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1. 二百三高地
《ネタバレ》 随分昔にTVで見たのですが、その時は最後の明治天皇との謁見の場面が強烈に印象に残りました。で、最近レンタルでDVDがあったので借りてみたんですが、やはり自分が歳をとったのか、随分印象が変わりました。つまり、政治的手段である戦争と、それに巻き込まれる個人との対比を痛烈に感じました。政治的に見れば、ロシアとの講和の道も模索しながら開戦に踏み込まざるを得ない事情がある。しかし、それに参加せねばならない個人の悲惨さ、凄惨な戦場というものを見事に描いていると思います。様々な事情を抱えながらも戦わざるを得ない状況に追い込まれてしまうのは、今の我々からは想像もできない辛さがあったと思います。そうした先人の行いがあったればこそ、今の日本という国が維持されてもいるのだと思います。たとえ、その結果として、より大きなものと戦わなければならなくなったとしても・・・。
最後に、DVD版では流石に”五目飯”のシーンのセリフは変更になっていましたね。あそこも当時、相当に印象に残っていたので気づいてしまいました。8点(2004-07-16 01:03:45)《改行有》
2. 幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬
《ネタバレ》 小学生の時にオフコースファンだったので、挿入歌として曲が使われていると聞き、見に行きました。
当時は幕末の知識も無く、いまひとつストーリーも理解していなかったが、土佐勤王党が弾圧されたことを聞き泣くシーンを見て涙してしまった。武田鉄矢よりも竹中直人が屋根の上で旗を振りながら泣くところの方がグッときた。今でもかなり好きな作品で、幕末に興味を持つきっかけになった作品。ま、今見るとおかしなところも多いんですが・・・。8点(2003-12-21 19:41:10)《改行有》
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