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プロフィール |
コメント数 |
16 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
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1. ピカソ-天才の秘密
これって本当に超一流のサスペンス映画だと思います。凡人の発想としてはインタビューや作品解説を入れてみたくなるところですが、そうした余計な「言葉」が一切無いので、これは闘牛場だろうか?とか画家自身の姿だろうか?とか、作品を自由に鑑賞することができます。何回観ても飽きません。ピカソは70歳を超えていると思われますが、元気のかたまりですね。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-29 00:32:19)(良:1票)
2. モガンボ
エヴァ・ガードナーとグレース・ケリー、そしてクラーク・ゲーブル。ハリウッド史上最高の美男美女が揃った豪華なキャストで、新春から眼福にあずからせていただきました。遊び人のエロイーズ(A・ガードナー)と温室育ちのリンダ(G・ケリー)、役柄のタイプは異なるものの、ともに情熱を秘め気品漂う二人の女優の美しさには、ただただ見とれてしまいます。髪型やファッションも、仕草やポーズも、美女が堂々と美女を演じていて気持ちいい程です。この二人を前にしては、ヴィクター(C・ゲーブル)でなくとも優柔不断になりましょう。また東アフリカが舞台のこの作品で、小象に引き倒されたり、キリンと船に乗ったり、ベッドには大蛇がいたりと、他の誰よりも多くの野生動物と共演してみせたA・ガードナーの度胸の良さも見所です。特にテントの中に、、、のシーンは愉快で大好きです。『紅塵』(1932)のリメイクですが、キングの魅力も健在で、G・ケリーに「あなたを見ずにはいられないわ」なんて言わせるあたりはさすがです。そしてラストカットはジョン・フォード監督らしい素晴らしい美しさです。8点(2005-01-07 15:19:59)(良:1票)
3. 静かなる男
ケンカ好きの負けず嫌いでアイルランド魂のかたまりのようなレッド・ダナハーが、妹に近寄るジョン・ウェイン演じる主人公が気にくわずこう言います「手帳に書いてやる!」。これは(お前を俺のブラックリストに載せてやるぞ)というような慣用句だと思って観ていたら、本当に目の前で手帳を取りだしカキカキとなにやら書き込んでいる(笑)。そして「ほら、お前の名前を横線で消してやったぞ」などと得意になっているのです。これはされた方もかなり不愉快でしょうけれど、少なくともいきなり殴り合いになるよりはスマートな方法で、私もいつか真似してみたいと密かに思っています(笑)。頭にきたことを手帳に書いて線で消すだけでも結構イライラ解消に効果的なような気がするのです。映画では結局最後は殴り合いですが、最高に楽しい殴り合いです。それから「風と共に去りぬ」のスカーレットのあの気性がどうも、、という方も多いと思いますが、そういう方にも、この映画のケイトの、誇り高く気が強い悍馬のごときアイルランド女性の気質が魅力的に感じられるのではないかと思います。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-03 00:37:05)(良:1票)
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