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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  レオン/完全版 人並みに「映画好き」を自称してきましたが、こんなすばらしい作品を知りませんでした。自らの不明を深く恥じ入るばかりです。主役3人のキャラ設定、呆れるほどの反社会性、ほどよいスリル感、スティングのテーマ曲、そして何より、三者三様のたまらない孤独感と全体に流れる寂寥感。何もかも完璧です。 本筋からはややズレますが、妙にツボにハマったのが、前半でジャン・レノが一人、ほとんど客のいない映画館で笑うシーン。アイロンがけや牛乳買いや観葉植物の手入れや銃の掃除は彼にとって日常でしょうが、映画だけはちょっと違います。いったいどんな思いで喜劇映画を選んだのか、そんな想像を巡らすだけで泣けてきます。[CS・衛星(字幕)] 10点(2012-07-27 23:43:38)《改行有》

2.  男はつらいよ 寅次郎紅の花 以前、NHKで寅さんの特集をやっていたときのこと。「紅の花」の撮影の合間、いかにも身体が辛そうな渥美清が、インタビューに答えてこんな話をしていました。映画「スーパーマン」のロケ中、近所の子供たちが集まってきて、スーパーマン役の役者に「空、飛べよ」とはやし立てたそうです。「そんなこと言われたって、人間だから空なんか飛べるわけないもんね。でも、飛ばなきゃいけないんだよね…。ご苦労なこったね」。そう穏やかに語る渥美清の姿は、とても寂しそうでした。世間から役柄と本人とを同一視される喜びと哀しみは、常人の思い及ぶところではありません。私も寅さんを見るたびに、「空を飛んでくれ」と願っていた1人です。そして毎回、期待どおりに飛んでくれました。長い間、ご苦労さまでした。[CS・衛星(邦画)] 10点(2007-01-31 01:12:33)(良:1票)

3.  變臉~この櫂に手をそえて~ これほどの傑作を、私は他に知りません。結末は最初から予想できたけど、どんどん引き込まれて、最後は涙でボロボロ。恥ずかしくてしばらく映画館を出ることができませんでした。NHKのBSでも何度か放送してたけど、そのたびに泣きました。10点(2004-01-07 01:40:35)

4.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 タイトルのイメージから地味で退屈かと敬遠していましたが、すごくいい作品でした。テーマはタイトルどおり「ルール」でしょう。十把一絡げにルールを定めても、それが全員にとって都合がいいとは限らない。ルールを破ることで誰かが救われるなら、喜んで破りましょうというのが孤児院の話。たまたま先日、米国の連邦最高裁は中絶を認めないという〝画期的〟な判決を出しましたが、ラーチ先生ような存在がますます求められることになりそうです。医師免許の偽造やレントゲン写真の件も人を救うためのルール破り。経緯を考えれば、心に沁みます。 それからサイダーハウスにも杓子定規なルールはありますが、季節労働者たちはハナから守る気がないし、そもそも読めない。では無法地帯かといえばそうではなく、真面目に働くし、商品を汚した者には烈火のごとく怒る。近親相姦という究極的なインモラルに対しても、ある種の〝自浄作用〟が働くわけで。それから主人公とヒロインとの不倫も、きれいすぎるほど跡形もなく決着。 このあたりは宗教観も関係するのかもしれませんが、誰かにルールを押しつけられなくても、人にはそれぞれ自分なりのルールがあって、いろいろ間違いを犯しても結局は「善」に戻るのだというメッセージとして受け止めました。見終わった後に温かい気持ちになれたのは、そのためかなと。[CS・衛星(吹替)] 9点(2022-07-03 23:16:19)(良:1票) 《改行有》

