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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. セント・オブ・ウーマン/夢の香り アルパチーノはうまいし、ガブリエル・アンウォーは美しいし、クリス・オドネルは堂々としているが、この手の主人公のパーソナリティやこの手のプロットが使い果たされすぎているせいで、何がどうなるかが想像できしすぎてしまい陳腐とかしかいえない作品になってしまった。 作品や脚本や監督や役者のせいではなく、時代のせいなんだろうと思うけれど[インターネット(吹替)] 5点(2025-04-10 12:37:17)《改行有》 2. 39 刑法第三十九条 《ネタバレ》 井原裕先生「精神鑑定の乱用」に引用?されていたので興味をもって鑑賞 この作品はサスペンスなんでしょうけれど、サスペンスとしては今一つですよね 復讐のために戸籍を変えてたなんて単純でありきたりすぎるし、復讐のためだけに人生をささげている人たちの動機というか背景が弱すぎる だとすれば、これは刑法39条の批判のために作ったんですかね? もしそうだとすると、今度は不勉強すぎるんじゃないでしょうか(影響力のない映画でよかった) そもそも15歳の少年の殺人強姦は刑法39条がなくったって死刑にならないだろうに(映画のなかでも少し触れられているのに)、なぜ刑法39条の不条理をそこまで人生かけて追及するのかの説得力を失わせてる そして、映画をみていて感じるのは、刑法39条の問題ではなく、鑑定医の腕の問題で、「鑑定医の腕によって結果が左右されるのはいかがなものか」ということになると思います 確かに、鑑定がかなり微妙(解離性同一性障害なんていう診断をつける場合とか)な場合はあろうし、そういう場合は複数鑑定がでるということになる(その結果、複数鑑定で鑑定結果が違うので、鑑定が疑わしいということになるのだが、そういう場合は、「精神鑑定を根拠に何かを決定するのは難しい」という判断にはなると思う) また、最終場面で、鈴木京香が「裁判長、精神鑑定は綿密なデータと知識に支えられていますが、所詮精神鑑定人の主観にすぎないのです。精神鑑定の結果、刑法39条のもとに被告人を無罪にしてしまうことは、被告人の人権を守ることではなく逆に奪うことではないでしょうか」と朗々というのですが、むしろ、これは正しいんですよね(ただし、「所詮精神鑑定人の主観にすぎない」というのは、鑑定人が犯行時の善悪の弁別能力に言及するとすれば妥当だが、前半はちょっと言い過ぎ) 刑法39条というのは、もともとは被告人の利益のためにあるのではなく、被告人が心神喪失という人としての能力や責任を失った状態であるとして差別と引き換えの免責を与えるもの(井原先生は「乱心者」「二級市民」と呼んでいます)なんですからね 刑法39条があたかも「被告人の利益」になってしまっているのは、、①現実を知らぬ刑法学者の「責任主義の乱用」思想、②ひたすら無罪を勝ち取りたい弁護士の近視眼的思考、③専門知識を有する司法官に協力したい一心で、精神科医として判断しようもない「犯行時の善悪の弁識能力」を答えてしまおうとしてしまう鑑定医、の三者の合作ということになるらしい(井原先生の著書を一部を雑駁にまとめました)、そうすると問われているのは、現実的に精神科医ができることに立脚した刑法39条の運用をしなきゃいけないということなんでしょう 森田監督の映画は、「作ったような映画」なのでどうも好きになれませんが この映画も、その1つです 同じようなベクトルに市川昆があるけれど、二人はかなりちがう 私は森田芳光は嫌いで、市川崑が好きです[インターネット(邦画)] 0点(2025-04-03 21:10:15)《改行有》 3. L.A.コンフィデンシャル あろうことに、ラッセルクローとケビンスペイシーが、自分の中でかぶってしまって、途中までかなり混乱してみてしまいました。 吹き替えなんかでみたのがよくなかった・・・ そんな風なことさえなければ、ものすごく楽しめそうな作品でした。[3D(吹替)] 6点(2024-12-18 19:21:25)《改行有》 4. ミッション:インポッシブル 20年前に映画館で見に行きました。そして、20年ぶりにテレビで見たところ、モニター、FD、MD、公衆電話と色々懐かしかったです。ただ、色々古びている割には、それなりに楽しくみることができました。[地上波(字幕)] 6点(2015-08-11 07:44:50) 5. ハムレット(1996) いろいろいちゃもんをつけたいところは多いですが、4時間近くを退屈させない素敵な映画です。[DVD(字幕)] 6点(2013-12-03 13:40:51) 6. タイタニック(1997) 結末が分かっているがゆえに興をそがれる面がどうしてもあるが、ケイトウインスレットの芝居の上手さとディカプリオの美しさと映像の美しさがカバーしきっている。絶対映画館でみたかった映画。売れすぎてバカにして見に行かなかったのが悔やまれる。映画館でみたら、もう少し点が上だったかもしれない。