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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  茜色に焼かれる 《ネタバレ》 純文学的、と言いますか、こういう常人では理解しにくい感覚を持つ人間を扱うお話というのは、私は純文学だなあと思ってしまいます。そして私はそういうのが苦手ということでありまして。。。 まず嫌で嫌でたまらない風俗の仕事をしなくてはならないほど経済的に恵まれていないにも関わらず慰謝料を受け取らないということがよくわからない。そこで挙げられる理由は「相手からの謝罪がなかったから」とごもっともな理由ではあるのだが、件の弁護士先生もおっしゃっていたように、保険会社から出る保険金を受け取る受け取らないに対して張るような意地なのであろうか。多くの人が言うように、それを頑なにもらわない意地がよくわからない。はじまりがそこなので、あとの展開もそれを引きずってずっと理解が難しくなってしまいます。おそらく作中の周りの人間にとってもそうなのでしょう。ひたすら己のルールのみに従って生きるこの田中良子という人物は、良い言い方をすれば信念に生きる高潔な女性なのかもしれない。ですが周囲の理解は得られず、周囲の理解を得られないままに他者と関わるこの女性は、やはり社会からは除外されてしまう。 そんなふうに「ルール」というものや己の信念に厳しい女性なのかと思いきや、亡くなった旦那にごめんねとつぶやき、新たな男性と関係を持とうとしてしまう。あれのせいで結局この女性がどっちに振れたいのかわからなくなった。亡くなった旦那のことを愛し、操を捧げて、妻となってしまったからここまで意地を張ってきたのではないのか。それがいとも簡単に崩されてしまったことでこの女性への不信感が一層高まってしまった。男性とそういう関係になること自体がどうとは思いませんが、ここまで亡くなった旦那を理由に行動しておいて、え、それ?ってのは正直な感想です。 そういえば、これを観た日の空はちょうどこの映画のラストのような茜色の空だったことを覚えています。たまたま偶然ですが、なにか縁を感じた瞬間でした。[インターネット(邦画)] 4点(2023-03-03 08:18:33)(良:1票) 《改行有》

2.  ルパン三世VSキャッツ・アイ 《ネタバレ》 最近はもっぱらNetflixばかりだったのですが、たまたま広告で本作がprime videoでやっていることを知り鑑賞することに。とりあえずルパン三世シリーズは制覇しておきたいので。ついこの間シティーハンターとキャッツアイがコラボしたアニメも観て、キャッツアイとか久しぶりだなーと思ってたらまさかこんな短期間にもう一本観ることになるとは。縁とはわからないものです。 少し前にサブスクで観られるルパン三世シリーズを全部見ようと思った時期があって実際全部見たんですが、ルパン三世シリーズっていっこいっこ作画が違うんですね。かなり独特な作画で作っている回もあって面白い。今作もけっこう独特。まずやはり戸惑いますね(笑)銭形に無精髭がないし、みんななんか小綺麗で。どっちかと言うとキャッツに合わせた作画なのかな。海坊主が出てこなかったのが残念です。 ルパンあるある。冒頭は見せ場作りのお宝を巡っての銃撃戦。そこからお宝のディテールが明らかになりますが、ルパンっぽくなかったのは、ルパンがキャッツには全然興味を示さなかったこと。「かわいこちゃーん」っていくのかと思いきや全くそんなそぶりもなく、ルパンの女好きな面は今回全く見えませんでしたね。他にもさながらマジックショー的なルパンの怪盗っぷりなども影を潜め、キャッツを立たせるために少しルパンの色が薄くなりすぎてる感はありました。 一方キャッツはというと、ルパン一味より一つ格下感を引きずったままラストまで。結局泥棒としてはルパンのほうが上手ということで。 どちらも好きなアニメなのでキャラクターなどは楽しめたのですが、ストーリーとしてはイマイチでしょうか。上述のようにどちらの長所もスポイルしてしまった感が強く残りました。[インターネット(邦画)] 6点(2023-02-28 22:46:54)《改行有》