5.  ファーゴ 《ネタバレ》 今さらながら初見ですが、これは傑作。冒頭に「変な顔」のスティーブ・ブシェミがいかにも胡散臭く現れた時点で、否応なく物語に引き込まれました。 で、2つの「breaking bad」が同時進行しつつ延焼していく展開には説得力があります。1つは殺人。最初の偶発的な殺人を隠蔽するために、次々と人を殺さざるを得なくなるのはありがちな話。2人目以降は無感覚になる様子もなかなかブラックでした。もう1つは嘘。いわゆる「嘘の上塗り」をせざるを得ない状況は、なかなか辛いものがあります(自業自得ですが)。途中、唐突に「ヤナギタ」が登場して「?」だったのですが、これが嘘&殺人の世界と、真っ当に生きる女性署長を交差させる結節点だったのかなと。 話自体は単純ながら、いろいろ重層的に意味を持たせる(と見る側が勝手に解釈したくなる)あたりは、さすがだなと思うばかりです。[インターネット(字幕)] 9点(2021-05-02 02:41:21)《改行有》

6.  日の名残り 予備知識ゼロで、ほとんど期待することなく見たのですが、これは傑作。第二次大戦直前というややこしい時代背景と、主人公の心の葛藤の絡み具合が見事です。「執事」という、少なくとも自分の人生においてまったく接点のない職業でありながら、その言動や表情にはひたすら共感するばかり。誰でも社会的な立場というものがあり、それゆえに忠誠を尽くしたり、屈辱を味わったり、言いたいことをグッと堪えたりするわけで。それによって何か報われるかといえば、けっしてそうではなく、ままならない思いを抱えたまま人生を終えていくのでしょう。 「老いらくの恋」ですらないささやかな再会が「1日のうちでもっとも美しい夕暮れ時」であり、しかもその後でどしゃ降りの雨に見舞われるという皮肉も滲みます。寅さんよりも健さんよりも「男はつらいよ」でした。しかし全体として暗くならないのは、ときどき繰り出されるユーモアのせいでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-07-27 23:35:04)《改行有》

7.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 映画にしておくにはもったいない映画。映画館で1度しか見ないとすれば、よほど記憶力や注意力の高い人でもないかぎり、全容を掴むのは難しいんじゃないでしょうか。2度も3度も見返すことで、伏線や前フリがわかってアタリメのように味わいが出てくる気がします。その意味では、DVDとかテレビ録画向きかなと。 私も最初に見たときは、〝衝撃のオチ〟に愕然とするばかり。しかしざっくり見返して伏線を拾っているうちに、別の感情が湧いてきました。バカで弱いと蔑まれ続けた男が、最後の最後に一発逆転をかまして去る。この爽快感たるや、なかなか凄まじいものがあります。実生活も、かくありたいものです。[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-04-06 23:33:56)《改行有》

8.  こころの湯 しみじみ感がたまりません。特に好きなのは、平原に住む少女の話。涙を流しながら入浴するシーンに、ついもらい泣きしてしまいました。風呂ってすばらしいものなんですね。いきなり画面が平原に切り替わったときは、DVDエラーかと思いましたが…。あとは、あの兄弟の今後の幸福を願うのみです。そう真剣に思わせるほど、いい映画です。ところでこの銭湯、女湯はなさそうでしたが、それが中国銭湯のスタンダードなんでしょうか。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-09 01:35:58)《改行有》

9.  カリートの道 健さんを彷彿とさせる、米版ヤクザ映画。やっぱりアル・パチーノはカッコいい。ショーン・ペンのイヤらしさが、それをますます引き立ててくれました。ただ、巨匠にケチをつけるのもナンですが、なぜラストから始まったのでしょうか。「もしかしたらパラダイスに行き着けるかも」と期待しながら観たほうが、もっとおもしろかった気がします。9点(2004-03-28 03:17:23)

10.  バッファロー'66 クリスティーナ・リッチもかわいいけど、作品全体がチャーミングな印象。終始ニヤつきながら観てしまいました。タイトルとその理由もシャレてますね。いつか、もう一度観たいと思います。9点(2004-03-03 17:51:32)