[レーザーディスク(字幕)] 8点(2013-11-19 05:26:57) 7. 新・刑事コロンボ/マリブビーチ殺人事件<TVM> 新シリーズの中では、珍しい佳作で、楽しめることは事実。だけど、犯人の殺人の動機が今一つわからない。それに、殺す前に、少しくらいは、話を聞くもんだろ。問答無用で殺すほど追い込まれているとは思えない。[DVD(吹替)] 6点(2013-09-19 07:27:15) 8. 世界中がアイ・ラヴ・ユー クリスマスシーズンに恋人と映画館に見に行ったら、幸せな気分になれる気がしました。猛暑にiTuneで一人でみる映画じゃないです。それでも、ラスト近くのウッディアレンとゴールティホーンのダンスシーンは良かったですね。やはり。プライベートベンジャミンを見直そうという心持になりました。[インターネット(字幕)] 5点(2013-09-05 09:36:15) 9. トイ・ストーリー 3を先に見ちゃって、次にこれを見ました。昔の作品ですけど、よくできていますね。1から順に見ればよかったです。[CS・衛星(吹替)] 7点(2013-04-21 12:51:27) 10. フランケンシュタイン(1994) 2時間にしたいなら、原作に忠実にしちゃあ、ダメだってことなんでしょうね。原作を読んでないけど、そう思いました。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-26 19:21:36) 11. プロヴァンスの恋 こういう恋もあるんだろうなあ、とポーッとなります。監督の想いが伝わってくる佳作。[DVD(字幕)] 8点(2013-03-06 12:59:51) 12. オネーギンの恋文 ストーリー自体は、少々物足りないが、レイフ・ファインズとリヴ・タイラーがとても質の高いお芝居をしているので、満足できる。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-02 18:31:40) 13. ジーア/悲劇のスーパーモデル<TVM> アンジェリーナ・ジョリーの好演は認める。しかし、80年スーパーモデルを、2000年個性派女優に演じさせることに、そもそもの無理がある。エイズというテーマにせよ、当時の時代のコンテキストを通じないと見るに値しない。時代とともに風化した凡作、という評価はしたくないが。[DVD(字幕)] 5点(2013-01-15 12:41:44) 14. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス これが上映された時は、世の中大騒ぎだったような気がするが、今は昔である。まあ、普通に面白いが、暇な人以外にはお勧めできない。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-23 23:31:31) 15. ナインスゲート サスペンスだと思わないで、ファンタジーやパロディだと思ってみると、まあまあ、見れる。ポランスキーもそう言ってたし。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-19 19:21:18) 16. 魅せられて(1996) 若い女のいやらしさと、処女の醜さをよく表現できている。しかし、モーツァルトの使い方が間違っている。[レーザーディスク(字幕)] 6点(2012-12-13 23:31:43) 17. アルマゲドン(1998) ハリウッドの予定調和のような映画。なくなって困ることはないが、そういう意味で、映画らしい、映画。 [DVD(字幕)] 5点(2012-12-12 00:53:50)《改行有》 18. 赤い航路 プロットを生かして、もうちょっと上手に撮れるんじゃないかと思った。今のままだと、80年代くささのなかに埋もれてしまう。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-03 04:47:15) 19. プレタポルテ 映画好きとファッション好きには、たまらない作品だと思うが、私は、いずれも、それほどではないので、そこそこ、といったところです。70年代スターも入れ込むと、パロディは一層面白かったかもしれないですね。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-09 16:34:42) 20. ディック・トレイシー 映画館でみました。この頃って、アメリカンコミックの実写化が、ぼつぼつ出てたと思うのですが、「ディック・トレーシー」ってコミックがあるんだ、と思った記憶があります。そして、知らないにもかかわらず、実写化がうまくできているなあ、アメリカンコミックらしいなあ、と思った記憶があります。ダスティン・ホフマンやアルパチーノが出てたことすら、覚えてないですが。[映画館(字幕)] 6点(2012-10-06 09:29:54)
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