの美貌にちょっと見惚れてしまいました・・・8点(2003-10-18 13:25:39) 3. 大人は判ってくれない 僕はトリュフォーの映画はこれしか見ていません。たった一作しか見ていない監督の作品にコメントを書く事の無謀さはよくわかっていますが、それでもこの作品に関しては何か一言せずにはいられません。僕が育った環境はもちろんアントワーヌのそれとは違いますが、それでも彼の感じている孤独が、他人事と思えないのです。10点(2003-10-18 01:46:22) 4. 十二人の怒れる男(1957) 高校生の時に英語の授業でこの映画を見ました。初めは「何だ白黒か」とか「全然場面が変わらないじゃないか」とか内心文句ばかりで、まぁ要するにまともに見る気なんか無かったのですが(むしろ寝る気でいました)、見始めたら面白くて、結局寝るどころではありませんでした。モノクロの古い映画なんか見る気も起きなかった頃だったのですが、この映画を見て少しそういう古い映画に興味が湧いたのを憶えています。8点(2002-05-31 13:51:19) 5. 羅生門(1950) 個人的に思ったほどではありませんでしたが、それなりにのめりこんだし、良かったことは確かです。僕は芥川の原作『藪の中』は好きではないのですが、この映画は好きです。雰囲気は濃厚だと感じました。7点(2002-04-05 00:34:48) 6. 突撃(1957) 前半の戦闘シーンはすごい迫力でした。戦争の負の面を徹底的にリアルに描くところは『フルメタル・ジャケット』にも通じるところがあると思います。しかしマイケル・ダグラスは本当にお父さんとよく似てますね。7点(2002-03-30 18:08:19) 7. 非情の罠 ラスト近くはかなり面白かったです。最初は結構退屈しましたが、時間が短いので我慢できました。6点(2002-03-30 02:35:42) 8. 生きる 志村喬の演技が忘れられません。「みつお~、みつお~」という呼びかけが入る回想シーンが、哀しすぎます。8点(2002-03-25 17:53:23)(良:1票) 9. 現金に体を張れ サクサクとテンポ良くストーリーが進む気持ちのいい映画でした。何だかエンターテインメントに徹していると言った感じで、純粋に楽しめました。あと余談ですが、スターリング・ヘイドンの素晴らしい饒舌がテンポの良いストーリー進行に見事に合っていて、すごく良かったです。もちろん英語の内容は全くわかりませんでしたが。8点(2002-03-17 23:59:08) 10. 知りすぎていた男 <ネタバレあります>見ている途中で幾つかネタの予想が付き、思ったほど楽しめませんでした。話も何だか退屈なところが目立っている上、予定調和的に流れているような気がしました。<ここからネタバレ>ただシンバルの場面の緊張感は、ハッピーエンドがチラついているとは言えさすがと思わされました。「わかっていてもヒヤヒヤしてしまう」と言うツボは押さえていると思います。5点(2002-03-13 00:20:08) 11. 勝手にしやがれ 『気狂いピエロ』はよくわかりませんでしたが、この映画は面白く見ました。個人的に退屈した場面もあるのですが、今見てもカッコイイ映像であることは確かだと思います。僕は見る前からこの映画の結末を知っていたのですが、それでも後半からの緊張感に満ちた展開には結構ドキドキさせられました。7点(2002-02-24 00:41:13)
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