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プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  三人の女 尖った針がいっぱい出ていてチクチク刺さり引っかかり、どう扱ったらいいのかよく解からず。その真髄には特別なものが潜んでいそうな気もするけれど、好みが分かれる。タイトルは三人だけど、実質二人の、個性的という言葉を遥かに越えた怪しい女の話。何とも言えない方向に話は進み、予期せぬ終末はドロッとした感触を残す。砂漠やアーティスティックな絵や、70年代の不安定さがよく出ていると言えばそれまでだけど、訳が解からなくて私には消化できない。途中ホームパーティをするために食材を並べていろいろ準備するシーンがあるけれど、食べ物が全く美味しそうに感じられない。そういえば女二人はガリガリだし、そこからして人間の活気を削った話だったと思う。[DVD(字幕)] 6点(2015-05-04 20:47:55)

2.  地獄の逃避行 胸の内が灰色になるような実話を、空の青色で染めている。あっさりと美しい色でまとめられた景色の中に際立つ、マーティン・シーンの狂気。理由など無い、誰にも理解できない彼の内面に踏み込んで立ち入ることもせず、それでも延々と追いかけていく画。普通のようで普通ではない常軌を逸脱した地獄の時間に言葉もなく浸った。[DVD(字幕)] 9点(2015-03-28 19:06:07)(良:1票)

3.  ハロルドとモード 少年は虹を渡る 《ネタバレ》 出自と明日を呪って生きる小僧を、屈託のない笑顔で引っ張っていくモード。嫌というほど死を見てきたであろう彼女が、まさに捨て身で彼の心を開いて癒す様は、制作当時、それでもまだ戦争をしているアメリカに向けた言葉にも思えた。全編コミカルで軽いテンポの世界に、素敵な音楽がよく浸みていた。ラストは難しいな。ハロルドの目が覚め、少年時代が終わった、と思いたい。[DVD(字幕)] 8点(2012-10-20 19:11:04)

4.  キャリー(1976) 70年代の空気に充ち満ちている。時折映されるむっちりとした男女のスクールデイズはなかなか楽しい。だからこそ、そこに馴染まない細くて青白いキャリーの佇まいがスタートから悲しく映る。あのお母さんが放出する狂気や、真っ赤に染まって目を剝くキャリーの醸し出す異質な恐ろしさにはちょっと胃が痛くなった。登場人物みんなの心理描写が気になって鑑賞後いろいろ考えてしまい、後引く怖さにも気付いてしまって、やーんまいったな。[DVD(字幕)] 8点(2012-10-13 18:38:59)(良:1票)

5.  砂の器 《ネタバレ》 前半は真相究明の道程に力を入れ、後半一転して情の部分を厚くした作りになっている。その中、引き気味に映される日本の田舎の風景がとても美しい。後半、キーパーソンであるはずの加藤剛の存在を吹っ飛ばす、哀しい親子の旅路に魅入ってしまった。ちりぢりのシャツを飛ばすシーンや、柔らかいシャンソンの音色のなかで「亀嵩」の文字を探し当てるシーンなど、細かい見所も見逃せない。[DVD(邦画)] 7点(2012-02-05 17:14:57)

6.  獄門島(1977) ぬめりと光る屋根瓦の波と海面がリンクするところにため息が出る。大網元の邸宅内をぞろぞろとカメラで追っかけてみたり、暗い邸内でザーッと着物広げてみたり、田舎の緑の中にぽつんと人を映し込んでみたりとか。日本の美ですね、ブルッと震えます。おっとり響く音楽と白ブラウスの大原麗子と、戦争が引き起こす哀しいミステリー。胸に迫り来るそれは昭和ノスタルジア。[DVD(邦画)] 8点(2009-01-12 03:09:52)

7.  桜の森の満開の下 《ネタバレ》 野山で撮られた大半の画は綺麗だった。惜しげもなく花びらを散らす満開の桜森は圧巻。山賊の目線で見た俯瞰の画が多数出てきて、これも何か怪しげな雰囲気を醸し出していて美しい。若山富三郎の殺陣もさすがに格好いい(台詞回しは目をつぶろう)。でも、岩下志麻が魔性の女でなく、ただガミガミ口うるさい意地悪女房なので、折角の妖艶で恐ろしげなシーンも、なんだか下世話な三面記事みたいに見えてしまった。惜しい。しかし、満開の桜の森は恐ろしい、というこのテーマは賛成。私もあの薄紅色の洪水にはちょっとクラクラしてしまう。[DVD(邦画)] 6点(2007-05-27 03:08:05)