3.  ノイズ(2022) 《ネタバレ》 ビニールハウスを背景にしたタイトルバックはカッコよかった。まずはそこですね。 あらすじは読んでおおよその展開は知ってましたが、舞台は愛知県伊勢湾内に浮かぶ猪狩島という島での物語。ロケーションは同県の佐久島なんですね。一度行ってみたいと思っていたところで、ロケーション動画のように楽しめた側面もあります。イチジクって実際佐久島の名産なんですかね?いろいろ見に行きたいところではあります。 犯罪加害者の保護司が彼の就職先を見つけるために島を訪れたのがきっかけで動くストーリー。彼は島に着くなり保護司を絞殺して島内を徘徊し始めます。そんな彼が犯した犯罪は幼女強姦殺人。イチジク農園の主圭太の幼い娘には被害はなかったものの、その元受刑者と圭太の間で諍いが起き、勢い余って彼を殺してしまうところから冒頭に書いたタイトルバック、『ノイズ』は始まります。 殺人そのものより、いわゆる村社会というか、島社会を表している作品だなーと思いました。どっちかというと舞台になった佐久島にはネガティブイメージが付きそうですが大丈夫かなとか余計な心配をしてしまったり。でも個人的には島社会であるがゆえの『ノイズ』をもっと描いてほしかった気がします。けっこうすぐ本土の人間が立ち入ってガチャガチャするので、島社会の特性を描ききれていないなーって感じます。私もとある島に行ったことがあります。そこはフェリーでしか入れない島で、言ってみれば治外法権。平気でノーヘルでバイクに乗るし、2ケツも当たり前。こんなとこで働く駐在警官ってやりにくいだろうなーって感じました。島のルールや習慣に従うのか、自分の属している本土の警察機構のルールに従うのか、けっこうなジレンマに悩まされる。「かさぶた」どうこうでスッキリと切り替えられないですよね。そんなジレンマの被害者となってしまった真。彼が一番気の毒だった。でも映画としてはもっと島社会のドロドロしたところとかそれによる真の苦悩を描いてほしかったですね。本土の警官なんかもっとあとでも良かったのに。個人的には最終的に島の人間全員が協力して事件を隠蔽するラストになるのかなとか予想してました。そして警官はすごすご引き上げていき、『ノイズ』も聞こえなくなった、という。そんなラストもどうかなあと思いました。 さらに個人的には、タイトルは『ノイズ』でなく、『かさぶた』で良かった気がします。[インターネット(邦画)] 6点(2023-02-27 08:24:53)《改行有》

4.  ハケンアニメ! 《ネタバレ》 『バクマン』実写アニメ製作バージョン、ですね、一言で言うと。 映画の監督というと、他者の原作を許諾を取って映画化する監督と、自分の作品を映像化する監督とがあると思うんですが、今回は後者のタイプ。その同タイプの監督二人が同じ放送時間の枠で成功を争う。監督は自分の世界を実現するために、視聴率・視聴者・スタッフ・売り込み方・会社の方針・本音と建前の壁などに悩まされます。 作品の産みの大変もさることながら、やはり大変なのはスタッフの統率というか統一性。この映画では「監督は自分の世界を具現化するためにおれらを使ってくれればいい」的なことをスタッフ自らが言ってくれるありがたーい世界ですが、当然のように現実ではそんなことあんまないでしょう。仕事に誇りがない人、誇りがありすぎて融通の効かない人、そのどっちでもない人など様々な人たちとチームを組んで一つの作品を作らないといけない。そんな大変さを見せてくれる映画でした。現実はこれよりひどかったりこれより楽だったりすることもあるでしょう。しかし漫画や映画などの芸術作品で、かつ商業作品を制作するにあたり、理想と現実のバランスを考える難しさというものを感じました。 個人的にはどっちのアニメもあんまり惹かれませんでしたが、どちらかと言うと『サウンドバック』のほうが面白そうでした。[インターネット(邦画)] 7点(2023-02-26 18:33:26)《改行有》

5.  ヘルドッグス 《ネタバレ》 岡田准一さんはすごいなぁ。俳優でも一般人でも、背が高いのが映える・良いと言われる時代に生まれ、失礼ながら背は小さい。しかしその存在感は際立っていて、主役を張ってもなんら違和感はない。違和感どころか、彼しかいない、とそう思わせる。「精悍なアクションスター」というイメージにふさわしい俳優、かと思いきやリメイク版『白い巨塔』の財前教授のような、頭のキレるエリートにもなれる。これぞ俳優、と思わせてくれる。 、、、という岡田准一さんが元警察官でヤクザの潜入捜査官、いわゆるアンダーカバーとして活躍する話。ヤクザの世界は知りません。はたして潜入捜査官というものが実際どれくらいそこに入り込むのか、そもそもそんな人達が実際にいるのか。それもわかりません。いたとして、「金ならいくらでも出す」なんてある種華やかな世界ではきっと無いんでしょうけどね。 兼高は潜入捜査官として警察に忠を尽くしながらかつての犯罪被害者達に義を尽くす忠犬なのか、潜入した極道の世界でただただ対峙した相手を食い破る狂犬なのか。我欲や己の利益になることは全くせず、文字通り人生をかけて自分の道を行く姿はある意味極道。作中で彼を慕う人が多くあるのも納得です。 あえて少し難癖をつけさせてもらうなら、11年も前の銃撃事件を今もみんながそんなに鮮明に覚えているとかあるんだろうかとは思いました。少し嫌な言い方ですが、そのレベルの嫌な事件なんて昨今では割と起こるレベルで、例えばいま、 「11年前に起きた一番大きな事件ってなんでしょう?」 って聞かれて即答できる人なんてほとんどいないと思う。好きだった店員女性だけならまだしも、その家族や一緒に撃たれて死んだ同僚の家族まで救済するなんて、さすがに出月がスーパーマンすぎる。 、、、というようなつまらない難癖もつけながら、しかしスカッとするクライムアクションでした。最後の兼高vs十朱の銃撃戦はまるでデビルメイクライの実写版のようでした。格好良かった。[インターネット(邦画)] 9点(2023-02-07 18:54:18)《改行有》

