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1. デッドマン(1995)
数年前、深夜偶然テレビで観た。映像の美しさに惹かれ、何の映画かわからなかったが、観るうちにジム・ジャームッシュに違いないと思った。彼のとぼけた感じ、大好きなので眠気は抜けて見入った。もっとも、映画自体は夢を見ているような感じだけれど、さすがだなと感心して見終わったのを覚えている。好みが別れる彼のような映画が平均点で判断されるのが忍びなく、プラス票を投じたい。映画からエンターテインされなくてもOKなひと、もしくはそういうゆとりのあるときにみると、少しいびつではあるが作者が追求しているものの輝きがみえる。8点(2003-11-30 01:41:12)
2. ブギーナイツ
「麻薬的映画」この監督はドラッグのような作品をつくる。映画としてはマグノリアのほうがトム・クルーズが加わったりで楽しめるが、悲しい情けない人間のアラベスクが次第に愛としか表現しようのないところへずるずると滑り込んでゆくという構図は全く同じ。んー、このここちよさ、やめられない。何度観ても退屈しない作品をつくるのはキューブリック亡きあとこの監督しかないかも。すごい、天才。9点(2003-11-29 19:14:16)
3. アメリカン・ヒストリーX
演技、カメラ、編集、ストーリー、すべてすばらしい。というより、すごい。美しい。なんか、クリアーでピュアな衝撃という感じ。ロング・ウォーク・ホームなどと併せて観るというのもよいのでは。9点(2003-11-25 01:42:46)
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