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1. ザ・グリード
《ネタバレ》 面白かった。見るからにメル・ギブソンのバッタもんみたいな顔した主演俳優さんも、本当、この手のB級映画の主役をやるために生まれてきたような感じで、ナイス。んな訳でヒロインをやった女優さんは、どうしても偽レネ・ルッソに見えてしょうがなかったのだけど、X-Menの念動力のあの人だったのですね。納得。ただ、東洋系の女性キャラが始めの頃であっさりやられたのは、ちょっと複雑な気持ちでしたけど。
クリーチャーも適度にグロく、かつ妙にかわいいところもあって、最近ベストセラーになっている「へんないきもの」の世界を思い出してしまいました。人にあらすじを話せば3秒で呆れられるであろう無茶苦茶なストーリーですが、なによりテンポがよく、お約束や見せ場のツボも決して外さない、まさしく職人技ですなあ。昔、映画館は2本立てが当たり前だった頃なら、お目当ての話題作はイマイチだったけど、同時上映の奴は結構面白かったよ、どんな内容か忘れてしもたけど・・・という具合に話題にされる映画です。
・・・で、良く見たら「ハムナプトラ」「ヴァン・ヘルシング」の監督さんなのですね!この人の作品はもしかして私と結構相性がいいのかも?6点(2004-11-26 00:05:29)《改行有》
2. ダークマン
サム・ライミ演出のケレン身がたっぷり堪能できる、私にとっては愛しの一本です。
最初は暇つぶしで入った映画館でたまたま観たに過ぎなかったのですが、その後何回テレビで観ても面白さが褪せない。それでもってビデオを購入いたしました。
それにしても、スパイダーマンといい、この映画といい、ヒロインがイマイチ・・・なのは、監督の趣味なんだろうか?でも、それが妙にB級テイストを醸し出しているんですよね。9点(2004-03-30 21:55:07)《改行有》
3. アルマゲドン(1998)
《ネタバレ》 正直、劇場で見たときは、「アホらし、本職の宇宙飛行士に穴掘りさせる方が、効率いいにきまっとるやろ!」と、突っ込みまくっていたが、数年の間を空けてビデオで観ると、印象が変わった。
要は、これ、宇宙を舞台にしたハリウッド版「プロジェクトX」なんだわ~。そうして観ると、地味な作業である穴掘りのプロフェッショナルを主役に据えたのも納得。途方もない任務のため、全国から集結した一癖二癖三癖もあるプロたち。限られた時間過酷な作業環境(そら、これ以上過酷な環境はありませんわなあ、地球上には)。そして組織の中の軋轢とこれでもかこれでもかと起こるトラブル。こうした、プロXを盛り上げる要素は、この映画にもてんこ盛りで、しかも結構上手く配置されているので劇場で観たときよりは盛り上がりました。て、いうか、劇場公開当時はまだ放送してなかったんですよね。プロジェクトX。
どうせなら、エンディングは、
(田口トモロヲの声で)
「グレースの元に一人の宇宙飛行士が歩み寄り、話しかけた。『アメリカ空軍のシャープです。世界一勇敢な男の娘さんと握手させてください』。スタンパーがAJに託したワッペンは、今もトルーマンのデスクの上から、宇宙の勇者たちを見守っている・・・」へ~どらぁ~い、て~るらぁ~い・・・つう風に行きたいモンですな。6点(2004-01-22 11:17:26)《改行有》
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