11.  ジェロニモ(1993) 《ネタバレ》 予想外に堪能させてもらいました。迫害を受ける側の視点で描かれた作品はいろいろありますが、迫害する側を語り部にしている点が面白い。それはつまり米国白人にとって自分たちの祖先の理不尽な行為を晒すことになるわけで。かの国でどう評価されたかは知りませんが、なかなか勇気のある作品かなと。 ただし、さすがに一方的に追い立てるのではなく、陸軍側の主要登場人物4人はいずれも先住民に親和的。このへんで自国史批判にならぬよう、バランスを取っている感じ。 個人的に好きなのは、中盤にジーン・ハックマン扮する准将とジェロニモが膝詰め談判するシーン。お互いに嫌悪や不信を抱きつつ、それでも戦争よりはマシという点では一致して講和の道を模索するわけで、なかなか見応えがありました。しかし結局、すべて水泡に帰すあたりがなんとも。いかに和平が難しいか、いかに強者の論理が弱者を圧倒するかがよくわかります。まあ現代人なら誰でもよく知っていると思いますが。[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-04-21 00:09:24)《改行有》

12.  レザボア・ドッグス 今さらながら初見。これは面白い。冒頭にいかにもタチの悪そうな面々をクドいぐらいに紹介しつつ、いざ犯行現場はいっさいスルーして、その後の出来事がほぼ倉庫だけで描かれる。映画というより2幕ものの演劇を見ているようでした。観客としては、「この間に何があったのか」と想像力を掻き立てられるとともに、「なぜそうなったのか」も気になって目が離せなくなります。かなりバイオレンスな作品ではありますが、やたら饒舌なセリフにはムダがなく、ある種の格調の高さを感じます。[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-12 02:13:59)

13.  羊たちの沈黙 超久しぶりに再見。前回の印象は牢の中、檻の中のレクターしか残っていなかったのですが、今回も同様。独特な〝マスク〟で覆われた風貌もさることながら、ひたすら特殊な性癖とずば抜けた頭脳で勝負するあたりが斬新。脳筋で勝負するスタローン等とは対照的な、ある種のヒーローだと思います。 そのダークな輝きが強すぎて、個人的にはジョディ・フォスターも肝心の猟奇犯も霞んでしまった感じ。さすが名作だと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-10-08 00:40:14)(良:1票) 《改行有》

14.  バットマン リターンズ 《ネタバレ》 まさにティム・バートンならでは。前作のジョーカーもよかったけれど、ペンギンも負けず劣らず魅力的。なんともダークで怪しい雰囲気ながら、アヒル型の乗り物とか、ミサイルを背負った武装ペンギン部隊とかでホッコリさせられます。これほど分裂した世界観は、他ではなかなか味わえません。捨てた親を探して云々というストーリー展開も、最期に川に流されるシーンも泣かせます。 それからクリストファー・ウォーケンもいい。最初のほうで地球温暖化を止めるために原発を建設するとか、実はそれは巨大な蓄電所だとかという話が出てきましたが、なかなか先見の明があるんじゃないでしょうか。悪役風のキャラでしたが、実業家として何が悪いのかわかりません。 対するキャット・ウーマンは、いろいろ活躍していましたが今ひとつ。それからバットマンに至っては、ほとんどゲスト出演の体。別にいてもいなくても、他の「○○マン」でもよかったような気がします。個人的には、ぜひ「ペンギン男リターンズ」を見てみたい。もう時間が経ちすぎてしまいましたが。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-10 02:23:00)《改行有》

15.  仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) 単純明快&勧善懲悪なストーリーといい、チャンバラが見せ場な点といい、主人公(私にとってはガブリエル・バーン)がカッコ良すぎる点といい、まさにフランス版時代劇。ディカプリオの演じ分けも見事ですが、やはりバーンでしょ。序盤で、市民の投げた腐った果物を剣で刺して受け取るあたり、いかにも活劇にふさわしいヒーローという感じです。 ところで、フランスの太陽王をアメリカ人のディカプリオが英語で演じることを、フランス語圏の人はどんな感覚で見ているんしょうか。日本の時代劇に置き換えるなら、信長をジャッキー・チェンが中国語で演じるようなものかなと。そう考えると違和感しかないのですが。[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-12-09 02:08:10)《改行有》