6.  CUBE 一度入ったら、最後 《ネタバレ》 ああ、作品内容を語るより先に、とりあえず私は菅田将暉さんが苦手なんだなあと再認識させられた作品です。何で彼が色んな映画やドラマなどに引っ張りだこなのかさっぱりわからない。なんなら歌も歌っているようですが。演技上手いですか?イケメンですか?私にはそこら辺にいるフツーのにーちゃんと何にも変わらなく思えるんですが。華も何もない彼が最初から終わりまで出続けるのを見るのが、苦痛というと失礼ですが、気分は全く盛り上がりませんでした。 元の『cube』は観ています。何度も鑑賞してほんとに何度見ても面白いと感じたんですが、こちらのリメイクではそれは思わなかったなぁ。それはやはり、同じネタの使い回しという時点で、第一作のセンセーショナルさやインパクトには敵わないというのがあるでしょう。実際cubeの仕組みも罠も展開も、少々マイナーチェンジしてある程度でほとんど原作の使い回し。私見ですが、第一作を知らない若者向けにリメイクしたのかなという印象です。実際話題性やキャストに釣られて若い人たちがちょこちょこ見に行っていたのを目の当たりにしましたが、じゃあ彼らに「もともと20年前くらいの映画のリメイクなんだよ」と言うとそっちは全然知らなかったので。だから、オリジナルを知ってる人からすると、そりゃ辛い点が付くでしょうね。 下世話な話、閉鎖空間で欲望剥き出しになって女性と男性がくっつかないとか襲われたりしないとか、それは逆に不自然だと思う。越智くんがあんなふうに欲望堕ちするんならなおさらそこは不自然だと感じた。そういうところからも、この作品がオリジナルのライトリメイクであると感じます。 結論として、この映画で何を見せたかったのかよくわかりませんでした。もし私が上に書いたような、今の若者にこの作品を広めたい、みたいな目的だったとしたら大きなお世話ですけどね。大人しくオリジナル見せとけよ、と。わざわざ作り直した割に、この程度って、正直ガッカリです。映画館で観なくて良かったと、心底思いました。[インターネット(邦画)] 3点(2023-02-04 22:22:19)《改行有》

7.  トロール 《ネタバレ》 やたらとNetflixに上がってきていたのと、モンスターパニックものはまんざら嫌いでもないので見てみることに。なんかまあ、びっくりするくらい何もなかったなぁ。。。 あの岩男の成り立ちとか、彼の目的はとか、そういった内面は一切掘り下げることはなく、 謎の生物現れましたー 対策会議開きましたー とりあえず倒そー 武器通じませーん 「山へ引き返して静かに暮らしてー」 日光で死にましたー 「ティーデマン岩と名付けましょうか」 控えめに言って、ちょっと頭おかしい。 孤独で可哀想な岩男ではなかったのか。死んだ途端にみんなハッピーって、そりゃあないだろ。主人公も何ら有効な策を思いついたわけでもなく、父親と同様ただ岩男に語りかけただけ。あれが通じるんなら、上のような扱いはなおさら可哀想である。 唯一の見どころは背後の岩から目が動き出してトロールが全貌を見せるところかな。以上です。[インターネット(字幕)] 3点(2023-02-04 21:38:38)《改行有》

