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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ムッソリーニとお茶を 若い頃のゼフィレッリの、エネルギッシュで、瑞々しい青春の輝きに満ちた作品にひとかたならぬ思い入れを持っているけれど、年齢を重ねてのこの作品も、地味だけれどもしみじみと本当にいい作品。知っている人が少なそうなのが残念です。美しいフィレンツェの風景や、豪華な女優陣の演技ももちろん見所だけど、個人的には「ロミオとジュリエット」や「ブラザー・サン シスター・ムーン」に触れるエピソードが興味深かったです。父親からの愛情には恵まれなかったかもしれないけれど、こんなに素敵なご婦人達に愛情を注がれて育ったルカ。これがゼフィレリ本人の話だと思うと一際感慨深かくて、彼の映画の美しさの理由が解った様な気がします。9点(2004-07-14 17:46:49)(良:1票) 2. 恋におちたシェイクスピア 大胆にもシェークスピアを主人公にした「ロミオとジュリエットのパロディ」作品のような趣もあるが、あちこちに68年版ロミジュリがだぶって見える。稽古場のシーンでは演劇関係者の情熱を感じ、劇中劇のシーンではこちらまで芝居小屋の観客になって初演に立ち会ったかのような感動。よく知っている話なのにこれが結構新鮮でした。グウィネスはそんなに美人とは思えないけど、クラシカルな衣装がよく似合って全体の佇まいが綺麗だし、もともと持っている雰囲気が商家のお嬢様役にぴったり。「十二夜」へ続く、というふうなラストなのでこちらも知っていればより楽しめるでしょうね。ヴァイオラ役は最初の企画ではジュリア・ロバーツ、その後ウィノナからグウィネスが奪ったとか言われているけれど、ジュリアのコスチュームプレイは想像できないし、ウィノナで観たかった気もするけどお嬢様度でやっぱりグウィネスに軍配が上がるかな。あまり好きとは言えない彼女だけど、これは好演していると思います。9点(2004-03-21 00:06:06)(良:1票) 3. ウェディング・シンガー ドリューがまるで赤ちゃんかピンクの子豚ちゃん?のようにプクプクとしていてとっても可愛い。アダム・サンドラーの歌の巧さにびっくり。髪型のせいもあると思うけどこの時が一番素敵かも。ついこの前のことのような80年代がもうこんな風に描かれる時代になったなんて、という感慨もある。映画全体がほんわかと可愛いらしく、美味しいケーキを食べた時のように幸せな気分になれます。8点(2004-03-19 23:56:46)(良:1票) 4. エリザベス 何と言ってもケイト・ブランシェットが素晴らしい。アカデミー賞挙げたかったね。アメリカ人だったら多分獲れたでしょう。エリザベス一世が女王になるまでの話は映画化が無かったと思うので、期待して見ましたが事実と違う点が多くて気になってしまった。忠実な映画化が見たかったですね。でもレスター伯ロバート・ダドリーのジョゼフ・ファインズはイメージも近くて、魅力的。ふたりのダンスシーンは、こんなだったかも、とうれしくなりました。7点(2003-11-15 17:28:50) 5. ディープ・インパクト(1998) 観に行く前はこの手の映画には出演しないような俳優達のキャスティングに興味があって、さほど期待もせずに観たけど、結果は涙腺が故障したかと思うほどの久々の号泣。最後の時に自分だったらどうしたいか、という問題提起を感じて考えさせられたし、登場人物それぞれの人間ドラマが感動的。手違いで一緒にシェルターへ来れなかった彼女を探しに行こうとする息子の決意を受け入れる両親に、日米の親子関係の違いも感じました。目が見えなくなった飛行士がモニターを通して別れを告げるシーンは何度観ても泣いてしまいます。イライジャ、大きくなったね。リーリーとのカップルもさわやかで、可愛かった。同じ隕石がテーマということで「アルマゲドン」と比較されるけど、絶対こっち! 8点(2003-11-12 17:02:45) 6. アルマゲドン(1998) 隕石対決は絶対「ディープ・インパクト」に軍配が上がる。どんなにお金をつぎ込んでも、豪華なキャストを揃えていても、また隕石落下シーンが凄くても、ストーリーに納得がいかなくてはしらけるだけ。結局ブルース・ウィリスがかっこつけてるだけの映画だと思います。2点(2003-11-12 16:41:52) 7. トレマーズ B級映画の傑作。モンスタームービーの中でも一番のお気に入りかな。低予算なのに暗いシーンを使って誤魔化そうとしてないし、全体的にトボけた雰囲気があるのがいいです。街の人達も結構個性的で、そんな所が何度観ても飽きない。ケビン・ベーコンとフレッド・ウォードのコンビもかっこいいです。7点(2003-11-09 17:18:06) 8. マネキン2 1作目より大分落ちましたね。ストーリー自体は素敵なのに残念。ドタバタしすぎるのもげんなりで、ロマンチックにやってほしかったですね。ヒロインのクリスティー・スワンソンもキム・キャトラルよりマネキンにぴったりだったしね。4点(2003-11-08 17:38:28) 9. スターシップ・トゥルーパーズ おつきあいだったとはいえ、こんな映画にお金を払ったのはもったいない。凄まじい殺戮の数々、グロテスクなシーンの連続。もうたくさん。全く受け付けません。 1点(2003-11-02 17:41:50) 10. ロミオ&ジュリエット ロミオの賛辞の言葉に「え、貴方のほうがその言葉にぴったりよ」と思ってしまった。このジュリエットに「ひとめぼれ」は説得力無いなぁ。あ、薬飲んでてラリってたから惚れたのか。シェークスピアのセルフをしゃべるギャングなんて変だし、大体行き違いにしても電話1本で解決できるじゃない、と突っ込みたくなる。ラストもロミオにキスして「まだ暖かい」って、まだ生きてるって。新しい解釈したつもりかもしれないけど、ヒドイです。色彩もケバすぎるし、ドロ臭い。でもふたりの出会いのシーンなんかはわりと好きなんで、困ってしまう。個人的にはジュリエットをCGで消してディカプリオのロミオだけ、見ていたい。(クレアファンの人、ごめん) 4点(2003-11-02 17:36:12)(笑:1票) 11. エバー・アフター 《ネタバレ》 魔法に頼らず、自分の力で幸福を掴み取るという所がとても良い。王子様を担ぐシーンや意地悪姉をグーで殴るシーンは大好き。ドリューもとても綺麗で、過去の事がウソの様にこのヒロインを違和感無く演じています。この時の好演が今の活躍に繋がっていると思いますね。アンジェリカ・ヒューストンの継母も、夫が亡くなる時自分よりも娘に最後の愛情を向けた事が、ダニエルを疎ましく思った原因かも。何よりこんなはずじゃなかった、という思いだったでしょう。短いシーンですけどそんなことを感じさせましたね。王子の政略結婚の相手のエピソードも微笑ましいし、とにかく何度観ても幸せな気分になります。9点(2003-10-31 10:38:26)(良:1票) 12. セブン このエグさはなに?しかも後味も悪い。監督が自己陶酔してる映像も頂けない。内容も映像もとにかく暗い。途中で「電気つけて」って言いたくなりましたよ。4点(2003-10-30 16:41:19) 13. エイリアン3 《ネタバレ》 これは許せない。「2」で生き残った人をリプリー以外殺してしまうとは。百歩譲ってニュートは同じ子役が使えないから仕方ないとして、ヒックスを殺すなんて!しかもストーリーは面白くない、映像は暗すぎて何やってんだかわからない。私にとって「3」は存在しない。2点(2003-10-30 16:33:13)
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