16.  遥かなる大地へ 19世紀末のアイルランドだのアメリカだのと言われても、あまり興味ないよなぁと思いつつ見始めたのですが、あっさり引き込まれました。終始ものすごく過酷な話のはずなのに、ユーモアが散りばめられていて暗くならないところがいい。ニコール・キッドマンによる女性目線のエロもすばらしい。物語は突然終わり、〝その後〟の話がいっさい描かれていませんが、薄々想像させるあたりもいいですね。 余談ながら、アメリカで登場するボスが、吉田鋼太郎にしか見えません。[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-12-02 23:00:36)《改行有》

17.  ギルバート・グレイプ ミスチルが録画したのはこの作品ですね。大昔に見た「大草原の小さな家」のような、健気に生きる家族にトラブル続出みたいな話ならイヤだなと思って避けていたのですが、案外ほのぼの系でした。どちらかといえば、やはり大昔に見た日本のATG映画から熱気と湿気とエロを削ぎ落とした感じ。世間的には誰も関心を払わないが、本人たちにとっては一大事という私小説的な悲喜劇でした。劇的に何かが変わるわけではなく、どこまでもナイーブなところがいい。 例えばジョニー・デップが父親について話し、ジュリエット・ルイスが「似た人を私は知っている」と答えるシーンなんて、何気ない会話のようですがけっこうグッと来ます。そこまで2人の距離が近づいたというか、慈愛に満ちているというか。 邪道ながら、ジョニー・デップの「シザーハンズ」は3年前の作品、ジュリエット・ルイスの「ナチュラル・ボーン・キラーズ」は翌年の作品。カルトな作品に挟まれて奇跡的に交錯したのかと勝手に想像すると、また感慨深いものがあります。[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-05-09 02:39:35)(良:1票) 《改行有》

18.  ギャラクシー・クエスト 設定だけでワクワクさせてくれますが、中身もそれを裏切りません。役者とは何か、芝居と嘘はどう違うのかといった深遠なテーマにまで迫っていた気がします。一見するといかにも荒唐無稽なB級作品でありながら、アラン・リックマンとシガニー・ウィーバーがA級な気品を漂わせています。カブリモノと胸元がだんだんボロボロになっていくあたり、演技から本気になっていく様子を演出しているわけで、バカバカしいけれどよく練られているなぁという感じです。なお、シガニー・ウィーバーがこんなに美人だったとは、この作品で初めて認識しました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-28 03:32:03)(良:1票)

19.  シックス・センス 《ネタバレ》 今さならながら初見。「感動の怪談」といったところでしょうか。見たくもないものが見えてしまうというのは、特殊能力とはいえ日々ストレスだろうなという気がします。なーんにも見えない・感じない自分にあらためて感謝。 しかし幽霊にもそれぞれ言い分があるはずで、言い残したこと、やり残したことがあれば死んでも死にきれないしょう。日本にも「成仏」という言葉がありますが、このあたりの感覚は宗教も人種も文化も関係なく共通するのかなと。人類は皆兄弟ということか、あるいは洋の東西を問わず、案外現実に起きていることなのかもしれません。とはいえ単なるファンタジーにはせず、しっかりホラーしているところも好感が持てます。 そして何より、このレビューの極端な多さがホラーです。死にきれない人も加わっているんじゃないかと。[インターネット(字幕)] 8点(2018-09-22 09:56:03)《改行有》

20.  トゥルー・ロマンス とても作品の内容に似つかわしくないテーマ曲がいい。有名な役者がチョイ役でゴロゴロ出てきてバタバタ死んでいくのもすごい。「友情出演」的なものでしょうか。ブラッド・ピットだけ意味不明でしたが。 そして何より、暴力というのは人を惹きつけるものだなあと実感。緊張感のある会話や、激しい銃撃戦のワクワク感は並大抵ではありません。これが人間の本性というものでしょうか。あくまでも映画というフィクション上での話ですが。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-07-19 00:55:47)《改行有》

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