8.  スクリーム(2022) 《ネタバレ》 タイトルが『スクリーム』ということで、Netflixで見つけて久しぶりに観てみようかなーと思ってみたらなんと続編だった(笑)まあそれはそれで観てみようと思い鑑賞してみました。 結論として、私は楽しめましたが、『スクリーム』を知らない人はちょっとついて行けないだろうなあ。そもそもそういう人は観ないって前提で作ってるんだろうけど。良くも悪くもこれまでのシリーズを踏襲し、またそれを基にしたストーリー作りと展開。ホラー映画の中でホラー映画のセオリーを語り出すキャストや、出るぞ出るぞ、、、という雰囲気で出さない、などはもう常套手段となりつつある。 このシリーズについては私も昔そこそこ鑑賞しましたが、それでも覚えてないこともたくさん。主役のSamの父親がかつて出た犯人の一人だったって言われても正直誰だったか思い出せない。さすがにデューイやゲイル、シドニーは覚えてましたが。ゲイル役のコートニー・コックスさんはこのシリーズよりむしろ『フレンズ』で覚えましたが。 そして、まさかのデューイ死亡。ネットで観てるとさらにこの続編もあるようで、彼はここで退場なんですね。 しかし3人が3人とも、当然年齢はお召しになっていますが、昔どおりの雰囲気で出演されていて、それは素直に嬉しかったですね。特に変わらんなーと思ったのがデューイさんなんですけど、彼は上述のようにもう見られないことに。。。合掌。 たぶん続編も見るし、今後も似たような展開になるんだろうけど、これまでの流れを踏襲しつつ、新しい驚きを与えてくれるかなーという大変身勝手な願望を抱きつつ、続編を楽しみに使用と思います。[インターネット(字幕)] 5点(2023-02-01 16:53:32)《改行有》

9.  レフト 恐怖物件 《ネタバレ》 ケビン・ベーコンさんが懐かしくてなんとなく見てしまいました。もうちょっと怖い映画かなと思っていたらわりと軽めのホラーでしたね。いわくつきのかなりきれいな物件。そこに取り憑いているのは・・・、という話。物件自体は本当に大きくてきれいで魅力的で、そんなのを見る映画ではないことはわかってるのですが、いやああそこ住んでみたいですね(笑) 物語中盤も過ぎたあたりでようやくベーコンさん演じるTheoの過去の闇の話になる。若い奥さんの撮影現場で門番の対応の際に「あいつ俺のこと知ってたよ」ってどういう意味かなとずっと気になってた伏線が中盤過ぎでようやく回収される。ちょっと間延びしたかなあ。危うく忘れるところだった。そういう心の闇を持つ人を取り込む物件だったんですね。 幼い子供と一緒に建物の間取りを調べ始めたくらいからちょっとワクワクしたのですが、結局その直後に子供は謎の失踪を遂げ、結局不可解な力で別の世界に引きずり込まれる。じゃあ間取りなんか調べんなよ・・・、と。 あと、これも全然本筋とは違いますが、子役がとても可愛かった。ずっと真っ直ぐな眼差しで母を見、父を見る。二人への気遣いも忘れず、とても心優しい子。あれも演技のうちなんでしょうが、いい子だなあと感じてしまいました。[インターネット(字幕)] 5点(2023-01-18 16:58:12)《改行有》

10.  あのこは貴族 《ネタバレ》 現代の日本でもこういうことってあるのかなーって目線で見ていました。作中の台詞にあるように、こういう貴族階級の人たちと一般人って棲み分けがされていて、お互いがほとんど関わらないようになってるのかなと映画を見ながら考えてしまいました。慶應の内部生と外部生のように。 五章に分かれて作られているストーリー。急に過去に戻ったり現在になったり少し時系列を掴むのが難しい映画でした。基本的に上流階級の家でいわゆる箱入り娘的な華子を中心に、その婚約相手となってくるさらに上流階級出の青木幸一郎、そしてその遊び相手の美紀の3人を中心に話は進みます。 印象に残ったシーンやセリフはいくつもありました。上述のものもその一つだし、橋の反対側を歩いていただけの通りがかりの女子高生と手を振り合ったシーン、「女同士すり減らす必要はない」や「結婚に縛られず、いつでも別れられる自分でいたい」という考え方も共感できました。 特に印象に残ったのは最後の方のシーンで、「みんな決まった場所で生きてる。親の人生をトレースして、そっちの世界もうちの地元もなんだか一緒。」政治家の世襲のニュースなんかを思い出したりして。そういえば岸田首相の息子も翔「太郎」だったなあとか。でも、そこが上流階級の家だろうが一般家庭の家だろうが貧困家庭の家だろうが、それが環境であれば基本的にそこに疑問を持って生活する人のほうが特殊なんでしょうね。例えば我々現代の日本人が、日常に戦争のある生活なんかリアルに想像できないように。 環境に逆らって生きることが別にいいことだとも思いません。その逆もしかり。極論どっちでもいいかと。ただそのどっちかをきちんと自分で選択し、そしてその結果を自分の選択の責任としてしっかり受け入れる、そういう心持ちだけあればそれでいいと思いました。 ずっと落ち着いたトーンでじっくり考えられる、良い映画でした。[インターネット(邦画)] 8点(2023-01-17 10:46:37)(良:1票) 《改行有》

