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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 《ネタバレ》 これだけ主役級の役者を揃えておきながら最後まで映画が[美男子俳優のコスプレショー]にならずに[芸術性の高い映画]として終えられたことは驚きに近い。中でも一番光っていたのはやはりトム・クルーズ。不気味なほど美しく妖艶な彼の姿と気迫のこもった演技はブラット・ピットを始め、周りの役者を完全に喰っていた(と思う)。それ程この役に彼は合っていたと言える。映画中ブラット・ピット演じるルイは何世紀にも渡る自分の半生をライターに語り始める。それはヴァンパイアでありながら人間の心を持ってしまった彼が味わってきた生きる苦しみ、失望、愛情と憎しみ、そして永遠に訪れることのない死への思い。それらすべてを吐き出すことで彼はほんの少しでも安らぎが欲しかったのかもしれない。それはある意味警告でもある。にも関わらず彼の話を聞いていたライターは(観ている私も)ヴァンパイアに対して不思議と憧れのようなものを抱いてしまう。その姿を見たルイは人間に対し、自分に対し失望し、さらにまたぼやき始めるという悪循環に陥ってしまうのが悲しい。そして最後に復活したレスタトを出して来るというのは憎い演出。[映画館(字幕)] 8点(2005-01-06 12:28:39)(良:1票) 3. 北斗の拳(1995) 映画の終焉を予感させる映画。0点(2004-03-21 23:00:55)(笑:2票) (良:1票) 4. 海がきこえる<TVM> 個人的にはアッサリとしている方が好きなので結構これは好き。特に最近のジブリの自称名作作品達に比べれば100倍良い。耳をなんとかって作品もなかなか良かったけどあそこまで自分の気持ちをベラベラ喋られたり下手に歌を入れられたりすると逆に白ける。なのでこの作品のように淡々としている台詞や音楽、地味だけどどこか温かいストーリーはしつこくなく、観ていて心地よかった。たしかにあのヒロインはわがままで自分勝手な奴だけど強気な態度とは裏腹に所々に見せる弱さや寂しそうな表情を観ているとそれが世間に対する必死の強がりだったのかな~とか思ったりして凄く人間らしさを感じた。他の登場人物達の微妙な心の動きも上手く描けていて繊細な感じがした。今のジブリもあれこれ考え込まずにこれくらいストレートな作品を思い切って作ってみてもいいんじゃないかな。8点(2004-03-20 13:42:08)(良:1票) 5. シティ・オブ・エンジェル 《ネタバレ》 ニコラス・ケージはどうみても天使では無い。あれじゃただの疲れた中年オヤジの幽霊。黒服の男の天使達という設定は悪くないので残念。ラストも、よそ見しながら両手放しで自転車こいで勝手にトラックの荷台に突っ込んで死ぬなんてあまりに間抜けで唖然。笑えない、泣けない、何も感じない薄い映画。1点(2003-12-10 15:51:46)(良:1票)
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