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1. グリーンマイル
題して「『シューシャンクの空に』の数百倍面白い映画」
正直まったく期待していなかったんです。この作品。だって「ショーシャンクの空に」があんなにクソだったんだもんだから。ある種アンチ・スティーブン・キング、アンチ・フランク・ダラボンになっていた面は往々にしてあります。正直、あの監獄の最初のシーンで。どうせ今回もだろ?とたかをくくっていました。あんま「ショーシャンクの空に」の悪口言うのあれなんですけど。今回の作品は素晴らしい感動作。泣いてしまいなした。久々。
話としてもきちんとできています。ひとつひとつのエピソードがとても素敵。しかも、そのすべてのエピソードが最後に全部つながっている。あのやられた感じ。しかもあれだけの長い作品。普通完全にだれて途中飽きてしまうのが慣例ですけど。それに反し、中身が充実していて、まったく気になりません。
あと、トム・ハンクスの演技はなんとなく好きです。フォレスト・ガンプのイメージから抜け出せてない感じが。ダンカンもうまいですね。難しい役をこなしてます。
最後は正義が勝つ。それでいいじゃない。あれ?そうでもないか。8点(2004-08-17 00:01:18)《改行有》
2. マトリックス
題して「予告編の映像部分しか魅力じゃない映画」
基本的に世紀末にたくさんあったような日本のアングラなアニメのパクリが中心の映画です。アニメなら視聴者の予備知識が充実してるからいいけど。この映画2時間16分に詰め込んだもんだから、説明くさくて、字幕を追うのが途中でしんどくなってきます。しかも、表面上のみだけども、哲学的要素を自分本位に漂わせているもんだから余計に。
しかも、ラストはひどい。どんな素人でもあんなオチにはしないです。ホント。はっきり言うと見苦しい。俺は笑ってしまいました。
でも、しかし、唯一、映像技術はすごい。これはすばらしい。多分、当時の「2001年宇宙の旅」くらいの衝撃。これから数年はあれ以上のものは現れないんじゃないかな?まぁ、映像技術はすごいけど、映像センスは皆無。
予告編を見て「すごいね、この作品」。あたりまえ。だってそれのみなんだもん。6点(2004-02-27 01:31:35)《改行有》
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