8.  Tommy/トミー Mad+Active+Cool=Rock![DVD(字幕)] 7点(2007-01-27 18:22:52)

9.  マーラー 掘り出し物発見!すごく奇抜な伝記。ポジティブかつちょっと常軌を逸脱したケン・ラッセルワールドにビビッと来てしまい、好き嫌いの別れそうなシーンもワクワクしながら魅入ってしまった。音楽って、もとよりこんな次元の違うところから生まれてくるような気がするなぁ。音楽家の頭の中のカオスを見せてもらったようなこの充実感は何なんだろう。とこんな私は、小難しそうで食わず嫌いだったマーラーのCDを明日から探すことでしょう。[DVD(字幕)] 9点(2007-01-17 00:23:49)

10.  ビアンカの大冒険 意外と掘り出し物でした。古き良き丁寧な画がまだ存在した頃のディズニーアニメ。アホウドリ航空が急降下後上昇していく視覚とニューヨークの街並みのシーンは、ちょっとボーッとしてしまうほどステキでした。脈絡のない「Ⅱ」作って楽してないで、この頃の姿勢を取り戻さないことにはねぇ、ディズニー。[DVD(吹替)] 7点(2007-01-08 13:07:45)

11.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 興味深く面白い映画で、2時間超画面に張り付いて観た。ただ、感動した共感したということではなく、とにかく色々と考えさせられる。完全に管理された社会を切り込むように投入された危険因子(マクマフィー)の反乱の道筋が主なストーリーだけれど、この回りに肉付けされた人々やそのバックヤードに何かと引っかかりを感じてしまう。ミーティングで多数決をとるシーンで「9人では採決できません…」のくだりの婦長発言を聞いたとき、わけのわからんこじつけを言うアホ上司と口論し、書架の影で泣いたことを思い出した。しかしそれに対する反抗行為が海釣り遠足や乱痴気騒ぎだというのも何か腑に落ちない。病院側、マクマフィー、ある程度自由な身である軽度障害の患者たちそれぞれの立ち位置が、簡単に「善」「悪」と振り分けられず、私のごく少ない脳みそには非常に悩ましいところである。ごく最近ショスタコーヴィチの交響曲第5番のCDを買った。これも様々な解釈がある問題作らしく、同じ時期にこんなに深く考えさせられる芸術作品に出逢ったのも「頭に火がつくほど考えろ!」という神様のメッセージかな…と独り言を呟いてみる。[DVD(字幕)] 7点(2006-05-14 22:59:56)

12.  ロバと王女 これは女の子のための映画ですね。衣装の豪華さは今まで見た映画の中ではナンバーワンです。それがまたドヌーヴに似合ってましてとっても美しい。美術の色遣いも虹色のきらめきでございました。この豪華な映像というのも映画ならではの楽しみです。たっぷり堪能させていただきました。エピローグで「子ども、母、祖母が居る限り語り継がれる話だろう」という語りがありましたが、もう仰るとおりスタンダードなお伽噺です。でも女の子はこんなのに弱いんですよね、だから語り継がれちゃうのよね。[映画館(字幕)] 7点(2005-12-31 21:03:48)

13.  悪魔の手毬唄(1977) 市川崑の金田一映画は漂う空気の湿っぽさがたまらない。邦画特有の闇と悲哀と、かすれたような色の美しさが堪能できる。今作は脇役がなかなか粒ぞろいだったが、磯川警部役の若山富三郎が突出して素晴らしかった。どっしりと静かに構えて、さらに人情味溢れていた。最近こんな役者を観ていないので、軽くショックを受けた。[DVD(字幕)] 8点(2005-06-30 09:48:18)

14.  ルパン三世 念力珍作戦 原作や、アニメにだってちゃんとあった渋味は一切無し。なんだかよくわかんない助平オタンチン作品。ま、いーんじゃないスか??結構ポチポチ笑えたし。良い時代だったのねぇ~~ニャロメ!!って感じの映画。出演者は結構豪華メンバーです。でも、田中邦衛のルックスは次元より銭形だと思うんだけれどな。[DVD(字幕)] 5点(2005-05-09 00:03:23)

15.  ラスト・ショー 《ネタバレ》 始めから終わりまでとことん切ない話だ。廃墟が連なったような町並みのなかで、ガサついた気持ちを抱える人々が織りなす日常の日々。しかし、抑えた演出や無駄が無く時折ハッとするようなセリフで、登場人物達の心の底に置かれた瑞々しく光るものを見せてくれる。青春の切なさ以上に、人間としての営み重さを漂わせている。そして、人間が愛しい存在だということに改めて気付かせてくれる。いつまで経っても、行きつ戻りつしながら生きているのは自分だけじゃない、一筋縄じゃ行かないから人生も面白い…いろんな気持ちを再確認できた。「アメリカン・ビューティー」や「ギルバート・グレイプ」よりも遥かに前に、こんなに素敵なヒューマンドラマが存在していたんですね。出会えて良かった。[DVD(字幕)] 9点(2005-04-11 00:14:25)(良:3票)