11.  えんとつ町のプペル 《ネタバレ》 「外に世界なんてない、ここが世界だ」というセリフに象徴されるように、空はえんとつの黒煙、海は怪物の存在によって塞がれ、人々は文字どおり外への意思や行動を封じられた閉塞感の中で生きていた、そんな世界の話。 この作品の存在はだいぶ前から知ってましたが、あらすじやイラスト程度のもので、きちんと内容に触れたのは今回が初めてです。作品より作者に関するニュースを多く見る中で、正直少しイロモノ扱いしていた面もあり鑑賞に二の足を踏んでいたようなところもあったんですが、そんな先入観で鑑賞から遠ざかっていたことが恥ずかしくなるくらい良い映画でした。 良かったところはたくさんあるのですが、個人的には特に二つ。 一つはダンさん。プペルを人知れず処分するのではないかと思うような強面で固そうな印象の人でしたが、プペルを仕立て屋に連れて行く際に異端審問官たちを避けながら案内するその様子にすでに良い人感が出ていました。悪い人じゃないんだ、これは尊敬される人だということがすぐ伝わりました。出番は少ないですがとても魅力的な人です。 二つ目はこのえんとつ町の世界の成り立ち。他の映画やアニメでよくある、特に理由もなくただただ不思議な世界観とかではなく、きちんとえんとつ町の世界の成り立ちについて説明されていて、それが説得力にあふれ興味深かった。「Lの通貨」の話などは現実でも使えるんじゃないかと思えた。貯めることができない通貨、発想がとても面白い。なぜこの世界は塞がれているのか、なぜ異端人は排除されるのか、全てにきちんと説明がなされ、その視点で見ると異端審問官たちも悪ではないんだと思えてくる点も面白い。子ども向けのようでありながら、とても考えさせられるストーリーだった。 一見すると不自然だったアントニオの激昂も、その時点ではさっぱりわからなかった、「腐る前に使えよ」とダンさんがプペルに渡したL通貨も、全てがちゃんと整理され伝えられ、これで1時間40分程度でおさまってるなんて信じられなかった。 スコップのキャラや各声優の素敵さなど、他にもいろいろ語りたいことはあるのですが、もし私のような理由で鑑賞に気を引けてるような人がいたら、是非一度見てみてほしいと伝えたい映画です。最高でした。[インターネット(邦画)] 10点(2023-01-07 11:19:39)《改行有》

12.  さんかく窓の外側は夜 《ネタバレ》 とりあえずこの映画で印象に残ったことはふたつ、 ◯オープニングムービーの作り込みが凄い! ◯北川景子さんの使い捨て感が凄い(笑) というふたつです。 オープニングムービーは本当に凄かった!あれは引き込まれました。あのムービーの製作者だけでもクレジットで知りたいと思った。 そして北川景子さん。突然出てきてなにか物語に絡んでくるのかと思ったらまさかの出てきて1分で死亡。その後は写真が一枚出てくるのみで、物語の本筋にはほぼ絡まない。いやあ、なかなかの無駄遣い(笑)あれだけで出演料いくらだったのかとかゲスな勘ぐりをしてしまったのはご愛嬌。 全体的には、うーん、この話は映画というか連続ドラマなら合ってたのかなと感じました。けっこう話の展開が早く、映画のように二時間ほどでまとめるには少し無理があったように思いました。三角の過去、冷川との出会い、ヒウラエリカ、半澤の家庭、冷川の教祖としての過去などなど、細かく詳しく描写すればもっと面白いものだったと思う。オープニングムービーも毎回見たいクオリティだったし。 重ねて言いますが、霊が見える描写や三角の扱い、除霊や呪い、焼き肉屋での契約の仕組みなど、説明足らずでドンドン進まれるのはけっこうな置いてけぼり感でした。悪い意味で気づいたら終わってましたね。 観る媒体が間違っていた。そう思った作品でした。[インターネット(邦画)] 4点(2023-01-03 23:00:06)《改行有》

13.  キネマの神様 《ネタバレ》 ゴウの現在があまりにも人として終わっていて、それだけで応援したり前向きな気持ちになって見られない映画でした。 この映画に対するコメントではないですが、最近こういう映画多いような気がする。人間的にどうかという人をことさらに持ち上げて、良い人でしたねって感じで終わるやつ。いやいや、この映画で言えばこのゴウとかいう人も大概のクズ。若かりし時はそうでもないが、老いてしまってからは別人かってくらい人が変わっている。借金しまくって家族に迷惑をかけ、女房や娘は小間使いくらいにしか思っていない、孫が必死で説得してくれて『キネマの神様』を現代風にアレンジして賞に応募するもその動機は100万円。お孫さんとシナリオをアレンジするシーンは好きでしたが、その賞金の使い方もあまりにも。。。で、自分だけさっさと綺麗に死ぬという。勝手すぎるでしょ。周りの人間からしたらたまったもんじゃない。不快でした。あれで感動させようとしてるとしたらネタでしかないと思いますが、他の方はどうなんでしょうね。 そして、特に新型コロナの現代の中で描写する必要もなかったと思う。そこと繋げる意味、何かありました?それともこれって実話なんですか?それならまだわかりますが。。。 感覚として理解し難いことが多くて、あまり楽しめなかった映画でした。[インターネット(邦画)] 3点(2022-12-31 22:35:36)(良:1票) 《改行有》

