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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  風の中の牝雞 私としては、もう少し夫の葛藤をしつこく描いて欲しかった。その不足が、この映画を気の抜けた、いま一つ中途半端な作品にしてしまってる。夫の複雑な煩悶や絶望が克明に描かれなければ、単なる「時代のあおりを受けた可哀想な夫婦の話」で終ってしまう。だが、そこをギリギリの一歩手前で踏み止まって救っているのが、田中絹代の演技力である。彼女の役どころは意外にも複雑だ。この妻の捻じ曲がった貞淑さをここまで上手く表現できる女優はなかなか居ないだろう。この妻は、涙ながらに自らの不貞を詫び、止むを得ぬ事だったと許しを請う。この妻の態度の内に夫は回りくどい恨みがましさの他に、ある種のふてぶてしさを嗅ぎ取り苛つくのである。何処か彼女は「私は妻ですもの。子供の為、夫の為、家庭の為にこの位の事は当然ですわ」とシャーシャーと澄ましている。「どお?私って可哀想でしょう。でも偉い妻でしょう。」と言っているのが透けて見えるのだ。だからこそ、いともあっさりと告白してしてしまうのである。「隠し事はしたくないの」とか言って。鼻持ちなるぬエゴイストである。そのくせ、変にうじうじしている。この妻には凛とした所がない。唯、だらしなく疲労している。これでは夫はやり切れない。その上「性」という事が絡んでいるので夫の感情にのっぴきならぬ物が纏わり付くのである。夫としては、いっその事「何、言ってやがんだ!!この宿六めっ!!お前が兵隊にとられる時、それ相当の物を残して置いて行けばこんな事にはならなかったんだ!!この甲斐性無し!!」と妻から啖呵をきられたなら、まだ少しは救われたであろう。こういった夫の複雑な心理をもっとあくどく描ければ、もっと奥行きのある作品になったであろう。終戦後、小津は「これからは、もっと自分というものを出して撮りたい」といって意欲的にこの作品に取り掛かったそうだ。小津の女性観、と言うより結婚観には何やら慄然とさせられる。6点(2004-05-10 21:23:59)(良:1票)

2.  破れ太鼓 阪妻演じる頑固親父は戦後高度成長の象徴だ。一人一人の内面なんか顧みないで突っ走る。でも愛すべき無骨なニッポンの親父だ。それを阪妻がカリカチュアとして見事に演じている。プラス、自分の親父のウンコを顕微鏡で覗き狂喜する研究熱心な大泉滉で合計9点!!9点(2004-05-03 10:51:59)

3.  わが青春に悔なし 哀愁の糸川検事!!可哀想な糸川検事!!一番真っ当なのは彼だ。それなのに、「戦争阻止!!」で自分よがりな親不孝者の非国民である野毛に原節子を取られちゃうし、その原節子には軽蔑の眼差しで睨まれちゃうし、理不尽である。糸川検事が学生時代、政治運動に挫折したのは臆病風に吹かれたからではない。女手一つで育ててくれた母親への親孝行の為、断腸の想いで離脱したのだ。だのに、不当に卑怯者に描かれておる。不憫で涙を禁じ得ない。私には原節子が健気で勇敢なヒロインとは思えない。どう見てもファナティックでどう猛な女だ。 糸川君、嘆く勿れ、泣く勿れ。君は美しい。時代の運命に従順である者は美しいのだ。糸川検事よ永遠なれ!!糸川検事に7点!!7点(2004-04-26 19:35:39)(良:1票) 《改行有》

4.  一番美しく これは当時の大日本帝国にとってイヤミな映画ですよね。「戦争や国家のせいで、彼女達はこんなにも可哀想」とでも黒澤が言いたげな雰囲気が全編に濃厚に漂っています。「お年頃の彼女達にボロ着せて、こき使いやがって」って。しかも作品としての出来も悪くありません。背景に何があろうと、明るく健気に働く若い女性達がみずみずしく描かれています。しかし何故、不幸な状況下で明るく元気に振舞う若い女性って、こんなにも可愛く愛しいのであろうか?思わず抱きしめたくなっちゃった。アレ?やっぱこの映画は国策映画として成功しているのかも。ウーン難しい。7点(2004-02-20 04:32:01)

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