16.  グッバイガール 《ネタバレ》 大人の恋プラスおシャマな子どもの存在っていうシチュエーション、結構あるように感じますけれど、この映画が先駆けなのかもしれないですね。粋なセリフの粒でいっぱいなんですけれど、二人の恋愛がスタートするバスルームのあたりまではちょっと退屈でした。しかもここまでが長かった。このシーン以降は俄然面白くなるんだけど。娘が、子どもがと言いながら「幸福はもう懲りたわ」と本心を言う失敗続きのポーラの心理、解るなぁと唸りました。だけど、ポーラのスタイル抜群!スラッとした手足にシンプルなショートコートとジーンズが非常に似合う。ブリジットジョーンズも私も見習わなくては。7点(2005-02-13 18:47:32)

17.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 アクの強い評判を持つ映画を観る時って、期待と想像でパンドラの箱でも開けるような気持ちになる。今回もそうだったが、目を背けたくなるような映像はそれほど無かったし、オスカルの説明ナレーションのおかげで難解さに首を傾げることも無かった。何を言わんとしているかなんて全然考えずに観たが、ヨーロッパが持つどす黒い重い雰囲気が上手く表現されていたし、ナチの盛衰を平行させて描くストーリーもなかなか面白くて、2時間以上の時間があっという間だった。子どもが初めて触れあう大人は親で、親を頼って生きていく。その親の愚行を目の当たりにして成長を止め、息を潜め自分自身で脳みそを発達させ、三人の親を葬りまた成長を始める主人公。自らの束縛に自分で始末を付ける主人公の不気味さは必見。人間なら誰しも持つ、狂気や闇や奇怪な空気が随所に盛り込まれていて、そのままフタをして隠しておいてもよかった感情がソロリソロリと首をもたげてくる。好き嫌い、でなくとても興味深い作品。8点(2005-01-15 12:41:17)(良:1票)

18.  バリー・リンドン 《ネタバレ》 今まで私が観た映画の中でも、五本の指に入る美しい映像。この優美な世界で繰り広げられるレイモンド・バリーという男の人生を綴っている。何がすごいかというと、3時間もの間、バリーという男の感情がまるで浮き上がってこない。彼の身の上に起こったことをただただ追っている、単純と言えば単純な物語なのだ。だからといってつまらない訳ではない。細部まで作り込まれた作品で、私は3時間じっくりと見入った。徹頭徹尾客観的な視線で、この悪者というにはあまりに薄っぺらな感じのする男の人生を映し通している。心の見えない主人公相手にはこちらの感情もそうそう動くものではないのだが、それだけに一貫して彼が持つ寂しい空気の表現は見事だったと思う。決闘に始まり決闘に終わるバリーの男としての人生は、ドラマティックなのに流されているような印象も受ける。監督の意図などくみ取る余裕のない私だが、一人の人間の中で流れゆく時間をそのままどんと突きつける方法に、感心し、堪能した。8点(2004-12-04 14:02:01)(良:1票)

19.  ピクニックatハンギング・ロック ちょと怖いお伽噺のような映画です。不思議な神隠し事件を題材に、ストーリーは非常に淡々と進みますが、輝くような少女達、詩的なセリフ、得体の知れない魔物が住む山などが持つ妖しさは出色です。フィクションとノンフィクションの境目があやふやなところもこの映画の魅力だと思います。また、「エロス」の描き方も秀逸。真夏でも手袋をはめるお嬢様が単にストッキングを脱ぐだけですが、その映し方がとてもエロティックです。劇中ボッティチェリの天使と言われた少女の端整な顔立ちは、美しすぎて見た瞬間目眩がしました。こんなに美しい人、実在するのですね…。岩山の向こうに分け入っていく少女達は、ハメルーンの笛吹にでも連れて行かれる様で、夢を見ているような感覚を残し何とも幻想的でした。8点(2004-08-28 01:38:19)(良:1票)

20.  スター・ウォーズ 私も、この壮大な物語に胸をわくわくさせた一人です。多くのレビュワーさんが語り尽くされているので今更言うこともないのですが、独特の世界観を創り上げ映像化したスタッフの功労は計り知れませんね。多くの人々に夢を与えたこの映画、制作後30年近くたった現在でも、心惹かれた人の胸に蒔かれた種は育ち続けている。この娯楽大作そのものの功労も大きいと思います。後のシリーズも全て観ていますが、この最初の1本の持つ情熱にはなかなかかないません。CGで大抵の映像が作られてしまう今、公開当時みんなに与えた衝撃と同等の存在感を持つ映画が今後出てくるかは疑問ですが、スターウォーズで育った子ども達がまた違う素晴らしい世界を創り、みんなの心を掴む時が来るのが楽しみです。9点(2004-06-06 23:11:40)(良:1票)

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