14.  影裏 《ネタバレ》 この日浅っていう人、エヴァンゲリオンの影響でも受けたんですか?中二病のようなものがいちいちうっとうしい。 「光の当たった瞬間しか見れない」 「ヒトの裏っかわを見んだよ」 「屍の上に立ってんだ、おれたち」 …だから何??私は意味深なことを言おうとしてダダ滑ってる変なやつにしか思いませんでしたが。 さらに言うなら、こんな男に魅力を感じて彼と縁を切った父親や兄に会いに行ったり、そこまでしようとする神経も私には全くピンとこない。途中で出てきた女装の友人も、回覧板で苦情言いにくる同じアパートのお婆さんも、それぞれが単発のエピソードではっきり言ってメインの話と繋がりも何もない。 面白くなかった。 いろいろ書いたけどシンプルにそれかな。地震のこととつなげて色々描いてはみたものの、私は日浅と絶縁した父親と全く同意見で、震災で大変なときに大学4年間の学費と生活費を詐取してさらに社会人となってからもおかしな勧誘で詐欺を働くこのような男が津波で死のうがどうなろうが知ったこっちゃない。ちょっと酒に付き合わないだけでボロクソに言われるし。見ていてかなりイラッとする人物。よくそんな男をわざわざ探しに行ったものだ。そういう意味では綾野剛演じるこの主役の男にもイライラした。自分なら大事なプライベートの時間使ってこんなやつ絶対探しに行かないわ。 原作があるんですかね?それがあったとして、この映画はきっと原作の世界観をほとんど表せなかったんだろうなあ。意味不明だもん。時間が足りなかったのか製作が悪かったのか。キャスト頼りの映画でしかありませんでした。[インターネット(邦画)] 1点(2022-12-28 00:16:14)《改行有》

15.  そして、バトンは渡された 《ネタバレ》 正直、前半は見ていて気持ちの良いものではなかった。自分の都合で男を取っ替え引っ替えする女性をあそこまで美化して描くことにけっこうな違和感と不快感を覚えたし、もっと言えば家族になんの相談もなしにいきなりブラジルに行くとか言い出す水戸さんもあり得ない。あの場での梨花の反論は真っ当だと思ったし、みぃたんの動揺も当然だろう。さらに、こういう映画てはよく見るシーンだが、ブラジル行きか日本に残るかを子供に選択させるなんて最低である。あのシーンだけでも梨花の人格を認めることはできない。しかも彼女はちょいちょいその手を使い、子供のみぃたんですら「ママずるいよ」と言いたくなるほど実際ズルい。病気だからって、お世話になってる人の家の中で「もっと違う彼氏探してくるね!!」とか子どもの前で言うかね。そういうあれやこれやを、「病気だったんだ」のひと言で全て無かったことにするこの映画のシナリオははっきり言ってどうかと思う。彼女の行動の理由づけは一応ついたし、それなりに説得力のある説明だったとは思うが、それでチャラ?私は全然納得いきませんでした。 森宮さんと娘の優子ちゃんのストーリーは結構見応えありました。愚直ではあるが、あんなふうに認められる父親になりたいものだ。学校での優子の立ち位置がなんだか分かりづらかったのが気になりました。いじめられてるのかと思いきやそうでもなし、あの学校生活で何を伝えたかったのかはよくわからなかったです。 総評として、ヒロインである梨花を都合よく描き過ぎたことでの不快感を拭えない映画でした。[インターネット(邦画)] 3点(2022-12-23 06:38:13)(良:1票) 《改行有》

