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1. 赤い靴(1948)
《ネタバレ》 1900年代初頭に華々しい活動を行ったバレエ団、バレエ・リュスがモデルとなっている(振付師役は実際にバレエ・リュスで活躍したマシーン氏)。主人公ヴィッキーの栄華と最期には、自らの心とバレエ団オーナーとの狭間で揺れて心を壊した天才ニジンスキーの影を重ねずにはいられない。「赤い靴」の舞台で、くるくると絶え間なく回り小刻みにステップを踏む彼女の姿はある種機械的で、何かに取り憑かれたのよう。「踊るため」に存在するはずだった彼女が、踊り以外のものに心を捧げたことで崩壊してしまうラスト、レルモントフの叫びがキリキリと痛いほど耳に響く。一昔前の作品ゆえの普遍的な美しさと、モイラ・シアラーの鮮やかな足裁きをデジタルで再現してくれたスコセッシに感謝。[映画館(字幕)] 7点(2011-09-11 17:04:14)
2. イースター・パレード
うわ、これ綺麗だし楽しいし素敵。あのカラフルな色とダンスは劇場の大画面で観るべきものだなぁと溜息。私帽子が好きなので、あの帽子の数々を見ただけで嬉しくなりました。本物のイースター・パレード見てみたい…。しかしフレッド・アステア凄いですね。多分心臓以外にもビートマシーンを持っている。おそらく手足に強力バネが入っている。この人を観ちゃったら、ちょっと道でスキップしたり階段駆け下りたり、にわかアステアしてみたくもなりますね。明日職場でやらないように気をつけよう。[DVD(字幕)] 8点(2006-07-27 23:07:56)(良:1票)
3. 素晴らしき哉、人生!(1946)
天使が出てくるまでが長くて長くて大変でしたが、やはりその後の展開が・・・。天使が奇跡を起こすのではなく、あくまで主人公が歩んできた道程が結果をもたらしたというラストが・・・。どーすんだよ泣いちゃったじゃないか。見てよかった、この話忘れちゃならない。ここのサイトで評価が高かったから借りてみました。皆さんどうもありがとう。8点(2004-01-17 11:52:47)(良:1票)
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