16.  MOTHER マザー(2020) 《ネタバレ》 あらすじを見て、あんな母親と共に育った周平が大きくなって自分の家族を持って…みたいな話と思ってたら違った。最後まで救いようのない話でした。スカイツリーも見えたので舞台は東京のようですが、あのようにほとんど誰の介入も受けずに路上生活できるもんなんでしょうか。そこそこの年齢いった男性ならまだわかるが、女性で、しかも子連れ。一応一度だけ行政介入が入りますが、少し放置されすぎでは。描かなかっただけかな。 見てるこちらの心が揺さぶられた。それは、大きくなってフリースクールに通い始めた周平が夜逃げの準備をする母親たちに「学校行きたい」というシーンであったり、また本を持ってきたのに母親に追い返された亜矢を周平が追いかけようとするシーンだった。いずれもついにこの親と離れられる、という期待をしてしまい、だがその期待は、母親の介入があったとはいえ、他の誰でもない周平自身の決断によって裏切られることになる。それが、痛い。そしてそこで道を修正できなかったことが結局最後の祖父母殺害に繋がったと感じた。 「共依存」が行き着く先を見せられた映画でした。普通ならとっくに距離を置くか引き離されるべき親子が、何故か離れない。絡みついて解けない糸のように。引き離すべき手順を踏もうとしても、肝心の子ども側に母親と離れる意志がない。日本の行政の限界も改めて感じた。 小さな妹の冬華に暴力など直接的な虐待などがなかったことだけは救いか。だがやはり、声を出せない環境、出せない教育を施された子どもたちに抱く感情は何とも堪え難いものがありました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-12-01 14:16:01)《改行有》

17.  漁港の肉子ちゃん 《ネタバレ》 とても美味しそうなお肉の一枚絵ではじまる美味しそうなおはなし、、、かと思いきやお肉の赤みが太ったおばちゃんになって踊り出す。 「あ、これ違うわ」 その時そう思った。 しばらくは喜久子の話す肉子のそれまでの経緯。その後喜久子の学校生活になり二宮の話になりが繰り返ししばらく続く。最後に肉子の彼氏疑惑からの喜久子の本当の親の話になり、それで終わり。ざっとあらすじを語ればこんなもんだろう。 タイトルにある漁港よりも肉子よりも、ずっと喜久子の話だった。そんな彼女を包む環境が漁港であり肉子だったわけだが。どっちかと言うと喜久子の外的環境より、彼女が友人や肉子に対して思う内的環境に焦点が置かれていたように思う。だって、映画の大半は彼女の気持ちや心の声を追っていた。仲が良いようで内心不満に思っていた友人だったり、大好きな母だが友達には肉子が母親とバレたくないと思ってみたり、そんな母に彼氏ができたと思って気を遣ったり。 肉子がどういう女性かは全部見た後でもよく分からない。喜久子曰く、「肉子ちゃんみたいには絶対なりたくない、だけど肉子ちゃんのことは大好き」というのが一番わかりやすいセリフかも知れない。彼女を見ていて楽しそうだし幸せそうだが彼女みたいになりたいとは思われない。それは彼女の外見なのか、立ち居振る舞いなのか、はたまたその両方なのか。。。私の立場でいうなら、「友人としては楽しいがそれ以外の付き合い方はわからない」と言ったところか。そんな女性を母として持つ年ごろの女の子の苦悩がよく見える映画だった。 明石家さんまプロデュース、とかは別に要らない情報だったな。隠してくれればいいのに、見えてしまうとそちらに何かが引っ張られてしまう。本人がクレジットしてくれって言ったのかな。それけ周りが忖度したのか。いずれにせよ、余計な情報だった。[インターネット(邦画)] 6点(2022-11-28 22:10:36)(良:1票) 《改行有》

18.  ドクター・デスの遺産 BLACK FILE 《ネタバレ》 難病の娘を持つ刑事、相手は難病患者を安楽死させる医者。もうこの時点でだいたいラストの展開が予想できてしまって、そしてその予想はほぼ当たっていた(笑) まず個人的な思いから書かせていただきますと、安楽死は作って欲しい制度だと思っています。もし自分が足腰も全く立たない寝たきり老人になったらと想像すると、誰かに迷惑をかける前に死にたいと思うし、もちろん命を一つ奪うからにはそれなりの制約や代価が生じるでしょうが、制度上成人として自分のことは自分でやるという年齢になればそういう選択肢も持てるべきではないかと思っています。成人って言ってもまだ18歳じゃんとか言うならじゃあ成人年齢引き下げるなよって言い返しますが。なんだか安楽死を否定というか安楽死=悪いことみたいなイメージで描かれていることが不信感でした。 本作は刑事ドラマなので、必然的に刑事vs犯罪者の構図になります。この場合はvs安楽死専門の医師ドクターデス、ということに。やはり捕まえる刑事目線なので、ドクターデスは完全に悪役に。ドクターデスに「痛みを感じず死んでいく人は美しい」とか言わせなければまだ良かったのですが、あんなこと言わせたおかげでドクターは完全にただの快楽殺人者になってしまった。全く同じストーリーだとしても、つける音楽や誰の視点か、人物の描き方次第だろうって感じですね。確かに現時点では安楽死は日本では認められてませんが、安楽死反対側からの一方的な批判的描写はちょっと受け入れ難かったですね。どうせ反対なら、もっとフェアな視点で描いて欲しかった。安楽死というテーマで面白おかしく刑事ドラマに仕立てた感が不快でした。個人的な意見ですが。 娯楽的刑事ドラマなんですが、テーマの扱いが雑過ぎて娯楽にならなかった作品でした。[インターネット(邦画)] 4点(2022-11-19 10:08:19)《改行有》

19.  花束みたいな恋をした 《ネタバレ》 どうしようもないくらい気があってどんなことでも共有できる…と思いきや劇場版『ガスタンク』やミイラ展は実はつまらなかったり内心引いていたり、それは好意を持っていた互いと互いの好きなものに気を遣ったに過ぎない。そういうことから回り始める恋愛関係。嫌いではないけど、あまりにも始まる時はうまくいきすぎてて、そしてダメになる時は典型的すぎて、なんだかいまいち感情移入はしにくい印象だった。 絹ちゃんはとても良い子だと思った。どれだけ蔑ろにされても麦のことを気遣い労ってあげて、でもどれだけ労ってもらってもどうしようもない距離感になってしまうということもわかる。自分だけのことではなく、相手も含めてのことだから。ただ、仕事を始めたことがきっかけであそこまで変わってしまうのかな。若いうちは、まああるのかもしれないけど少し腑に落ちなかった。 自分は、場所やタイミングにもよるがけっこう仕事は楽しむほうだと思っている。もちろんストレスを感じることもあるが、それ以上に仕事をしながら楽しめる時もきちんと存在する。仕事と家庭、家庭とそれ以外のプライベート、それ以外のプライベートと仕事、それぞれに使い分けや考えの切り替えは必要であろうが、若い彼にはなかなかそれは難しいか。ある意味じーさんのような達観を備えた自分のような人間ならなんとかやりくりできるのかもしれないが。 わかる部分もある。自分もあれだけ若いころ夢中になっていたゲームに全く没頭できなくなった。何がきっかけかはわからないが。でも、もし誰かが一緒にやってくれたらめっちゃ嬉しいけどなあ。絹ちゃんと楽しむ未来はなかったのだろうか。 そしてラスト、結局別れる二人。ファミレスで出てきた二人はまた展開が神がかり的に奇跡すぎてあり得なくてまた萎える。まあ、あんなことあれば嬉しいのは当然ですが。あそこまで一致したことは流石にない。 そして別れてさらっと次の彼氏、彼女が見つかる二人。そんなもんかなとも思ってしまう。 きっと、作った人のなんらかの思いはあったんだろうけど、いつもタイトルとのつながりを考えてしまいます。どこらへんが花束だったのかな、、?いくらでも会話に花が咲くからなのか、はじめは満開でも後々枯れていくからなのか。はてさて。。。誰か答え知ってたら教えてください。[インターネット(吹替)] 6点(2022-11-16 01:03:51)《改行有》

20.  宇宙でいちばんあかるい屋根 《ネタバレ》 近所のお兄さんへの憧れ、複雑な家庭環境、学校でのSNS絡みのゴタゴタ、など題材としては昨今よく見るもので特に真新しいとは思わないんですが、つばめと星ばあのやり取りが秀逸すぎて楽し過ぎた(笑)実際会ったこともない誰かと誰かのやり取りだけで笑ったのっていつぶりだろうか。とても楽しく、心が和むやり取りだった。 特に個人的な感想として、つばめがすごく大人だなぁと感じた。あの家、つばめの態度次第では崩壊してますよね。なのに父親はつばめの側に立ってる気配がほとんどなくて自分の都合と新しい奥さんと子供のことが優先のように思えて、そこがすごく違和感でした。母親のひばりと会ったと伝えた時ももっとなんか言うことなかったのか。つばめに対しても、自分の恋愛事情を棚に上げてやたらつばめの恋愛事情をいじろうとするが、自分の立場わかってるんだろうか?娘の立場なら普通不快ないじりでしかないことがわからないのかな。つばめ側にそれを受け入れてる様子もありませんでしたし。つばめの態度が軟化したことにかこつけて距離をつめにきたように見えた。なんか、ずっこい。あの父親だけ不満です。 桃井かおりさんの星ばあはとっても良かった。ぐだぐだとくだを巻きながら時々核心をつくそのしゃべりや、なぜか不思議なことができるところ、そして謎の包容力。見ていて安心できますね。登場シーンこそ不安だらけでしたけど(笑) 「屋根を見ればどんな人が住んでるか大体わかる」 ふとそれを思い出して周りの屋根を見てみました。意外と屋根なんて見ないもんですね。こんな色してたんだ、瓦かな、スレートかな、あの材質はどっちだろう、などよく見ると色々普段見えてないことがわかりました。 映画とかだとよく屋上のシートンとかありますが、現実にはなかなか屋上に行ける建物とかないもので…少し、憧れます。[インターネット(邦画)] 8点(2022-11-11 17:55:29)《改行有》

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